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拷問塔#2

2. 狂気のくすぐりブービートラップ 〜迫り来る"擽指々壁"〜 (FFFFFFFFFF…/F) "宍岡 莉亜(ししおか りあ)"にその脱出口のことを教えたのは、夏瀬という女だった。おそらくまだ十代後半か歳を取っていても二十代前半くらいの女だ。何をして拷問塔に入れられたのかは莉亜は知らないし、興味もない。 莉亜は元はとある施設の拷問官だ。 専門はくすぐり拷問だった。 174cmの身長に小さな顔、長い手脚、くびれた腰という抜群のスタイルを誇るモデルのような美麗さとは裏腹に、執行する拷問はえげつないものだった。 実際、これまで何人もの囚人を廃人にして来た。 そんな莉亜でさえも反吐が出るほど酷い環境なのがこの拷問塔だ。ここには人権の"じ"の字すらない。例えるなら地獄。月並みな例えだが、そう例える他ない。 徘徊している拷問官──鬼畜どもはドSを煮詰めたようなサディストであるし、逃げ惑う囚人たちは地獄に落とされた畜生のようである。 莉亜は、度を超えたくすぐり拷問を数百名に執行した罪でこの拷問塔に送り込まれた。 無論、納得などしていない。 ここから出て、自分をここに送り込んだ愚か者の女たちにくすぐり処刑を執行してやるつもりだった。 だからまだ爪は綺麗に整えている。くすぐり拷問において爪は最大の武器なのだから。 復讐心をたぎらせながら莉亜は地下道を行く。 話によれば、ここは港に通じている唯一の地下道であるという。 カビ臭くて、たっぷりと湿気を吸い込んだ空気はじっとり重く、呼吸をするだけで息が詰まりそうになる。 ひたひたと身長に見合った大きな素足で地下道のジメジメとした地面を踏み、前を進む。 一刻も早くこの地下道を抜けなければ。 莉亜が駆け出したその時。 莉亜を浮遊感が襲った。身体がずるりと下方に落下し、莉亜の視界は突然、真っ暗になる。 「なんなの…!」 焦りからか莉亜は苛立ちを露わにして拳を壁に叩きつけた。 莉亜は人一人が入ることができる程度の穴にはまっていた。 ──落とし穴か。 穴はたっぷりの液体で満たされており、おかげで莉亜の全身は──髪の毛に至るまで──液体まみれになってしまった。 皮膚がピリピリとひりつく。内側の神経が震えている。 ──これは、薬液だ。 莉亜には分かった。くすぐり拷問時に使用する相手の神経を敏感にするための拷問液だ。莉亜もよく使っていたものだ。 この液にずっと浸っていると取り返しのつかないことになる。莉亜はすぐに細い腕を伸ばし、長い指で穴の縁を掴んでめいっぱい力を入れ、穴から脱出した。 わざわざ拷問液を溜めた穴を用意していると言うことは、やはりこの抜け道も安全ではないのかもしれない。 莉亜は急いで脱出口の方へ向かって走り出す。走るたび、全身を覆う拷問液が滴り、飛び散る。 だが。 あるものが目に入ってその足は止まった。 壁。 細い細い地下道を挟むようにして聳えている壁には穴が、無数の、夥しい数の穴が空いている。 その穴から、にょきにょき、にょきにょきと不気味に照り輝く艶かしい物体がいくつも顔を出してきた。 手。 それは、妙にヌルヌルと油ぎった触手みたいな指の揃う手だった。 機械の手ではない。どう見ても人の手、女の手───鬼畜どもの手指である。 それらがウニョウニョと蠢きながら穴から顔を出している。 莉亜はゾクリとした。 地鳴りのような音がした。 視界に違和感が生じる。 莉亜は最初、それが目の錯覚かと思った。 だが違う。それは現実だった。 無数の女の手が顔を出す不気味な壁が少しずつ。ほんの少しずつだが狭まってきているのだ。 莉亜「うそ…!うそうそうそうそ…」 莉亜は唇を震わせ走り出す。 こんな壁に。こんな無数の鬼畜どもの指が生えている壁に挟まれたらどうなるか…それは想像に難くない。 あの手が、指がなんのために壁から顔を出しているのか。それは考えるまでもなく、挟み込んだ獲物をくすぐり殺すためだ。 拷問官だった莉亜だからこそそれは容易に想像できた。 迫り来る壁は永遠に続いてるわけではない。あと数十メートル走り抜ければ、この地獄の壁から逃げられる。 