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高級M性感 大鯨 後編《5,000文字強》

 艦娘ドミナはみな例に漏れず、男の尊厳を地の底深くへと失墜させるに十分な技量と独自のノウハウを備えている。よって、壊す目的に絞るのであれば、特別な何かを用意せずとも着の身着のままで事足りる。裏を返せば、ドミナのプレイやアイテムの傾向はそのままサディズムの嗜好性の相違。尊厳を破壊することは当たり前。服従させるのは至極真っ当。故に、過程にこそ意味を見出す。それは艦娘自身の悦が源泉である場合が多くあれど、時には大鯨のようなドミナも存在する。ゲストの嘆願を聞き入れてくださる、慈悲深い天使のような女の子さまが。 「いいこいいこ…♡いいこいいこ…♡痛かったね…♡よく我慢できましたね…ってあれ、うそ…。ふふ、またでちゃったんですかぁ…♡頭を撫でてあげただけなのに…♡それで射精って、いくらなんでも…♡くすくすっ♡厳しくされた後の、あからさまに優しい囁きがお好きなんですね…♡涙腺よりも、精液の蛇口がゆるゆるになっちゃった…♡」  目隠しを取り払われた男は心の拠り所を見つけた安堵からか、いやそれにしても実にあっけなく、精液を迸らせてしまった。生物として、明らかに欠陥を抱えているような一部始終。射精したのだ、大の大人が。小柄でこんなに愛らしい女子学生に頭を撫でられたことをのみ、トリガーにして。びゅぷり、びゅぷり♡と音をたてて、追加の精液でコンドームが膨らんだ。大鯨の手による短小化が進行し、中指程度の大きさしかないみすぼらしいペニス。一方でその先にでっぷりと垂れ下がった精液ゴム提灯は、まるで屋台のヨーヨー水風船。みすぼらしい子どもペニスに比して、ショッキングピンクの精液風船のほうが圧倒的に大きいアンバランスさ。そしてそのせいでペニスがびたんびたんと振り回されている姿は、見る者の嘲笑を誘う。避妊具はもはや本来の目的を失していて、彼の無尽蔵ともいえる精液を受け止める使い捨てゴミ袋と化していた。 『大鯨さまのお顔を直視できないくらい、何度も何度も羞恥心を嬲るような惨めな射精を強いられて、私の尊厳を徹底的に踏み壊していただきたいです』  大鯨に恭しくも嘆願した彼の本心。本来ならオスマゾごときが、女の子さまに物申すというのは身の程を弁えない不敬不遜の極みなのだが、それが他ならぬ主人の望みとなれば、応じないことがむしろ失礼に当たり、ご機嫌を損ねるであろう。従順なオスマゾの願いをしかと聞き入れた大鯨は、「わかりました…♡いっぱいいっぱいがんばりますね♡」と、心からの笑みを浮かべた。男は当惑する。絶対女性上位が至極当然な艦娘たちの中にあって、大鯨はあまりに異端なのだ。 ここでは彼女たちに会いに来るオスマゾどもを、客とは呼称しない。なぜならば彼らがドミナから賜るものはサービスなどではなく、慈悲であり、躾けであり、矯正であるからだ。だというのにこの大鯨という少女はオスマゾの望みにすら寄り添う主義を採っていた。  大鯨が用意したのは即効性の性力増強剤。関連企業の製薬会社から支給されている成分極秘の艦娘テクノロジー流用服薬品だ。睾丸のはたらきを数十倍にまで活性するのだが、特筆すべきはさらにその副作用。感情発生に関与しているとされる前頭前野及び偏桃体と、内受容感覚の神経基盤とを繋ぐニューロン周辺の絶縁体の層にはたらきかけ、跳躍伝導を意図的に起こす。つまりは男の抱く感情、とりわけ性的興奮を促す類のものが性感伝達の電気信号に混線して脳が受容する。その結果が。 「金玉を握られてのひょこひょこ歩き、とってもかわいらしかったですよ…♡惨めなマゾワンちゃんごっこで何回お射精しちゃったんですかぁ、もう…♡ふふ、お尻をぺちぺち叩いてあげただけでも射精してましたよね…♡ちゃーんと気づいてたんですから♡ 非力な女の子に負けて惨めな思いをさせられちゃってることが、とっても恥ずかしかったんですね…♡」  この一時間で射精回数はゆうに二桁回を超えていた。が、そのどれもこれもが男にとって今までに味わったことのない理解不能な射精の数々であった。背後から睾丸をがっちり握られ、そのままプレイルームの中を引き回し。足の間から睾丸を握られ、そのままキャリーバッグを引くような気軽さで大鯨が歩き出すものだから、男はよたよたと後ろ歩きに追従するしかない。