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じっちゃん・・・ごめん・・・

(※オリジナル版のFFをやったのがだいぶ前なので、一部設定がおかしい部分があるかもしれません。)


生物に浴びせるだけでも、身体にとてつもない変異を引き起こさせる「魔晄」。


新羅は魔晄を使って、様々な生物実験を繰り返してきた。


そして今、生物実験は新たなフェーズに移ろうとしていた。


それは、周囲の魔晄を吸収する性質を持つ高純度のマテリアを体内に移植させるというものだった。


もし実験がうまくいけば、与えた魔晄の分だけ変異を繰り返し強くなる生物兵器が誕生する。


しかし、当然のことながらマテリアの体内移植はその生物にかなりの負荷を与える。


今まで何体もの実験サンプルに対し、移植を試みたが、高濃度の魔晄の負荷に身体が耐えられず、失敗に終わっていた。


良質な実験動物の確保が重要視されるなか、宝条が目を付けたのが、ある一匹の獣だった。


その赤き体毛と13番目のサンプルであることなどから「レッドⅩⅢ」と呼ばれていた彼は、もともと、古代種との異種交配用に用意された実験サンプルだった。


レッドⅩⅢ自体も、古くから生き続ける一族の末裔であり、マテリアとの親和性が高いのではないかというのが、宝条の見解だ。


宝条の目論見通り、実験は成功。


しかし、この成功が逆に新羅を滅亡させるきっかけになろうとは、この時、誰一人知るよしもなかった。


マテリア移植後、生体が安定した頃を見計らって、試しに魔晄を浴びせてみたが、なんと、投与された魔晄をすべて身体が吸収し、体内に取り込んでしまったのだ。


魔晄を吸収したレッドⅩⅢの身体はさっそく変異をはじめ、極めて微量の魔晄投与だったにもかかわらず、体長が3m程にまで成長。


その身体つきは魔人イフリートと見紛う程の雄大な体格に変化した。


それもただ大きくなっただけでなく、内に秘める力は見た目を遥かに超える強力なものだった。


そして、これが本実験の最大の誤算となる。


浴びせるだけでもソルジャーという屈強の強者を生み出せる魔晄エネルギーの力を侮り過ぎたのだ。


---------------


突如、強化ガラスに拳を叩きつけ、粉々に砕いてカプセルの外へと出た実験サンプル。


銃弾をも跳ね返すほどの頑丈な強化ガラスを簡単に破ってしまったのだ。


流石に、まずいと思った宝条は他の実験動物達を一斉にリリース。レッドⅩⅢの暴走を止めにかかる。


新羅兵も総動員し、鎮圧を試みた。


が、長い間拘束されて溜まっていたストレス、身体を弄られた怒りで暴走状態となったレッドⅩⅢを止められるものはもはやおらず、実験動物たちも新羅兵も次々と命を落としていった。


激しい戦いの中、実験施設は滅茶苦茶に破壊されていったが、ここで最悪の事態が発生した。


魔晄供給装置が壊され、魔晄が実験室内に漏れ出してしまったのだ。


自分に襲い掛かる者たちをすべて葬り去り、ようやく冷静さを取り戻しつつあったレッド13だったが、間髪入れずに、魔晄が自身の身体に流れ込んできて理性が飛ぶ。


知識の奔流とも言うべき大きなうねりを前に脳が掻き乱され頭が真っ白になる。


全身が熱い。


身体がどんどん膨れ上がる。意識がどんどん遠のいていく・・


薄れた意識の中、子守歌のように悲鳴、爆発音、何かが倒壊する音だけが、鳴り響く。


そして、その子守歌自体が、自分自身が引き起こしている惨劇が奏でているのだろうことを、意識の端で感じ取り、胸が苦しくなった。


子守歌がどんどん小さくなる、ついに意識がなくなる・・自分は死んでしまうのか・・


・・いや、何かがおかしい。


確かに爆発音は僅かに聞き取れる程度にしか、聞こえなくなってきているが、脳はむしろさっきより思考できている。


それに悲鳴は小さくはなっているものの、むしろ先ほどとは別の複雑化した悲鳴に変わってきている。幾重にも折り重なり、一つの喧騒に集約されたような・・


ここでハッと目が覚める。


視界に広がるのは青。


ずっと望んでいた外の世界だ。しかし、レッドⅩⅢが恐れているのは地面の様子だ。喧騒は自分の足元から聞こえているのだ。


恐る恐る足元を見た。・・そして絶望した。


足元にはミッドガルが“あった”。


どうやら自分はミッドガルの上に座り込んでいるようだ。


筋肉隆々のパンパンになった自分のケツが新羅ビルを完全にスクラップにしている。


勿論、新羅ビルだけでなく、両手両足も数えきれない程のビル群を薙ぎ倒していた。


中にはプレート街ごと崩壊し、地上のスラム街もろとも破壊されてしまった一角もある。


いったいどれだけの命が星に還ったことだろうか。


(そんな馬鹿な・・)


もしこれが、展示室にあった1/10000スケールのミッドガルの模型だったらどんなに良かったことだろう。


・・逆に言えば、もしこれが現実なのだとしたら、自分はもとの10000倍の大きさ、ゆうに10㎞を超える超巨大生物になってしまったことになる。


---------------


魔晄の匂い、町が燃える匂い、悲鳴、爆発音、踏みつぶす感覚・・すべてがリアルで、それが夢でないことを知らしめてくる。


実験の最中、とてつもない恨みを人間に抱いていたのは確かだが、自分が起こしてしまった大量殺戮に心が押し潰される。


中には友好的な人間がいたことも知っていたからだ。


しかし、同時にあってはならない感情が自分の中に生まれていたのも確かだった。


それは、あの世界的大企業新羅の作る大都市が自分のおしり如きが壊滅させたという事実がくる征服感や優越感、神になったような不思議な高揚感。


命を奪うことで高揚感を得るなんてあってはならない、そう自分を責めたが、身体は思いのほか正直だった。


ドクン・・・ッ!


