続き、長くなりそうなので分割…。(主に手伝っていただいた人達について)
■美術
美術に関しては、
前回、イロドリミドリの時に社長さんが連れてきた美術さんは、正直、あんまり良い印象なくて…、
(パースはとれてないし、素材はコピペの流用だし、描き難いものはレイアウト変えられちゃうし…)
それで、今回は自分の方でツイッター経由で知り合った、
風乃さんという方に美術をお願い致しました。
元々、自分と同じハニストのファンとして知り合って、
風乃さんも時々自主制作の作画を公開していたので、
最初は原画のお手伝いとしてお誘いをしたのですが、商業アニメでの原画経験が無く、
一度はお断りされたのですが、その際に、
逆に、美術の方をリタイアしていたという経験を聞いて、(勝手に暴露しちゃっていいのかな…)
後日改めて、美術としての協力をお願いすることになりました!
いや、でも風乃さんがいなかったら、また前回の中国の美術さんに発注することになっていたと思うので、
風乃さんに決まるまでも、そちらの美術さん、今回ほとんど連絡取れてなかったし、
本当に偶然だったのですが、風乃さんに美術やってもらえて本当良かったです。(´ᵕ`)
(こちらの要望もちゃんと聞いてくれるし、仕事もレスポンスも早かったですし、本当に助かりました!)
※以下、本人に許可取ってないので、自分のLOとかテスト素材だけですが…。
■特殊パート1(ボクシングパート)
動画時間 2:10~くらいからの、唐突なボクシングパートなのですが、、、
わりと早い段階で、自分の他の作画の方でキャパオーバーで間に合いそうになくて、
それと、ボクシングのパートはやっぱりそれなりに迫力が欲しくて、
でも、商業アニメのデジタル作画だと、線が細くて無機質な感じになってしまうというか、
頑張れば劇画調も出来なくはないのですが、そこまで気を回している余裕もなかったので、
そのパートのところはアニメーターさんではなく、誰かイラストレーターさんにお願いして
背景込みで画面を設計してもらいたい、という方針になりました。
担当のイラストレーターさんについては、社長さんの方で探してくれるという話だったのですが、
みつかるまでにだいぶ時間がかかった気がします…。
今回参加していただいたChomikuplusさんも、中国の方で、普段は全然作風の違う
ちょっと閲覧注意なR-18のイラストとかを描いている方なのですが、
制作期間の後半に連れてこられて、新人制作さんが〆切を急かしてしまったものだから、
時間の無い中、最初は本当に大雑把なTAKE1を提出されて、
流石にこれでは使えないってなって、たしかその後2,3回リテイクを繰り返して今の形になりました。
(Chomikuさんにとって後悔のない仕事ができていると良いのですが……)
作画の段階で身体のパーツは切り分けてもらって、
カメラとパペットの動きは撮影時に自分の方で作らせていただきました。
■特殊パート2(間奏パート)
間奏部分も、自分の作画が間に合わなくて、イラストレーターさんにお願いしたいということになり、
こちらは、自分の方でお声がけさせていただいて、豚もうさんという
アニメーター兼、マンガ家兼、イラストレーターさん?な方にお願い致しました。
(以前ちょっと記事に書いた、3時間くらい長電話してしまったお相手です…><;)
間奏部分の内容に関しては、制作初期の段階では、なかなかネタが浮かばずに悩みまして、
打ち合わせの段階では、それぞれの日常生活を掘り下げたいという意見もあったのですが、
そうなると私服とか、背景の設定とかも絡んできて、なんやかんやで最終的にはああいう形になりました。
画面的には、最初はなんとなく、パズルゲームの連鎖時のカットイン演出?みたいなのをイメージしていて、
左右で2人が同じ課題に取り組む様子を描いて、それぞれの得手不得手を強調したいー、
みたいな感じの意図でした。
それで今回、豚もうさんにお願いした理由としましては、
以前に豚もうさんが、鑑賞した映画のコスプレを
