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対くすぐり拷問訓練所の恐怖#1

対くすぐり拷問訓練所の恐怖 (F/M) 1つ、絶対にリタイアするな 1つ、絶対にルールを破るな 1つ、絶対に脱走するな 1つ、絶対に職員を怒らせるな それが、集められた"未来のエリートスパイ及びヒーローたちである訓練生ら"が訓練所初日に言い渡された三原則だった。 ここは、"とある拷問方法"への耐性を高めるためだけの訓練施設。 職員も何もかも全員が女性のみで構成されている。 水責め、電気責め、仲間が目の前で苦しめられる精神責めなど様々な拷問の訓練を積み、エリートとして認められた若き才能たちの前に現れる最後の巨大な関門。 "対くすぐり拷問訓練所"。ここは、そう呼ばれていた。 近年、闇の組織がこぞって愛用する拷問、処刑方法「くすぐり」。それは一見、ふざけた方法に思われるが、その内容は残虐そのもの。 捕らえた者を、全裸に剥き、身体を縛り付けた状態でコチョコチョくすぐるのだが、いくら笑っても、苦しんでも、息ができなくても、くすぐったさで頭がおかしくなりそうでも、コチョコチョは止まらない。 それが、"くすぐり拷問"の恐ろしさだ。 訓練を積んできたエリートスパイやヒーローでも、くすぐり拷問によって心を折られてしまうケースが相次いだ事から、この訓練所は設置された。 ここに集められるエリート訓練生たちは皆、青年で、顔つきも整った者のみだ。 これは、潜入捜査等でルックスの良さが武器となることが多いためだった。 訓練所入所初日の訓練生たちはまず、"くすぐり拷問"に関する情報を座学で叩き込まれる。 大半の訓練生が真面目にその内容を聞いている中、金髪マッシュヘアの童顔がトレードマークの"宮澤ハルヤ"は、内心、馬鹿にしながら講義を受けていた。 ハルヤたち第9期生の担任を務めるのは、黒髪ショートヘアとスタイル抜群の長身、耳につけられた銀のピアスが特徴的な女性"藍原セナ"。 歳は28。元は、快楽責めなどの他の拷問方法で敵を拷問する拷問師であったが、自分が敵組織の女に捕えられてコチョコチョ拷問にかけられたのを機に、くすぐり拷問を極めた。 その後、セナは敵対組織の人間を捕え、実際にくすぐり拷問にもかけてきた"くすぐり拷問のプロ"だ。 セナの指導は厳しく、授業中に私語をすれば、即座にその訓練生を前に引き摺り出してねじ伏せ、その場でくすぐりのお仕置きを執行する。 いくら厳しい訓練を受けて来た訓練生でも、セナにねじ伏せられてコチョコチョされては堪らず降参するしかない。 セナの魔の指にかかれば、プライドの高い訓練生たちもヘニャヘニャにされるのだ。 セナの仕置きを受けた訓練生たちはこぞってこう言った。 「あの女の指はヤバい。あの指はどこにでも入ってくる」 「爪もヤバい。触られるだけでゾクゾクして力が抜ける」 セナのみならず、ここの職員のお仕置きはヤバいことで有名で、入所一週間で大勢の訓練生が酷い目に遭わされていた。 だが、ハルヤはそんな訓練生たちのことさえ馬鹿にしていた。 くすぐり如きであんなに喚くなんて大袈裟だ。 あんなのに苦しむなんて、みっともない連中だ。 ハルヤは本気でそう思っていた。 「くすぐり拷問および処刑では、様々な道具が用いられることがあるが、やはり、最もオーソドックスなのは"手"だろう」 この日も、セナによるくすぐり情報学の講義が行われていた。 セナ「指が長く、爪も長めに整えられ、手が大きければくすぐりの技術はそれに比例するが、必ずしも指の長い手がくすぐりが上手いとも言い切れない」 「さっき言ったように、くすぐりには様々な種類がある。指先を使った一般的なコチョコチョ。爪の先を使った"爪くすぐり"、指の先と腹を使った"揉みくすぐり"、指先を巧みに使った"ツボえぐり"、上級者向けでは、爪の先でツボを刺激しまくる"ツボ弄り"、指の腹で神経をほぐす"ほぐしくすぐり"など、バリエーションは様々」 「そのくすぐり方に合った手のタイプというものがある。