自分を挟み、くすぐり狂わせようとしている壁を見ず、莉亜はただひたすら先だけを見て走る。薬液のせいで、素足で地面を踏むと僅かにくすぐったさが走るのが厄介だった。 それでも走った。 走り続けた。 莉亜「うっ!?」 突然。足裏に冷たくて柔らかい感触が走ったかと思うと、莉亜の身体──上半身だけがぐんと前に折れた。 足を取られたのだ。 足を上げようとするが、まるで叶わない。足を上げれば一緒に地面が──奇妙な色の地面が持ち上がる。 もったりとした酷く重い粘り気のある床───いわゆるトリモチだ。奇妙なピンク色のトリモチが地面に敷き詰められていた。 莉亜「うそでしょ!?」 莉亜は咄嗟に辺りを見渡した。壁はすぐそこまで迫ってきている。無数の穴から顔を出す無数の手、指は莉亜をくすぐり回せるその時を待ち望むようにウネウネと蠢いている。 ふと、地獄の壁のその先に女が立っているのが見えた。 鬼畜の一人だ。 鬼畜は莉亜と目が合っても一切表情を崩さず、ただ一言こう言った。 「選択しろ。宍岡 莉亜。その壁に挟まれたまま夥しいまでの数の指に全身をくすぐられ、失禁や失神を繰り返して破壊されるか、それとも、貴様の横領した財産の全ての在処を白状するか」 これは拷問だ。 白状するか、くすぐり地獄の権化とも言える壁に挟まれくすぐられるか。 莉亜は焦りながら必死にその足にべっとりとくっついたトリモチを剥がそうとする。 白状する気などない。 そんなことをすれば、財産を失うだけでは済まないのだから。それに、元拷問官として鬼畜という死人のような拷問官に屈服するのもなんだか許せなかった。 しかし。 あのくすぐり地獄の壁に挟まれるのも考えたくなかった。 莉亜が優秀なくすぐり拷問官でいられたのは、莉亜自身がくすぐったがり屋さんだったからだ。自分自身が弱いから、一体どこをどうくすぐれば効果的であるのかよく分かっていた。 莉亜はくすぐりの恐ろしさを全て知っている。だからこそ、だからこそあんな壁に挟まれるわけにはいかない。 莉亜「い、いいわ…」 「取引をしましょう?」 莉亜は美麗な目を開き、鬼畜を見る。だがやはり、鬼畜は何も反応しない。 壁が迫る。 莉亜「ね、ねぇ!聞いてるの!?」 「取引をしようってそう言ってるの!!」 「私をここから出して。そしたらあんた一人に…全部教えてあげるから!」 莉亜の声は震えていた。 まるで答えない鬼畜。迫り来る壁。莉亜の焦りは募る。 壁は、無数の油ぎった手指はすぐ目の前に迫っている。 莉亜「ねぇ!!ねぇってば!!!」 莉亜が金切り声をあげた。 次の瞬間、地獄の壁が莉亜の身体に触れた。 莉亜「ひっ!?」 圧倒的な圧力が莉亜の身体を挟み込んだ。 視界が薄暗くなる。 無数の、生指の感触が莉亜の薬液まみれの身体に触れる。 莉亜「ぐぁっ!!?待って待って待ってぇぇっ!!」 身動きなど取れない。一切取れない。首さえ動かせない。だからただ喚くしない。 にゅるりと生指が腋の下にいくつも滑り込んでくるのを感じた。 するりと無数の生指が首に巻き付くのを感じた。 ずくりと無数の生指が肋骨の隙間に指を嵌め込むのを感じた。 腹部に爪が突き立てられ、お尻にも夥しい数の指が密集する。 莉亜の皮膚を埋め尽くすかのように、無数の指たちは各々がくすぐり殺す部位をしっかりと捉えた。 処刑の準備が整った。 莉亜「はぁ!!はぁ!!やだっ!!やだっ!!やだぁっ!!」 莉亜は呻き、もがく。 だがその全ては壁と無数の手の圧倒的な圧力によってかき消される。 無数の指の全ての指先に力がこもる。 そして。 くすぐったい部位を捉えている無数の指々は、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョッ!!!っと残酷にも踊り始めた。 莉亜「やだっ!!やだっ!!ひっ!?あっ!?やっ!!?ぎゃぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?あひひひ!?あひひひ!!?あっっっっはははははははははははははははははははははははははは!!待ってやだ無理ぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいいい!!!」 莉亜の顔は瞬時に狂気的な笑みに染まった。 