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近況報告…20190831(文字ばっかですみません…)

せめて、月一は何か更新せねばと思い、とりあえず、近況報告です…。


長文で申し訳ないのですが、この先、しばらくはお仕事なので、

次の更新もまた一ヶ月後とかだと思うので、その間、ひと月掛けて読んでいただければと…。




■近況

7月いっぱいで、一通りコンテは埋めはしたのですが、

その時点で全体のカット数が111カット…、

兼用と、CGのみのカットを除いても、作画が100カット弱…。

もちろん、止めのカットもそれなりにはあるのですが、アクションもそこそこ…。


スケジュール的には、冬コミあわせということだったのですが、

クラウドファンディングの支援者様向けの先行上映なんてものがあるらしく、

〆はどんなに遅くても12月の頭…。

あと、今回、ちょっと特殊な作業工程?を取ることにしていまして、

予算の削減と、臨機応変な修正作業をできるようにするために、

一般の商業アニメでいう「撮影」のセクションを抜いていて、

その代わりに、自分が仕上げさんから上がってきた素材を半分AEで編集して、

そのAEPデータをCG担当の映像屋さんに渡すことになっているから、

動仕撒きの期間も考慮して、

自分が作画作業できるのは、たぶん10月末とか、そのくらいまで…。


とりあえず、サビの魅せ場のだけは絶対に死守しようと思っていて、

そこから優先して作業しているのですが、その魅せ場の1カットに、もう20日以上掛かってて、

ダンス的なアクションだから単純な中割では動画さんに振れなくて、

80枚全原みたいな感じになっているのですが、、

まだキャラ慣れしていないのと、長期間にわたって作業してしまったものだから、

見返してみると、カットの頭と終わりでキャラの体系が変わってしまっていたりしていて

今、自分で自分のカットを作監修しているところです…。


サビの5秒のカットで本当に8月が潰れてしまった…。

…自分、めっちゃ仕事遅いんです…。

パトラ様のコーラを振る動画だって、40秒の動画で2ヶ月近くも掛かったのに、

今回、フル尺で3分40秒もある…。



始めは、知り合いのアニメーターさんにもお手伝いを頼もうかとも思ったのですが、

今回の企画も予算が無いらしく…、

手伝ってもらうなら、時間の掛かるアクションシーンとかを

実力の信頼できる方にお願いしたかったのですが、

出せても1カット4000円が限界とのことだったので、

そんな薄給で重いカットを振るのも、知り合いなだけに心苦しいし…、

かと言って、止めや動きの少ないカットを大量に撒いたら逆に予算が嵩んで効率悪いし、

少ない枚数のカットなら自分が直接描いた方が頭の中のイメージと齟齬もないし、…。


そんなこんなで、こんなブラックな案件に他人を巻き込むくらいなら、

どうにか自分独りで抱えきれる形に方向転換しようと思っています…。

急な軌道修正ができるのは、個人制作の利点ですから……。

とりあえず、魅せ場の1カットはもうなんとかなりそうなので、

それ以外のところは極力削って、

最悪、もうサビ以外は全部紙芝居でも良いかなって思うのですが、

それでも、自分にとっては3分40秒は長いです…。


…というか、自分の作るカットは極端で、 止めかほぼ全原の2択みたいなのが多くて、動画撒きするメリットが少ない気がします…。

やっぱり、商業アニメのシステムで中途半端な規模の企画を形にしようとすると

無駄なところですごくお金がかかっていそうで、効率が悪い気がします…。


期限が限られてるから人手が必要になる…。

人手が増えればお金が必要になる…。

独りでは間に合わないから集団作業が必要になるのだけど、

独りなら出来ていたことが、集団になるとできなくなってしまったりするのももどかしい…。

期限に間に合わせたいなら予算を積むべきなのだけど、

予算が無いなら…、質を下げよう…。

高望みは諦めるべきだ…。

もしくは、発想を変えるべきか…。



ちなみに、クラウドファンディングのページだと、400万円の目標金額に対して、

132%の達成度になっていたのですが、

その余剰分は原作の森羅万象さんの活動費に充てられて、

MVの制作費と、クラウドファンディングのサイトの運営さんの取り分は固定で、

最初の目標金額である400万円の内から決められた分だけ、っていう契約らしいので、

残念ながら、達成金額が増えてもMVの制作予算が増えることはないみたいです…。

(原作サークルさんも、きっとリスクを背負って今回の企画を立ち上げているので、

そこは、きちんと報酬は受け取るべきだと思いますので…)