くすぐり拷問を受ける際は、くすぐり拷問官のて指を見て、瞬時にどんなくすぐり方をしてくるかを予測する必要がある」 「では…」 セナは講義を続けながら、ゆっくりカツカツと足音を立て、退屈そうにしているハルヤの前にやって来た。 セナ「そこのお前。私の手指は一体、どのくすぐり方に特化していると思う?」 セナはハルヤに見せつけるように、自分の手のひらを向けた。 セナの手は大きく、指もスラリと長い。爪は程よく長く伸ばされており先端はわずかに尖っている。指の先端も尖った形をしており、いかにも器用そうな指だった。 ハルヤ「はぁ…えーっと…」 授業内容をほとんど聞いていなかったハルヤは、セナの手を見せられても、"大きくて綺麗な手だな"くらいにしか思えなかった。 ハルヤ「よく分かんないですけど…楽器とか上手そうですね」 ハルヤはププっと苦笑しながら言った。 その瞬間、教室中の空気がピリついた。 セナがハルヤを席から引き摺り下ろし、その場でお仕置きが執行されるのだと、教室中の全員がそう思った。 だが、セナはそうはしなかった。 セナ「いいだろう」 「授業内容を変更だ」 「今から特別演習見学室へ向かう」 「そこでその身体に教えてあげよう」 「くすぐりを舐めたらどうなるかを」 ハルヤ「はぁ?」 「あっ!ちょっ!?」 ハルヤは、教室後ろで待機していた黒いスーツを着た職員の女二人に両脇を抱えられ、他の訓練生よりも人足先に、教室から退場させられた。 ◯ 数分後。 施設内にある"特別演習見学室"にハルヤの姿はあった。 この部屋は、実際にくすぐり拷問が行われる拷問室を忠実に再現した部屋であり、中央には傾斜したX字型の拘束台が設置されている。 拘束台の正面にはマジックミラーの窓があり、その奥には見学室がある。訓練生たちはこの見学室から、中の拷問演習の様子を見せられるのだ。 拘束台が傾斜になっているのも、見学室から拷問の様子を見やすくするためだった。 ハルヤは、傾斜したX字型拘束台の上に、パンツ一枚の状態で拘束されていた。 手首足首にはセナによって専用の枷がはめられ、ハルヤは四肢を閉じることが出来ない。 ハルヤが、このように四肢を拘束されるのは初めてではない。これまでの拷問訓練で嫌と言うほどされて来たのだから。 入所してほどない訓練生たちが、実際にくすぐり拷問の様子を生で見るのは初めてのことだった。 資料映像や、お仕置きくすぐり程度でしかくすぐりの恐怖を知らないため、訓練生たちはこれから繰り広げられるであろう恐ろしい拷問を前に、憂鬱な気分となっていた。 それに対し、当の本人であるハルヤは、むしろ、この馬鹿げた拷問に対する訓練がいかに無意味かを証明する良い機会だと捉えていた。 セナ「これから…特別授業"くすぐり拷問実践見学"を開始する」 「対象者である訓練生 宮澤ハルヤには、"識別番号"の絶対守秘の指令を与える」 セナがマイクに向かって説明すると、その声はスピーカーを通して、窓の向こうにいる訓練生たちに届けられた。 "識別番号"とは、訓練生に一人一人に与えられる秘密の個人コードであり、これを知るのはその個人と職員のみ。すなわち、外部の者や他の訓練生には知られてはならない。 これを口外するということはすなわち、訓練生失格を意味する。 ハルヤ「余裕だ」 セナ「そうか」 負けられない状況に陥れられ、やや興奮気味のハルヤに対し、セナが落ち着いてそう返した時だった。 ハルヤ「っ!?」 ハルヤは身体をビクッと震わせた。 何かそう…硬くて尖ったモノが、腋の下の近くをサッと撫でた感覚を感じ、同時に表現し難い不快な刺激が腋に走った。 ハルヤは、その刺激が仮に、あともう一秒でも続いていたら、笑い声を発してしまっていたようなそんな気がした。 セナ「今回の演習は一時間だ」 「ただし、識別番号を白状した場合、即座に演習を切り上げ、お前を失格とし、訓練所からの追放を言い渡す」 ハルヤ「…お好きにどうぞ」 ハルヤはまだ、腋に走った気のせいではない不快な刺激の余韻を不気味に思いながらも啖呵を切った。 セナ「いきなり本気でくすぐって十秒以内に失格にさせてやりたいところだが、あくまでもこれは演習だ」 「レクチャーしながらやっていこうか」 ハルヤ「あとでノートにとっておきま…」 「…っ!?」 