性格最悪超面食いのア◯ティーカが、嬉々として枕営業しちゃうお話です。咲耶と恋鐘メインです。合計35,000字くらい。 【プレイ内容】 ・サンプル部分 霧子……対面座位、赤点告白 三峰……フェラ 摩美々……イケボで絶頂、マウント ・有料部分 過去動画披露(女児服咲耶、ご褒美乱交恋鐘) 恋鐘、咲耶……Wパイズリ 恋鐘……乳ハンドル正常位 咲耶……乳牛真似バックスタイル 恋鐘、咲耶……抱き合ってオナホ化 ―――――― 1 腹違いの三人兄弟の青春模様を過剰なまでのコメディタッチで描くドラマ。 その数字的な成否は、イベントスペースを貸し切って行われている打ち上げのほがらかな雰囲気からも明らかだ。食事は立食形式――並ぶ料理はどれも豪勢で、酒も豊富な種類が用意されている。しかし、会場の人々を何よりも酔わせているのは、近年まれに見る視聴率の高さだっただろう。 大抵の参加者の顔には笑みが浮かんでいるが、裏側では成功を苦々しく思っている者も少なくはない。スポンサーからの横槍、予算の限界、演出の都合……様々な制約のおかげで、変更に次ぐ変更を強いられ、当初のシリアスで挑戦的な作風の企画は影も形もない。スケジュールの関係で急遽でっちあげられた脚本もひどいものだった。 それでも成功を果たせたのは、ひとえに主役の兄弟を演じた若手俳優三人の人気に拠るところが大きい。私生活でも仲がいいという彼らは、いずれも、中性的な美男子ばかりを集めた有力事務所の所属――日本のみならず、海外でも凄まじい女性人気を誇っている。その陰で、事務所の力と人気を笠に着た現場スタッフへの暴力、暴言、パワーハラスメント、セクシャルハラスメントが常態化していることを思えば、どんなにドラマの評判がよかろうが、苦々しい気分は濃さを増す。 この成功で、三人はますます増長するのだろう。いっそ大失敗してくれていればよかったのに、という願いを酒で胃の腑に飲み下した人間も、ひとりやふたりではない。 しかし、宴もたけなわの今――会場のどこにも三人の姿は見当たらない。 どこへ行ったのだろう、と首をひねる者の中には、三人の他にも姿の見当たらない存在がいることに気がつき、おおよそを察する者もいた。 アンティーカ――このドラマの主題歌を担当し、番組内にも本人役としてゲスト出演した283プロダクション所属の五人ユニット。開会に際して、監督と主演俳優三人の挨拶に続いて歌を披露し、その後も確かに打ち上げに参加していたはずの彼女たちの姿も見当たらない。 吹けば飛ぶような弱小事務所に過ぎなかった283プロダクションは、外部から新しく社長を迎え、その男のもとでめざましい成長を遂げた。どのユニットも順調に仕事を増やしている。なかでも特に人気を獲得しているのがアンティーカだ。 天真爛漫なユニットのセンター、月岡恋鐘。 王子様系女子の白瀬咲耶。 自称「悪い子」、田中摩美々。 独特の世界観を持つ幽谷霧子。 いつも飄々と明るい三峰結華。 そんな。あの子たちが。まさか。衝撃に打ちひしがれるのは、いずれも制作末端の人間ばかりだ。事情を知る上の人間たちは、彼らの不在に気づいても、知らぬ素振りを続けている。 綺麗事ばかりでまわっている世界は、虚構の内側にしか存在しえないのだ。 2 打ち上げが行われているイベントスペースの駐車場を滑り出した大型ワゴン。 ハンドルを握るスーツの男は、283プロダクションのプロデューサーだ。 彼ひとりで二十五名のアイドル全員のマネジメントを行っている、と言えば、有能さは知れるだろう。その働きぶりは、天井努に代わって新しく社長になった男からも大いに評価されている。 毎月の俸給は、天井時代には考えられないほどの金額だ。さらに、今日は、ぶ厚い札束を手渡しで贈られた。これで贅沢でもしたまえ、と言われたが、新しいマンションへの引っ越しはすでに済ませたし、車も買い替えたばかり……散財の先をどうするか、悩ましいところだった。 女遊び、というのも悪くないかもしれない。 バックミラーごしに、後部座席で繰り広げられている痴態を一瞥して彼は思う。 スモークガラスで外界から隔絶された車内では、三峰結華、田中摩美々、幽谷霧子の三人が、一緒に打ち上げを抜けてきた三人の俳優と、着衣のまま、いちゃいちゃと睦み合っていた。 アイドルを疑似恋愛の対象としている弱者男性たち――いわゆる「ガチ恋勢」にしてみれば、拷問以外の何物でもない光景だろう。同じように、俳優たちを熱心に応援している女性が見れば、嫉妬のあまりに発狂してもおかしくはない。 顔を蕩けさせてペッティングに耽る結華。 