魔族の中でも特に高い知能、魔力を有し、強靭な肉体を併せ持つと言われる竜人。
プライドの高い彼らは魔王軍に属せず、徒党も組まず単独で行動することで知られている。
肉体自慢のミノタウロスすら超える背丈と全身を覆う魔力を帯びた竜鱗。その鉄壁に肉体に傷を付けるのは至難の業だ。実際、人間族の騎士団一個師団をたった一匹で全滅させた例や竜人の逆鱗に触れて国一つを死滅させられた例もあるくらいで、特に人間達にとっては恐怖の象徴であった。
ドラゴン族はどの個体も危険ではあるが、特に竜人は高い知能を有する分、厄介で手が付けられない存在として恐れられている。
そんな彼らに目を付けられてしまったら最期、自らの不運を恨むしかないのだ。
(温泉の匂いがするな…)
ある一匹の竜人が山麓の中腹にある温泉で栄えた人間の村を襲おうとしていた。
彼は他を圧倒するその強靭さと自尊心の高さから自らを高潔な存在であると自負しており、それ故に汚らわしいものを特に嫌う。そのせいか身体の汚れもかなり気にする性格のようで、魔族では珍しく潔癖症の持ち主だった。
(もう数日水も浴びられていない…とりあえずは人間を皆殺しにして温泉を強奪したら、しばらくはそこを拠点にするか。)
彼にとっては人間など低俗なゴミのような存在だった。生きている価値さえない存在と認識しているので、目の前にいたら虐殺することが当たり前とすら思っている。
しかし、村に近付くにつれ、温泉の匂いとは違う何か別の鼻をつく匂いが漂ってきた。
(これは・・・ゴブリンの匂いと・・・血の匂い!)
彼が村に着いた時、そこはまさに人間とゴブリンとが殺し合う凄惨な現場となっていた。
どうやらゴブリンの群れが食物の強奪、乱交を目的として、村を襲撃していた場面に偶然居合わせたようだ。
そこまで裕福な村でもないのか、魔王軍との戦いで若い男が兵隊にでもとられているのか、既に戦えるものはゴブリンに皆殺しにされてしまったようで、今まさにこれから虐殺とレイプ祭りが始まるところだった。
「きたねえゴブリン共が…!俺様の温泉を穢すな!!」
ゴブリンは魔族の中でも特に低俗で不潔な種族。汚いものが大嫌いな彼は思わず激昂し吼える。竜人の存在に気付いたゴブリン達は一瞬戸惑いの様子を見せたが、しかし、集団でやれば勝てると思ったのか、無謀にも彼のほうに向かってきた。
そんな蛮勇の愚かさを諫めるように、彼はギロチンのような大きな鉤爪を振り下ろす。
一瞬でゴブリン10数匹が纏めて引き裂かれバラバラの肉塊になった。
「キー!!キー!!!」
それを見て流石に敵わないと理解したのか、甲高い声を上げながら一目散に逃げ出す。
「消えろッ!!」
そんなゴブリン共に向かって彼は大きく息を吸うと、逃げ惑う彼らの背中に容赦なく火炎のブレスを御見舞する。
一瞬で空気が焼き切れ、轟音と共に大きな爆発が起こった。ゴブリン達は灰すら残らず、火炎ブレスの衝撃波は村の窓ガラスを割り、屋根の瓦を散らした。
たった数秒の出来事。先ほどまで蠢いていた100匹近いゴブリンの群れはただの一匹も息をしていなかった。
あまりの展開についていけていない人間達は、ただ恐怖で凍り付き、腰が抜けたのか誰一人動くことすらできない。
そんな虫けら達の様子を見て、竜人はフンッと鼻を鳴らして彼らを威圧した。
(・・・どちらもゴミのような存在だが、ゴブリンと違って自分の立場を理解している分、まだ人間のほうがマシだな。まぁいい、こいつらは後で皆殺しにするとして、とりあえず風呂が先だ)
特に邪魔にもならないのなら、無駄に血を浴びて汚れたくないというのが、彼の考えだ。
他の竜人だったらすぐにそのまま虐殺が始まっていただろうことを考えると、人間達は彼の潔癖症のおかげで延命したとも言える。
