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殺し屋ホノカちゃん 7話(完)【破壊描写有り】

   深夜の警察署。  そこに内設された武道室で対峙する相手はまさかの署長。 「ぐふふふ♪」  畳を踏みしめる太い足元に精液がぽたりと垂れた。  「汚らしい涎(よだれ)が垂れてますねぇ」  全裸の署長に向かって言ってやると、  充血したチンチンをわざとこっちに向けてくる。 「まぁまぁ、キミも〝私の涎まみれ〟なんだから  お相子(あいこ)じゃないか、むふふ」 「ちっ」  くやしいが、あの変態の言う通り、  私の婦警服のあちこちには粘度の高い精液が付着している。  隠し武器はもう無いし、あの変態署長タキモトは  あれでもベテラン警察なのだから柔道の心得もあるはず。  汚れた服などいっそ脱いだ方が良いのかもしれないが…… 「むふふふ♪ どうしたんだい?   怖いのかい? 子猫ちゃん♪」  あんな勃起した変態の前でこれ以上肌を見せたくはない。  っていうか、あの年齢で二連続射精してまだ元気だなんて、  よほど強烈な勃起剤を使ってるのね。 「そちらからどうぞ。  さっきみたいに襲ってくれてもいいんですよ」     そう言って警棒をくるりと回転させてみせると、  タキモトが叩かれたばかりの〝股間の警棒〟を撫でる。 「そうしたいのはやまやまだが、流石に〝これ〟は痛かったからねぇ。  ここは慎重に…… 襲わせて貰うとしよう」  じっくり待たれるとやりづらいが、やはりこの変態でも  チンチンを警棒で叩かれるのは堪らないようだ。  まぁ、へし折るつもりでぶっ叩いたのに  まだまだ元気な時点で異状なんだけど。 「あら、署長ともあろうお方が随分と臆病な発言。  その無駄に立派な勃起おチンチンは飾りですか?  それとも、たった二発撃っただけで、  もう〝弾薬庫〟が底をついてしまったのですかー♪」  挑発にも応じないか…… いや、  よく見ると私の言葉を受けたチンチンが嬉しそうにヒクついている。  言葉責めなら大歓迎といったところか。 「フーッ フーッ」 「!」  射精の残り汁が垂れているとばかり思ってたけど…あれは…  あの亀頭から溢れている半透明な粘液は我慢汁!   「ぐふ♪ ぐふふふ♪」  そうだ。 勃起剤を服用した男がじっくり待つなんて無理に決まっている。  挑発ではなく誘惑してやれば―――― 食い付いてくるはず。  よし! 作戦は決まった。 「……ねー 署長さーん♡」 「ん?」 「パイズリって興味ありますかー♡」     むにぃっ♡  婦警の制服をはだけ、自慢の谷間を見せてやった。 「おぉ! も、勿論だよキミィ」 「ふふ、そ・れ・な・ら♪  この握っている警棒を取り上げることが出来たら  パイパイでズリズリしてあげますよ♡」 「えっ!!」 「だってぇ、コレを失ったらもう勝ち目なんてありませんしぃー、  署長さんの〝立派な警棒〟をオッパイで気持ち良くして、  許しを請うことくらいしか出来ないじゃないですか~♡」    むにゅぅん♡ 「むふ、ふふふ♪ なるほど、  パイズリするから見逃して♡ とでも言うつもりかね」 「〝残弾〟に余裕があるのならナニしても構いませんよ♡  まー けっこうなお年のようですしぃ~  さっきの二連射とパイズリ一発で流石に打ち止めですかねぇ♪」    「むふふふ、甘く見てもらっては困る。  今の私は〝10代の下半身に戻っている〟と言っても過言ではない。  なにせ〝数十万もするおクスリ〟を使っているのだからねぇ♪」  数十万!?    そんな超高級な勃起剤を……!   ちょっと興味あるわね、ハニートラップとかに利用できそう。 「そうですか、ならば私の警棒を奪い取ってから、  その10代の下半身とやらを見せてください♡」      ちらっ♡  薄桃色の乳輪を覗かせてやると、タキモトの鼻息がひときわ大きくなった。 「ブフーッ ブフーッ も、もうたまらん!」  かかった。  後は…… 〝位置〟を間違えないように、さりげなく誘導して… 「ふおぉおぉ!」  うなりながら直線的に距離を詰めてくる。  だが、しっかりと左右の手を首と股間の前に置いているため、  カウンターで倒すのは難しい。 「やあッ!」  けど難しくていいのだ。  苦戦が演技じゃないからこそ、コイツを罠にかける事が出来る。  ――――バシィ! 「ぐおぉ! ぐふ、ぐふふふ」  脂肪と筋肉で覆われた太い腹を警棒で打つが、  少し怯(ひる)んだだけですぐに気色悪い笑みを取り戻す。 「このっ!」  ――――ビシィ! 「おおふっ!  