乳房を揉みしだかれながら、相手の股間を撫でさすっている摩美々。 霧子に至っては、早くも対面座位の姿勢で相手の膝に座り、髪を振り乱して、座席が軋みをあげるほどに激しく腰を振っている。 「あっ♡」「おおっ♡」「お顔よきよき〜♡」「やっばぁ♡」「はー好き♡ ほんともう好き♡」「硬ぁ♡ バッキバキぃ♡」「はっ……んっ♡ そこ♡」「あぁん♡」「はあっ♡」「おおおっ♡」「もっと♡ もっとぉ♡」 誰が発したかも判然としない、濃桃色の牝の声が絡まりあい、車内に充満していた。並の男ならば、興奮のあまりに、何もせずとも射精してしまいかねない空間――にもかかわらず、男たちは余裕の表情で女体を楽しんでいる。日本中の男たちが触れたいと焦がれる極上のアイドルですら、彼らのような男たちにとっては、抱けて当然の女でしかないのだ。一般人とは、存在している位相が違う。男としての格が違いすぎる、と表現したほうが的確かもしれない。女性たちが彼らに骨抜きにされてしまうのも無理からぬことだろう。 将来有望と目されている彼らは、新しい283プロダクションのお得意様だ。 アンティーカのメンバーが三人に接待するのはこれが初めてだが、すでに他のアイドルたちが何度も奉仕を行い、好評を得ている。特に、放課後クライマックスガールズの杜野凛世は、男のひとり――今は摩美々を愛撫している男に気に入られ、恋人のひとりにしてもらっている。男の影響で飲酒と喫煙をはじめたおかげで、寮の私室はひどい有様だそうだ。 しかし、表沙汰にならなければそれいい。 表面が取り繕えていれば構わない。 それがアイドルだ。今の彼はそう思っている。 アイドルとは地道な努力を重ね、仲間との研鑽を通して高みを目指すもの――天井努が体調不良で社長職を退くまでは、そんな幻想を信じていた。 天井の後任として広告業界からやってきた男が、社長に就任早々彼に提案したのは、仕事の獲得のため、男性タレント、有力者、権力者に性的な接待を行う――直接的な表現をするならば、枕営業だった。 「そんなこと、許されるわけがないでしょう!」 激昂する彼を掌で制して、新社長は言った。 「褒められた行為じゃないのはわかっているよ。だからこそ、無理強いはしない。もしもアイドルたちが希望すれば、ということにしようじゃないか。断ったり、嫌がる素振りがあれば、その話はそれでおしまい。――どうだね?」 馬鹿なことを言っている、と思った。他の事務所はともかく、283プロダクションのアイドルたちが枕営業なんて汚らしい仕事を受け入れるわけがない。絶対に嫌だと拒絶するに決まっている。 そんな思い込みを打ち砕いたのは、他ならぬアイドルたちだった。 新社長が持ちかける営業の数々――「やるかやらないかは君たち次第だよ」と念押しされたにもかかわらず、アイドルたちは、我先にと手を挙げていった。「やりたい!」「やります!」「やらせてください!」「お願いします!」爛々と輝く彼女たちの瞳には、いささかの躊躇いも罪悪感も見いだせはしなかった。男との繋がりを貪婪に求めるその様子は、まさに飢えた獣のそれだった。 イルミネーションスターズ、アンティーカ、放課後クライマックスガールズ、アルストロメリア、ストレイライト、ノクチル、シーズ――すべてのユニット、すべてのアイドルが、ひとり残らず、彼の見ている前で、笑ってしまうほどあっけなく陥落した。 嘘だ。嘘だ。嘘だ。嘘だ。 いくら否定を繰り返そうと、現実は変わりはしない。 高級なブランド物で身を飾り、表面上はこれまで通りに仲良くしながら、その裏側では肌をあわせた男のステータスで醜悪なマウントをとりあう――そんなアイドルたちの姿を見せつけられてようやく、彼は真実を直視することができたのだ。 イケメン好き♡ 偉いひと好き♡ 優秀な牡だ〜い好き♡ 結局、アイドルもごく普通の少女たちだ、ということだ。 責めはしない。見目麗しい、あるいは有能な異性を求めるのは、生物としては当たり前の行動だろう。そもそも、アイドルという職業が、そうした欲望の上に成立している。それは、むしろ、アイドル業界に携わる者として、肯定すべきものだ。 それに気がつければ、枕営業の斡旋はいささかも苦にはならなかった。 積極的な売り込みが功を奏して、業界内での彼の評判は自分でも怖くなるほどだ。アイドルたちからも、「お金持ちとイケメンを紹介してくれる有能プロデューサー♡」という評価を得ている。 女遊びをするのなら、アイドルのうちの誰かと――という考えが頭をよぎる。