ご自身のキャラクター(メリエルちゃん)に着せてイラストを投稿していた期間がありまして、
そのあたりのセンスを見込んで、というのがひとつと、
それから、今回の企画、あんまり予算が無くて…、
当初、助っ人に入っていただける原画さんにもそんなにたくさんは払えないというお話だったのですが、
仕上げ込みで素材をいただけるのであれば、その分もう少し多めにお支払いできるということで、
豚もうさんには、着彩込みでお仕事をお願いさせていただきました。
(※せっかく全身描いてもらって、
しかも止めでも良かったところをわざわざ動かしてもらったので、ちょっとだけ勝手に公開…)
あと、真ん中のちびキャラは、当初は、もうちょっと色々なアクションをさせる予定だったのですが、
間に合わず…、たしか、先行試写会のバージョンでは中央には何もなくて、
その後、本公開までの最後のリテイク期間で自分がドット絵を作成していた記憶があります。
ちびキャラを作画ではなくドット絵にした理由は、元々ゲーム風な演出というのもあったのですが、
どちらかと言うと、精神的な理由の方が強くて…、
正直、その時点で自分の作画に対するモチベーションが完全に尽きてしまっていて、
ちびキャラ1枚のラフだけでも数時間とか、そんなレベルだったので、これは間に合わないってなって
途中でドット絵に切り替えたら、素人ドットではあるのですが、その後は難無く上げることができました。
(作画だと、枚数ごとに清書と中割りと着彩の工程が必要になるので、
これくらいのカットなら普通にドットの方が早いのかもですね…)
※この時途中まで作ってたちびキャラの素材は、エンドロールのところでおまけとして流用致しました。
(それと、余談なのですが、ノーマン・ロックウェルという画家さんのイラストで、
「少年の一日」っていう作品と、それと対になるような感じで「少女の一日」っていう作品があるのですが、
この間奏部分は、なんとなく、イメージ的にはああいう感じのことをやりたかったんですよね…。)
■原画
企画の当初は、制作期間が半年もあるし、ががめさんの一人原画で、っていうお話だったのですが、
サビの、たった5秒の1カットで1ヶ月近くウダウダ悩んだり、試行錯誤していたので、結局間に合わず…、
でも、今回は早めに自分でSOSを発せられたので、
いつかのイロドリミドリみたいな大事故には至らなくて、そこは良かったかなって思います。
・最初に、お手伝いに入ってもらったのが、但さんという方だったのですが、なんというか…、
社長いわく、「上手い」とのことだったのですが、原画の経験的にはほぼ無くて、
上がってくるLO(ラフ)は、基本的にほぼ全修で、自分の方でほとんど描き直してて、
流石に時間的にも予算的にも二度手間なので、後半は動検の方に移ってもらったのですが、
それでもツメ指示が無視されたり、逆になってたりだとか、
細かいニュアンスとかも溶かしてくるし、デッサン割りとかも任せられない感じで……、ただ、
ぱっと見は線が綺麗なので上手く見えるというか、それだけに細かいミスが多くてタチが悪いというか…。
自分がちょっと拘り過ぎていた部分もあるのですが、たぶん、商業アニメの生産工程においては、
"早さで助けるタイプ"のアニメーターさんなんじゃないかなって思います…。
……ちょっと悪く書いてしまいましたが、ただ、何度かやり取りしている中で、やっぱり彼も、
"アニメ"というものに憧れてこの業界に飛び込んできたんだろうな、というのは、節々に感じていたので、
自分も一度、悔しい思いをしてリタイアしている身なので、なんというか…、
才能ゆえなのか、環境ゆえなのか……、感情移入というか、
色々と切なく思いながら見ていたりもしました…。
・二人目のお手伝いが、Zzz...さん。
Zzz…さんと知り合ったのは割と最近で、実は別垢であにまーれのファンアートを描いている方なのですが、
元々Zzz…さんは、稲荷くろむ推しの方だったのですが、
自分がハニストのエリ様が卒業されたあたりで落ち込んでいるときに、