ハルヤがまたセナを挑発しようとしたその時、 セナの、ツルツルスベスベしたその指の腹が、腋の下のあたりに滑るように添えられ、ハルヤは思わずギョッとした。 他人の指。生の指が、敏感な腋にピトッと添えられている。その不快感は、ハルヤの背筋を震わせた。 ススッ…とセナが指の関節をゆっくりと折り曲げ、指の先を腋あたりの皮膚にトンッと立てると、ハルヤの身体が僅かに強張った。 コチョッ!! ハルヤ「ひゃっ!!?」 腋のあたりに添えられていたセナの指の関節が素早くコチョッと折り曲げられると、ハルヤの口角がクイッと一瞬、吊り上がり、高い悲鳴のような声が漏れた。 セナ「指関節を素早く折り曲げ、伸ばすたびに指の先が皮膚を掻き、神経を刺激することでくすぐったさを発生させる」 セナは、ガラスの向こうにいる訓練生たちに向かって説明を続けながら、腋の下に添えてある指先をコチョコチョッと素早く動かした。 ハルヤ「ぐひゃっ!?ちょっ!?」 ハルヤが再びビクつき、顔が歪む。 その表情からは、焦りが滲んでいた。 セナ「これが…最もオーソドックスな指先を駆使した"コチョコチョ"だ」 「これを一秒以上続けられれば、たちまち笑い出す…」 「こんなふうに」 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! ハルヤ「ぐゃっっ!!?ぐぐぐぐっっ!!?うわぁっはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?ちょっっ!!?待っっっ!!っっひゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 両腋の下を挟み込むようにしてコチョコチョ蠢くセナの細長い指。 指先が開かれた腋の下を無慈悲にコチョコチョ掻くたび、腋を閉じたくなるような刺激がハルヤを襲い、ハルヤは堪らず笑い出した。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! ハルヤ「く、くそっっ!!?ひゃっ!ひゃははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!ひゃははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!はっはははははははははははははははははは!!!なんだよこれぇぇぇっっ!!くそぉぉっ!!っはははははははははははははははははは!!」 腋を襲うくすぐったさは、ハルヤが想像していたじゃれあいでのコチョコチョとは全く別物。 このくすぐりは、完全に計算し尽くされた相手を苦しめるためだけの暴力だった。 セナ「こうやって…腋の下と背面のちょうど境界線にあたるラインを細くコチョコチョされると堪らない」 セナは説明通り、全ての指先を腋の下と背中のちょうど境界線に密集させ、コチョコチョくすぐった。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!! ハルヤ「ぎゃははははははははははははははははははははははははははははは!!こんなもんでっっ!!こんなもんでぇっ!!っっははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!ひひひひひひひははははははははははははははははははははははは!!ぐぐぐぐぐぐっっ!!っっひゃっはははははははははははははは!!!」 口を閉じ、歯を食いしばろうとしても無駄。くすぐりによって一度開いてしまった口はもう閉じられず、ハルヤは無様に笑い声を上げ、自由を奪われた手足をジタバタ暴れさせ、拘束具をやかましく鳴らす。 セナ「どうだ?識別番号を白状するか?」 セナは腋の下をコチョコチョくすぐりながら、拷問官らしく冷たい声色でハルヤに尋ねた。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!! ハルヤー「うひゃははははははははははははははははははははは!!!す、するわけっっ!!するわけないっっ!!っっひははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!