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闘技場支配人の苦悩 4話 【破壊描写有り】

【ザガン対サクラ】が行われた次の日 「失礼します」  ノーラが支配人室に入ると、ダグが頭を抱えていた。 「…ノーラくん。どうだった? 昨晩の試合の評判は」 「はい。 総評としては〝概ね好評〟といったところですが、  やはり男性器を両断するといったシーンもありましたし、  男性客からの評価はイマイチでしたね」 「そうか… そうだよな」  見応えのある剣技が飛び交う名試合のつもりで組んだのだが、  フタを開けてみれば〝勃起、射精、性器破壊〟という迷試合。  支配人としては頭を抱えたくなるというもの。  そして、一晩経った今、  こんな事になった原因も突き止めていた。 「念のためもう一度確認しておくが、  本当に〝サルメラ選手のせい〟で間違いないのか?」 「間違いありません。  試合の直後、ザガン選手の控室で確認してきました。  彼の弟子と思われる男性3人が倒れており、  いずれも性器が異様なほど勃ち上がっておりましたし、  部屋の中には〝淫魔特有の下品な気〟が残留していました。  さらに…  あの日はサルメラ選手の試合が無いにもかかわらず、  彼女の姿を見たという情報も多数確認。  なので、サルメラ選手のせい、と断定してもよろしいかと」  ノーラがサルメラの事を嫌悪しているのはダグも知っていたが、  こんな嘘をつく性格ではないことも十分知っていた。 「――――分かった」  ダグが頭に当てていた手を机に置いた。  ※ 「サルメラ選手」  ダグの使いである若い男がサルメラを呼び止めた。 「何か?」 「少しお話があるので支配人室までお越し下さい」 「……」  ここは闘技場選手専用の人通りが少ない廊下。   周囲に人の居ないことを確認してから淫魔が距離を詰めていく。 「……構いませんわ。ですが、  その前に私は〝貴方〟とお話ししたいのですが♡」  ――――すっ♡  淫魔の指が男の股間を突いた。 「はぅ!?」  それだけで〝中身〟がズクンと発熱する。 「ふふ♪」  つん♡   つん♡ 「お、おやめ下さ……あぁぁぁ♡」  ペニスに〝芯〟が入ったことを察した淫魔は、  服の上から肉棒へと優しく指を回す。   にぎ…♡   にぎ…♡ 「はうぅぅ♡」  淫魔にとっては戯れ程度の手遊び。  それでも、ひと揉み、ひと揉み、と握る度に  男根はムクムク膨張し、陰嚢もグングンせり上がっていく。 「ああぁ… あぁぁ♡」 「あら♡  もう限界のご様子で♪」  若い肉芽は早くも先端を湿らせつつある。  淫魔が〝とどめ〟を刺してやろうと両手を添えた、直後。 「それ以上は除名処分となりますよ」  ノーラが現れ、淫魔を制止したのだ」 「……また貴女ですか」  女同士の視線が絡み合う横では、  〝イク〟タイミングを失った男が身を捩(よじ)らせている。    「はぁ… はぁ… ノ…ノーラ先輩!」 「サルメラ選手は私が連れて行きますので、  貴方はすぐにこの場を離れなさい」 「は、はい!」  股間に出来たつっかえ棒を押さえつつ、  男は前屈みのまま小走りで去って行った。 「あーらら… 可哀想に…  きっとこの後、トイレでひとり寂しくシコシコするのでしょうね。  誰かさんが現れなければ今頃、最高の手淫を味わえましたのに…」 「淫魔に搾られるよりマシです」 「ならば貴女が〝処理〟してあげればよいのでは?」 「必要ありません。  〝あの状態〟なら手で軽く摩擦するだけで十分な筈です」 「つまらない考えですわねぇ」  空気が張り詰める中、サルメラは大人しくノーラと移動していく。  ※ 「サルメラ選手、何故また呼ばれたのか… 理解してますね?」  支配人ダグが真剣な目で質問した。  このままではまた面倒な処罰を受けてしまう―――  と、予感したサルメラはとぼけたり誤魔化したりせず、  自分から罰の内容を提示する事にしたのだ。 