一刻も早く汚いゴブリンの返り血を洗い流したい彼は一目散に温泉の匂いの元に向かった。
辿り着いたそこは、開放感のある大浴場だった。人間数十人程度なら快適に湯につかれるようなとても大きな岩風呂だ。
(ほう・・・人間が作ったにしては、中々に情緒があるじゃねーか)
久々に温泉につかれる喜びで気分をよくしたのか、珍しく人間のことを褒める。
湯船の脇に置かれていた桶でお湯を掬うと一先ずゴブリンの返り血を洗い流し始めた。
(人間サイズだからちっちゃくて使いにくいな)
体長ゆうに8mはある彼の前では風呂桶など、小さなコップ程の大きさしかない。
しばらくはそれで頑張っていたが、あまりにちまちまとし過ぎていてイライラし始めたので、最低限ゴブリンの血だけ落とすと湯船に浸かった。
「ふぅ~・・・いい湯加減だ・・・」
大の字で湯船に横になる。人間サイズで言えばかなりの大浴場だが、しかし、彼の巨体の前では御一人様用サイズ。両手両足、そして大きな尻尾は湯船から飛び出してしまっている。
しばらくそのまま上機嫌で入浴を楽しんでいたが、ふと岩陰に何かが潜んでいるのに気づいた。
「おいッ!そこに隠れているやつ!出てこい!」
竜人がそう言うと、驚いたのかビクっと身体を震わせ、恐怖で委縮しながら、ノロノロと人間の女が姿を現した。手にはデッキブラシが握られている。おそらく風呂場の掃除をしていたところをゴブリンの襲撃の報せを聞いて、岩陰に隠れていたのだろう。まさか、その後、ゴブリンどころか、国一つを壊滅させられるような上位種族が入浴に訪れるだなんて思ってもみなかったはずだ。
(なんだ人間のメスか…)
とりあえず殺す方向に頭がいくが、しかし、せっかく気持ち良く湯に浸かっている中、わざわざ腰を上げるのも煩わしく、温泉が血で汚れるのも避けたかった。とりあえず「失せろ」と一喝して逃がしても良かったが、しかし、彼も上機嫌だったのか、珍しく人間に役割を与えた。
「おいお前、生かしてやるから俺の身体を洗え。」
そう言うと人間の半身ほどある巨大な手を人間の雌の前で広げてみせた。
鋭い爪の間には先ほど惨殺したゴブリンの肉がまだ残っていた。自分で洗うのは中々骨が折れるので、せっかくだから人間を使ってやろうと思ったのだ。
娘は恐ろしさからガタガタと身体を震わせていたが、しかし、逆らえばどんな酷いことになるかは十分に想像できた。自分の命がなくなるのは当然、“逆鱗に触れる”ことの恐ろしさは過去人類が被った凄惨な歴史を知っている者であれば十分に理解できたことだろう。村一つなど彼の機嫌一つで簡単になくなってしまうのだ。
娘は小さめのブラシに持ち替えると覚束無い手つきで必死に爪の汚れを取り除き始めた。そのまま竜人の言われる通り、手足の鱗も磨き始める。
鱗一枚一枚その間隙は汚れが溜まりやすく、すべてを綺麗に保つのはかなりの労力と時間が掛かる。
そういう意味では人間を使うのも悪くないな、と竜人は思った。そして、その発想は竜人にとって初めて人間を殺す以外の選択肢を見出した瞬間でもあった。
ゴブリンと比べると人間は綺麗好きな生き物ではあるし、脅せばこうして従順に言うことも聞く。身体が小さく手先が器用な為、身体を洗わせるのにも最適な生物だ。
「おい、もう手足はいいぞ。服を脱いで中に入ってこい。身体の上に乗ることを許す。そのまま俺の全身を洗え」
竜人は文句ひとつ言わずに必死に命令に従おうとする娘がちょっと可愛くなってきた。
「竜人の上に人間が乗る」。他愛もないことのようにも思えるが、竜人という残忍で粗暴な種族特性を考えるとそれは奇跡に近い光景だ。この距離感で両者が交わってまだ誰も命を落としていないこと自体が稀有なことなのである。
