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白金犬
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リクエスト作品 冒頭部分先行公開(オリジナル作品_タイトル未定)

現在、オリジナル作品でリクエストをいただいている作品の冒頭シーンとエロ導入パートまでを先行公開します。今回は全体のボリュームが少なめなので、先行公開シーンも少しだけとなります。


いただいているリクエストはこちら

(frame embed)



以下より、先行公開部分です。

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 悲鳴と怒号が、炎と砂塵が、血と死臭が――


 この世の終わりというような凄惨な光景が、その村に広がっていた。


 破壊され炎上する家屋、炎に焼かれ文字通り灰と化すまで焦がされる人、踏みつぶされて見るも無残な肉の塊となるもの。老若男女問わず、あらゆる人間の命がみるみるうちに消えていく。


 その村を襲っているのは、闇竜帝ヴァルザー。


 身の丈30メートルは超えているであろう超巨大な体躯。その身体は極めて硬質な鱗に覆われていて、闇という名の通り深淵なく全身が黒色の皮膚をした巨大竜。背中には1対の翼が生えており、超速で空中を滑空する移動能力を有する。実際この村を襲撃した際にも、何の前触れも予兆も無く、突如空より降り立って来て、一瞬にしてこの村を絶望に染め上げたのだ。


「おかーさん! 助けてぇぇぇぇ!」


「誰か、誰かー! お願い、神様! 私の息子を助けて!」


 逃げる途中でつまずいた子供が母へ助けを求める。しかしヴァルザーは既にその子供に狙いを定めていた。足元で転がる、ヴァルザーの巨体からいたら虫にしか見えないその子供を、踏みつぶすのではなく、わざわざその鋭い牙を向けて母の目の前で噛み殺そうというのだ。


「うわぁぁぁぁん!」

「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」


 空から物凄い勢いで頭部を、地面で転んだ子供へ伸ばしていくヴァルザー。子供の泣き叫ぶ声と母親の絶望に染まった絶叫。ヴァルザーの口が開き、獰猛な牙の先端が子供の身体を容赦なくかみ砕きすりつぶそうとその瞬間――


「もう、大丈夫です」


 草原に吹く爽やかなそよ風――そんな軽やかで涼やかな響きのする声。静かで穏やかだが、この惨状でもしっかりと耳に届く、不思議な音だった。


 その次の瞬間、ヴァルザーは首と胴体を切断されていた。


 そして切断された首がずるりと胴体からずれるようにしながら地面に落ち、それから少し遅れて胴体が地面に崩れ落ちると、凄まじい地鳴りがして地震のように揺れる。その後、切断面から噴水のように魔族特有の紫色の血が噴き出て、地面に降り注ぐのだった。


「あっ……ああぁぁ……」


「怪我はありませんか?」


 転がったままの子供は首だけを上に向ける。子供に背を向けたまま、颯爽と現れたその人物はヴァルザーを斬って血で汚れた剣を、持っていた布でさっとふき取りながら腰の鞘にしまう。


 優し気な声と共に、その人物は振り向く。

 

 緩やかにウェーブがかかった豊かな金髪を長く伸ばした美しい女性だった。歳の頃はまだ若く見えて20前後といったところ。とても一刀の下に、あの凶悪な闇竜帝を斬り殺したようには見えない、優しくて穏やかで綺麗な顔をしている。身に着けている装備は、動きやすさを重視した軽鎧に左前腕にくくりつけられている小盾、額の鉢がね、そしてヴァルザーを切り伏せた剣1本程度の軽装。顔だけではなく装備も、とても闇竜帝と戦える程のものとは思えない。


 そんな見かけと今現実に見せたものが一致しない女性剣士が、転んだ子供に手を伸ばして身体を引き起こしてやる。


「良かった。膝をすりむいたくらいで、大きな怪我はないようですね」


 心の底からホッとしたように、彼女は胸をなでおろす。その優しさや美しさは、幼くても男の子なら思わずドキッとしてしまうような仕草だった。


「あっ、あの。ありがとうございます!」


 ヴァルザーが呆気なく死に、そして静かになると、母親が慌てて駆け寄ってきて愛する息子を抱きしめる。子供も泣きながら、母親の身体にしがみつくのだった。


「貴女は一体……あっ、その紋章は……」


 礼を言おうとした母親が、女性剣士が額に巻いていた鉢がねに刻まれた紋章に気付いてハッとする。それで母親の意図を察したように、女性剣士は優しくうなずく。


「私はルナ。勇者ルナ=ブルーウインドといいます。リュシオン国王より魔王討滅の命を受け、世界を旅している者です」


 にっこりと、女性剣士――ルナは微笑みながら答える。


 人類を滅ぼし世界を手にしようとする魔王マラフマリアルとその眷属である魔族を滅すため、そしてその途中で困っている者がいれば一人残らず救うための旅を続ける勇者ルナは、この日魔族である闇竜帝ヴァルザーを、いとも容易く打ち倒したのだった。


