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殺し屋ホノカちゃん 6話

 過去にけりをつけたあの日から一週間後の夜。 「はい、もしもし――  あ!」  見知らぬ番号から電話がかかってくると、  予想した通り、相手はあの〝始末屋〟の妹さんだった。 「始めましてー♪  兄の〝お世話〟をしたホノカちゃんです♪」 「ど、どうも始めまして。 『トウカ』と言います。  あの、兄からは…」 「えぇ。話は聞いております。  何でも相談したことがあるとか」 「はい」  声だけ聴くと若くておしとやかな感じだが、  新米婦警でありながら警察署長と肉体関係を持っているらしい。  おかげでこっちは助かったんだけどね。 「私に相談という事は、誰かを殺(や)って欲しいという依頼ですか?」  尋ねると、少しためらっているのか、しばし無言の間が続く。  でも、彼女がためらうのも当然だった。 「…………はい」 「そのお相手とは?」 「私の勤めている警察署の……署長です」 「え」  つい声が出てしまった。  だって、その署長って―― 「し、失礼。 ですが、確か聞いた話では、  トウカさんはその署長と…… 関係を持っているはずでは?」  新米婦警と署長の肉体関係。  それが純愛ではなく何かしらのメリットで繋がっていることは分かる。  トウカさんは兄の〝始末屋〟に警察を利用し、  署長は己の性的欲求を若い女性で解消、  と、私は勝手に関係を予想していたが… 間違っていた? 「おっしゃる通り、私と彼は〝週に最低2回〟という関係を結んでいました」  彼と来たか。  それにしても週に2回以上とは、随分と〝お若い〟署長さんね。 「もちろんこちらも相応に利用させてもらってましたけど、  これ以上は〝道連れ〟にされかねませんので」   「道連れ?」 「一言でいえば、彼も汚職警官だったというわけです。   それもとびっきりの」  部下の若い女性とヤリまくってる時点で汚れていると思うが、  それだけで殺されるような怨みには……ならないだろう。たぶん。 「す、すいません。 ちょっと話が見えなくて」 「こちらこそ回りくどくてすみません。  つまりあの男は――――」  ※   「世の中は恐ろしいのね… 〝殺し屋〟だけどそう思っちゃうわ」  ○○署の署長を務める男『タキモト』  聞いたところ、彼が署長に上り詰める間にも、  新人婦警を上層部に捧げたりと、かなり汚れた手段を取っていたらしく、  署長になってからは婦警にとどまらず一般女性にまで  〝男たちの拳銃〟の手入れを強要させていたらしい。  もちろん〝自分の拳銃〟も含めて。  だが、積もり積もった悪事はいずれその身に降りかかってくる。  トウカさんの入手した情報によれば、   現在、その汚職署長の悪事を暴露する準備が水面下で着々と準備され、  タキモトが失脚する日も近いとのこと。  何故、トウカさんがそんな事を知っているのかと聞いてみたら、 『彼(タキモト)の地位を狙う副署長から言われたんです。  こちら側につけば悪いようにしないって。  そう言われたら道連れになる前に寝返るしかありませんけど、  私も言われるがままでは面白くありませんからね、  副署長へ〝体でのお礼〟をたくさんしてあげて、  しっかり〝愛人の座〟もゲットしちゃったんです♪』  と、嗤いながら言っていた。 「………はぁ」    そのしたたかさには感心してしまう。    要するに、現在のトウカさんは〝今の署長〟と〝次の署長〟、  両方と愛人関係を結んでおり、現署長のタキモトが失脚しても  痛くも痒くもないのだ。  いや、道連れになる可能性がある分、もうタキモトは邪魔でしかなく、  今の内に〝殺し屋〟の私に消してほしい、といったところか。 「…にしても、警察のトップ二人が若い女に下半身を支配されるなんて、  フフ… 世も末だねー♪」  などと言いながら、私が今歩いているここは警察署。  