可憐なお洋服を着た女の子さまの手で急所を人質に取られ、間抜けな足取りでそれに尽き従うしかない自分の惨めな姿が大きな鏡に映る。意識した瞬間、稲妻のような感覚が脊髄の中を降下し、脳内が漂白されたあと気づけばゴム風船を膨らませていた。時折、大鯨様が手慰みに金玉を上へ持ち上げて「たかいたか~い♡」などと戯れられるたび、睾丸を虐められたとき特有の腹の奥がだるくなるような痛みとともに、睾丸と尻の間がつよく収縮して精液が飛び出た。睾丸が特殊な性感帯に変えられてしまったのかと勘繰ったが、尻をくすぐられ叩かれたりしても、耳元で嘲笑されたりしても、あっけなく起こる射精。まるで、排泄を制御できない赤ん坊に立ち返らされてしまったみたいだった。これが乳幼児ならまだしも自立した大人が、何をきっかけに射精るかわからない自らの射精に振り回されているさまはかくも無様、お笑い種である。『射精を弄んでほしい』と快楽目的で口走った己の浅慮を呪うしかない。こんな女の子に笑われるための体でこれから生きていかなければならないのかと思考して、オスマゾの深部体温がゆっくりと底冷えしていく。 「もうお気づきだと思いますけど、『恥ずかしい』と射精が結びついちゃったんですよ」  半ば放心状態で床にへたり込んだ男の身体を撫で、体中の体液を軽く拭ってやりながら大鯨が優しく言い聞かせる。その手つきは実に迷いなく、手に男の汗や涙が付着するのを厭わない。 「言葉通りの意味ですよ♪おにいさんはもう、羞恥心が閾値を超えると勝手に射精しちゃうマゾさんなんです…♡」  ノーハンド射精だとか、ところてん射精だとか、そんな生易しいものではない。予兆や予備動作の一切はなくその感情を抱いた瞬間に身体が反応するシステムは、殆ど反射と言い換えても差し支えない。ペニスに触れるどころか、先ほどは大鯨が性感帯でもなんでもない頭を撫でてやっただけで反応した。ともすれば外的刺激による性感が必要ないのであれば、指一本触れずに射精へ導かれる可能性も存在するということ。  想像する。電車で大鯨を見かけた。向かいの座席から微笑みかけてくる彼女。何の変哲もないかわいらしい女学生。が、自分だけは知っている。高級M性感に勤める彼女の顔。マゾを虐げ、悦ばせるドミナとしての顔を。対して大鯨は知っている。自分の何もかもを。それをすべて見透かしたように浮かべる微笑の裏の感情を一瞬で反芻すると。 ぶびゅるッ♡♡びゅっぷり♡ 「あーぁ…♡また漏らしちゃった…♡もう、四六時中コンドームをつけてるか、おむつを履いてるかしないといけませんね…♡」  ぺたんとへたりこみながら、妄想だけで達してしまった憐れな末期のオスマゾを見て、柔和な呆れ笑いの大鯨。けれど、これで半分。もう一仕事が控えている。『何度も何度も羞恥心を嬲るような惨めな射精』を強いることはできたが、『尊厳を徹底的に踏み壊す』ほうは未達成なのだから。  ちゃぽちゃぽと水音が鳴る精液風船コンドームを取り外して、くるりと一結び、サイドテーブルに載せる。蛍光緑、蛍光ブルーに続いて三つ目の蛍光ピンクの水毬が転がった。 それから、手慣れた手つきで新たなコンドームを装着させられる。呆けているうちに、年下の女学生にコンドームをつけてもらう絵面のなんとまあ情けないことか。それでも、この後の顛末を知っていればこのくらいの痴態は、痴態のうちに入らないだろう。  肩を軽く押した大鯨の指先に委ねて、力なく偃す男。抵抗を諦めているような具合だが、その色が徐々に灯ってくる。これで終わりではない、と。何かさらにまずいことが降りかかろうとしていると本能が直感したためだ。えてして、第六感というのは危機に瀕した状況においてよく当たるものである。とはいえ、気づいたのが遅すぎた。(否、気づいてはいてもきっとどうにもならなかったのだろうが。) 自分の両足が抱えられ、大鯨の小脇に抱えられるようにして完全に固定されていたから。被虐心を燻ぶらせている人物なら誰でもわかるあそびの一環。電気あんまの体勢だ。否応なく、一方的に相手を足で蹂躙する典型的ないじめのあそび。それをこんな気立ての良い美少女が取り組もうとしていることに彼の中のマゾヒズムが疼いた。と同時に、脳内のアラートも鳴る。