しかし、乗り気になれないのは、きっと、彼がもうアイドルを人間ではなく、品質を管理し、適切な時期に適切な場所に出荷する商品として考えているからなのだろう。 今走らせている車の目的地は、俳優のひとりが借りている部屋のあるマンションだ。リフレッシュルーム――といえば、聞こえはいいが、要は「ヤリ部屋」だ。これまでにも何度か利用しており、場所は覚えている。まだ距離があるが、速度超過で警察に目をつけられでもしたら面倒だし、後部座席の六人の楽しげな様子を鑑みれば、急ぐ理由もない。 金の使い道については、彼らを送り届けてからゆっくり考えればいい、と結論づけ、彼は運転を続けた。 3 「んおおおっ……おおおおっ♡」 清楚で可憐な幽谷霧子のイメージとはほど遠い声が、今、彼女の喉から漏れ出ている。 「く、はあああっ♡ 凄っ♡ これ、凄ぉ♡ おお……ぉん♡ あんっ♡ あんっ♡ あぁっ……んんんんっ♡ はっ、ああああっ♡ ちんこ♡ イケメンさんのおちんちん、凄いっ♡ 凄いっ♡ 凄いっ♡ 硬くて、太くて、熱くて………………たまらないですっ♡♡♡」 対面座位の姿勢で男の膝に座り、肩をがっちりと掴んで、座席が軋むほどに猛然と腰を振る霧子――動きに合わせ、色素の薄い髪が乱れ踊り、芳香を振りまいていた。左の足首に絡まっているのは、ずりおろしたパンティだ。どぎつすぎる赤の布地は、白く透き通る肌と毒々しい対照を織りなしている。 スカートに覆われている接合部も、霧子の腰の躍動に従い、淫猥な濡れ音を途切れさせはしない。愛液の音の粘つきからも、興奮の度合いは知れるだろう。上下させ、左右に揺らし、円を描くように動かし、ぐりぐりと抉りこむ……避妊具を装着したペニスを責めたてる絶え間のない腰使いのために、霧子の全身はすでにむんむんと汗の香りを放っている。 「霧子ちゃんって、意外と肉食系なんだね」 霧子の顔を間近から見上げながら、男が言う。普通であれば、なすすべもなく無限に搾り取られているだろうが、多少息を荒らげながらも、半笑いで喋る余裕があるのは、彼の性経験の豊富さゆえだ。 「はっ……あぁぁんっ♡ 肉食系だなんて……あああっっ♡ そんなこと……ありません♡ ただ、イケメンさんがお相手だと、ほんの少し積極的になっちゃうだけ……ですっ♡」 はへっ、はへっ、と焦げた息を吐きながら、残像が生まれかねないほど腰を荒ぶらせ続ける霧子に、男は、これのどこが「ほんの少し」なんだよ、と苦笑いせざるをえない。髪や肌同様、色素の薄い霧子の瞳には、熱狂的な色情を示すハートのマークがくっきりと浮かび上がっているようだった。 「前に雑誌のインタビューで読んだけど、霧子ちゃん、お医者さん志望なんでしょ? エロくて美人なうえに頭もいいとか、完璧すぎない?」 「あぁん♡ ありがとう、ございますっ♡ 褒めてもらえて嬉しいっ♡ で、でも――」 「でも?」 実は、と霧子は言った。 「このあいだの試験……全教科赤点とっちゃいました(笑)」 「まじで? 馬鹿じゃん」 「だ、だって……最近は毎日イケメンさんとか素敵なおじさまたちと遊んでたから……勉強、全然できなくて……。テストの日も、朝までクラブで飲んでたから……すごく眠くて……」 「霧子ちゃん、お酒いけちゃうんだ? それなら、今度、ふたりで飲みに行こうよ。いいお店知ってるからさ」 「本当ですか? とっても、楽しみですっ♡ お酒は好きですけど、とても弱いので……酔い潰して滅茶苦茶にしてくださいっ♡」 牝の笑みを浮かべる顔には、清楚さも可憐さも見当たらない。枕営業の過程で変わってしまったわけではない。幽谷霧子とは、元々、そういう女だったのだ。 デートの約束をとりつけた嬉しさのあまり、霧子の腰使いが、激しいを通り越し、もはや暴力的なまでに荒々しいものになる。接合部から飛び散った愛液は、男の股間部を濡らし、シートを汚していった。 「ぁ、ぁぁん♡ はっ♡ んっ♡ おっ♡ おっ♡ おっ♡ おおおおおおおっ♡ ああああんっ♡ あおおおっ♡ ぐっ、おごおおおおおおおおっ♡」 かくかくかくかくかくかくかくかくかくっ♡ と、腰を振りたくり、喘ぎ散らかす霧子。快感がどれほど心を乱しても、その視線は、男の整った顔貌から外れない。股間で感じている以上に、霧子は、視覚的な悦楽を男の顔面から得ている。優秀な牡と繋がっている――女にとってそれ以上に幸せな状況は存在しない。 「はぉ、く、ぁああっ♡ お顔、ほんと強い……♡ 強すぎるお顔、大好きぃぃぃぃぃ♡ あっ♡ ほ、ああっ♡ イケメンっ♡ イケメンさん♡ こうやって、近くで見てるだけで……っっっっ♡♡♡」 「あれ? もしかしてもうイきそう?」 