たまたま配信のチャットにお邪魔させていただいて、色々と慰めてもらったという経緯がありました。(´ᵕ`;
担当していただいたのは動画時間(2:52)あたりの、「ほらね ほらね」で2人が旗を振る1カット。
1カットだけではあるのですが、とはいえ、
アクションの作画というのはけっこう作るのに時間の掛かるもので、それに、
カットの途中でキャラクターが前後に入れ替わるし、MVなので音のタイミングも意識しなければならない
というちょっと難しめな内容…。
Zzz…さんは、一応、原画経験はあったのですが、昨年あたり?からお仕事を始められた方で、
"動画経験を経ずに原画になったタイプ"のアニメーターさんだったので、
タイムシート上のキャラの入れ替わりの書き方とかちょっと苦戦してたりだとか、
動画さんがどの程度なら中割りとして作業してくれるか、みたいな感覚がまだつかめていない感じで、
結局、最終的にほぼ全原画みたいなカットになってしまったのですが、
それはそれで、中割りで崩される心配がないので安心ではあるのですが、
全原だと修正入れるときに一枚一枚全部修正入れなきゃいけなかったり、
後々、音と合わせるときにアクションのタイミングをずらし難かったりもするので、
個人的にならもうちょっと力を抜けるところもあったかなと思ったのですが、
結局、自分も自分で他のカットの修正で手一杯で、あんまり見てあげることができなくて、
Zzz…さんには申し訳なかったのですが、かなり苦労しながら作っていただいた1カットだったので、
とても助かりました…!!!><;
・そして三人目のお手伝いが、ならさん。
担当していただいたのは動画時間(2:52)あたりの、アクロバットなアクションの1カット。
1秒にも満たないけれど、だけど、運動ちゃんが運動ちゃんとしての本領を発揮する
数少ない魅せ場のカットだったのですが、そこは流石プロのアニメーターさんだけあって、
終始、安心してお任せ出来たのですごく助かりました!>ᴗ<
(ちなみに、ここのアクションは当初、ウルトラマンタロウのスワローキック?みたいなのをイメージしていて、
ならさんには作業前に作画の参考として、タロウの動画を見てもらったりしていました…><;w)
ならさんとは、ネット上で知り合ってからはけっこう長くて(7~8年くらい?…もっと前かも…?)、
でもそんなに一緒の企画でお仕事した経験はあまりなかったのですが、
昨年は、"ひとりぼっちの○○生活"のEDでお手伝いさせていただいて、それのお返しということなのか、
この作業当時も、ならさんも掛け持ちで次の冬番組のOPの演出とか、
色々と同時進行の中でお手伝いに入ってくださって、本当に助かりました!!(T-T;;;
原画としてお手伝いいただいたのはその3人で、
ならさんとZzz…さんには結構重めのアクションを振ってしまって、ちょっと申し訳なく思っていて、
一応、社長さんの方にはその分少し多めにお給料はお願いしたのですが、
でも、内容の軽い止め絵だとあんまり手伝いに出す意味がないというか、
自分もアクションを作るのは好きなのですが、でも、やるならしっかり時間かけたいし…、
それに、薄給のアニメーターさんがみんな、設定通りのお仕事をしてくれるというわけでもないので、
その修正の手間とカット単価を考えると、動きの少ないカットはどうしても
自分の方で抱えてしまった方がコストが安上がりかな、ってなってしまって……。
あと、今回、制作進行の方が新人さんで、他のアニメーターさんとのコネクションが無く、
(社長の連れてくる人もだいたい信用できないし、)
人材の募集に関しては自分の方で色々と画策というか、ツイッターのDMで
知り合いのアニメーターさんとかに声を掛けてまわったりしていたのですが、
なんというか…、自分も今まで、けっこう知らない制作さんから来るお仕事とか断っていたのですが、
…こういう気持ちだったんだろうなぁ、っていうのはちょっと思いました……。´-`
※※※ もうちょっとだけ、続きます…><; ※※※