モデル顔負けの細い身体が激しく暴れる。 だが、壁に挟まれているためほとんど身動きを取ることは出来ない。 無防備な莉亜を指たちは容赦なく襲う。 腋の下を掴むようにしているヌルヌルとした指は関節を滑らかに曲げ伸ばしして腋の下を掻き回し、滑らかな指先と硬い爪の先によるくすぐったさを同時に与えてくる。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! 莉亜「あへへへ!!!?やめっ!!ひっ!?ひっっはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!っっはははははははははははははははははははははははははははははははは!!!きっっ…!!きつっっっ!!?きつぃっっ!!っっひひひひははははははははははは!!!」 自分の吐く息が、体内から発せられる熱が狭い壁同士の空間に充満する。 莉亜は、その焦熱地獄の中で笑い苦しむほかない。 くすぐられている部位があまりに多く、またその刺激があまりに強いため、莉亜は一体、どこがどうくすぐったいのかほとんど分からなくなっていた。 ただ確かなことは、このように極限まで抵抗を奪われた状態でくすぐり刺激を浴びせられ続ければ発狂はすぐにもたらされるということだ。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! 莉亜「ふっっひゃひゃひゃはははははははははははははははははははは!!!いひひ!!?いひひひははははははははははははははははははは!!わっっ私にっっ!!私に触るなぁっ!!っっへははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 腋の下に襲いかかる卓越したくすぐりに悶え苦しみながら、莉亜はあることに気がついた。 腋の下以外の部位にセットされた指はまだ動いていないのだ。 つまり、まだくすぐられているのは腋の下だけだった。 腋をくすぐられることで莉亜が暴れ、セットされている指先や爪の先が皮膚に擦れることで他の部位もくすぐられていると錯覚していたのだ。 このくすぐったさが、この地獄の壁の最大値ではない。 その事実に莉亜は震えた。 「宍岡 莉亜。白状するか?」 壁の向こうにいる鬼畜が問うた。 莉亜「くふはははははははははははははははは!!!だ、だかっっらっっ!!だからっ!!交渉をっっ!!交渉をしようって言ってんのぉっ!!っっひははははははははははははは!!!」 莉亜はまだプライドを捨てる気にはなっていない。無論、もう腋の下は限界ではあった。 「良いだろう。ならばこうだ」 鬼畜がその油まみれの生白い指をぱちんと鳴らす。 すると、莉亜の脇腹にセットされていた手が動いた。手は、器用に親指を脇腹の窪んだ箇所に押し当て、ぎゅむっと脇腹の筋肉に押し込んだ。 莉亜「はぅっっ!!?」 親指の先っちょと腹が、脇腹の筋肉の奥深くにあるくすぐったい神経の核を捉え、莉亜は顔を歪ませ喉から悲痛な声を搾り上げた。 全身の筋肉に緊張が走った。 莉亜「や、やめっっ」 莉亜は懇願するようにちらりと鬼畜を見る。 鬼畜は笑いもせず、怒りもせず、ただもう一度、その油ぎった指を鳴らした。 ぱちん。 直後、脇腹の神経の核をしっかりと捉えたままの親指が動き出し、グチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュ!!!っと神経の核を揉み潰した。 莉亜「はぎゃぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああ!!?かはっ!?はへっ!!?あへっ!!?うへぇぇぇぇ!!!っっへはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!なっっ!!?なにっっ!!!ごれっっ!!?っっひぃぁぁぁあはははははははは!!」 親指が脇腹の神経の核をグチュグチュと揉み潰すたび、腰がビクンビクンと勝手に動く。…動くのだが、壁に挟まれているせいでやはり十分に暴れることはできない。 腋の下へのこちょぐったさだけでなく、脇腹への鈍くて重いくすぐり指圧まで加わり、莉亜は壁の中で濁った笑い声を撒き散らす。 