男に尋ねられた霧子が、「はいっ」と頷く。 「それじゃあ、俺もとりあえずイッとこっかな」と、それまでは相手に任せきりだった男が、霧子の腰に手を添えて、自らも動きはじめる。途端に、霧子の喘ぎ声の高さと切迫の度合いが跳ね上がった。 「ああああああああああっ♡ あんっ♡ あぁおおおおおおおおおっ♡ く、ぁああああああっ♡ おちんちんやばっ♡ お顔やばっ♡ イケメンやばっ♡ やばやばやばやばっ♡ やばすぎて幸せっ♡ 幸せすぎてイくっ♡ イくっ♡ イくっ♡ イくイくイくイくいくっ♡ イっくうううううううっ♡♡♡」 華奢な女体を貫く絶頂の雷撃。それにあわせ、男が精を解き放つ。爆発した熱は、射精に値する牝であるという合格印だ。それが刻された喜びが、霧子の快感をより純度の高いものへと変えていく。 半開きのまま戻らなくなった口から、痙攣のたび、涎とともに「あっ♡」「あっ♡」「あへあっ♡」と漏れる切ない音は、聞き取れるか聞き取れないか、ぎりぎりの音量ながら、あまりにも淫らで、すべての男の劣情を掻き立てずにはいない。―― 淫乱で奔放な本性を剥き出しにしているのは、三峰結華も同じだ。 結華は、今、男の両脚のあいだにひざまづき、頭部をその股間に埋めている。 「んふっ♡ じゅぶっ♡ じゅぼっ♡ じゅぶぶぶぶぶっ♡」 口腔で肉竿をしごく結華。その激しさは、霧子の腰使いにも劣らない。 「ん、じゅるじゅるううううるっ♡ じゅるるっ♡ じゅ……るぅぅぅぅ♡ んじゅぅ……じゅっぽぉ……♡」 「結華ちゃん、フェラうっま(笑)」 「じゅぼっ♡ じゅるじゅるじゅるじゅるじゅるじゅる……じゅるじゅるちゅ……れろれろれろおぉぐ……ちゅぅ♡ ちゅ……っぽ♡ ――んふふ。ありがとうございます♡ お褒めいただき、光栄です。合コンで鍛えました。何事も練習ですね」 「フェラがやばいって噂は聞いてたけど、想像以上だわ、これ」 男の掌が彼女の頭を撫ぜる。その心地よすぎる感覚に、結華は目を細めた。 「えーやだ。三峰のフェラ、業界で噂になっちゃってるんです? それは困っちゃうなー」 まんざらでもない顔で言った結華は、見せつけるように前髪を耳にかきあげ、大口を開いて、肉棒を呑みこみ、頭を揺さぶり動かしていった。舐め音に飾られる動きは、激しくはあるものの、男の反応を上目遣いでうかがい、絶妙な微調整を施すのも忘れない。すでに硬かった肉棒が、的確すぎる愛撫を加えられ、さらなる硬さをみなぎらせていった。 「ぢゅるるるるるぅ♡ んぉ……ぢゅ、ぷぅぅぅぅぅぅ♡ んろぉ♡ じゅ……ずっ……ずずずずずずっ……♡ じゅるじゅるじゅるじゅるるるるぅ♡」 喉奥まで咥えて、強烈な吸引を見せながら、口腔全体でペニスをしごきあげていく。口から肉棒が逃げるぎりぎりのところで、また深々と咥えこむ。その繰り返し。そうしながら、結華の舌は、微細な皺のひとつひとつも見逃すまいと執拗に肉棒にまとわりつく。鼻下の皮膚を伸ばし、頬をすぼめたその顔――本来ならば端正に整った顔が、自分への奉仕のため、ひょっとこのように滑稽に歪んでいる様は、男の支配欲を満たさずにはおかない。 「三峰ちゃん、凄え。フェラでイきそうになるとか、久しぶりだわ」 男が満足感を覚えている――それが、奉仕する結華にとっての最大の喜びとなる。快感を与えることと、快感を得ることは、今、彼女にとってはまったくの同義だ。 「ふごっ♡ ん、ふごおっ♡ ぢゅ、るるるるるるる♡ ずっ♡ ぞぉ、おおおおおお♡ ふっご♡ むぅ♡ じゅるるるるるっ♡ じゅるううううっ♡ 三峰のお口に……出ひて……♡ 白いおひっこ……優秀な遺伝子のお汁……いっぱい出ひてくだひゃいね♡♡♡」 鼻息も荒く、汚らしい音を何の遠慮もなしに盛大にたてながら、男のペニスを引っこ抜かんばかりに強く吸いしゃぶる。鼻下は限界まで伸び、頬は影ができるほどにくぼむ。極端な寄り目になって肉棒を注視するその顔は、絶対にアイドルが見せていいものではない。 「あー。やば。もう出そう(笑) ごっくんよろしくね」 結華の全力の口唇奉仕に、男が快美の声をあげる。 肉竿を駆け上り、口腔にぶちまけられる精液。んぐっ、んぐっ、と生々しく喉を鳴らし、結華は白濁を嚥下する。強大な牡性を示して、固形ではないかと疑うほど粘りつくそれは、食道にへばりつきながらゆっくりと彼女の体の奥深くへと沈降していった。それは、やがて吸収され、彼女の一部となるのだ。 結華は、男の精液を一滴残らず飲み下した。 