でも廊下には警察官の姿は無い。  時間帯が深夜という事もあるが、  誰一人いないのは明らかに異常な光景。 「トウカさんの言ったとおりね。  エッチするためにここまでやるなんて… 呆れちゃうわ」  トウカさんは〝週に最低2回の肉体関係〟という契約を結んでいるが、  少々マンネリしてきたのか、最近はホテルや別荘ではなく、  このように無人にした署内でヤルことが多いらしい。  私も〝職場でのセッ○スは燃える〟と聞いたことがあるが… まぁいいか。 「お! 来たね♪」  署内にある武道室へ行くと、柔道着を纏う体格の良い中年男が立っていた。  このおじさんが… タキモト。 「さぁ、トウカくんも着替えて、  そこに柔道着があるから―――― んん?」  畳の敷き詰められた広い部屋に私が上がると、  タキモトもようやく異変に気付いたらしい 「キ、キミは…!」 「ごめんなさーい♪ トウカさんが今日は来れないって言うから、  ヘルプで来たホノカっていいまーす♡」 「何!?」  タキモトが分かり易く動揺する。  二人きりの秘密だったからこそ警察署をわざわざ無人にしたのに、  まったくの別人が来たのだから驚くのも無理はない。 「ちょっと待って」  部屋の隅に置かれたスマホへと手を伸ばす。  たぶん「話が違うぞ」とでもトウカさんに言うつもりだろう。 「トウカさんならもう電話に出ないと思いますよー  それより……ほら♡ 私と遊びましょ♪ お・じ・さ・ま♡」  コートを開き、トウカさんから借りた婦警の姿を見せてやると、  タキモトの手が止まり、目の色が変わった。 「おぉ……」 「ふふ♡ 署長さんってこーゆーのが好きなんですよねぇ♪」     ――――むち♡  トウカさんには悪いが、制服の胸の部分がややキツい。  でも、それが逆にパツンパツンの胸元を描き出し、  むちむちドスケベ婦警を演出していた。 「そ、そうだな、トウカくんには後で厳しく問い詰めておくとして…  とりあえず出すもの出してスッキリさせた方がいいな」     ……ぐぐぐ♂  うわ、よく見たらもう勃起してる。  あの歳で何でこんな元気なの? 「わー♡ まだ触ってもいないのにビンビンですねー♡  さっすが警察官のトップ♪ よい〝警棒〟をお持ちで♡」 「むふふふ、まぁね♪  言っておくけど、私のはすごいぞぉ。   長さや太さだけでなく、最近買った〝おクスリ〟のおかげで  持続力と回復力もバッチリさ♪」  なるほど、勃起薬を使っていたのか。  まぁ、違法薬物でもないし、高いおクスリを使ってまで  自分の本気を見せたい〝おじさん心〟は嫌いじゃないけどね。 「では… ホノカくんと言ったね」 「はい」 「今日は特別にキミを〝指導〟してあげるから  その柔道着を着なさい」  タキモトが畳まれている柔道着を指差す。 「ん? 柔道勝負をするって事ですか?」 「何だ、トウカくんから聞いてないのかい?  指導だよ指導、運動の駄目な婦警さんのために、  署長が直々に手取り足取り指導してあげようと思ってね、ぐふふ」  あぁ、イメージプレイってことね。  面白そうではある。 …けど、柔道着に着替えることは出来ない。  私は〝殺し屋〟としてここに来ているのだ。 「……あ、そうだ。  署長さん、実は… トウカさんから預かっている物が」 「ん?」 「えーと、コレなんですけど…」  とぼけた顔で距離を詰め。  服に隠し持っていたナイフを素早く取り出すと、  タキモトの太い首元へ流れるように滑らせていく。 「――――うッ!」  首からは大量に血しぶきが舞い、男は足元から脱力する。  ……筈だった。 「!」  切れたのは薄皮一枚。 致命傷じゃない。 「うッ むぐぅぅ」 「ちッ」  落ち着け。 チャンスは終わっていない。  次で終わらせれば良いだけのこと! 「ハッ」 「ふおぉッ」  ま、また躱(かわ)された!      