ぁっはははははははははははははははははははははははははは!!!」 セナ「ふむ。よろしい。では…」 セナは、くすぐりの手を止め、近くに置いてある台から透明のボトルを手に取り、中身を手のひらに垂らした。 それはとろとろした透明の液体だった。 セナ「まだ紹介していないが、世の中にはこういうものがある」 「ローションとオイルの良いとこどりをした"くすぐり拷問専用オイル"だ」 「コイツをこうやって手指に塗り込み…」 セナの、長い指の揃う大きな手が一瞬にしてテカテカヌルヌルに仕上がった。 セナ「最後に、こうすれば…」 セナは再び、手のひらにオイルをたっぷり垂らすと、それを開きっぱなしのハルヤの白い腋の下にサッと塗った。 ハルヤ「ぐぎっ!!?」 セナの手のひらが腋を擦ったそれだけで、ハルヤは呻いた。 ハルヤの白い腋の下は即座に光沢を帯び、オイルによってコーティングされてしまった。 セナ「わざわざ説明するまでもないだろう」 セナはそう言ってオイルまみれの指先を、オイルまみれの腋の下に添えた。 それと同時だった。ハルヤからけったいな呻き声が漏れ、身体が大きく震え上がったのは。 ハルヤ「なんだっ!!?これっっ!!?」 オイルを塗られただけであるにも関わらず、ハルヤの腋には既に、異様なくすぐったさの予兆が走っていた。 セナ「それを今から教えてやる」 セナは不敵に笑ったかと思うと、腋に添えていた指を、素早く乱暴にコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!っと暴れさせた。 ハルヤ「ぶはっっ!!?はっひゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?キツっっ!!?きっっ!!?ぎゃぁぁははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?ぁぁぁああああははははははははははは!!!」 さっきまでとは明らかに違う。オイルで指の滑りが良くなったことで指先が皮膚をくすぐり掻く速度も上がり、感度も上昇している。 ハルヤは一秒も我慢することができず、笑い出し、指から逃れようと激しく暴れた。 セナ「オイルを塗ればこのように感度を無理やり引き上げられてしまう」 「そして、このように…コチョコチョ動く指の速度も上がる」 「だから…オイルくすぐりには用心しないといけない」 「わかるな?」 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! ハルヤ「ぐぁぁぁあははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?はっっははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!ぎぎぎぎぎっっ!!?っっひはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 オイルくすぐりから感じるのは、強烈なくすぐったさと圧倒的拒絶感。一秒でもいい。一秒でもいいからこのセナの指先から逃れたい。その思いでハルヤは腰を浮かせたり、身体を左右に振って暴れたが、どう暴れてもセナの指先は腋の下に吸い付いたように離れない。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!! ハルヤ「ぃぁははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!くそっっ!!くそっ!!!こんなっっ!!!うぁぁははははははははははははははははははははははははははは!!!はははははははははははははははは!!!きつぃぃぃぃぃぃぃひひひひはははははははははははははははは!!!」 両サイドから両腋の下をくすぐり挟み撃ちにされながら、ハルヤの頭にふと、ある結末がよぎった。 もし、この責め苦をずっとずっと続けられたら? 休みもなく続けられたら? ハルヤは、これまでの拷問訓練で受けた水責めや無酸素責めで、無酸素での苦しみには慣れていた。 