親指は少しの無駄もない動きで、器用にかつ暴力的に脇腹を揉みほぐす。 グチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュグチュ!!! 莉亜「かへっ!!?あへっ!!?へっっ!!!いぎがっっ!!っっははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!はへっっっへへへへへへへ!!!あつっっ!!くるじっっ!!っっひひひははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 腋の下への くすぐりとは違い、脇腹の神経の核を揉み潰すこの異様な指圧くすぐりは、くすぐったさが走るたびに酸素もごっそり奪われる。 酸素が欠乏している状態で、親指によって脇腹のくすぐったい神経の核をモミモミグチュグチュと潰されては堪らない。 腋の下への掻くようなくすぐりと、脇腹への揉むような重いくすぐったさの両方に莉亜はバシバシと壁を叩きながら盛大に悶える。 「宍岡 莉亜。白状するか?」 またしても鬼畜が冷たい声で問いかけた。 その間にも脇腹には親指が押し込まれグチュグチュと神経を犯し、腋の下では指先がコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョと暴れている。 莉亜「にゃっっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!待っで!!わがっだがらっっ!!!わがっだからっっ!!話をっっ!!話をさせでぇっ!!っっへへへへへへへははははははははははははははははははははほは!!一旦!!一旦これをっっ止めてぇぇっ!!っっへへへははははははは!!」 さすがに交渉などとは言っていられない。だが、素直に白状するという選択肢を莉亜は取れなかった。 「愚か者め。ならばこうだ」 鬼畜はまたしても指を鳴らす。湿りっ気のあるぱちんという音が鳴り、 ぞわり。と冷たくて硬いもの──爪が莉亜の丸いお尻を撫でた。 莉亜「ぎゃっっっ!!?」 全身に鳥肌が立ち、莉亜は青ざめた。 お尻。それは、莉亜が最もくすぐられるのを苦手とする部位の一つなのだ。 そこに、指が。無数の指がゾワゾワと這うように蟲みたく集まってきた。 莉亜「うぎぎぎぎぎっっ!!?ひっ!?ひひひっっ!!?」 顎が震え、歯がカチカチと鳴る。 「もう一度聞こうか。白状するか、しないか」 莉亜「あぅぅっ!!?うううう!!!」 莉亜は逡巡する。 そんな莉亜を脅すように、お尻に密集してきた指はワシッと指関節を折り曲げ、程よく伸ばされた硬くてツルツルした爪の先をお尻の神経に突き立てる。 莉亜「いあああああああああああああああ"っ!!?」 爪の先はしっかりとくすぐったい神経を捉えている。 莉亜は恐怖により顔が引き攣り、口をぽかんと開いて唾液を垂らしたまま硬直していた。 莉亜「だ、だからそのっっ…かっ!!かっ…!!話をっっ」 この期に及んでまだ交渉を続けようとする莉亜に対し、鬼畜は刑罰執行の合図として指を鳴らした。 お尻に集まっていた無数の指が、爪を突き立てたまま丸いお尻を這うようにワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシッ!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!っと暴れ出す。 莉亜「い"っっ!!?あっ!!?やっっ!!?ぎょぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ"っっ!!?ギブギブギブギブぅぅぅ!!!っっはははははははははははははははは!!?わがっだ!!白状するっっ!!するからぁぁぁああああああああああああははははははははははは!!!」 お尻にびっしりと張り巡らされた神経。それを余すことなくコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョくすぐり回され、莉亜は寒気さえ感じるようなくすぐったさを感じ、絶叫した。 我慢など一秒たりとも出来なかった。 