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確定申告やっつけたので入力報告回



去年度もぼくの作品をたくさんすこって買ってくれてありがとうという気持ちになるので

実は確定申告作業はそんなに苦痛じゃない

かつてのぼくは150円のポストカードより大きく経済活動できるとは万に一つも考えてなかったよ

ありがとう

今年もがんばりますね


エロ原稿描いたりデフォルメ少なめのモデル制作を経由して頭身が上がりぎみだったのでラフ(上記)から

ちっちゃいこ(下記)に詰めた



クッソかわいく描けてた昔の絵を参照しながら比率の考証

モデルもほっぺ辺りを意識して調整

猫耳メイド風内在的ウミウシAIリスペクトアンドロイド(クソまとめ力)


以下入力報告

CG集制作とモデル調整と確定申告で新規絵があんまないので

最近みた作品のレビューとか書きます



■ハッピーシュガーライフ

アニメ

ベッタベタのサイコホラーだと思ったのでストレスフリーに見ようと思った

そういう意味では期待通りだった

久野美咲最高やな

終盤主人公のハピシュガライフが綻びを見せた結果やむにやまれず大人に泣きつくとこ

クッソ情けなくてかわいくてあそこで一気に主人公好きになった

サイコ系クライムって羊たちの沈黙みたいに圧倒的カリスマ性と美学を持った悪役の魅力で支えられるコンテンツだと思ってたので

中盤の半ばファンタジックな主人公の強者感が一気に情けないふつうのこどもに上書きされてしまって

それがこの作品の唯一無二性を出してる感あった

結局主人公が愛と定義して全BETしたそれが人生のごくひとときに許されたおままごとでしかないと看破される前にハッピーエンドできてよかった

あれはハッピーエンドだろ


■マガディーラ

勇者が現代に転生するインド映画

素材はいいのに出て来る順番がクッソ残念だ

過去編➤現代➤過去編➤現代

なんだけど

この順番が適切な切れ目だったらもっとキャラに入れ込めた筈なのに

なんかキャラに入り込もうとすると場面が飛ぶんだよね

もったいないな

そこでキャラに一貫性あって泥臭く努力してて報われない悪役に感情移入するとね

良質なBSSとして楽しめるんですよね



■恐竜神父

チープさが面白かった

個人的にはとても【ちょうどいい】

コメディ映画作ろうとしてる部分は終始滑ってたとこもよかった

かゆくなった

そんなこと敢えてしなくても全編オモシロイだろって思った

ああいう低予算着ぐるみたまんねえな

部屋着にほしい


■セミマゲドン

しんどい


虫の不快音と悲鳴で間を持たせてる感じがすげえつらい

バカバカしさを娯楽に昇華させるタイプのZ級視聴は大好物なんだけど

なんか音響と絵がずっと汚いので

つらかった

初めて視聴時間を懲役と感じた

多分誰も知り合いのいない文化祭で劇見る方がエンタメ享受できた


おれの許容を下回る映画を見たのはジュラシャを越えて初めてだったので

おれは今まで悪ふざけで人にクソ映画を進めることをキラキラ回復手段ないし

ぼくなりの愛ですよ~としていたけど

そんなことをしてはいけない ヒトはヒトが楽しいと思うことに時間を使う事が一番で 間違っても余暇に苦行を享受するおよそ娯楽としてヒトの道を外れた自分の価値観を押し付けてはいけないと強く反省した

うそです


■エイリアン・トルネード

意外なことにめちゃ面白かった

この手の映画にしては珍しくキャラが立ってて話劇が面白かった

最初嫌な奴だった田舎親父がデレてく過程とメインプロットの進行が連動してて

脅威を解決したあとの娘の生活に+が生じるという物語として当たり前のカタルシスがちゃんとあった

それとクソチープトルネード殺戮シーンのギャップがたまらなかった

とはいえアマプラでは評価が低いの

この手のチープな殺戮シーンでクリーチャー出てこないと需要が激減するのだろうから

そういう意味ではもったいないのかもしれないな

個人的には究明パートでワオシグナルが出てきてワオ!!!!ってなった


■エクスアーム

噂に聞いてたアニメ風映像

止め画動かすテンポだけで「あ、この人達アニメ作ったことないんだ」ってわかるのすごい

Unity上で適当に動かしたモデルが補完フレームを消化してる動きをずっと見ることができる画期的なコンテンツ


トゥーン用モデルって立体物を2Dライクで見せる都合で破綻する角度が必ず存在するので360度シームレスな回転に向いてないよね

OPであっ…てなる

普段アニメをあまり見ないので一旦見ると決めたら配信サイトを活用して垂れ流し1クール見るんだけど

これはさすがに一話で切ってしまった ごめん

原作の絵の方が動いてる

漫画ってすごい



■四畳半神話大系

筆が乗ったのでぼくが最高傑作だと思ってるアニメをレビュー致します

すげえ前に見たけどなんかふと言語化できそうだからよさみを反芻してみる

古い作品なのでネタバレありきで書きます

ざっくりあらすじを申さば灰色の青春を送る大学生である主人公があの時違うサークルや選択肢を選んでいれば…

っていう甘ったれた現実逃避を実際にやってみた

というよくあるといえばよくある着眼点の作品です

原作も読みましたがぼくがいいと思ったテーマを強調していたと感じたのはアニメの方だったので湯浅監督アニメ作品として言及します

(根本的にぼくは湯浅の作品大好きです)