むふふふ、この感覚も中々クセになりそうだよ♪」  まったく、女王様のムチじゃないってのに。 「何を勝手に気持ち良くなってるんですか。  警棒を取り上げないとパイズってもらえないんですよ?」 「そんなに誘わなくたって分かっておるよ♪」  切った箇所の血はもうほとんど止まっているし、  急所以外を警棒で打ってもダメージは少ない。 「キャっ!」 「ふむむ、可愛い声を出すんだねぇホノカくん♪」     やはりこの変態を倒すには少しづつ弱らせ作戦ではぬるかった。  〝一撃必殺〟と呼べるほど強烈な攻撃でないと…。 「ほらほら駄目じゃないか、腰が引けてるぞ。  そんなに私が怖いのかね?」 「クッ……」  パワー、スピード、タフさを兼ね備えた変態の猛攻が、  私を徐々に後退させていく。 「はぁ… はぁ… つ、強い…」 「むふー いいねぇホノカくん、その顔最高だよ♪  そして強いのは〝コッチの方〟もだから安心していいぞぉ♪」  調子に乗ったタキモトが勃起したチンチンを見せびらかす。 「隙あり!」  ようやく顔を出した急所へと、  待っていたとばかりに私は大振りで警棒を振り下ろす―――― 「そうくるのは分かっていたよ」 「キャァッ」  ――という〝演技〟をした。 「フーッ フーッ さぁ、これで最後の武器が無くなってしまったねぇ」  警棒を掌底で弾き飛ばしたタキモトが、  期待するように充血させた目と生殖器を向けてくる。 「あ…ぁ…」  その場にペタリとお尻を付けた私が怯えた表情のまま  少しあとずさりすると――― お尻に〝何か〟が当たる感触が。 「!」  狙い通り! と、心の奥でつぶやいた。 「ん~~? どうしたのかねぇ。  パイズリしてくれるって約束ではなかったかい?  それとも、ムリヤリ犯される方が好みとか?」  タキモトが重厚な肉体を近づけてくる。 「ぐふ、ぐふふふふ♡」  その肉欲に取りつかれた醜い顔へと、私は―――   ――――バサっ   「むうぅぅ!??」  隠し持っていた柔道着を被せてやった。 「ん~~ッ?? こ、これは!」 「そう、アンタがエッチ目的で用意した柔道着よ!」  置かれている柔道着へ目を向ければ気付かれていだだろう。  振り向かず、記憶を頼りに〝この位置〟を探れるかがカギだった。 「ぬ、うぅ!」  被せられた柔道着をタキモトが取り払う。  視界を閉ざしていた時間は2秒弱。  ―――充分な時間だった。 「や、やってくれたね……え!」 「いーえ♪ やるのはこれからですよ♡」  タキモトの顔のしわが恐怖で歪む。  刃物にも銃にも動じなかった変態がうろたえている。  私の手が、陰嚢(いんのう)を握っていたからだ。 「う、くッ」  あれだけよく回っていた口が堅く閉じた。  ようやく必死になったという証だ。   〝今さら〟なんだけどね♪  ――――きゅむぅ! 「はがあぁぁッ!!」 「アハハ♪ ナイフで切られた時よりも痛そうな声ですね♪」  ぎゅううぅっ! 「くああぁぁ!!」  皮膚をスパっと切られるより、筋肉をビシっと叩かれるより、  剥き出しの内臓をギリギリと掴まれる方が辛いのは当たり前。 「ぐうぅぅッ こ、この……」  苦し紛れに伸ばされた手が、私の袖(そで)と襟(えり)を掴む。 「お! そういえば柔道の〝指導〟をしてくれるって言ってましたっけ?」  柔道のように組み付いてきたのは、睾丸責めの苦しみで  立っていられなくなっただけなんだろうけど、  せっかくだから指導して〝あげる〟ことにした。   ぎゅむっ!  ぎゅむぅぅ!   「ひああっぁぁ!!」 「アハ♪ どうしたんですかぁ?  私は袖どころかこーんな〝小さい袋〟しか握っていないのに、  投げる事も押し倒すことも出来ないんですかぁ♪  体重の階級が遥かに下の女性に組み付く事しか出来ないなんて、  勃起剤よりプロティンを飲まないとダメですよー♪」 「ふうぅぅッ」  どれだけ馬鹿にされようと、タキモトから動いてくる気配は無かった。  でも、それは無理のないこと。  体の重心点とも言える下腹部、神からのイタズラか試練か、  何故か男はそんな重要な箇所にあんなにも無防備な弱点が付いており、  女子供にすら掴まれてしまえばこの通り――   ぎゅむううぅぅ!! 「ふぎゃあぁぁぁッ!!」  積み重ねた技術を使う余地も無く動きを制されたしまう。  たとえ金メダリスト柔道選手だろうと  〝掴まれた状態〟では女子高生にすら勝てないだろう。 「えい♪」    ぐいっ 「おほお!」  玉袋を右へ捻ると肉体まで右に傾き。 「ほい♪」   ぐいぃぃっ 「うひぃ」  下へ引っ張れば、あっけなく腰が崩れ落ちていく。  