「ならば今すぐ全てを曝け出せ」 鬼畜はそう脅しさらに指を鳴らして、お尻を這い回っている指の動きを激化させた。 ワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシワシ!!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! 莉亜「あひゃひゃひゃひゃひゃっっ!!!きつっっ!!?いひひははははははははははははははははは!!!話すがらっっ!!これっっ!!これ止めてぇぇ!!!うへへへへへへははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!?お願いだがらぁぁぁぁあああははははははは!!」 無数の爪がコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョの這い回る度、爪のその形状や硬さなどの感触が嫌と言うほど伝わってくる。それらは、くすぐったさとして莉亜のお尻に刻み込まれてくるのだ。 油を纏った爪の先は、恐ろしいほどに滑りが良く、お尻をくすぐるのに適している。そんな爪がびっしりとお尻に集まり、コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョと無慈悲にくすぐりを執行している。 莉亜「ぎゃっっっはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!ひょはははははははははは!!!お尻いやっ!!お尻ぃっ!!いひひひひ!!?んぁっ!!?ぁぁぁぁあはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?」 他人のツルツルとした爪の先っちょがお尻を掻き回し、ゾクゾクとした震えるようなくすぐったさが絶え間なく刻み込まれ、莉亜の顔が色んな表情に歪む。くすぐられるたびに下半身からも無理やりに力が抜き取られるような感覚に襲われた。 「今すぐに白状しろ。今すぐに。その、状態で、だ」 鬼畜は、壁に挟まれたまま、無様に腋を掻き回され、脇腹を指圧され、さらには丸いオイリーなお尻をこれでもかというほどコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョワシワシと掻き回されている莉亜に向けてそう言い放った。 莉亜「はっっっへへへへへへへへへへへへへへ!!?うへっ!!?こっっこの状態じゃっっ!!無理っっ!!無理ぃぃっ!!っっひはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!話すがらっっ!!止めでっっ!!あっっっはははははははははははははははははははははははは!!!」 三箇所を同時にくすぐられている状態では、まともに話すことすらできない。 莉亜が何度もくすぐりを止めるよう叫ぶと、背後から新しい手がにゅうとお尻に伸びてきた。 その手は、すぅっと細長い人差し指を伸ばし、莉亜のお尻のワレメの根本部分を カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリと引っ掻きくすぐった。 ゾッとする冷たく鋭いくすぐったさが莉亜のワレメの根本部分を襲った。 莉亜「に"ゃっっ!!?にょぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?無理無理無理無理無理無理無理ぃぃぃぃぃぃぃっっ!!!いああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!?待って待って待ってぇぇぇぇぇえええ!!!」 お尻のゾクゾクとしたくすぐったさをギュッと凝縮したような鋭くて凶悪なくすぐったさがお尻のワレメの根元にだけ注ぎ込まれる。 正気など保ってはいられない。 「このまま二度と座ることができなくなる尻にされたくなければ、今すぐに白状しろ」 鬼畜のその言葉が単なる脅しでないことは容易く分かった。 お尻のワレメの根本をくすぐっている指のその滑らかな動きには殺意がたっぷりとこもっているからだ。 カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ!!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! 莉亜「ほにゃぁぁぁああああああああああああああああああははははははははははははははははははははははは!!!うひゃひゃ!!?うひゃひゃひゃひゃはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!ぶひゃっ!!!ひゃっっははははははははははははははははははは!!?」 お尻のワレメの根元には、触られるだけでゾクっと震えてしまうようなポイントがある。莉亜は今まさにそのポイントを人差し指一本のその爪の先だけでコチョリコチョリと引っ掻くようにくすぐり嬲られている。 カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ!!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!! 莉亜「はっ!!?はっっ!!!はっっひゃひゃひゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!んぁはははははは!!?うひ!?うひひひひひひひひひはははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 鬼畜はやはり、莉亜を壁から解放しない。話さない限り、解放は絶対にしないのだ。 莉亜は結局、ほとんど呂律が回っていない状態で、壁に挟まれコチョコチョされている状態で全てを白状した。 莉亜は鬼畜によって手首を掴まれ、ずるりと壁から引き摺り出された。 莉亜はぐったりと地面に倒れた。 長い髪が地面に垂れる。 顔を上げると、鬼畜は地下通路のずっとずっと向こうにいた。 地鳴りがする。 見れば、また壁が迫ってきていた。 壁に穴はないし手も生えていない。つまり、このままだと押しつぶされてしまう。 莉亜はよろよろと起き上がり、鬼畜のいる方へ走り出す。 だが、莉亜は鬼畜を目の前にして立ち止まった。 地面の色が異様だったのだ。ここには間違いなく"穴"が隠されていると莉亜はそう思った。 莉亜「はぁはぁはぁ…!!話すことは全部話したでしょ!?」 「これ以上何が望みなの!?」 莉亜は、穴の向こうにいる鬼畜に向かって怒鳴る。 「その穴の中には、お前をくすぐり壊すために、何人もの女がスタンバイしている。お前が出来るのは、その穴に落ちるか、壁に潰されて死ぬかだ」 鬼畜はまるで莉亜の問いかけには答えなかった。 莉亜「ふざけてる…!!」 莉亜はおっきな目をさらにおっきく開いて鬼畜を睨んだ。 落とし穴の面積はかなり広い。とても飛び越えられるような距離ではない。 「早く選べ。穴に落ちて壊れるまでコチョコチョされるか、壁に潰されるか。そろそろ全身に塗布した薬液が効いてくるころだろう…穴に落ちても…くすぐったさで死ぬかもな」 鬼畜は僅かにその薄水色の唇の端を吊り上げた。 壁はすぐそこまで迫っている。 確実に死ぬのと、死ぬかもしれないのとでは大きく違う。 莉亜は意を決して地面を蹴った。その長い脚を大きく大きく前に伸ばし、なんとか鬼畜のいる陸地に辿り着こうとする。 だが、莉亜の身体はあっけなく異様な色をした地面に落下。地面は頼りなく崩壊し、莉亜は暗い穴の底に吸い込まれた。 莉亜は穴の底に伸びいた。薄暗いその穴の底には、六名もの鬼畜が莉亜を取り囲むようにして立っていた。 全員が、その油まみれのどろどろぬるぬるとした指を曲げ伸ばししながら近づいてくる。 莉亜「いっ!!?こ、来ないでっ!!来ないでぇぇ!!」 莉亜が立ち上がろうとすると、足裏に凄まじいくすぐったさが走った。 莉亜は悲鳴を上げて地面を転がった。 何にも触れられていないはずなのに───いや、違う。足裏には地面が触れている。 莉亜「ま、まさか…」 莉亜はゾッとした。 ──薬液が効いてくる頃だろう。 鬼畜はそう言っていた。 ならばこれは… 地面にさえくすぐったさを感じているということは、薬液が効いてきたということだ。 莉亜「ま、待って…!!