猫ラーメンに誘ってと言ってくれたヒロインに一歩踏み込む勇気のなかった主人公の よくあるヘタレ性から目を逸らしまくって詭弁で打ち建てた世界観がこの現状の否定と後悔からなる平行世界の根幹だと思います


ぼくが特に印象深いのは平行世界である都合上

あらゆる人物の言動がある程度反復されるなか

師匠からただの一度言われた

「可能性という言葉を無限定に使ってはいけない」

「我々という存在を規定するのは我々がもつ不可能性である」

という一連の話。

これはぼくにとってめちゃ衝撃的だった。

できるようになるかもしれない【未来】の無限のなにかより

今できてる【現在】のコレがもうどうしようもなく自分を定義するものの集大成じゃないか。

さらにこうも言っている

「バラ色のキャンパスライフなど存在しない

なぜなら世の中はバラ色ではない。

実に雑多な色をしているからね。」


これらを堅苦しい訓話ではなく瑞々しい実感として骨身に染みる形で表現するのがアニメ、ひいては物語の力なんだなと思うわけ。

(世の中が実に雑多な色をしているという点を伝えるにあたって 湯浅の独特な作画や写真を平気で盛り込む表現方法がとても効果的な演出だと思うのです)


最終的に主人公はなにもかも嫌になって四畳半に引きこもる選択を選び

今までのループのすべてを観測できる無限の四畳半に到達します

そうなって初めて主人公は他者、ひいては自分を立体的に認識することができたんだと思います

嫌な奴だけど憎めない そんな一癖も二癖もあるキャラクター達に対する愛着が

ずっと見てきた視聴者にはありますがそこでようやく主人公の認識と重なることができます


普通こういう感覚は歳を食って不自由性が貯まりに貯まったあとのおっさんが

抱く感傷なんでしょうが

それを平行世界というトンデモファンタジーアニメ時空で大学生として体感させたのが本作品なんだと思います


自分の偏った偏屈な思考回路から選ばれた選択肢は全部愛すべきものであり

そうやって今の自分をしっかり直視して初めて【今やりたいこと】を認識した主人公は

ぐだぐだループを続けた成果を最終話で遂げることができます

(ここの描写の扱い方が原作と違うものであり、個人的にぼくがアニメの方が主題の印象が強いと感じた部分です)

(原作は主人公との共感が高ければ楽しめるのでしょうが、ぼくは同族嫌悪的な痛々しい憎めない奴、いわば主人公から見た小津のような距離で主人公を見ていたので俯瞰できるアニメのが楽しめました)

(小津は好きです この作品1話切りしなかった人間で小津嫌いなヒトいないでしょ)


言語化するのも直視するのも嫌なつまらない自分の矮小なヘタレ性を誤魔化す為に

漠然とした不満-他人のせい、社会不安まで希釈したものをまるで問題の本質であるかのように扱うのは僕自身よく経験があります

(例えばぼくはよくスランプのフラストレーションを厄介な人からの影響のせいにして現実逃避をするけど 原因と結果の因果関係が逆転してることに主観では気づきにくい

自分の作品の出来の不満が具体的に言語化できないから他人が気に食わないだけじゃんね)


ありのままの自分を受け入れるという美学は古今あらゆる作品に描写されているしそういう助言をするキラキラした大人も沢山いますけど

ぼくに限ってはこのくらい詭弁で理論武装した偏屈な小心者たるこの愛すべき主人公を通すことで

初めて「ストン」と収まったのです


ぼくは母体にいたころまで遡って自分の生きた軌跡を後悔することがとても多かったので

この作品を通してこうとしか生きられない弱く浅ましい人間なんだと自分の限界を諦めることで

ループなどありえない自分の無駄ばかりの人生への愛着を育てることが 前よりすこしできるようになったと思いました




これは作品とは関係ないぼく個人の根本的なテツガクですが

物語の素晴らしいところってのは

普通に人生を歩んでいたら触れることができるかどうか境遇や運によって限定されてしまう価値観に触れて影響をうけることができるところだと思います

ぼく自身の出自は言語化するとわりと同情を引くのに十分なクソデッキだと思うのですが

予め与えられたものよりなにを受け取ってなにを表現したいかを大事にしたいと思えたのは

ぼくの人生とは無関係なとこからもたらされた数々の物語のおかげなんだと思います

ぼくもモノ作りを通して誰かにそういうええかんじの影響を与えてみたいなと思うわけです

誰かの都合で消費されすり潰されることを望まれたのがぼくの命の最初なのかもしれませんが

どうせ1回しか使えないので、したいと思う楽しいことの為に使いたいと望んでいます

そういうわけで今日も誰に届くかもわからないボトルレターをしたためることに全力を尽くしております

それはそれとしてクソ作品も肩の力抜けるので好きです

そのうち性癖崩壊に寄与した作品についてのレビューもしとうございます

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