………、

自分の考えなのだけど、

今の時代、フル尺で全体のしっかりしたMVを作ってもそんなに効率は良くないと思っている…。

基本的にお客さんもみんな時間がない時代だと思うし、

全員が全員、3分40秒のMVをしっかり見るわけではないから、

とにかく、SNSとかで切り抜かれることを想定して、

それがきちんとお客さんを導入させられるフックになるように、

最低限、魅せ場だけはしっかりさせておけば、仕事の責任は果たせるのでは無いか、と

自分で自分を騙しながら作業している…。


願わくば、この作業期間なら、半分の1分30秒くらいの尺で

頭から終わりまでしっかり濃い内容のMVを作りたかったのだけど…、

なんか、使用目的的にどうしてもフル尺が必要なんだって…。


とにかく、サビの1カットだけはなんとかなりそうだから、

あとはその魅せ場にお客さんがたどり着くまでに、

残りの2ヶ月、他のカットや演出で

如何にお膳立てできるか、導けるかが勝負になるなのだろうと思う…。

自分は仕事も遅いし、派手な作画や演出ができるわけでもないから、

もう、この、たった5秒の1カットにすべてを掛けるしかない……。




■余談…

せっかく読んで頂いているので、何か、最近の裏話的なことを…。


会社の企画とかの担当(?)をやっている方からのお誘いで、

「3次元のアイドルをキャラ化してほしい」、みたいな感じのお仕事のお誘いをされた。

アイドルといっても、ハロプロとかAKBとか、そういう大御所ではなくて、

ライブの映像を見せてもらった感じ、地下アイドル的な…?

歌も踊りも実力派で、会場のお客さんも盛り上がってたけど、

YouTubeの再生数はそんなに…、みたいな…。


たぶん、事務所からのオファーとかではなくて、

その企画担当の方がそのアイドルにハマっていて、

それで自分に声を掛けてみた感じなのだとは思うのだけど、

「月額5万くらいで、定期的にそのアイドルのイラストを描いてほしい」みたいなお話で、

なんか、色々説明はされたのだけど……、

要約というか、説明を聞いた自分の印象だと、

「お金払うから二次創作を作ってくれ」っていう内容に感じてしまった…。


うーん…、、、


自分は今、ひと月の生活費が家賃込みで7万とかなレベルの人間なので、

正直、定額で月5万は助かる…。

今年の夏は、ついに初めて一度もエアコンを付けなかったくらいだし…。

だけど、問題なのは、自分が実在するアイドルをそんなに好きではないことと、

それが単発ではなく、継続的な仕事ということである……。

「ががめさんの名前も出すので」って言われたけど、

別にそういう知名度とかは欲しくないし、むしろ、責任取れない…。



なんというか…、単純な表層的な記号化ではなくて、

3次元の人物をキャラクターに落とし込むという作業は、

事前に膨大な予備知識が必要になる仕事だと思う…。

「この子は過去にこういう経緯があったから、こんな仕草や表情はしないー」とか…。

単発ならどうにか逃げ切れるかもしれないけれど、

それこそ、人数の少ないコアなファンで支えられているコンテンツに

継続的に売り込んでいく商品ならば、

最低でもそのファンと同等の知識を持っていなければ絶対にボロが出るし、

何より不誠実だ…。

それに、好きでもない人のことを調べ上げて、かつ追いかけ続けなければいけないのって、

かなりの労力だと思う…。月5万も妥当な気がする…。

…いや、それを労力と感じてしまう時点で、もう駄目なのだと思う…。


そもそも、自分は3次元のアイドルに興味がないというか、

それ以前に人間が苦手だ…。

「犬山たまき」は大丈夫でも、「佃煮のりお」が出てくると、

うっ…、って身構えてしまうくらいには、人間が苦手…。

そのくらい、人が怖い…。

直接顔を合わせなければ大丈夫なんだけど、

今までも「旅費出すので東京来ませんか?」とか「近くに来たので会えませんか?」

って言われても、全部断ってしまっている…。


…、

別に、さっきの企画の人のことではないのだけれど、

「夢」を売る側の人間が、その自分の売る商品に対して

きちんと夢を見ていることは良いことだと思う。

自分が売りだす「夢」に対して自信とか責任とか、

そういうのが無いと、なんだか他人を騙している感じがして、

お客さんに対して不誠実だ、と思う…。

でも、売る側の人間としても、

夢と現実との区別がつかなくなってしまっていては、それもダメだと思う…。


そんなことよりも、結局は数字がすべてなのかもしれないけれど、

ただ、もし自分が感情を抑えて数字で動けるような人間だったのなら、

良くも悪くも、きっと今こんな場所には居なかっただろうな、とは思っている…。



うーん…、

なんか色々書きたいことはたくさんあったのだけど…、なんだっけ…、

「ユーザー・ジェネレイテッド・コンテンツ」???


その企画の人も「アイドル自身がメディア化してる~」とかいってたけど、

昨今は、売り手とお客さんが一方通行な関係だけではないから、

何か企画をヒットさせよう思うなら、やっぱり、

売る側や作る側も、きちんと作品に対して「愛」が無きゃダメだよなぁ、っていうか、

いや、それは個人的な理想でしかないのだけれど…、なんというか、

表層的な品質よりも、「愛情」そのものとかにお客さんが

商品価値を見出すことが増えている気がしていて…、

(けもフレの一件とか、YouTubeとかの投げ銭機能とか、オンラインサロンとか…?)