「えらいおじさまたちの精液も格別ですけど、イケメンさんのザーメン、やっぱり超おいしー♡」 けぷ、と可愛らしくげっぷをしたのち、彼女は挑発的に唇を舐める。 「このために打ち上げでも全然食べなかったので、今夜は胃袋が破れちゃうくらいたくさんザーメンご馳走してくださいね♡ ていうか、早速おかわりしちゃお♡ あーーーーむっ♡」 硬度を保ったままの肉棒に、嬉々としてむしゃぶりつく結華。貪欲さに苦笑いしながらも、男は与えられる快楽を享受する。―― 「あのさ、プロデューサーさん」 運転席にむかって声をかけたのは、凛世を数多い恋人のひとりとして有する男――今は摩美々の乳房を我が物顔で揉みこね、熱い喘ぎを絞り出している男だ。喋り方には、これまでさんざん我儘を通してきた者特有の横柄さが滲んでいた。 「恋鐘ちゃんと咲耶ちゃんは来れないん? ていうか、あのふたり、俺たちが会場出る時にはもういなかった気がするけど、どこ行った? 呼べるなら呼んでほしいな」 男としては了承の返事を期待していたが、返ってきたのは「それは難しいかな」という答えだった。 「ああ? なんでだよ。呼べや」 男は眉をひそめ、棘のある声を出す。機嫌の傾くままに、乳房を強く握りしめると、摩美々が身をくねらせ、「あぁんっ♡」と悲鳴とも悶えともつかない声を発した。 恋鐘と咲耶はね、と運転席の声が言う。 「あのふたりは、今、君たちの事務所の社長のご自宅にいるんだよ。君たちを迎えに来る前に、送り届けてきた。今回、アンティーカが主題歌を担当するにあたって、社長には色々とお力添えをいただいたからね。そのお礼だよ。――君が社長と連絡をとって交渉するつもりがあるなら話は別だけれどね」 説明を聞き、男は溜息を吐いた。 「社長かよ。――なら仕方ないか。あのひと、最近、巨乳の子抱くのにハマってるんだよね」 およそ敬意というものを知らない男ではあるが、社長にだけは一目置いている。 日米ハーフで、ファッションモデルとして斯界を席巻したのち、芸能事務所を立ち上げ、短期間のうちに業界最大手に育て上げた男――メディアに露出することも多く、人気は所属タレントたちすら上回る。類まれなる成功者としてビジネスマンにも多く信奉者を持ち、出版する経営指南書はどれもベストセラーの常連。運営しているオンラインサロンは、高額な会費にも関わらず、数千人の加入者がいる。それだけで月々いくらの収入になるのか、と考えると、大抵の人間は仕事をするのが馬鹿らしくなってくるだろう。 「もー♡ 恋鐘と咲耶のことは忘れてくださーい♡」 焦げた息を吐きながら、摩美々が体を擦り寄せてくる。いつも以上に濃く塗りたくられた化粧品の匂いと、興奮による汗の匂い――それらが絡まりあった牝臭が、男の鼻腔にへばりついた。 「ふたりのことはいいじゃないですか。今夜はまみみが楽しませてあげますから♡ ……つ、ついでに、凛世のことも忘れて、まみみを恋人だと思ってくれたら嬉しいです……なんてっ♡」 あはは、と自分の発言に照れ、顔を赤くする摩美々。アイドルが全身全霊で媚びる滑稽な姿は、気分を切り替えるには十分だった。それまでとは一転、晴れやかな笑顔を作った男は、摩美々を抱き寄せ、頬にキスを与えてやる。 「摩美々ちゃんに不満があるわけじゃないんだよ。ただ、あのふたりはどこに行ったのかなって不思議に思っただけ。勘違いさせちゃったかな? ごめんね」 もう一度、今度は唇にキスをしてやると、摩美々の顔は好色のあまり、見るも無惨に溶け崩れる。目尻を下げ、鼻の下を伸ばした表情には、でれでれ、という擬音がふさわしい。 「やだやだぁ♡ 『摩美々ちゃん』じゃなくて、『摩美々』って呼んでくださーい♡」 「じゃあ――朝までパコり倒してやるからな、摩美々♡」 男の言葉に、赤い顔をさらに赤くした摩美々が、両脚をぱたぱたと暴れさせる。 「は〜〜〜〜〜っ♡ イケメンの呼び捨て&タメ口、脳にキくぅ♡ 危ないお薬なんかより、全然キマっちゃいます♡」 薬物の常用を示唆する発言を平然と行い、摩美々は男に抱きつく。近づく顔と顔。互いにのぞかせた舌先と舌先とが触れ合う。それらは円を描くように動き、徐々に、徐々に触れ合う面積を増やしていった。それにつれ、唾液の音が次第に大きく、激しく粘りついていく。 「んじゅ……ちゅぱっ……れぉれぉれぉぉぉ……♡ じゅる……んんっ……♡ はぁん♡ ちゅ……ちゅ……はぉぉ♡ れぅ♡ れぅ♡ ちゅ、むぅ……♡ んぅぅぅん♡ む、ちゅぅぅぅぅううう♡」 もっと相手を感じようと、摩美々は腕に力をこめ、密着度を高めた。