美少女格闘家として人気を博していた女子校生、凛子は、オファーを受けて大晦日特番の格闘技イベントへと参加していた。
形式はウェイト不問、総合格闘技ルールのミックスマッチで、相手はプロではなく素人だと聞いていた。なんでも「天才美少女格闘家から一本取れば10万円」という企画だとか。
くだらない、と思いつつも、スリルに魅入られ、地下格闘技イベントに身を投じていた凛子である。一本取られれば負け、というのは琴線に触れる部分であった。そして出演料の100万円と、真剣勝負の餌として提示された「相手に一本取られなければ一人につき1万円」というボーナスは、学生の凛子にとって非常に魅力的であった。
しかし――始まってみれば何かがおかしい。
観客の目線はいつにも増して凛子の肢体を視姦するようで、その口から発せられるものは凛子への応援などではなく対戦相手への激励――と言うには過激すぎるものだった。
いわく、脱がせ、破け、犯せ――健全な格闘技イベントに舞う文言ではない。
その対戦相手も、造作の端々に凛子の肉体への欲情が見え隠れする。ダメージを与えるよりも、辱めに来るような、そんな攻撃が続く。
「ふざけた連中……! 騙したわね……」
二人、三人と対戦相手を叩き伏せ、凛子は憤然と呟いた。
実際、放送機材を見るに確かに中継はされているのだろう。しかしそれはおそらく、ごく限られた人間が見るネットのアングラ中継のためだ。
大晦日特番という俗っぽい誘い文句も、真っ赤な嘘に違いなかった。実際のところ、女格闘家を辱め、それを放送することで大金をせしめるような、そんなイベントだったのだ。
観客はこのイベントを見るために大金を払い、下半身丸出しでモニタにかぶりついているのだろう。無論、凛子はそんな連中のオカズになってやる気はない。
だが――四人目の相手と対峙した瞬間、凛子はふらつきを覚えた。
(な、なに――?)
相手はその隙を見逃さず、ミドルキックを放ち凛子の腰を打つ。くろぐろと太った肉体から放たれる一撃は、体重差のある凛子には致命傷になりうる。
「あうっ!」
バランスを崩し、凛子はたたらを踏んだ。頭が揺れているような感覚で、相手の像もどこかぼやけている。
(なんで、こんな……あっ!)
選手控室で飲んだドリンク――あまり飲んだことのない味だなと思ったが、あれは妨害のための薬だったのではないかと凛子は思い当たった。
困惑しながら凛子はよろめく足で後ずさる。そしてリングのロープに背中が当たったときには、すでに相手が間合いに入っていた。
「おら、おらぁっ!!」
「く、あっ! あぐっ!!」
男は細かくパンチを放ち、ロープに埋めるように凛子を打ち据えていく。
(だめ、パンチが……見えないっ)
亀のようにガードを固めて凌ぐしかない凛子だったが、やがて当然の帰結を迎える。
どむんっ……!
空いたガードの穴を縫って男の拳が凛子のみぞおちに潜り込む。
「あぐっ……あ……」
視界が明滅し、そしてぷつりと凛子の意識は途切れた。
――
―――
――――――
「う……」
再び目覚めた時、凛子の体はピクリとも動かなかった。まだ薄ぼんやりとした意識で、周囲の状況を探る。
歓声が聞こえる。天井の照明も眩しい。どうやらまだリングの上のようだが――なぜ体が動かないのだろう?
「……はっ!」
何かに気づき、凛子の意識は急激に明朗になった。
なぜ体が動かないかと思ったら、リングロープが手足に絡みつき、まんぐり返しのような体制で縛り付けられていたのだ。道着の上下ははだけられて、白い下着が露出させられている。
(こんな、なんでっ……くそ、はずれないっ!)
