平素は格別のご厚誼を賜り厚くお礼申し上げます。
季節はすっかり秋。
落ち葉舞い散る公園のベンチで一人黄昏ていると、目の前に少女がやってきた。
「どんぐり集め、手伝ってくれない?」
可憐な少女がスカートにどんぐりをため込んでいた。
そういえば自分も子供のころにはどんぐり集めたっけ・・。
あらためてまわりを見渡すと、ベンチの近くにたくさんのどんぐりが落ちている。
上半身をかがめてどんぐりを拾う。
上を向き少女のスカートにどんぐりを乗せる。
視線の先に、たくし上げられたスカートの中がちらちらと見える。
・・・・・・うむ!
「わぁ~、いっぱい集まっちゃった!」
大量のどんぐりをこぼさないようにますますスカートをたくし上げながら、少女が歓声を上げる。
若干腰に来たが、喜んでもらえて満足だ。
「たくさん集めてくれたお礼に、このどんぐり譲ってあげる!」
譲られてしまった。
「いっぱい集められてえらいねー♪」
頭をなでられてしまった。
「あ、どんぐり代は5万円ね♡」
金を取る・・・だと・・・!?
どんぐり拾いの手伝いをさせていただいたうえに、お金まで払わせてくれるのか。
圧倒的感謝・・・!!
るんるんと上機嫌で去っていく少女の後ろ姿を見送りながら、先ほどの光景を脳裏に4K120fpsで高画質保存し、家路についたのだった。
ちなみにもらった(買った)どんぐりは鍋に入れ、よく煮て虫処理とアク抜きを行い、天日干しして乾かした後フライパンで炒っておいしくいただきました。
それではまたお会いできる日までごきげんよう。
RNA
2025-11-24 04:25:14 +0000 UTCkz86
2025-11-24 03:47:23 +0000 UTC