フフ♪ まるで男のコントローラーみたい♡ 「それでは、投げますので受け身を取って下さいね♡」  と言っても相手は全裸、掴む道着なんて無いし、  ただ相手の手首と金玉を掴んで投げ転がすという  いたって粗末な投げだったが。 「えいや!   ―――ガシッ  ぎゅむ!   「おおふぅッ」  ひと回り以上大きな肉体はいとも簡単に膝をついた。 「ぐっ!」  四つん這いとなったタキモトだが、  彼のタマタマはまだ私の手の中にある。 「次は〝締め技〟いきますね♪」 「え!」  でっぷりと実った右の陰嚢に五本の指を回すと、  タキモトが震えた声で言ってきた。 「ま、待て、待ってくれッ 金なら払―――」  聞き飽きた命乞いは雑音と同じ。  どんな格闘技でも禁じ手であろう締め技をお見舞いしてやった。   ぎゅううぅぅぅぅっぅ……… 「〇✕▽●※~~~ッッ!!」  痛々しく変形していく睾丸が限界を迎えた時。  ぷちゅん―――ッ という〝感覚〟が手のひらに伝わってきた。 「がッッッはぁッッ!!!」  睾丸の密度がいつもより高かったのはクスリのせいか、  もしくは、たんにこの変態が異常性欲だからか… 「まずは〝技有り〟ですかね♪」 「ふッッぐぅぅッ!!」  睾丸破裂の痛みに悶絶しているとこ悪いけど、  〝技有り〟じゃまだ試合は終わらないのよ。  ――――ぐにんっ 「ひッ!!」  残った左の陰嚢へと指を移してやると、  後がなくなった男が再び命乞いを――― 「待っ――――」  ――するより早く〝あの感覚〟が手のひらを叩いた。  ぎゅうう~~~~……                ぷちゅっ!! 「ひああぁぁぁぁっぁッッッ!!」  ビクッとタキモトの体が大きく跳ねると、そのまま痙攣し始め、  口からは泡が、チンチンからは白と赤の粘液が交互に噴き出す。 「これでもうひとつ〝技有り〟  合わせ技イッポン♪ で、インポになっちゃいましたねぇ♡」  自分でもくだらないギャグだと思うけど、  手強いターゲットの情けない姿を見てついはしゃいでしまった。 「……最後は、アナタの用意してくれた〝これ〟で」  取り出したソレは〝柔道着の帯〟      目くらましの柔道着とは別に取っておいたのだ。 「ゆっくりと、締め落とさせて頂きますね」  白目をむくタキモトの首へと丈夫な帯を回し、  彼のすべてを終わらせてやった。 「――――ふぅ」  命が停止したことを確認してから帯をほどき、  大きく息を吐きながら畳へとお尻をつく。 「あ~~ ホント疲れた。 まさかこんな強敵だったなんてねぇ…」  殺(や)るか犯(や)られるか…… ギリギリだった。 「自分で用意した柔道着が決め手になるなんて、皮肉なものね」  魂の抜けたタキモトを一瞥(いちべつ)し、  睾丸を握り潰した感触を思い出しながら依頼主に連絡を入れた。          プルルルル…… 「もしもーし」 『あ! ホノカさん』         「たった今、依頼が完了しましたので、その報告を」 『おぉ! それはそれは、ありがとうございました』 「いえ、あ、でも…」 『はい?』 「お借りした制服が、少し汚れてしまって…」 『もしかして精液をぶっかけられたとか?』 「ッ! よくお分かりで」 『ふふ♪ それなら大丈夫ですよ。  私の時もよく〝かけられて〟いましたので洗うのは慣れてます♪』 「あ、あぁそうでしたか」 『では、料金の方は明日にでも―――ん♡ あん♡』 「ッ!? どうなさいましたか!」 『あ、いえ… あっ♡    もう、電話してるんだからあっちいってて、すぐ終わるから』 「あの…」 『ご、ごめんなさい。 今ちょっと彼が…』 「彼? ってもしかして… 副署長さん?」 『はい♡ なんか数十万もする勃起剤を買ったとかで、  もう四発も抜いてるのに全然おさまってくれなくて…♡』 「は、はぁ…」 『そ、それでは彼が〝しっぽ〟を振って待ってますので、  また明日電話します』 「……はい」  ――――プッ 「……アナタの元カノさん、楽しそうだったわよ」  タキモトの抜け殻に報告してやると、チンチンの先から赤い精子が垂れ落ち、  それがまるで血の涙のようにも見えた。 「本当に…… 世の中は怖いわねー」  反社会組織、企業同士の陰謀合戦、  そして警察内部でもこんなドス黒い闇を抱えているなんて… 「ふふ… これからも忙しくなりそう♡」  〝殺し屋〟として、自分の仕事の需要を再確認した私は、  生臭い武道場で冷たく微笑んだ。


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