だが、コチョコチョによって発生するあの形容し難い不気味な刺激。 ついつい口を大きく開け、腹を震わせ笑ってしまうあの刺激には耐えられない。 あの刺激をずっとずっと送り込まれ続けたら…。 ハルヤの心に、くすぐりの恐怖が植え付けられた瞬間だった。 同時に、セナの指が止まった。 ハルヤは、くすぐりが止まって数秒間は、くすぐりが止まったことに気づかなかった。 それは、腋の下にセナの指の感触がジワジワと残っていたからだった。 セナ「ご覧の通り、生意気で強気だった青年でさえ、たった三分コチョコチョされただけでこのザマだ」 セナの言う通り、ハルヤは酷く息を切らし、全身からダラダラと汗を流して疲れ果てていた。 セナ「苦しければ、今すぐに識別番号を白状すればやめてやるぞ」 セナはオイルをクチュクチュと爪の先に塗り込みながらハルヤに言った。 だが、ハルヤはその高いプライドを捨てることが出来なかった。 ハルヤ「はぁはぁはぁ…」 「こんなもん…じきに慣れるに決まってる」 セナ「ふふ」 「良いぞ。啖呵を切っただけはある」 「それでは…」 ハルヤ「ぐぁぁっ!!?」 ハルヤが飛び上がった。 腋のあたりに、強烈なくすぐったさが走ったのだ。 その刺激は、柔らかな指先ではなく、硬い爪。爪によってコチョリと腋を引っ掻かれたことによるくすぐったさだった。 それは、演習が始まる前、拘束されたハルヤの腋のあたりを一瞬だけ襲ったあの刺激だった。 ハルヤの背筋にゾァッと寒気が走った。 セナ「爪を使えば、指先でのコチョコチョとは違い、より直接的にくすぐったい神経にアプローチできる」 「今からそれを見てもらう」 「人によって、指先によるコチョコチョに弱い者と、今からやる爪による爪くすぐりに弱い者とに別れるが…」 「恐らくこの男は爪くすぐりに弱い」 「見ていろ」 セナはオイルをたっぷりと塗り込んだ爪の先を腋の下にそっと当てた。 瞬間、ハルヤの顔がグニャッと歪み、全身に鳥肌が立った。 セナ「それから…さっきの答え合わせだ。私の手指は…爪くすぐりを得意とする」 セナの指関節が素早く折り曲げられ、爪の先が脇の下を引っ掻いた。ハルヤが必死に必死に歯を食いしばるが、それを嘲笑うかの如く、セナは素早く暴力的に爪を使って腋の下をこちょばし回した。 カリカリ!! コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!!! ハルヤ「あ"っっ!!?ぎゃぁぁぁああああははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?はははははははは!!?ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!やっっ!!?やばっっっ!!!?ぁぁぁああああああああああああははははははははははは!!?」 ハルヤの顔はグシャグシャに歪み、お腹は痙攣しているかのようにピクピク震え、その腹の底から悲痛な笑い声が絞り出された。 ヌルヌルの腋の下を削ぎ落とすようにコチョコチョコチョコチョ動く指は、爪の先でくすぐったい神経を確実に刺激しており、ハルヤは拘束具を引き千切らんとするほどの勢いで暴れた。 セナ「話す気になったか?」 セナは涼しい顔でそう尋ね、残酷に指を操り爪で腋をコチョコチョくすぐり続ける。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! ハルヤ「ぶひゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?はっっははははははははははははははははは!!!ははっ!?ははははっっ!!?ははははははははははははははははははははははっ!!?はぁぁぁあははははははははははははははははははははははははははははははは!!!?それはっっ!!はぁぁぁはははははははは!!!」 他人に触れられてはならないくすぐったい神経。そこを、爪の先で捉えられて刺激されることで発生する異様なまでのくすぐったさはハルヤの精神をぐちゃぐちゃに掻き乱していた。 