「しつこい男は嫌われますよ!」  三度目の攻撃。    「!!」    それも紙一重で防がれる。  この男、ただのスケベオヤジじゃないの? 「ふーッ ふーッ ……ハァ!!」 「キャ!」  ナ、ナイフを素手で弾き飛ばした!? 「はぁ…  はぁ…  ぐふふふ… やってくれたねぇ子猫ちゃん」 「う」  出血箇所を確認すると、野卑な笑みを浮かべて舌なめずりしてくる。 「……気持ち悪いほどお強いのですね」 「むふふふ、伊達に警察署長をやっておらんよ」  いや、別にその肩書(かたがき)と戦闘能力は関係ないでしょ。 「これでも数々の修羅場をくぐってきたんでね、  キミが私を本気で殺そうとした事くらい分かる。  誰が何のために、までは分からんがね……何せ敵が多すぎて」 「カッコイイ台詞ですけど、チンチンが上を向いたままですよ。  クスリの作用じゃ自然に萎えることも無いでしょうし、  失敗だったんじゃありませんか」  変態署長の強さは予想外だったが、まだ私の有利は揺るがない。  隠し持ってきた武器はまだあるし、  あれだけテントを張っていれば動きづらいだけじゃなく、  トラウマだったファールカップを付けている心配もない。 「いーや」  と、言うと、タキモトが柔道着の帯をほどき出した。 「〝指導〟するにしろ〝尋問〟するにしろ、  結局キミに〝すること〟に何ひとつ変わりないからねぇ、ぐふっ」    ……ぼろんっ♂ 「うッ」  男の股間からぶっといアレが飛び出てきた時、  私は反射的に「気持ち悪い」とつぶやいた。  前回のターゲット『タク』も立派過ぎるチンチンの持ち主だったが、  アレとはまた違う嫌悪感がタキモトから漂ってきたからだ。 「ふーッ ふーッ さぁ、どうしてあげようか」  クスリの充血効果でパンパンに膨れ上がったドス黒い亀頭。  大小様々な血管が張り付いたやたらと太い陰茎。  ドップリと年相応に垂れ下がった特大の陰嚢(いんのう)。  中年男性の〝お相手〟をすること自体はキライじゃないが、  不気味なほど強く、鼻息を荒げて、気持ち悪い事を言いながら  ニタニタと近寄ってくる姿はもはやモンスターにも見える。 「ちぃッ」  二本目のナイフを取り出し、狙いを定める。  相手はフル勃起した全裸の状態。  普通に考えれば隙だらけ。  でも、この変態を普通に考えてはいけない。  まずは、ナイフが弾かれる事に注意しつつ、  間合いの外からダメージを与えて弱らせる。  狙うは腕か足。  指を切り落としてもいいし、充血した男根を上手く切り落とせれば  それだけで失血死も狙える。  どうせ助けを呼ばれても誰もいないのだから。 「それ以上近づいたら… 切り落としますよ」 「ほー いいねいいね、ぐふふふ♪  私は抵抗する女を組み伏せるのが大好きなんだ♪  ……で、いったいドコを切り落としてくれるんだい。ん?」  タキモトが腰に両手を当てて、醜悪なモノを左右に揺らす。  まるで〝ココを狙ってこい〟と挑発しているかのように。    「その汚らしく垂れ下がっている〝毒キノコ〟をですよ」  言ってやると、今度はチンチンが縦に揺れた。  この変態はSであると同時にМでもあるようだ。 「むふふふ… 若い子にチンポを狙われるなんて…  オジサン興奮してきちゃったよ」  こんな気持ち悪いターゲットは初めてかも。 「あらそうですか。  なら… もっと弱いキンタマを切り裂いてあげます!」 「!」  ナイフを握り、射程距離まで踏み込む。  〝キンタマを狙う〟という言葉はフェイント。  狙ったところで上手く切れるほど甘い相手じゃない。 「はッ!」  まずは右腕―――! 「ぬむぅ!!」  鮮血が飛び散る。  致命傷には程遠いが―― これでよし。 「ん~? 私のタマタマを狙ってくれるんじゃないのかね?」 「あー ごめんなさーい♪  次はちゃーんと……そのチンポを縦に裂いてあげますから、ね!」 「ッ!」  