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妄想メモ⑮:巨ケモが歩くだけで本当に町が壊滅するのか。

ここでは巨ケモが歩く際に、どのようなメカニズムで町が破壊されていくのか考えていきます。


まずはじめに破壊要因として最も分かり易いところから言うとすれば、「踏みつぶし」でしょうか。


当然、足が直接振り下ろされた場所というのは綺麗にスクラップになり、そこにいた物も命も何もかもが破壊し尽くされます。


ただその被害としてはまだ小さなほうで、仮に1㎞級の巨ケモでもせいぜい踏みつぶされるのはビル十数棟と1000人超の人間くらいなものです。


それよりもっと恐ろしいのがその一歩が引き起こす「地震」のほうです。


前回、「巨ケモが全力で着地した時の被害のヤバさ」の記事で、100mの隕石が地球に衝突した際、マグニチュード7.7クラスの地震が起きると書きました。


すなわち100m級の巨ケモであれば、歩くだけでは大きな地震こそ発生しないものの、思いっきりジャンプしてド派手に着地すれば、少なくともマグニチュード7クラスは出すことが可能ということになります。


では100m巨ケモの全力着地と釣り合うだけのエネルギーを持った“破滅的なたった一歩”を生みだすにはどのくらいのサイズが必要でしょうか。


体重が大きいほど破壊エネルギーも大きくなるのは基本ですが、それこそ200m級であれば体重は8倍、500mともなると体重は125倍にもなります。流石に100m級巨ケモの100倍以上もの体重があれば、たった一歩でもマグニチュード7くらいは出せるはずです。


ここで仮に500mでマグニチュード7を基準にしてみましょう。するとサイズ別の地震の大きさは以下のようになります。


1.6㎞級:1.6なんていう中途半端な大きさにしたのは、500mから1.6㎞で体重が約32倍に増えるからです。マグニチュード7⇒8が32倍のエネルギーですので、もし体重の増加が地震のエネルギーと比例するのであれば、1.6km級の巨ケモの一歩一歩が数10年に一度クラスの大地震になるというわけです。踏みつぶし被害が一歩あたり数千人程度でも、それに伴う地震で一歩ごとに万単位が死傷する可能性だってあるわけです。


5㎞級:同じ計算でいくと5㎞級の一歩がマグニチュード9クラスになります。世界で一番大きかった地震が9.5ですので、このサイズの巨ケモがいかに驚異的なのかが良く分かりますね。


16km級:ここまでくると一歩一歩がマグニチュード10クラス。マグニチュード10というのは、地球上で起こり得る最大の地震です。それこそ町にその巨ケモが到達した時点で既に皆殺し状態になっていた、ということだってあり得るでしょう。


50㎞級:マグニチュード11クラス。当然ながら世界壊滅級です。余程慎重に行動しなければ、命を生かすことすら困難なサイズと言えるでしょう。それこそ本気で星を破壊しようと思えば、拳一つで地球の裏側の命を奪うことだって可能です。


160㎞級:マグニチュード12クラス。もしこのクラスの地震が本当に現実に存在するのだとしたら、計算上は断層が1万kmズレることになります。地球の直径が1万3000kmなので地球が真っ二つになってしまいますね。ここまでくると余程“生かす”訓練をしていなければ、よくわからないうちに星が壊れたり、全生命が絶滅してしまったりするでしょう。


さて、もうここまでで十分なくらい巨ケモがただ歩くことの恐ろしさは分かりましたが、実はもう一つ人間達にとって脅威的な要素があります。


それは“風”です。


電車が通過した時に巻き起こる列車風を想像してみると分かり易いかと思いますが、あんな巨ケモからしたらイトミミズみたいな物がノロノロと進むだけでもあれだけの風が発生するわけですから、巨ケモが歩くだけで周囲が暴風で消し飛ぶのは容易に想像できます。


例えば16㎞500億トンの巨ケモが10歩50km歩いたら、計算上は1250K㎥の空気がその場から押し退けられることになります。


これは琵琶湖の貯水量2個分の体積に相当しますから、そんな莫大な空気が一瞬で押し退けられたら、どれほど暴力的・破滅的な風が巻き起こるのか考えるだけでも恐ろしくなりますね。


そして暴風と一緒に発生しうる脅威的な現象もあります。


それは“ソニックブーム”です。


空気の波というのは基本的に音速より速く動けませんが、巨ケモの歩行は時に音速を超えます。


音速で動く巨体によって、行き場のなくなった空気は圧縮されて爆音と衝撃波を生みだすのです。


それこそ高度5000mを飛行機が音速で飛ぶによって発生したソニックブームが地上の窓ガラスを割ったという例もあるくらいですので、巨ケモから発生するソニックブームともなるといったいどれほどの威力があるのか想像するだけでもワクワクしますね。


人間がゆっくり歩くと秒速1.5mくらいですのでおおよそ230倍くらいの身長なら計算上は歩行速度が音速を超えます。すなわち400m級ですね。


まぁこれほどの巨体ともなるともっと歩くスピードは遅くなるとは思いますが、400mあたりから脅威レベルが跳ね上がるということは覚えておいて損はないと思います。

まとめ

なんとなくこのくらいは死ぬだろう、という見積でも全然いいのですが、こうやってガバガバ皮算用すると、本当に沢山の人が死ぬんだ~ってより実感できて個人的にはシコいです。


それこそ大袈裟でもなんでもなく、1㎞超えたあたりから、マジで一歩で万単位消滅させることができるわけですからね…。


う~ん…エッチ…


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