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ウルフサイド

※先日、睦見勇氏に依頼したコミッションが素晴らしかったので即興SS書きました。

おおかみ君のキャラ設定的な内容です。



町を襲いたい・・。目に映るすべての生命を狩り尽くしたい・・。絶やしたい・・。


その衝動がどうしても抑えられない。


僕の中に眠るウルフサイド。狼の本能。


あの時・・うさぎちゃんと出会ったあの日。

本来であれば僕は本能に任せ彼女をズタズタに引き裂いていただろう。


・・しかし、彼女は強かった。


返り討ちにされた僕は首輪を付けられ、彼女に飼いならされた。


この首輪には魔力が宿してあり、うさぎちゃんに反抗的な態度をとると首が絞まる仕組みになっている。


うさぎちゃんはなぜか僕を殺そうとはせず、ボディガード代わりに傍に置いた。


うさぎちゃんがなぜ僕みたいな狼を傍に置いているのかはよくわからないけど、でもこうしてずっと一緒にいて、他愛もない交流をしているうちに、僕は彼女のことを、肉としてだけではなく、ひとりの女性としても魅力的に感じるようになった。


しかし僕の狩りの本能はそう簡単には消えてはくれない。


確かに僕は彼女のことが好きだ。でも、ふとした時に彼女の味を思い浮かべて涎が出る時がある。


彼女を襲い、毛を毟り、肉を裂き・・・そんな暴力的な妄想が頭から離れない時がある。


その度、僕は自分を抑え込むのだけれど、破壊の衝動はどんどん蓄積されていって、その矛先は自分とは無関係の何の罪もない“彼ら”に向いてしまう。


兎と狼。草食と肉食。相容れない両者が同じ時を過ごす為の代償は思いの外大きい。


でも・・それでも僕は罪を重ね続けるのだろう。この手足が血に塗れても、世界のすべてが敵に回ったとしても、これからも君を愛し続けるために。


ずっと一緒にいたいから。



ウルフサイド ウルフサイド

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