『さあ凛子ちゃんがお目覚めですっ! 皆様お待たせいたしました! 戦いに挑むも哀れ敗北してしまった美少女格闘家凛子ちゃん……そのあられもない姿をお楽しみくださいっ!』
うおおおおと怒号のような歓声が飛び、凛子はビクリと身を震わせた。
「な……なに?」
気がつけば周囲をカメラに取り囲まれ、自分の恥ずかしい姿は場内のビジョンに映し出されていた。
「や、やだっ! なんで映してるのっ!? やめて、やめてよっ!」
そんな嘆願を聞き入れるものはない。凛子の体がほんのわずかでも動けば、カメラはそれを追尾して回った。
上気した顔、大きく呼吸をする胸元、露出した腿、そして蠱惑的な肉体に食い込んだ真っ白の下着。
その全てを赤裸々に晒され、凛子の目からは悔しさに涙が滲む。
「この程度で終わるとは思ってないよなぁ……?」
凛子を倒した男が舌なめずりしながら近づいてきた。そして手を伸ばすと、力任せに凛子の下着をむしり取った。
「きゃああああっ!!?」
丸い乳房とピンク色の花弁がカメラの前に晒され、観客たちは今日一番の勢いで盛り上がる。
「ご開帳~!」
「く、ううっ……」
凛子の豊かな乳房と、ピンと立った乳首がスポットライトに照らされる。
「嫌っ……見ないで……」
凛子は羞恥心に顔を背けた。その頬は真っ赤に染まりふるふると震えている。開かれた脚の間からいくつものカメラが覗き、それらを直視することもできない。
「いいねぇ、そそるねえその顔! だが、もっとグズグズに蕩けた顔を見せてやろうぜ……」
男は下品な笑みを浮かべながらズボンを引き下ろし、勃起した肉棒を凛子の眼前に突き出し、ぴとんと花弁に添えた。
「ひっ! いや、いやああっ!!」
そのグロテスクな姿に凛子は必死に首を振る。
「よっしゃ、しっかり撮れよぉ♥ これから入れちゃうからなっ♥」
カメラが股間のアップを捉え、凛子の秘部が無慈悲に全世界へ配信される。悲鳴を上げる凛子の声すらもマイクに拾われていた。中継を見ている男たちは今頃自身のマラを必死に扱いているだろう。
「いやぁっ!やめてっ!お願いっ!」
泣き叫ぶ凛子の言葉は誰にも届かない。男は指で凛子の柔肌を撫でながら、
「さあ、みんなに見られてる前でズポズポされてイッちゃおうなぁ♥」
そう言うと凛子の抵抗も虚しく、強引に膣口へペニスを侵入させていく。
ずぐっ……ぐ、ぐぐっ! ずぶうううううっ!!!
「痛っ!やめてぇっ!あっ!あああーーっ!!」
「おほっ! キツキツで気持ちいい~っ! 処女……か? まあいいかっ」
「くうっ! あ、はうっ!!」
激痛に顔を歪める凛子。それを無視して男は腰を使い始め、その結合部をカメラが舐めるように映し出す。
いよいよ始まった淫行に観客たちのボルテージも最高潮だ。
「いいぞおぉおおおっ!」
「もっと、もっとだあああっ!」
「やっ、はぁんっ! あっ、ああっ! や、だっ! ううっ!」
観客の盛り上がりに応えるように男はさらに抽送を速め、パンパンッと湿った音が響き渡る。
「やだっ!抜いてぇっ!! こんなの……酷過ぎる……ああっんっ!! く、あぁああっ!」
「そんなこと言ってぇ、もう中がヌルヌルだぜ? 感じてんだろぉっ!」
ずぷっ! ぐちゅっ! ぐちゅっ!
「ちが……ああっ! あーっ♥ あんっ!♥」
愛液が満ちるのと同時に、痛みが徐々に快楽へ変わりつつあることに気づいた凛子だったが、それを知ったところでどうすることもできない。
そして観客たちの好奇の目に晒され続ける羞恥心が、快楽をさらに煽り立ててしまう。
「くうっ! 見られて興奮してんのかぁ? 締め付けが……おぉっ!」
男も興奮した様子で獣のように荒々しく奥まで突き込み続けた。
「あぁっ! あんっ♥ あっ、あっ……♥ んっ♥」
波のように押しては返す快楽に飲み込まれ、凛子は反論することもできずただ喘ぎ続けた。
「くぁ、イキそうだ……出すぞっ! お前の中に種付けしてやるからなっ!」
「あっ! や♥ やだあっ!だめっ!外に出してぇっ!!」
おおおおっと会場全体が一気に盛り上がる。中に出せ、孕ませろと聞くに耐えない罵声が飛び交い、アリーナを揺らす。
その喧騒の中、男は力いっぱい凛子の子宮口を抉り、その奥に鈴口をねじ込む。
「あっ!♥」
奥に届いた。凛子がそれを感じ、ひときわ甘く鳴いた時――
びゅくっ! びゅーーっ!! びゅるるぅーーっ!!
「ああっ!♥ いや、あ、ああああああぁぁ~~っっ!!♥♥!♥」
熱い精液が胎内へ注ぎ込まれる感触。
下から突き上げられる感覚に沿うように凛子は絶頂まで押し上げられ、全身を痙攣させながら潮を吹いた。びしゃびしゃと溢れた精液と愛液が混じり合い、マットを汚していく。
「はぁ……んっ♥ ……はぁ……♥」
凛子はロープに体重を預けぐったりしている。時折ビクリと痙攣し、その度溢れた精液がポツリと垂れ、豊かに実った乳房が朱に染まりながらぷるんと揺れた。
「すげえ……本当に中出しされちゃったな♥」
「あんな娘があんな風になるなんて……いいもんみたぜ♥」
観客たちの下卑た会話が遠くに聞こえる。
そしておそらくはウェブ上で観戦していた者たちも同じ気持ちだったろう。
『いや~素晴らしいショーでしたね♥ 皆様ご視聴ありがとうございました! 良いお年を~』
ウェブ上で実況していたMCがそう言って凛子の痴態をバックに放送終了のテロップを表示させる。
そうして凛子の最悪な大晦日の夜は更けていったのであった……。