〝玉を切り落とす〟〝チンチンを切り裂く〟  過激な掛け声はそれだけで男に対するフェイントとなる。  嘘の可能性が高くても無視できないからだ。 「えいッ!」  お次は左足――― もーらった♪ 「ふぐぅ!」  利き腕に続き、片足にも大きな切り傷が出来た。  でも、アドレナリンが出るほど興奮しているせいで  出血量は意外なほど少ない。  やはり、血管の多い指か陰茎を切断しないと決め手にはならないか… 「……ホノカくんは焦(じ)らしプレイが得意なんだねぇ」  「それだけ切られて余裕なのは流石ですけど、  勃起用の血液まで流れ出てしまっても知りませんよ」 「おぉ、それは困るな。  では、ふにゃチンになる前にたーっぷりと挿れてあげないとねぇ♪」  ――――びんっ♂ 「ふん、亀頭の穴にナイフを差し込んであげるわ!」  男にとって無視できないフェイント。  の、筈なのに… 「え!?」 「ぐふ、ぐふふふ、やっと目が慣れてきたよ♪」  ナイフを握る手が掴まれた――?  この男… なんて動体視力と反射神経を――! 「ほーら、麗しい女性がこんな危ないものを持っちゃいかん。  もっとレディらしく… 〝こーゆーモノ〟を持たないとねぇ♪」 「!!」  力づくでナイフをひっぺかしたタキモトが、  私の手をむりやり自分の股間へと持っていく。 「この…ぉぉ…」  力じゃ敵わない。 …いや、逆にチャンスだ!  ここは下手に逆らわず勃起チンチンを握って。  ――――きゅっ♡ 「おぉうっ♡」  よし。 気持ち良くなっている隙に、  残っている方の手で陰嚢を…… 潰す!  ――――がしッ 「くッ!」  掴むつもりが掴まれた。 「フー 危ない危ない。 やっぱりタマタマを狙っていたね。  そっちはデリケートな部分なんだから困るよキミぃ」   ギギギ……ッ 「あぐッ」  握る力が尋常じゃない… まずい…  このままじゃ隠し武器を取り出す事もできない。 「ぐふふふ♪  キミのような娘がどんどん気弱な表情になっていくのを見ると、  私の〝こっち〟はどんどん強気になってしまうねぇ」   ぐんっ♂  「!?」  掴まれた両腕をぐいっと引き寄せ、  がちがちのモノを私の頬(ほほ)に突き立ててくる。 「ん~~ッッ」  クッ…! 咥えろって事か――― だったらお望み通り。  ―――ガブッ!! 「おふぅっ」  抵抗はあったが、嫌がっている場合じゃない。    思いっきり歯を立てて噛みついてやった。    ガリリッ!! 「むおぉっ」  性犯罪の多い国や戦場のような極限状態の場所じゃ、   女性に無理やり押し付けたペニスを噛み切られるなんて珍しくもないのよ。  警察のトップのくせに不勉強だったわね。  ガリ…!  ガリ…! 「おおぉっ」  アンタは強いわ、ナイフがあっても勝てる気がしないほど。  でも、自分から急所を押し付けてくるなんてマヌケ過ぎるわ。  このまま噛み切ってあげるから、たっぷりと後悔しなさい。  ――――ギリィイッ!!  咥えた極太のソーセージへと遠慮なく歯を食い込ませた。 「あ、あああぁぁ」  気持ち悪い悲鳴。 「!」  しかし、それは悲鳴ではなく、悦びの声だった。 「んん!?」  歯が…これ以上進まない? な、なんて硬さなの! 「むふふ~ いいねいいねぇ♪  甘噛みプレイはオジサンも大好きだよー♪」  甘噛みどころか全力で噛んでいるのに、逆に押し返される。  充血した海綿体というより、まるで鍛え抜かれた筋肉! 「ぐふふふ、なんてね♪  私のペニスを噛み切ろうとでも思ったのだろうが、  あいにく〝この警棒〟はそんなヤワじゃないんだよ♪」   ―――ぐぐぐッ♂ 「うむぅ!!」  そ、そんな! さらにひと回り膨らむなんて…!  ア、アゴが外れそう… もう、咥えていられない……    ―――じゅぽんっ 「おぅふっ!?」  ふっといチンチンを吐き出し、距離を取る。  掴まれていた両腕は緩んでいたため、なんとか振り切る事が出来た。 