右に左に顔を傾け、男と競い合うように口腔を貪り合う。 「ひゃ、ふぅぅん♡ んちゅ……♡ れるぅ♡ イケメンとのキス……きひゅ……らぶらぶべろちゅー……気持ちよすぎですぅ♡ ん、ちゅぱっ♡ んじゅ、るぅぅ♡ れろぉ……るろるろうろぉ……じゅ、んんっ……最っ高……最高すぎますぅぅ♡ まみみ、もうお薬なんかじゃトベないかも♡ 脳味噌壊れちゃう……」 その言葉を聞き、今度は男のほうが摩美々を抱きしめる。摩美々のつけていた紫のリップで口元を汚した彼の顔には、嗜虐を隠さない、凶暴な笑みが浮かんでいる。 そして、 「愛してるよ、摩美々♡」 唇で耳を撫ぜながら、男は潤いのある低音を摩美々に流し入れた。逞しい腕の中で、少女の華奢な体がびくんっ♡ と震える。 「愛してる♡ 愛してる♡ 愛してる♡ 愛してる♡ 愛してる♡ 愛してる♡ 愛してる♡ 愛してる♡ 愛してる♡ 愛してる♡ 可愛いよ、摩美々♡ ふわふわの髪も、ばっちりのお化粧も、お洒落なアクセサリーも、全部全部大好きだよ、摩美々♡」 びくっ♡ びくっ♡ びくっ♡ びくくくっ♡ ぶるるっ♡ びっくんっ♡ 「あっ♡ あっ♡ ああっ♡ ちょ♡ ちょ、待っ♡ それ、えっぐ♡ やばいって……」 男が言葉を発するたびに、摩美々の体が跳ねる。囁きだけで、絶頂してしまっているのだ。相手の口にする愛が嘘偽りであることは理解している。しかし、たとえ演技でも、優秀な牡にそう言ってもらえるということが、女の幸福中枢を直撃するのだ。 「あっ♡ は、ああっ♡ あ、あの……お願いがあるんですケドー、いいですかぁ?」 「ん? 何? 摩美々のお願いならなんでも聞いてあげるよ」 「その…………凛世より……凛世より好きって言ってほしいんです♡」 他の女より男に高い評価を受けていたい。いい女だと思われていたい。特別な存在だと思っていてほしい。醜悪を極めたマウント欲を、摩美々は包み隠さず打ち明ける。たとえ嘘偽りであっても、それが満たされた時に、どれほどの快感が得られるか、彼女にはわかっているのだ。 それを聞いた男はさらに耳に唇を寄せ、より低く、よりざらついた声で言った。 「凛世より好きだよ、摩美々♡ 世界の誰より愛してるよ、摩美々♡」 「ほ、ぉおんっ♡ ぉんっ♡ ぉっ♡ ぉぉぉっっっっ♡」 一言どころか一音ごとに、びくっ、びくくっ、と身を跳ねさせる摩美々に調子づいた男は、「これ、嘘じゃないから♡」「本気にしちゃっていいよ♡」「凛世とはまじで別れるから、俺とつきあお?」「ていうか、結婚しよ?」と駄目押しする。彼が口にする言葉はすべてが嘘だが、真偽など今は問題にはならない。 「おおっ♡ ほぉおおおおおっ♡ やばやばやば♡ イケメンの告白、優越感やばああああああっ♡ まじで頭煮えちゃいます〜〜〜〜〜っ♡」 喜色を弾けさせて、摩美々の体がひときわ激しく痙攣する。 言葉程度でこんな反応を見せている彼女が、今夜、一体どれほどあさましい痴態を晒してしまうのか、それは摩美々本人にもわからない。―― 霧子、結華、摩美々にとって夜はまだ始まったばかり。 そして、それはここにはいない咲耶と恋鐘も同じことだった。 4 「お邪魔します」とふたつの声が重なる。 超がつく富裕層ばかりが住むことを許されているタワーマンション。 ただ並外れた資産があるというだけでは入居は許されず、各種の厳しい審査があることは有名だ。そこで暮らしていること自体が最高クラスの社会的地位の証明となる。建物内の互助によって、住人たちはいかなる法律にも縛られない――そんな噂を馬鹿げていると一蹴できるのは、その内部を肉眼で見たことがないからだ。もしも一歩でも足を踏み入れれば、あまりの光景にさもありなんと頷くことだろう。 その最上階近くに位置する部屋に、今夜、咲耶は恋鐘とともに招き入れられた。 「これは……凄いね」 「ふわあ。広ぉ。天井も高ぁ。部屋の中なのに、外におるみたい……」 応接間――というよりはホールと呼んだほうがふさわしい空間で、ふたりは感嘆の声をあげる。洒脱な調度の数々を、適度に落とされた照明が雰囲気たっぷりに飾っている。壁一面を占める窓からは、きらびやかな夜景を臨むことができた。 恋鐘の服装はサマーセーターとミニのフレアスカート。咲耶が着ているのは、Vネックのワンピース。どちらも腰回りを絞り、胸部の布地をわざと不足させて、豊満な乳房を強調するデザインのものだ。わずかに身動きするたび、ふりかけた香水があたりに漂い、夜の空気と混ざり合って、彼女たちに実際以上に大人びた印象を与えている。 