股に垂れ下がる肉の塊が大きな鼓動を打つ。


体内の魔晄が瞬く間に股間に集中していく。


ドクン・・・ッ!


脈動するたびに、みるみるうちに大きくなっていくその肉の棒は、裏筋からぱらぱらと瓦礫を落としながら、勃ち上がり始めた。


レッドⅩⅢは人間換算でいえば、16歳前後。まさに思春期の真っ只中で、性器もほぼ成熟した立派なものだ。


しかも、魔晄による変異のせいか、とてつもない爆根を手にしていた。


数秒もしないうちに、新羅ビルに変わる新たな巨塔がミッドガルの中心に出現。


プレート街1区画分より遥かにデカいソレは、早く扱いてくれ、と言わんばかりに亀頭を顔の目の前まで持ち上げて猛烈にアピールしてくる。


魔晄付けのフル勃起ペニス・・扱いたらどんなに気持ち良いことだろう・・


レッドⅩⅢを誘惑が襲う。


しかし、もしここで手を出してしまったら、殺戮による性的興奮を自らの心が肯定することになってしまう。


ペニスの傀儡になってしまうのだ。それだけは避けなければ!


耐えろ!耐えろ!耐えろっ!


地表からはまだたくさんの悲鳴が聞こえる。もし今ここでオナニーなんてしたら、生き残った人たちもすべて殺めてしまうことになる。


巨大化に伴う大量虐殺は自分の意志によるものではないが、ここから死んでいく人がいたとしたら、それは自分の意志によるもの。


それだけは許されない。その一線は超えてはいけない。


・・・しかし、その強い想いに反して、震える手は少しずつ性器に近づいていた。


魔晄中毒なのか、星の意志なのか、何が原因かはわからないが、身体が言うことを聞かない。


それどころか、足元の悲鳴に反応して、より硬く太くなっていく利かん棒。


もはや心以外、身体のすべてが魔晄に支配されてしまったかのような絶望感に苛まれる。


オイラが何をしたっていうんだ、なぜこんな苦しみを味わわなければならないのか、なぜこんな罪を背負わなければならないのか。


なぜ・・・


・・・


そう「全テコイツ等人間ノセイダ」。


相手を憎む気持ち。一瞬見えた自分の心の闇。正義でありたかった自分の反対側が見えた瞬間。


それだけで、レッドⅩⅢの心が瓦解するには十分だった。


次の瞬間、がっしりと、レッドⅩⅢの両手が、ペニスを握りしめていた。


アッ...グ...グガアアアアアア!!!


思考を吹き飛ばすほどの快感。


レッドⅩⅢは苦しみから解放され、完全に快楽に溺れた。


(10・・・9・・・)


1往復、2往復...爆根ゆえ上下のストロークも長いが、ゆっくりと死の宣告のカウントは進んでいく。


崩れかけの建物が、上下運動が引き起こす振動や、快感でビクつく巨躯、そしてペニスの脈動など、些細なことで次々と倒壊していき、一人また一人と命が消えていく。


(8・・・7・・・6・・・)


オナニーが引き起こす振動を前に人々は歩行すらままならない。


避難することもできず、ただただ巨獣がイく様を見ているしかできなかった。


(5・・・4・・・)


徐々に速くなる上下運動、ついに、その時がやってこようとしていた。


ガアアアアアアアアアアア!!!


空を裂かんばかりの咆哮とともに、ピストンは最高速へ!


(3・・・)


星が大きく揺れる!


(2・・・)


世界が・・・イく・・・っ!!


(1・・・)


ミッドガルのすべての生命の「デス」はもう回避できない!!


(0!!!!!)


ドビュルルルルルルルルルッ!!!!!!





光。


レッドⅩⅢの巨大な鈴口から飛び出したものは、決して雄臭いだけの液体ではなかった。


高純度の魔晄を含んだ精液が大きな輝きを放ち世界を光で包み込む。


それはまるで天国と見紛う如き、とても美しい光景だった。


しかし、それはたった一瞬の出来事で、これから消えていく生命の為に最後に見せた冥途の土産でしかなかった。


とてつもない量の精液がミッドガルに落下していく。


かろうじて残っていたプレート街にも次々と暴力的な量の精液の塊が着弾し、直下のスラム街諸共、滅茶苦茶に破壊していく。


唯一の救いは、高濃度の魔晄を含む精液に晒された人々が、苦しんで溺れ死ぬ暇もなく消滅していったことだ。


目に見える程の精子が蠢く精液で溺れ死ぬという悲惨な死だけは回避できたようだ。


「じっちゃん・・・ごめん・・・オイラ・・・」


誰もいなくなったミッドカルの跡地でただ一人、涙を流す一匹の巨獣がいた。


---------------


数年後、新羅のいなくなった世界は、自然豊かな星へと変貌を遂げていた。


レッドⅩⅢことナナキはというと、相変わらず、周囲から魔晄を吸い上げ続けていたが、定期的に、大地に自慢の男根を突き刺して扱き、星内射精をすることで、新たなライフストリームを作り出し、世界のバランスを保っていた。


精子という魔晄の運び屋によってライフストリームの循環は加速し、前以上に世界の隅々にライフストリームが行き渡るようになったのだ。


こうして、ナナキは星の守護者となった。


星を守る為に日々オナニーに勤しむナナキの姿を、星の住人たちは微笑ましく見守ったのだった。


じっちゃん・・・ごめん・・・ じっちゃん・・・ごめん・・・

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