「げほっ ごほっ  う… はぁ… はぁ…」  ただのスケベ中年だと思っていたのに、  まさか過去最高難易度のターゲットだったなんて… 「……仕方ない、あまり使いたくは無かったけど」     ――――ジャキ  取り出して、タキモトへと向けたそれは銃口。  無人とはいえ、監視カメラに銃声が残ってしまうから使いたくなかったが、  それでも、銃を使わざる得ないほど追い詰められていた。 「おっ おうぅ…」  タキモトも銃を見てうろたえるような声を出していたが、  ここは容赦なく撃たせてもらうわよ。 「ごめんね♡」  餞(はなむけ)の言葉と同時に引き金をしぼり、  タキモトの頭部へと狙いを定める。  直後、〝銃〟が発砲した。 「!!?」  だが、放たれたのは私の銃ではなく、  なんと、タキモトが〝股間にぶら下げていた方の銃〟だったのだ。 「ぬ、おぉほっぅぅ♡」  どびゅるるるるるるっ! っという汚い発砲音と共に、  袋状の弾倉に詰まっていた白い数億の弾が向かってくる。    「うわわわ!」  プロなら銃口の向きで弾の軌道を読めると言われるが、  〝こんなの〟は無理だ。 避けきれるものではない。  真っ白な粘液が網のようにこちらへと降り注ぎ、  私の体と銃にねっとりとこびり付いた。 「おおぅぅ♡  いかんいかん。  口から引き抜いた弾みでついイってしまった。  だが、うむ… まだまだ出そうだ」  シコシコシコシコ…!  コ、コイツ、今度は自分からシゴいて――――! 「フーっ フーっ  うおぉふ♡」  びゅうりゅうううっ!  勢いの衰えぬ第二射が飛び掛かってくる。 「う、うぅぅ!   こ、この状況でシコるなんて… 本当にいい度胸してますわね」  思わぬ反撃につい怯(ひる)んでしまったが、  二連続射精を行った男に隙が出来ないわけは無い。 「ふぅ… ふぅ…  や、やめたまえ」  賢者タイムになった途端に命乞い?    馬鹿ね、賢者どころか仏(ほとけ)にしてあげるわ!    「自分の銃をよく見るんだな」 「え!」  これは… 銃口にまでネバネバの精子がベットリと付着している! 「ぐふふふ… そんな銃口が詰まった状態で撃つことが  どれほど危険か… キミなら分かっているだろう♪」 「ッ…」  こんな馬鹿な方法で銃を封じてくるなんて。 「正直言うと、狙った訳ではなくただのラッキーなのだが…  むふふ♪ 勝利の女神も私のチンポに微笑んだようだねぇ」  来る!  銃口の詰まりを丁寧に拭き取っている暇は無い。 「――おっ 銃を捨てるか。  いい判断だが、服も捨てた方がいいんじゃないのかねぇ♪」  萎えぬ男根を振り回しながら、タキモトが襲い掛かってきた。  隠し持っている武器は残りひとつ―――  トウカさんから服と一緒に借りた――― 〝これひとつ〟のみ! 「む――――!」  取り出したのはこの服に最も似合う武器〝警棒〟 「おふぅぅっ!?」  私はソレでタキモトの〝汚い警棒〟をビシィ!っと弾いてやった。 「おおおぉぉぅぅ!!」 「ふふふ♪ 初めて使う武器ですが、  中々に振り回しやすいものなんですねー♡」   「お…ぉぉ……!!」  打たれたペニスを抱えて、タキモトが自ら距離を取る。  ナイフを防ぐような変態でも全ての攻撃を回避できる訳ではなく、  虚を突けば当たるし、急所を打てばこんなに痛がるのだ。 「………コレが私の最後の武器です。  さぁ、やりましょうか」 「グ… グフフ… そうかい…  キミの警棒が私の脳天を砕くのが先か、  私の警棒がキミの肉体を突き刺すのが先か、  勝負ということだね♪」  「下品な解釈ですね」 「むふふふ… よぉし、いいだろう!  こんなに燃えるのは本当に久しぶりだ!」  ゆるりと構えるタキモトの股間では、  二度の射精を感じさせぬほど元気な警棒がグンと反り返っていた。


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