竜人としては娘の衣服がびちょ濡れになることを配慮して、服を脱げと言ってあげただけだが、娘は言われて初めて、異種族であるとはいえ彼が逞しい雄であることを認識した。
あまりの恐怖で気付いていなかったが、竜人の股間にはとんでもないブツが鎮座していた。
それを意識してしまった瞬間、服を脱がせた意図をどうしても考えてしまう。
しかし、考えれば考える程、怖くなるだけなので、とりあえず手を動かすことに集中し、恐怖から逃れようと努力した。
竜人の立派な胸板をゴシゴシとデッキブラシで磨き上げていく。
竜人は目に見えて自分の身体が綺麗になっていく様子を感じて大変気を良くしていた。
風呂場のロケーションは最高で、こうして身の回りの世話をさせる奴隷も付いている。
全身を綺麗にさせたタイミングで小腹が空いていたら、この娘も喰ってしまおうと最初は考えていたようだが、思った以上に使い勝手がいいので、しばらくはここを休養の拠点にして、滞在中は奉仕させ続けてやろうとさえ考えていた。
(爪をちょっと引っ掛けただけで殺してしまいそうだな)
デッキブラシを上下させる度にプルプルと揺れる胸を見ながら竜人は初めて真剣に人間という存在を直視していることに気付いた。
正直、彼からしたら人間はあまりにも他愛もない存在で、それこそダニのような存在としか思っていなかったので、今までその生態や、身体的特徴も興味すらなかったのだ。
まるで血が詰まった薄いビニール袋のようなその繊細な肌は、硬い鱗で覆われている竜人からしたら、理解できないほどに弱弱しく見えたのと同時に、そんな身体で生きていること自体が不思議に思えた。
そのままくちゅっと手で握りつぶしたい衝動はまだあるものの、守ってあげたくなるような可憐さといじらしさも感じる。
そもそも自分に対して尽くしてくれる、という状況が生まれてこの方一度もなかったので、竜人にとっては何もかもが新しい感覚だった。
(・・・もっと尽くさせてやるか。)
竜人は徐に手をあげる。
人間の娘はついにこの時がきたか、と死を覚悟した。しかし、その手は竜人の股の股関節あたりをパーンと軽く叩いた。
「俺は“全身”と言ったぞ。ちゃんとこいつも綺麗にしろ。」
娘の視線の目の前に脈動する巨大な大木が映る。
そう、あろうことか竜人は娘に自分のチンコを洗わせようとしているのだ。
「雄の大事なシンボルだ。銅像を磨くように時間を掛けてピカピカに磨き上げてみろ。俺が満足いく出来まで仕上げることができたら、今日だけとは言わず、しばらくの間生かしてやる。」
娘はその言葉を聞いて、まだ自分が辛うじて生かされているだけなのだと悟った。そして、どんな命令であろうと、彼女には奴隷のように言われたとおりに従うことしか道がなかった。
竜人の陰茎。初めて見るその巨大な肉の塊に恐怖で震えそうになりながら、しかし、ゆっくりとデッキブラシを滑らせていく。
「グルルルル・・・・」
竜人が少し唸り、娘はビクっと身体を強張らせる。
(・・・そういえば風呂もそうだが、しばらくヌいてもなかったな。だいぶ敏感になっている)
敏感な性感帯をゴシゴシとデッキブラシで扱かれ、感じ始めた竜人。娘のほうも何か股間の脈動が大きくなっているのを感じていた。
一瞬目を疑ったが、目の前に広がる竜人のペニスがみるみるうちに膨張しているのに娘も気付いた。
それと同時に陰茎表面の血管がぷっくりと浮き出てくる。
(勃起…しそうだ…ッ)
あろうことか竜人は人間の娘の目の前で勃起し始めた。陰茎の膨張は止まらず、ついにはそのカリ首が起き上がっていく。
何が起きているのか分からない人間の娘は思わず後退りし、その際に竜人の綺麗に割れたシックスパックに躓いて尻もちをついてしまう。
フル勃起。
娘の前に、突如自分の背丈と同じくらいの巨大な塔が現れた。