「理解しておりますわ。 なので…こういう償いはいかがでしょう」  背中にノーラの険しい視線を受けながら、  サルメラが滔々(とうとう)と罰の内容を述べていく。  「昨日のザガン選手は男性器を斬られての敗北。  私に負けた雪男さんと吸血鬼さんも、男根を斬られたり  睾丸を斬られたりの敗北でしたわね。  緻密な臓器である男性器の治療は他の部分より遥かに難しく、  〝そんな負傷者〟が立て続けに三人も出たのですから、  治療班の方々はさぞ面倒な思いをしているはず。  そこで――――  おチンポのスペシャリストであるこの私が  手を貸すというのは如何でしょう」 「そ、それは… 治療の手伝いをするという事ですか?」  ダグが訊ねると、「はい♪」と元気よく返事してくる。  三人のうち二人はサルメラが破壊した男性器であり、  残り一人も彼女が原因で破壊されたようなもの。  少し恩着せがましい言い方だったが、  ダグとしては、かなりありがたい申し出とも言えた。  というもの……      ※  昨晩  ザガンが治療室へ運び込まれた後、  治療班のリーダーの女性とダグがこんな会話をしていたのだ。 「すまんな。大変だとは思うが… 頑張ってくれ」 「いや、大丈夫っスよ。  〝ここ〟じゃ金玉を潰された男なんて何人もいますし♪」 「あ、あぁ」 「ただ、〝ここまで〟やられてると全快まで時間が掛かりそうでスねぇ」 「そうか…」 「玉も竿も、あんま適当に治すとインポになっちゃいまスんで、  ちゃんと〝機能〟するように慎重にしないといけませんし…」 「…あぁ、とにかく、よろしく頼む」  ※  この闘技場では死ぬことすらあるため、三人とも奇跡的に  生きていたのはありがたいのだが長期離脱は避けられない状態。  となれば、彼ら目当ての客が遠のくだけでなく、  治療班に負担がかかり続けることに。  支配人として、一日でも早く回復して欲しいのは当然だった。 「なるほど… ちなみに、どの程度の期間で治せそうですか?」 「それは患部(おチンポとタマタマ)の状態を診ないと分かりませんが、   アレの構造ならば誰よりよく知っていると自負しておりますわ」  手でも、足でも、治療するにはその構造を熟知していなればならない。  治療班の者たちの腕は確かだが、男性器の構造に対する  知識となれば淫魔に軍配が上がる。  ノーラもその辺は理解しており、  〝闘技場のためにもソレで我慢してあげましょう〟  と、顔に表していた。 「―――では、サルメラ選手」 「はい?」 「その自負している知識をさっそく拝見させて頂いてもよろしいですか?」 「モチロンですわ♪」  双方の利害が一致したところで、  ダグはサルメラを治療室へと案内した。  ※ 「いやー 淫魔さんが協力してくれるとは心強いっス♪」 「大したことは出来ないかもしれませんが」 「またまた~」 「うふふ♪」  治療室のリーダーの『キュリア』がサルメラと談笑しつつ廊下を歩き、  ダグとノーラはその後ろをついて行く。 「治療班の長として情けない話ですが、  男性器ってのは何度治療しても中々慣れなくて…」 「仕方のないことですわ。私たち女性には〝無いモノ〟ですから♪  …ま、だからこそ試合中に遠慮なく潰せるのですが♡」 「そうそう。この闘技場も出来たばかりの頃は  金的攻撃は禁止だったんスけど、女性選手からクレームが殺到しましてね」 「ほう! それは初耳ですわね。  〝男ばかりを有利にするルール〟だからですか?」 「まさしくっス。  〝金玉の付いていない女性にとってハンデでしかない〟とか、  〝もっとも効果的な急所攻撃を禁止するのはおかしい〟とか、  〝そんなルールは男だけで守ればいい、女性に強制するな〟とか  〝女性格闘家にとって金的は基本、女性だけ金的解禁すべき〟とか、  支配人さんが色んな人から色んな事を言われたらしく、  結局、今のルールに落ち着いたようです」 「へー」 「でも、そのせいで男性選手の敗因に〝睾丸破壊〟が追加され、  こっち(治療班)にしわ寄せが来ちゃったんスけど――――  あ、すいません! 