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地力を出し切って描く

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技術的な話はなかなか難しいので、今回はメンタル的な話。

記事の最後にレイヤー構成の話を踏まえた簡単な修正作業例の動画も付けてみました。


発見、修正、隠ぺい…

絵を描いているときはだいたいみなさん「いい感じだ、かわいい、かっこいい」と自画自賛😋しながら描いていると思います。(自分はそう!!)

でもある瞬間、または翌日などある程度時間が経ってから見てみると

「なんかちょっと顔がでかい気がする……」

「胴が長い……?」

「なんか構図の収まりが悪い気がする……」

みたいな違和感を感じることありませんか?

そしてこうなります。

「いやでもそんな変でもないかも」

「こういう絵もありっしょ」

「これ直すと修正するレイヤーいっぱいあって面倒だし、まあ大丈夫」


自分も以前はこういうことやってました。

今もたまにやってしまう事もあります。

しかしその違和感、だいたい正しいですし、だいたいバレます。

バレ方も、ここが変だぞというわかりやすいのだけでなく

「雰囲気や色はいいんだけど、なんかかわいくない……」

とか

「一見かっこいいポーズだけど、なんかキャラが不気味」

みたいなバレ方をします。

しかも後日自分で見たときにだいたいそこが目に付いて後悔します。つらみ。


絵の上手さに、変なところやダサいところを見つける審美眼があると思っています。そもそも見つけられないと直しようもないので。

つまり変なところを見つけられたということは、絵が上手くなって審美眼が養われたということだと思います。

アナログ絵では変なところを可能な限り生み出さないように更に練習し卓越する必要がありますが、デジタル絵ではその場その場でいくらでも変更が効くのですから、せっかく変なところが見えたのに無視するなんて勿体ない。

逆に、この変なところは修正すればほぼ確実にクオリティがアップするボーナスポイントなのですから、それを見つけられたのはラッキーなのです。

ぜひ修正しましょう!


中には変に見えるけど正解がわからない場合もあると思います。

それはもう変に見えなくなるまで頑張るしかないですが、とはいえ同じ絵に延々取り組むのもやはりモチベーションが下がって良くないと思いますので、変に見えるところをトリミングして切ってしまったり、前景や服などで強引に隠してしまうのも全然アリだと思います。


言い訳しない

SNSなどに投稿するとき「適当ですけど~」とか「雑ですが~」みたいな"保険"をかけて投稿している方を見かけますが、これはやめたほうがいいです。

こんなことが書いてあると見る側もそういう気持ちで見てしまいますし、そもそも「適当に描いたもん見せられてんの」と、良いとか悪いとかいう観点で見てすらくれない可能性があると思っています。

更にこういうスタンスが常態化すると、前述の変なところを直す気概も「まあ本気で描いてないし」みたいに自分に言い訳をして失われていく気がするので二重に損です。

毎回は難しいかもしれませんが、なるべく「全力で描いた」と言えるように完成度を高める努力をするほうが建設的に思えます。


なぜ直すのが面倒なのか

そもそも変なところを直すのがなぜ面倒なのかという話ですが、自分の場合はレイヤーを分けすぎていたからでした。

これはツイッターでイラスト投稿するようになった頃のとあるイラストのレイヤー構成です。


まず線は後で修正するかもしれないからとパーツごとに分かれてました。

色もパーツごとに完全に分かれていて、例えば「髪」のレイヤーグループは、一番下に髪のベースカラー、その上に(髪のための)影やハイライトなどのレイヤーがあります。

同じパターンで肌、服、小物などをすべて分けた構成にしていました。

これはやりすぎとしても、なんとなく似たような感じの構成の人もそこそこいるのではないかと思います。


ではここで例えば前髪の雰囲気が違うから変えたいとなった場合どうするかというと

1.線画の髪レイヤーを探し修正

2.線画の顔レイヤーも場合よって修正

3.色の髪グループレイヤーのすべて(影ハイライト反射光etc...)を修正

4.色の肌グループレイヤーの顔部分のすべて(影ハイラ...)を修正

この間すべてのレイヤーを行ったり来たりします。

約200枚のレイヤー数ですので上の方と下の方ではレイヤーウインドウを頻繁にスクロールする必要もあります。

影とかだって一発でばっちり決まるわけではないので、「ここのハイライトのレイヤーどこだ…」「ここの影の色どこだ…」となるわけです。

もう面倒くさすぎる。


面倒くさすぎるからなんとかしよう、ということで現在。

線は線画全体と黒ベタの2レイヤーで全てです。他のレイヤーは色トレス用で線自体には無関係です。

色もベースカラーというレイヤーに全部塗ってあるし影も光もそれぞれ1枚のレイヤーに全部塗ってあります。パーツごとに分かれていません。


この構成のよいところは、修正の必要なレイヤーが直感的なことです。

線が途切れていれば線のレイヤーを選べばよく、色が途切れていればベースカラー、ベースカラーの範囲が変わったなら光と影をいじれば良いわけです。

「この線はどこのレイヤーだ…」とか探し回る手間がないため修正が比較的容易です。

個人的な詳しいレイヤー構成や塗り方について「レイヤー構成と塗り操作」をご覧ください。

レイヤー構成と塗り操作

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自分の場合は、修正が面倒になってしまう原因がこのレイヤー構成にあったのでこれを改善したことで大きな修正も比較的気軽にできるようになりました。

このような「修正が面倒に感じてしまう原因」がそれぞれみなさんにもあるはずで、これを解決するのも重要だと思います。


修正作業例

最後に、頭の大きさを調整して左手を追加する修正作業の様子の動画撮ってみました。修正内容自体は大したことないですが、レイヤー選択がラクチンというところが主題です。

動画が長くならないようにテンポよくやらなきゃ!と思い過ぎて逆にミスりまくってるし、左手の造形がめちゃくちゃ怪しいですがもう一回撮るのしんどいので許してください😭

線なら線レイヤー、色なら色とほぼ迷わずレイヤーを選択して修正できるのが気に入ってます。

なんかBGM入れとけばよかった…


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