アンティーカ――今や日本を代表するアイドルユニットのひとつであり、抜群の容姿で多くの青少年を、オナニーしかできない猿へと落としている彼女たち。その媚びた姿は、今夜世界でただひとり、この部屋の持ち主へと捧げられている。 「今日はお招きいただき、ありがとうございます、社長」 「ありがとうございまーす♡」 艶然と微笑んだ咲耶に続いて、恋鐘が元気よく挨拶をする。勢いよく頭を下げると、トレードマークのリボンとともに、胸の肉鞠がぶるんっと重量感たっぷりに跳ねた。わざとだろう、と咲耶は内心で苦笑する。あざとい、と蔑視する人間もいるだろうが、咲耶からしてみれば、恋鐘は単に自分の魅力をよく知っているだけだ。それは、芸能人としては必須のスキルだといえる。 媚びることと並んで、媚びるべき相手を見定めるのも、必要とされる技術だ。それがなくてどうして、生き馬の目を抜く芸能界で前線へと躍り出られるだろう。ダンスやヴォーカルのレッスンが重要でないとは言わないが、そんなものは、重要度でいえば、あくまで二の次、三の次でしかない。 「よく来たね。今夜はよろしく」 そう言う男は、175センチの咲耶を見下ろすほどの長身だ。年齢は四十代半ばのはずだが、鍛えられた体つきがそれを感じさせない。整った顔立ちも若々しく、そこに浮かべられた笑顔には、女性として切ない溜息を禁じ得ない。Tシャツにジーンズというラフな格好ではあるが、その全身から、持つべきものをすべてありあまるほどに有している人間の超然たる余裕が匂い出ていた。それは、どんな香りよりもかぐわしく感じられる。 (か、格好いい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ♡) それが、男に対する咲耶の評価だった。頬を赤く染め、目を輝かせている恋鐘もまったく同意見だろう。他のどんな女を連れてこようと同じであるに違いない。 男の名前は◯◯。 以前から各所で話は聞いていたし、営業を持ちかけられた際にもプロデューサーから説明は受けていた。 アフリカ系アメリカ人の父と日本人の母親のあいだに生まれ、その優れた容姿と恵まれた体型を活かしてモデルをしていたこと。中性的な美貌の男子だけが所属する芸能事務所を立ち上げて急成長させたこと。若い頃から女遊びは激しかったが、彼と関係をもった女性で、彼を悪く言う人間はひとりもいないこと。 最近は胸の大きな女性を抱くのを好んでおり、女優、アイドル、グラビアモデル、声優、配信者……豊かな胸を持つ様々な美女が彼と一夜を共にしているそうだ。今回、アンティーカのなかで咲耶と恋鐘が指名されたのも、豊満なバストサイズに目をつけたためだろう。 「主題歌に推していただいた件、本当にありがとうございました」 咲耶の感謝に、男は白い歯を見せ、いやいや、と片手をあげる。そんなさりげない仕草さえもが、もはや腹立たしくなるほど男前だ。 「素敵なドラマには素敵な歌が必要。そして、素敵な歌を歌えるのは素敵なアーティストだけ。僕は心当たりを推薦したにすぎないよ。すべて、君たちの実力があってこそだ」 そう言うが、本来は別の歌手が担当する予定だったことを恋鐘も咲耶も知っている。彼女たちのプロデューサーが◯◯と交渉し、強引にアンティーカがねじこまれたのだ。制作陣は渋ったらしいが、アンティーカを主題歌にしないならば主演の三人は降板させる、と◯◯に脅されれば従うより他にない。 主題歌のヒットのおかげで、年末の国民的歌番組へのアンティーカの出場は確実なものとなった。それを熱望してもかなわない同じ事務所の他ユニットが向けてくる嫉妬の視線は、莫大な印税すら比べ物にならないほどの愉悦をアンティーカに与えてくれた。 『イルミネの新曲、売上ざっこ(笑) インディーズバンドかっつーの(笑)(笑)』『夏葉がどうにかマウントとろうとしてくんのまじウケる』『千雪の嫉妬気持ちよすぎでしょ。ババアは大人しくアンチエイジングしとけ』『冬優子、ビキりすぎて本性見えてんぞ〜(笑)』『最近雛菜の目が死んでてウケる』『にちかの擦り寄りうざすぎない? あのモブ、むかつくから徹底的にイジメて退所させちゃお!』――アンティーカのグループチェインには、このところ、そんなメッセージが溢れている。最初からその傾向は強かったが、最近は九割が他ユニットへの悪罵や嘲笑だ。 交渉の際に、◯◯が求めたのが咲耶と恋鐘による性接待だった。 残った摩美々たち――ここに来る車中での恋鐘の言い回しを借りるなら「売れ残りの貧乳(笑)」を主演の三人にあてがったのは、◯◯が特に目をかけている彼らをもてなすことで少しでも好感を稼いでおこうというプロデューサーの営業努力だろう。