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 かくしてリュシオン国王より『希望の勇者』として認められ、人類を支配しようとする魔王討伐の旅を続けるルナは、既に13いると言われる魔族を、ヴァルザーを含めて既に4つ狩っていた。ルナ以外にも魔王と魔族討伐の旅を続けている強者はいるが、ルナ程の戦果を挙げている者は皆無だった。


 ルナは正に史上最強の勇者として各地を巡る。そして魔王の手によるものか否かなどは関係なしに、そこに困っている者がいれば例外なく助けて回っていた。


 そんなルナがその村に訪れた時、村人から頼まれたのは、近くに巣食う盗賊団の退治。魔王の人間界への侵攻により治安が悪くなっている今、そうそう珍しい話ではなかった。更に話を聞けば、金品や食料だけではなく、美しい娘も誘拐して人身売買にも手を出しているとのこと。


 正義感が強いルナはその悪行を許せず、村人の依頼を快諾。すぐにその盗賊団のアジトが根城としている洞窟に向かい、その無尽蔵の強さで最深部までたどり着き、幹部らと対峙するのだったが――


「あっ、あぁぁぁっ……いいっ♡ 気持ち、いいっ……もっと突いてっ♡」


 盗賊団にさらわれたであろう、若い少女が盗賊団らしき男に犯されていた。岩壁に手をつき尻を突き出す格好で、男は後ろから腰を打ち付けている。少女は薬を使われているのか、恐怖や嫌悪の様子はなく、肉棒を突かれる快感に舌を伸ばしながら悦びの雌声を上げていた。


「くっくっく。分かったろう、勇者の姉ちゃん。あんたが少しでも抵抗すれば、あの娘も……奥にいるまだ未調教の女達も、これよりもっとひどい目に合うぜ」


 下卑た笑みを浮かべながら、盗賊団のリーダーらしき男がルナに言う。ルナは毅然とした表情でリーダー格の男を睨みつけ、手に持った剣の切っ先を向けたまま黙っている。


「どうすれば、彼女達を解放してくれるのですか?」


 真っすぐと瞳を見据えながら、淀みなく流麗な言葉で返すルナ。


「くかかかか。分かってんだろ? お前が代わりになれば、女達はみぃーんな解放してやるよ。何せ希望の勇者様だ。女100人いたって、足りねぇくらい稼げるだろ」


 この場には、少女を犯している男やリーダー格の男以外にも10人程度の男達が集まっている。人質がいる状態で、剣を構えながらも手出しが出来ないルナを、皆にやにやと面白がるように注目していた。


「……」


 ルナはこの場にいる全員への警戒を切らさずに黙考する。


 盗賊などつまらない悪事に手を出す程度の人間、ルナが本気を出せばこの数でも敵ではない。しかしこの場に姿がいない団員の可能性も考えると、数がいる分どうしても時間はかかってしまう。捕えられている女性達を害されるには充分な余裕だ。


「仕方ありませんね」


 ルナは諦めたように吐息を漏らすと、手に握っていた剣を放り投げる。


「あっ、イク♡ イク、イクっ♡ イッちゃう♡ 気持ちいいのっ♡ イクうううううっ♡」


 ちょうどそのタイミングで、ルナに見せつけるようにセックスをしていた男と少女の行為は終わったようだ。少女が甲高い声を上げながら痙攣させると、男もそのまま射精を迎えていた。


「まずは、あの娘への乱暴を即刻止めさせて、早急に薬を抜いてあげて下さい。そしてあの娘に限らず、私以外の女性に手を出せば、その時点で皆殺しにします。いいですね」


 思わずゾクリとす視線と声で、ルナは静かに言う。その吐いた言葉だけで、その場の空気が凍り付くかと思う程に、冷たい視線と口調だった。リーダー格も思わず背筋に悪寒が走る。


「ちなみに言っておきますが、私は催淫耐性と薬毒耐性のどちらも加護を受けていますから、その類は効きませんよ」


 今から辱めを受けるというのに、あまりにも堂々と凛々しく、勇者としての威厳を保ったまま語るルナ。そして胸部の板金の留め具を外すと、服を着ていてもふくよかなことが分かる乳房が弾けるように出てくる。


「おほほっ♪」


 そのルナの女性の魅力に富んだ体つきに、リーダー格の男は緊張も忘れて、下品な息を漏らす。


「これは取引です。私が堕ちることなくこの場の全員を満足させた後は、女性達を連れて村に戻ります。そして今後2度と村には手出しをさせません。いいですね」


 じりじりと、股間を膨らませながらルナに寄ってくる男達に、ルナは怯む様子など全く見せずに毅然と言い放つ。


「楽しくも面白くもないことです。さっさと始めて、さっさと終わらせましょう」


続く

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リクエスト作品 冒頭部分先行公開(オリジナル作品_タイトル未定)

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