元来のコンテンツでも、作り手の愛情とか物語とか体験とか、作品から派生する

形にはならない部分に価値を感じてお金を払うお客さんは居たとは思うけど、

最近はそういうのがけっこう目に見えて顕著な気がする…。


あと、自分の推しのVTuberで「周防パトラ」っていう方がいるのですが、

そのパトラ様のファンが集まって、「メイドインパトラ」っていう二次創作ゲームを作っていたのですが、

自分も1枚だけイラストを提供していて(完成品見てないのでどうなったかはまだ知らないのですが)、

ディスコードのサーバー?をたまに覗くと、

志を共にする皆で楽しそうにわいわいきゃっきゃしながらゲームを作っていて…、

……、

…実は自分、あんまり大勢の人がいるところって、怖くて…、

画像の提供も、いまろりさん経由でやってもらって、

なんかもう、ほんと、ごめんなさいっていう感じなのですが…、

なんというか…、こういうのが

「ユーザー・ジェネレイテッド・コンテンツ」っていうのかな、って思った…。


単純な、売り手と買い手の一方通行な市場ではなくて、

作品とかアイドルとか、

何かしらのメディアが中心にあって、

そこにファンが集まって、ファン同士でもお互いに発信し合ってやり取りがあったりして、

そのコミュニティ自体がひとつのコンテンツになっているー、みたいな…。


だから、話を戻すと、

もし、作り手が一切お客さんの目に触れない状態なら別なのだけど、

「名前の出る状態で、月額で定期的に素材を提供してほしい」という案件は、

そのコミュニティへの所属に等しいと思うので、

そのアイドルや、ファンの人達にきちんと向き合う覚悟が無ければ、

簡単に安請け合いしてはいけない内容なのだと、自分は思う…。


…、

…何事も経験とは言うけれど、

昔、そう思って、引き受けてしまった仕事があって…、

徹夜して、身体壊して、作ってる最中も辛かったし、

自分が味のわからない料理を他人に振る舞っても心苦しいばかりで、

数字が伸びても何も嬉しくなくて、騙しているみたいで罪悪感に押しつぶされそうで、

皮肉なことに、それが当時、世間的にはそれなりに評判が良くて、全国にまで広がって、

いつの間にか、続編まで作らされることになってて…、、

…そこで喧嘩別れみたいになっちゃったんです……。


でも、その人は何も悪くなかったんです…。

ただ、ちょっと、行き違いがあったのと、

その人の作風と、自分が合わなくて、理解できなかっただけ…。

だけど、世の中人はみんなその人のことが大好きだから、

どこに行ってもその人がいる…。嫌でも視界に入ってくる…。

その度に、瞬間、身体が強張って、心臓がぎゅっとなる…。

この国では民主主義が大正義だから、

いや、それを除いても悪いのはすべて自分の自業自得で…、

それからの日々は、まるで、本当に呪いにかけられてしまったようで…、

色々と…、それまで好きだったものとかも、徐々に触れるのがつらくなってしまった……。


知り合わなければきっと、違う世界で平穏に暮らせていたのだろうけど、

それだけに、住む世界の違うお人だから、

もうきっと、仲直りする機会もめぐってこないのだろうな…と思う…。



…、

話を戻しまして、今の手持ちのMV。


だから、自分の仕事というのは、

企画を、お客さんが愛情を注げるような形にすること。

お客さんの気持ちに対して、きちんと責任を受け止められるようにすること。

そのためには、まず最初に自分がきちんと作品に向き合わなくてはならない…。

数字がすべての人はきっとこんなに悩んだりはしないのだろうけど、

でも、自分は絶対に後悔する……。


愛情…、

注げるだろうか…。

モチベーションが上がらない…。

もう本当に自信がないんだ…。



独りでゲーム作りたい…。




文字だけなのが申し訳ないので、無許可だけど、勝手に1枚……。

頑張って描いたけど、美術さんが負担になりそうなので、たぶん、ボツにするから、こっそり供養…。


あっ、あと、もういっこ裏話……、ていうか、愚痴?

「運動ちゃん(オレンジの子)」のデザイン、原作のサークルさんから「スカート履かせてほしい」ってなって、

あれでかなり描くのが大変になった…。

最初は上下ジャージだけだったところに、下だけ制服のスカート履かせたから、服装としてチグハグになって、

インナーにブラウス着せることになって、でもギャル系の子だから一番上のボタン閉めてるとおかしくて、

それだけでも線の量だいぶ増えたのに、ジャージの袖のラインとかもめんどくさいし、ていうか「運動ちゃん」って名前のわりに曲中の運動要素「部活」の一言くらいだから、もう、動かさなかったらほとんどただのギャルになっちゃうから絶対にアクションは入れておきたいんだけど、でも人手も、予算も、時間も、枚数も…、

そして情熱も……。

近況報告…20190831(文字ばっかですみません…)

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