精神と肉体を蝕むくすぐりの刺激に、ハルヤは悍ましい顔をしながらなんとか意識を保ち、悶えていた。 セナ「これでどうかな?」 セナは、腋の下にある窪んだ箇所に爪を密集させ、そこを重点的にこそばした。 コチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョコチョ!!! ハルヤ「ぎゃぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!?言いますっっ!!!言いますぅぅぅぅぅ!!!っっははははははははははははははははははははははははははははははは!!いっっ!!いちぜろはちよんっっ!!1084っっ!!ですぅぅ!!っっはははははははははははは!!」 最初の頃とはまるで別人。ハルヤは涙を流しながら必死に何度も何度も秘密の識別番号を叫んだ。 両腋の下に送り込まれる尋常ではないくすぐったさの嵐は、ハルヤのプライドと耐久力を容易くへし折ったのだった。 ハルヤが1084と叫ぶこと10回。セナの指がピタリと止まった。 セナ「そうか」 「では、もう始末しよう」 セナから飛び出した言葉に、ハルヤは絶句した。 ハルヤ「ちょっっ!!?なっ!?」 理解不能。パニックに陥ったハルヤが拘束されているのも忘れて逃げようと暴れた。 セナ「まさか…秘密を話せばやめてくれるとでも?」 「情報を話した時点で、敵組織には必要のない存在になる」 「一思いに殺してはくれない」 「こんなふうに…嬲り壊されるのだ」 セナはたっぷりとオイルを手に塗り込み、その爪の先をハルヤの細い腹部に添えた。 ハルヤ「ぎぃぃぃぃぃぃっっ!!?ちょっ!!?あ"っっ!!もう無理っ!!もう無理ぃぃぃぃ!!!たすげでぇぇぇ!!」 腹部に走ったくすぐったさによる恐怖のあまり、ハルヤは顔を大きく変形させ、泣き叫んだ。 セナ「これではどのみち…卒業は無理だったな」 セナはため息をつき、お腹に添えた10本の細長い指を一斉にゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショ!!!!っと動かし、こしょばし尽くした。 ハルヤ「かっっっ!!?けほっ!!?かっっ!!?あっっ!!!?ぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!ぎひひ!!?ぎひひひひひひひはははははははははははははははははははははははははははははははははは!!ぐるじっっ!!ぐるじぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」 ハルヤは自分の体内から酸素がごっそりと奪いあげられるのを感じた。 硬い爪が、素早く敏感なお腹をワシャワシャゴショゴショと乱暴に這い回り、猛烈なくすぐったさを刻み込んでくる。 爪の感触、くすぐったさ、その両方がハルヤの心身を破壊していく。 ゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショ!!! ハルヤ「ぶひゃはははははははははははははははははははははははははははははっっ!!?ぇほっ!ぇほっ!!!きづっっっ!!ぃぃぃひひひひはははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!げぇぇへへへへへへへへへへへははははははははははははははははははは!!ゆるじでっ!!ゆるじでぇぇぇぇぇ!!!」 ハルヤは顔を真っ赤にして頭を振り回し、必死に情けなく笑い叫んだ。 ガシャンガシャンガシャンガシャンと拘束具は虚しく鳴り響き、手指足指はピクピク痙攣していた。 セナ「いくら泣いても敵はやめてくれないぞ?」 「くすぐり拷問をしてくるのは、血も涙もない連中なのだからな」 セナは、部屋に響くハルヤの呻き笑い声を掻き消すように怒鳴りながら、冷静に乱暴に指をお腹で暴れさせる。 ワシュワシュッ!! ゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショゴショ!!! ハルヤ「ぇへへへへへへへへへへへへ!!?ぇへっ!!っっへへへへへへへへへはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!無理っっ!!あっっ!!かはっ!!?ひっ!?ひひひひっっ!!!あ"っっっ!!!!」 ハルヤの身体が大きく大きくビクンッと跳ね上がり、ハルヤは白眼を剥いて気絶した。 さっきまで部屋を覆っていた叫び声がピタリと止み、部屋には換気扇の音だけが響く。 セナ「たったの10分か」 「これでは、敵組織の下っ端の拷問にも耐えられまい」 セナは腰に手を当て、もう片方の手で気を失ったハルヤの柔らかな頬を撫でた。頬には涙がこびりついており、口元は唾液でべちゃべちゃだった。 セナ「流したのが涙と汗と鼻水、唾液だけなど…生優しいものだ」 「言っておくが、本物のくすぐり拷問はこんなものではないからな」 「体液という体液を搾り取られ、身体から水蒸気が上がり、命の危険を感知した肉体が異様な臭いさえ発するほどの苦しみを与えられる」 「そうならないため、この施設で訓練に耐えてみせろ」 「宮澤ハルヤ。この青年は今日限りで脱落だ」 セナは窓に向かってそう言って部屋を出た。 部屋に取り残されたハルヤのオイルまみれの腹部には、無数のくすぐられ痕が刻まれていた。 その後、窓の底から拷問演習の様子を見せられていた訓練生たちもすぐに退出させられたが、最後に部屋から出た、とある訓練生は見た。 部屋に残されたハルヤを、数名の女職員たちが取り囲み、拘束具を外してどこかへ連れて行くのを。

Comments

こちらにもありがとうございます! 仰る通りですね! 興奮必至のくすぐりシーンというのは、くすぐり役だけでなく、魅力的なくすぐられ役も必要不可欠です! なんだかよく分からないいかにも使い捨て臭むんむんのキャラクターよりは、くすぐられ苦しめられることで映えるキャラクターの方がくすぐりシーンを際立たせてくれるんですよね! ハルヤは確かに、チャプター1という今作のくすぐり苦しみレベルでは一番ぬるいチャプターの被害者となりましたが、それでも良い反応を見せてくれたと思います! 彼が生意気に振る舞ってくれたおかげで、セナの恐ろしさそして、普段見慣れてしまっていたくすぐり拷問のヤバさを改めて知ることができたかと思います! そうですね…ハルヤがあのあとどうなったのか… ktさんの推測の通り、ここにいる訓練生は既に表では生きていけないようになっていますから、かなりやばい地獄が待ち受けているのは確かでしょうね… これからも、ちょこっとずつこのシリーズを書いていくのも良いかもしれませんね…! ネタが浮かべば、続編的な作品も検討してみます!! この手のものならいくらでも浮かびそうですが!笑 ありがとうございました!

Kara

新作F/mシリーズ、有難うございます! F/fでもそうですが、魅力溢れるティックラーを際立たせるには相応な「ぐられ」役が必要不可欠、そして本作のハルヤ君は中々のキャラクターですね♪ くすぐりだけでなく、百戦錬磨のセナ嬢を、そして女性そのものすら舐めている感がする生け簀かないエリート。極めつけは不遜な態度や言動にも拘わらず、ものの3分で陥落、10分で精神崩壊…いいっ、良いよハルヤ君!君の生意気やられ姿を目の当たりにして、他の訓練生はさぞくすぐりの恐怖と対擽り鍛練の大切さを知ったろうし、セナ先生を冒涜するとどうなるかを早々に知れたと思う。我々読者もセナ嬢の眩い魅力にドキドキです笑。 〉部屋に残されたハルヤを、数名の女職員たちが取り囲み、拘束具を外してどこかへ連れて行くのを。 嗚呼ハルヤ君、諜報員候補になった時点で戸籍は既に抹消されているでしょうから、この後の運命は新人拷問官達の練習台に、そして最期にはセナ嬢クラスのトップ処刑官によるくすぐり処刑の「試し斬り」人形にされてしまったり…死以上に苦しいくすぐったさの地獄を延々味合わされて消されてしまうのでは…とオジサン心配しております震 。 楽しみなシリーズの開始を心よりたのしんでおります。いつも有難うございます。

kt


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