選手に言う事じゃなかったっスね」 「いえいえ、〝こういう話〟は大好物ですので♪    今度ぜひ膝を交えてお聞きしたいものです。  美味しいお酒でも飲みながら」 「いいっスね~♪」  潰れた睾丸をよく見る者同士、波長が合うのか、  キュリアとサルメラは実に楽しそうに歩いて行く。 「私も初耳ですよ」  聞き耳を立てていたノーラが面白くなさそうにダグを睨(にら)む。  自分の知らない事をダグとキュリアが共有していたのが  気にくわなかったのだろう。 「いや、言うほどの事でもないし…」  ダグが目を逸らしていると、前を歩く二人が部屋へと入っていく。  特に重症な選手が運ばれて行く治療室であり、  サルメラはまず〝雪男〟のところへと案内された。   「雪男さんのために、この一画だけちょっと寒くなってますんでご勘弁を」 「問題ありませんわ。それにしても――――」  と、サルメラが目を向ける先には数日前の対戦相手が寝かされていた。 「〝壊した相手〟を治す側になるなんて、奇妙な縁といいましょうか…」    サルメラvs雪男  その試合の結末は〝陰嚢を素手で引き千切る〟という凄惨なものだったが、  〝今の〟彼にはちゃんと玉袋が付いている。  おそらくは、ベットの横に居る女性治療師のおかげだろう。 「始めまして。彼の担当治療師です。  ごらんのとおり、どうにか形は復元できたものの…  その… 〝本来の機能〟がまだ…」  見た目はノーラより若く、まだ新人だからなのか、  その担当治療師は頬を赤くしつつ話を続ける。 「雪男さんの意識があるのであればご自分で〝確認〟してもらう  のですが、まだ意識が戻っていない状態なので私が、えっと…  陰茎を摩擦したり、色々と〝確認作業〟を行ったんです。  それで… 正常に勃起はするのですけど、  いくら摩擦しても、せ、精液は噴出されず…  〝睾丸から延びる管(くだ)部分〟を検査しているのが現状です」  よく見れば彼女の横には〝男性器のツボ〟を書き記した紙が  置かれており、そんな初々しさが淫魔の顔を緩ませる。 「ふふ♪ お姉さんが来たからにはもう安心ですわ。  後はお任せあれ♪」 「あ、はい!」    前におどり出るサルメラの後ろでは、ノーラが半目で  「貴女のせいでしょ」と言ったとか言わなかったとか。 「ふむ… ふむ…」  患部周りの毛は治療のために剃られている。  つまり、雪男自慢の体毛は股間周りだけツルツルであり、  サルメラは指で無毛の玉袋を楽しそうに撫でていた。 「玉はちゃんと〝定位置〟に入ってますのよね?」 「はい、試合で千切れてはいたものの睾丸部分に損傷はなかったので、  私でもここまで治す事が出来ました」  サルメラが試合で雪男の股間を掴んだとき、  陰嚢もろとも睾丸を力任せに引き千切ったのだが、  床にこぼれ落ちた〝それ〟はまだ玉の形をとどめていた。  サルメラの性格なら笑って踏み潰していてもおかしくなかったが、  今となっては潰さなくて正解といえる。 「あ、ごめんなさい。 そう言う意味ではなく、  〝左右のタマタマが逆に入っていたり〟すると異常が起きるのよ」  そう言って大きな陰嚢の上で指をくるくると回すが、  担当治療師は首を振って否定を示した。 「そ、それも大丈夫です。  左右の睾丸では千切れた管の長さが違ってましたので、  〝どっちがどっちに入っていたのか〟判断しやすかったです」 「ふぅむ… それなら…」  顎(あご)に指を添えて考え込むサルメラ。  専門外のノーラにとっては理解しずらい会話であり、  ダグにとっては聞いているだけで玉が縮み上がってしまう内容だった。  さらに。  男が本当に見ていられない光景が直後に起きた。 「ちょっと失礼」  サルメラが右手の人差し指と中指を立てて、  するどく美しい爪を陰嚢へ近づけたかと思うと。  ―――――――ップ  〝それぞれの睾丸がある位置〟へと刺したのだ。 「ひぃ!?」  唯一痛みを想像できるダグから悲鳴が上がり、  雪男の体もビクンと跳ね上がった。 「な、何を!?」  ダグの声に、サルメラが背を向けたまま「治療ですわ」と返す。 「せ、せめて麻酔をして下さいよッ」 「話を聞いていなかったのですか?  麻酔なんかしたらおチンポが鈍感になって  射精の確認が出来なくなってしまうではありませんか」 「う…」 「素人さんは黙って見ていらして下さいな」  冷たくあしらう淫魔が、陰嚢に刺さる指を少しづつ動かしていく。 「――――――――あ! やっぱり」  何かに気付いた様子を見て、担当治療師が目を開く。 「原因が分かったのですか?」 「えぇ、精液を送り出す管の中に血が溜まっていたようですわね」 「血? ……あ!もしかして、  千切れた部分を繋げる時に混入しちゃったのかも」 「おそらくそんなところでしょうね。  ま、原因も分かりましたし、私が一時的に〝管の内部〟を  広げますので、貴女は吐精処置をお願いします」  睾丸の管を広げる! そんなことが出来るのか?  などと思っているダグとノーラの前では、担当治療師が  白衣の腕部分をまくり上げて雪男の太いペニスを掴んでいた。 「そ~れ」  軽い掛け声とともにサルメラの爪が赤く光り、  意識の無い雪男の肉体が痙攣し始める。 「今の内ですわ」 「は、はい!」  担当治療師が萎(な)えきっているペニスを丁寧に擦っていると、  少しずつ体積が増してゆき、〝形が整ってきた〟時点で彼女は  確認するようにペニスのツボへと指を移動させた。 「カ、カリ首と… 裏スジが… 男性の…性感帯…」  若い女性がブツブツ呟きながら、  射精させるために必死で男根を擦り続ける。  実は、やろうと思えばサルメラひとりで十分な作業なのだが、  〝この姿〟が見たいがためにわざと協力してもらったのだ。 「うふふ♡」  顔を赤くしながら真剣にペニスと向き合う彼女には  淫魔とは逆の色気があり、それはダグの下半身も認めていた。   「ホント… 節操がありませんね」 「うぐぐ…」  横目をダグの股間に向けるノーラが小声でののしると、  直後に雪男から大きな喘ぎ声が上がった。 「ガァァウウゥッッ!!」  限界の合図である。  どぴゅるるるるるるるるっっ!! 「へ?」  大声にビックリしている担当治療師の眼前には、  せき止められていたドロドロの白濁液が次々と撃ち上がっていく。 「あわわわ」  びゅぷるるるうるるるっ!!  睾丸の管が強制的に広げられている影響もあるのだろうか、  噴水に近い勢いで流れ出る真っ白なソレはペニス周辺へと   降り注ぎ、奇しくも剃り込まれた白い体毛の代わりを成していた。 「え? え? 射精って…こんなに出るものだっけ…!」  既に担当治療師の手は離れていたが、  ペニスはひとりでに子種汁を漏らしている。  元気過ぎる様子を見たサルメラ、キュリア、ノーラの女性三人は  一様に「まぁ♡」と言った感じで頬に手を当てていた。  ※ 「ありがとうございました」  ようやく止まった精液を拭き取りながら担当治療師が礼を述べる。 「ぼ、勃起、及び射精を完了。  患部は正常機能を取り戻した事を確認しました」  続けて彼女はキュリアに報告する。 「うん、ご苦労様。  ―――そして、サルメラさん、感謝します」 「礼にはまだ早いですわ。  〝他の男性〟も診てみないと」 「では、次はこちらへ――――」  案内されるサルメラがノーラを横切る瞬間、  長し目を向けながら「ふふん♪」と鼻を鳴らした。 「!」  もちろん、この程度で激怒するノーラではないが、  近くで見ていたダグにはものすごく嫌な予感が走ったという。      


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