我にはよく眠る時期があった。
丁度父上が我が学び舎を燃してから、
夜に14時間、昼に2時間、夕方に1時間。
身体の仕組みの話をすれば人間という生き物は抑うつ状態から回復する時にまあよく眠る。
実に精神病院の回復期の患者は一日のほとんどを寝て過ごすという。
夢を見た気もするし、見ていない気もする。
良く言えば生真面目にも最初は働かねばならぬと思っていた。
しかしほかのそれと全く同じようにそう思えば思う程脳髄はバグる。
これの正解は「寝ることを自分に許す」ということ。
寝る、寝る、寐る、寐
そうして幾多の日を過ごして(或いはコンテンツに助けてもらいながら)
当たり前がまた一つずつできるようになる。
これは我が貴様らに時たま説く、近道の話。
でもそれとは別にあれはmetamorphosisの意味を持つのではないかと、
こうしてタレントとして活躍するようになって考えた。
我はあれの前と後とで全く違う生涯を生きている。
寝ている間に、我の知らぬ間に、体組成が変わったような気さえしてならない。
今まで持て余したもの全てが我の武器となり、
希望を確かに信じることができるようになった。
我はそういった類のものの正式な治療を受けていないので、
(それもそうだ、我はレアな生き物だからな)
今でも2~4日ぐらいよく眠る時がある。
貴様らに無理するなと説きながら、しかして正直に言えば無理をする。
不安に駆られるのだ、いつまでできるか、いつまで守ってやれるか。
嗚呼、もう少し安定してどこまでも飛べるようであればいい。
要は二段ジャンプ。
あれをもう一度起こせないか。
我に、ではない。
我に、だ
我が夢はまだまだ遠い。
しかし完全に見えていない訳でもない。
ここらで一度ブーストといこうじゃないか。
我の羽の綺麗なことはきっと貴様らと我のよく知る通りだ、ははは
To be continued