こんな、頭の中が滅茶苦茶になっている状態で、構図的にもあまりに恥ずかしい姿勢でペニスを直接嬲られたら、いったい。 「では失礼しますね…♡ん、しょ…♡」  パンプスを脱いだおみ足が、丸出しの弱点に着地する。蒸れてあたたかみを帯びたそれは、たっぷり吸い込んだフェロモンや臭気を直接染みこませてもらえているようだ。足裏のしゅりしゅりした感覚でペニスがすっぽり包まれる。軽く体重をかけられて足裏できつく圧迫される感覚に気を囚われていると。 「ふふ…♡」  高い位置から嘲り笑うような大鯨の視線に射止められた。優しく包容力のある彼女が見せた、今までにない顔つき。心底マゾを小馬鹿にした生意気な後輩のような表情に思わず。 びゅぶっ♡びゅぶるぅ~♡♡ 「気に入っていただけましたか、私の足…♡くすくす…♡よかったです、足裏にすっぽり隠れてしまうくらいのサイズにしておいて♡」 ずーりずり♡ずーりずり…♡ しゅりしゅりしゅり…♡  ぎゅむぎゅむと交互に踏み鳴らしながら、男から視線を外さない大鯨。40デニールのタイツおみ足がこすれ合わせる音にまじって、ゴムの中で生じた精液がくちゅくちゅ鳴った。本来、子孫を残す交尾の当た目についている男性の象徴を見世物のようにみすぼらしい姿にされ、惨めな機能をつけられ、その成果を確かめるようにゆっくりと踏み揉まれている。じっくりと敗北感が浸透してくるのに従って、数秒に一回のペースで射精の波が来た。ぶびゅり♡ びゅっぷ♡ びゅっく♡ ぶびゅりゅ♡  頭の中が漂白されるたびに彼女の存在が、足裏の感触が、調教の記憶が、脳に、ペニスに、射精回路に深く深く刻まれていく。もはや羞恥心で射精させられているのか、大鯨さまのおみ足が気持ちよすぎて射精しているのかわからない。 「それじゃ、おちんちんさん、そろそろ踏み抜きますね♡ いいですか?♡」  きっとこの応対に意味なんてない。男が首を縦に降ろうが横に降ろうが、大鯨は聞き入れた彼の望み通り、尊厳を蹂躙しきるまで止まらない。それでも自ら踏み出させることを大鯨はよしとする。期待と不安とを綯い交ぜにした気持ちによって男は身震いし、そして恭しく処刑の請願を申し上げる。 「とってもいいお返事です♡ いきますよ、はーい♡ぶるぶる〜♡」  陸に打ち上げられた魚もさながらにのたうちまわる男。でっぷり超えた二つの睾丸までを足の下に納めたまま、両側から交互に揺さぶる超振動が絶えず射精を促す。 ズドドドドドド♡♡♡♡ 効果音に起こすなら、そんなところだろうか。大の大人から思考を取り上げ、理性をお菓子、獣に立ち還らせる、まさに処刑。たった二本のおみ足によってオスマゾには不必要な見栄だとか、プライドだとかそういったものが踏み潰されていく。 「もう♡まだ全然時間経ってないですよ♡なのに降参なんですか♡ そんなにイヤなら逃げたらどうですか? 足を抱えられてるだけですから、本気で抵抗したらすぐに年下の女の子なんて振りほどけちゃいますよ♡…あれれ、どうなさったんですか♡逃げださないってことは、心の中では大好きってことなのかな…♡ …それとも、本当に、万が一の可能性なんですけど…♡女の子に力で勝てないんですか…?♡ はーぁ…♡なさけないなぁ…♡おとなの男の人なのに…♡少し、あんよの下で反省してくだちゃいね〜♡」 びゅぶっ♡♡びゅぶるっ♡♡どっぷっ…♡どぷるっ…♡びゅっぷっ♡びゅぶるっ♡びゅー♡びゅー♡びゅーっ♡ 艦娘にとっては成人男性などまさに赤子の手を捻るようなものなので、大鯨が小脇に抱えただけとはいえ、その拘束は鋼鉄にも比肩し、決して逃れられることはできない。無様にのたうちまわって終わりの時が来るまで泣き叫び続ける、弱者の姿があるだけだ。とはいえど、見てくれはなにひとつ一般人の女性となんら変わりない。加えてあまりにもわざとらしい物言いでこれでもかと煽り立ててくる。毎秒繰り返される無様な射精。辱めを射精に還元する脳回路が弾けるのが先か、はたまた大鯨のおみ足によって男性機能を破壊されるのが先か。幸せなことに、時間はまだたっぷりある。 《終》

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金玉を握られてのひょこひょこ歩きすきすき

ぎん


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