幼稚な理想主義を捨てて、現実主義に目を向けるようになっても、その地道さは何も変わらないらしい。それが好ましくもあるし、滑稽だとも思う。 アンティーカがドラマの打ち上げに参加しなければいけなかったのも、その地道さのゆえだ。プロデューサーに命じられ、最低限の義理として、会場に顔を見せはしたが、そんなものは放り捨てて、一刻も早くここに来るべきだった、一秒でも長く◯◯と過ごすべきだった、と咲耶は後悔している。動画や画像では何度も目にしていたが、肉眼で見る彼は、しかも俗世をはるか下に置き去りにした彼の住まいで見る◯◯は、別格どころの話ではなかった。 俳優たち程度で鼻息を荒くしている摩美々たちも、事実を知れば、歯軋りをして悔しがるだろう。普段は他のユニットを見下している彼女たちも、所詮、咲耶や恋鐘からすれば、女性としてあるべき胸のボリュームを欠いた欠陥品でしかない。それを、わざわざ仲のいい振りをしてやっているのだから、自分たちと同じユニットに所属している幸運に感謝してほしい、と思う。 「社長のお力添えのおかげで、素敵なドラマに携わることができました」 素敵なドラマ、と笑顔で言いながらも、恋鐘が一秒もドラマを見ていないどころか、どんな筋なのかも知らないのを、咲耶は知っている。出演した時も、渡された台本は自分たちの出演シーン以外は目を通していなかった。それは咲耶も、他のメンバーも同じだ。文脈を踏まえた芝居を期待されているわけではないし、そんなものを披露したところで、馬鹿な視聴者が演技の巧拙を判断できるわけもない。自分たちはアイドルであって、アイドルは可愛ければそれでいいのだ。真面目である必要はない。 「普通に喋ってくれて構わないよ。堅苦しいのは苦手でね。僕のことは、社長ではなく、◯◯と呼んでくれ。――お酒でも飲みながら、座っておしゃべりしよう。君たちのことを聞かせてほしいな」 その誘いに、咲耶は恋鐘とあわせて、「はい♡」と返事をした。 鯨を思わせる大きな革張りのソファーに、ふたりは◯◯を挟む形で腰をおろす。すでにむんむんと香る女の匂いが◯◯を包み込んだが、彼の落ち着きは変わらない。 「そうだ。乾杯の前に教えなければいけないことがあるのを忘れていたよ」 と、◯◯は言った。 「恋鐘ちゃん、咲耶ちゃん。それぞれ、自分の銀行口座を確認してくれないか」 どうしたのだろう、と訝りながら、ふたりは命じられるまま、スマートフォンを操作する。すぐに恋鐘が目を大きく見開き「ふぇぇ!」と奇態な声を発する。咲耶は顔をこわばらせて「これは……驚いたね」と言うのが精一杯だ。表示されたページ――それは多額の、というよりも、もはや巨額と表現するべき金額の振り込みがあったことを示していた。 「お小遣い、と考えてくれ。口座の番号は、君たちのプロデューサーに教えてもらった。あのアンティーカの月岡恋鐘と白瀬咲耶と一緒に夜を過ごせるんだ。その対価と考えれば、大した額じゃないさ」 笑顔を見せる◯◯に、スマートフォンを放り捨てて恋鐘が勢いよく抱きついた。 「うち、◯◯さん大好き! 今夜は一生懸命サービスするけん、期待しとってね!」 ちゅっ、ちゅっ、と彼の首筋や頬にキスを重ねていく恋鐘。そうしながら、乳房を押しつけ、その柔らかさと弾力とボリュームをアピールする。どんな手段を使ってもこの男に気に入られたい、という気持ちが全身から溢れていた。 咲耶も、◯◯に体を擦り寄せ、「ありがとうっ♡」と、ファンが聞けば驚愕のあまりに青ざめるような甲高い声を出す。頭蓋骨の内側でぐるぐると回る数字の羅列――それが脳襞の奥深くまで心地よくくすぐり、早くも彼女の股間を湿らせはじめていた。 「私も、恋鐘に負けないように、精一杯ご奉仕させてもらうよ。◯◯さんの評価に恥じないところを、ぜひ見せたいな♡」 ◯◯は、経済的な愛撫に息を弾ませているふたりに満足の表情を浮かべた。 「喜んでくれたようで、僕も嬉しいよ。さあ、まずは乾杯といこうじゃないか。今夜のために特別に海外から取り寄せたお酒があるんだ。――せっかくだからお酌をしてほしい、というのは、現役アイドル相手にわがままがすぎるかな?」 その問いかけに、咲耶と恋鐘は揃ってかぶりを横に振った。たとえ裸踊りをしろと命じられても、ふたりは断りはしなかっただろう。 ―――――――― 続きはBOOTHにて頒布中です→ https://ringokidjp.booth.pm/items/4106601