待ってお願いだからぁっ!」 莉亜は、迫り来る六人の鬼畜を追い払うように長い腕を振り回して無様に喚く。 ワキワキ。ウニョウニョ。ウネウネ。くすぐるためだけに存在しているのだろう長い指どもは奇妙にうねりながら、地べたに力無く倒れている獲物に迫ってくる。 莉亜「やだっ!!いやっ!!いやっ!!誰か助けてぇぇぇ!!!」 莉亜が悲痛な叫びを上げた瞬間、六名の鬼畜どもの指──六十の細長い指が莉亜に襲いかかった。 ある指は腋の下に滑り込んで素早く爪を立てて神経を捉え、ある指は肋骨の隙間に指をはめ込み、またある指は脇腹を捕まえて親指を捩じ込み、他の指はヌルヌルの腹部に爪を突き立て、鼠蹊部を捕まえ、足首をがっちり固定して足裏に爪を密集させた。 莉亜「やだっ!!あっ!!いやっ!!いやっ!!死んじゃうそれはっっ!!ほんとに無理だからお願いしますぅぅぅ!!!」 まるで子供のように泣きじゃくる莉亜を無視し、六十の指はそれぞれの部位を破壊するかの如く猛烈な勢いでゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ !!っとくすぐり殺し始めた。 莉亜「うあああああああああああああ!!?やっっ!!?やめっっ!!?いやっ!!死ぬっ!!!じぬぅぅぅぅぅぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああ!!!いぁぁぁぁぁああああああああははははははははははははははははははは!!?」 莉亜は壊れた玩具のように四肢をバタつかせ、長い髪を振り乱して苦しみに満ちた濁った笑い声をぶちまける。 四方八方から伸びてくる鬼畜どもの長い指は的確にくすぐったい神経をぶち犯し、疲弊し切った莉亜の身体にくすぐったさを注いで無理やりに笑わせる。 ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!! 莉亜「くぁっ!!?はっ!!?はっ!!!はひゃひゃひゃっっ!!?きつっっっ!!?もぅっっ!!もぅむりっっ!!死ぬっ!!!んひぃぃぃぁぁぁぁああああああああああははははははははははははははははははははははは!!?あぇへへへへははははははははははははははははははは!!!」 寄ってたかっての集団からのくすぐりリンチで、くすぐったさという猛烈な不快感が束になって全身に襲い掛かり、莉亜の肉体からは筋力が全て奪われる。 莉亜は力の入らない四肢を力無く震わせる。 弱り切っている肉体に無理やりに刻み込まれるくすぐったさにより、幾度も失禁を繰り返した。 もわもわと身体から湯気が上がる。 それでも鬼畜たちは、まるで獲物を喰らうように指先で莉亜の筋肉と神経をゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョと貪り尽くす。 莉亜「あっっっっっへへへへへへははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?かはっ!!?あっっ!!?お腹っっ!!捩れるぅっ!!!んぁっ!!?あっ!!!っっははははははははははははははははははは!!!!うはっっははははははははははははははははははははは!!?」 穴に落ちた哀れな獲物は獰猛な指どもによって神経をくすぐり貪り尽くされる。 獲物の発する声がやがて掠れた吐息に成り果てても、鬼畜どもは指を止めはしない。 腋の下を爪と指の先で掻き回し、時にはほじくり、脇腹の神経を神経核がとろとろにまるで揉み殺し、腹筋が溶けてしまうまで爪で掻き回し、足裏が赤黒くなるまで責め嬲る。 ゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョゴチョ!!! かはっ!!ひゅうひゅうっ!!はぁ!はぁ!!はぁ!! 莉亜の大きな目に浮かぶ瞳が虚空を見つめたまま止まる。 目元は緩み、口角は吊り上がったまま、腹部はヒクヒクと痙攣を続けている。 鬼畜どもの指が撤退してもなお、莉亜は掠れた声を発して笑い続けていた。 その日、元拷問官の女はこうして廃人となった。


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