「はやくしろッ!!もっと扱け!!」
勃起とともに豹変した竜人は大声で娘に命令する。
娘ともどもオナニーに巻き込んで肉塊ローションにするイメージが一瞬脳裏に過ったが、しかし、ここまで娘の有用性を十分に感じていたこともあって、かろうじて自制する。
今後も彼女が性奴隷として使えるなら、それはそれで竜人にとっては新しい気付きを得る機会になると思ったからだ。
既に竜人の全身を洗うのにかなり体力を消耗していた彼女だったが、しかし、脅されるままになんとか力を振り絞り、根元から尿道に沿ってデッキブラシを滑らせる。
カリ首に大量にチンカスがこべり付いているのに気付いた娘はそのままガリガリと汚れを削ぎ落すように性器の溝を徹底的に攻めていく。
これには流石の竜人も悶絶し、手足をばたつかせる。ザバーン、ザバーンと湯が飛び散り、湯気が上がる。
しばらくして、ひと通りペニスは綺麗になったが、しかし、竜人は娘の手を止めさせない。このままここで射精するつもりだ。
「ブラシはもういい!チンコを抱けッ!俺のチンコを全身で扱け!」
鼻息荒く、娘に命令する。
滅茶苦茶な命令だというのにもはや精神的に極限状態に追い込まれていた娘は脊髄反射のように竜人の爆根に手を回した。そしてそのままペニスを全身でホールドし、身体を大きく揺さぶって、全身コキを開始した。
娘も人間にしてはそこそこの巨乳だったこともあって、丁度竜人の尿道の膨らみが胸の谷間にフィットしている。
(グッ・・・・!これは・・・ッ!)
竜人のペニスと娘の身体とのサイズ感が絶妙にマッチしていたからなのか、竜人すら予想していなかった程の強烈な快感が生まれた。
既に竜人の我慢汁で娘は全身がべちゃべちゃになっており、カウパ―に含まれる高濃度のフェロモンによって意識が混濁していたようだが、それでも彼女は健気に身体を動かし続けた。
そして・・・
「イく・・・ッ!!!!」
白い噴水があがった。
村の住人全員が気付くくらいに高く高く・・・
—その後、この村は竜人の安息場、性処理場として支配されることとなった。
村の中から何人か若い娘を指名し、侍らせ、性奴隷として使う。
射精して盛大に温泉を汚すたびに村人総出で温泉を掃除し、綺麗にする。
村の住人からすればいい迷惑だが、しかし、もし彼がいなかったら、村人達は今頃ゴブリンに滅茶苦茶にレイプされ、虐殺されていたことだろう。
そう考えると、竜人のご機嫌取りをして生かしてもらうほうが何倍もマシだった。
なによりゴブリン共とは違い、竜人は雄々しく生物として完成された、ある意味美しさすら感じる存在でもあったので、そういう意味でも命の恩人として尽くす対象としては申し分なかったということもある。
竜人は竜人で健気に尽くす人間達をできる限り傷付けないよう配慮していたのは、村人たちも感じていたし、人類が思い描く竜人の本来の姿を思えば、今の生かされている自分たちの立場がどれだけ幸運で有難いことなのかは十分に理解できていた。
一方的な奴隷とご主人様の関係のようにも見えるが、しかし、村人にも恩恵はあり、その一つが、竜人がゴブリンその他魔族を寄せ付けない強力な用心棒のような存在になっていること、そしてもう一つが精液の提供である。
竜のお小水は万能薬として重宝されており、精液に至っては膨大な魔力を含有する極めて栄養価の高い“命の水”と呼ばれるほどの貴重な代物でもある。
村人たちの奉仕に対し、恵みを与える守護神。村人たちは畏怖と崇拝の念を込めて彼を“竜神様”と呼んだ。
—竜人と人とが共存する数奇な温泉村。
そこでは今日も勢いよく白い噴水が上がっている。
おわり
Glacario
2024-02-05 17:05:24 +0000 UTC