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終末の災厄“テラスタル”

2022年11月18日。


SNS上では「ニャオハ勃つな」がトレンドにあがっていた。


SNS上だけではない。世界中の人々が両の手を合わせ「ニャオハ勃つな…勃つな…」と祈るように呟いていた。


この異常事態。いったい何が起きたと言うのか。


その原因は数か月前に突如として降臨した破壊神ニャオハにあった…



—この世界はどこまでも広がる“底なしの海”と無数の浮遊大陸が生態系を営む有生物惑星。


星の覇者である“人間”はその頭脳と科学技術でいくつもの国と大都市を形成していた。


しかし、人類の栄華は長くは続かなかった。神の裁きが始まったからだ。


破壊神ニャオハは底がないと思われた人類未開の海に当たり前のように足を付け、背丈は雲を超えるどころか、浮遊大陸を簡単に見下ろせるほどの巨神だった。


その身長は数百キロはあるだろうか。そんな冗談のような怪物が数か月前から世界中で暴れ回り、次々と文明を浮遊大陸ごと破壊しているのだ。


破壊方法がこれまた特殊で、彼のテラサイズの陰茎をまるで結晶のようにガチガチに怒張させ大陸に衝突させて破壊するという度し難いものだった。


人々はその様を終末の災厄“テラスタル”と呼んだ。


人々が神に縋る様に“勃つな”と言うのはそういう理由があったのだ。


一度のニャオハのテラスタルで複数の国で成り立っている大陸まるごと一つが犠牲になり、死者は平均で1000万人にも及ぶ。

数か月前から週一程度でニャオハのテラスタルが起きており、既に総被害者数は20億人を超えている。


このままでは1年乃至2年以内には人類は絶滅するだろう。勿論浮遊大陸に住む他の陸上生物もすべて巻き添えだ。


しかし、数百キロもある巨体を前に人類は手も足も出ず、ただ自分の大陸が次のターゲットにならないことを神に祈るしかなかった。


この日、「ニャオハ勃つな」がトレンドに上がったのも、毎週恒例の襲撃日がやってきたからだった。


標的にされたのは“浮遊大陸テイア”。


数ある浮遊大陸の中でも10本指に入る程の巨大大陸で、1100万人を超す人口を有し、何千種類という固有の野生動物を育む大自然が広がっている。


巨神ニャオハはいつも通り、浮遊大陸の目の前に立つと、丁度、ちんこが大陸の真下にくるように位置を調整した。


肉食獣のような風貌を持ちながらも、人間と同じようにすらりと2足歩行で立ち上がる彼の身長はゆうに500㎞を超える。


まるで獲物でも見るかのように舌なめずりするその顔はまだ幼さが残る青年くらいにも見えるが、股からぶらんと垂れ下がる巨根はしっかりと剥けた成獣のものだ。


逃れられない死を前に大パニックに陥る大陸の住民。しかし、大陸全土がすっぽりと破壊神の陰茎に収まってしまう程のこのサイズ差の前では、逃げることなど無意味であることは人間達も十分理解していた。


結局、何もすることのできなかい人々は、ただ叫び、祈り、命乞いするしかなかった。


「ニャオハ勃つな!」

「勃つな!頼む!!」

「勃たないで・・・どうか・・・」

「神様・・・助けて・・・」

「お願いします・・・勃たないでください…」

「ニャオハ勃て」

「ニャオハ様…どうか殺さないで…」

勿論、その悲痛な祈りがニャオハに届くことはない。しかし、矮小な人々が自分に対し、必死に命乞いしていることは重々承知していた。そして、だからこそ彼は、自身の圧倒的な肉体を前に滅んでいく文明という構図に全身が震える程興奮した。


そう、命乞いこそが彼のナルシシズムを刺激させテラスタルを引き起こすオカズになっていたのである。

ビキビキビキ!!


ニャオハの股間がテラスタル!彼の肉棒は瞬時に膨張し、突き上げるように天を向く!

クリスタルのようにガチガチに固くなった怒張陰茎が大陸の地盤をいとも簡単に砕き、あっという間に町も山も森も滅茶苦茶に粉砕してしまった。


地表にカビのように張り付いていた高層ビル群は人知を超えた衝撃を前に一瞬で粉々に砕け散り、大陸にすむすべての生命は余すことなく刈り取られる。


必死の命乞い虚しく、ものの数秒でテラスタルによって1123万人の人々が虐殺された。


ニャオハはというと、自分の息子が大量の命を滅茶苦茶に弄ぶのがさぞ愉快なようで、頬を紅潮させながら、ニヤリと顔を歪ませる。


そして、そのまま粉々に砕け散った大陸の残骸を手で巻き込むように手コキを開始した。

ゴシュゴシュと彼の手が肉棒を上下する度に、大量の生命の遺体が肉球とペニスの包皮に磨り潰され、恥垢と化していく。


どうやら瓦礫が手コキの快感をアップさせるようで、ニャオハはあまりの気持ちよさに身体全体を震わせた。


そして…

びゅるっるるるるるるるるる!!!


イった。


・・・これがテラスタルの一部始終である。


この大量虐殺は人類の行き過ぎた繁栄に対する神の罰だと、人々は考えている。いや、そう考えざるを得なかった。


人類のプライドから“テラスタル”などと大層な名前を付けてはいるものの、結局この大量殺戮は年端もいかない一匹の猫獣人のたかが勃起で起きていることは人類もちゃんと分かっている。


でも、それでも、自分たちがただの思春期の♂の性処理に使われて死んでいるだなんて、そんなこと認める訳にはいかなかったのだ。


おわり

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