「くううっ!」
「ぐふるるるうっ!」
トロールたちの襲撃を切り抜けて行軍を続けていたヒルデだったが、それとは別の二体に捕まってしまっていた。
魔力を使い果たしたヒルデでは、トロールたちの膂力に抗うすべはない。か弱い女性さながら、いやいやと首を振って抵抗の意思を示すくらいしかできなかった。
そして彼らは、そんな獲物の様子を見てか繁殖モードに移行したらしい。
「う、ううっ……! こんな……!」
トロールたちはヒルデの腕ほどもある陰茎を上下から押し付けてくる。
頬をかすめ、股ぐらに擦り付けられる肉棒の熱さにヒルデは慄いた。退けようと思わず竿を引っ掴んでしまうと、手袋越しに脈打つ鼓動に、不覚にも胸が高鳴った。
(あぁ、これがおちんちん……赤ちゃんを作る準備でビクビクしてる……)
その対象が自分だ、ということを自覚し、悪寒を覚える。しかしその一方で、かすかに自分の中に疼く部分があることがヒルデを当惑させている。
「あくっ……いや、臭いっ……」
前方のトロールがヒルデの頭部を引っ掴み、ペニスに奉仕させようと押し付けてくる。
悪臭が鼻を突き、顔を背けたくなるが、トロールの膂力には逆らえず、ぬちゃぬちゃと唇や頬に先走り液を塗りたくられてしまう。
それは先刻の戦いでヒルデがトロールの頭部から雷を浴びせたことの意趣返しのようにも見える。
後ろのトロールがヒルデに挿入しようと腰を動かしているが、巨根がすぎるのもあってうまくいかず、恥丘で滑って計らずも素股のような行為になってしまっている。
(ああっ! そんな、擦らないで……)
逞しい肉棒でクリトリスを擦られ、ヒルデの性感も高まり始めていた。
そして背後から揺さぶられることで勢い余り、突きつけられたペニスをシコシコと扱いてしまう。
「ぐあう♥」
気持ちよさそうにトロールはうめき、ペニスはビクビクと脈打って先端から我慢汁を溢れさせる。
(あぁ、なんていやらしい匂いなの……♥)
精臭がヒルデの鼻腔に満ち、その濃厚さにくらくらしてくる。魔物の精液にある催淫成分が、天界の住人であるヒルデすら侵しつつあった。
そしてついにその時は訪れる。背後のトロールの亀頭がヒルデの入口を探し当て、無理矢理に押し入った。
ずぶうううっ!!
「は、ぎぃぃああっ!?」
感じたことのない痛みがヒルデを襲う。巨大なペニスはヒルデの膣にギチギチに埋まり、下腹部が悲鳴を上げる。
「うっく、はぁっ、あっ!!」
ぬちゅっ! ずっちゅ、ずちゅ!
トロールは貪るように腰を振る。一突きごとにヒルデの一番奥まで肉竿が到達し、子宮口を叩いた。
「あぁんっ! く、ううっ、あっ!」
挿入されるまで感じていた交尾への甘い誘いは霧散していた。骨盤を広げられるような痛みに耐えるのが精一杯だ。
「もぐっ!? むぐううっ! むぐっ……! うっ!」
そしてヒルデに手コキさせていたペニスも、喘ぎに開いた大口に滑り込んできた。
我慢汁が口腔の粘液に擦り付けられ、恥垢と精臭が口いっぱいに満ちる。
喉奥を亀頭で擦られてヒルデはえずいてしまう。
「んぐっ、ちゅっ、ぐぽっ! ちゅぴっ……」
ずぷっ、ズッ! ズプッ!!
「んんんんーっ!」
上下から串刺しにされ、ヒルデはもう何がなんだかわからない。ただ、精臭をダイレクトに粘膜に摂取したからか、酩酊感が身体を麻痺させていく。
「んふぅう……っ! んっ♥」
やがて痛みは引いていき、残ったのはメスとして求められている歓喜と、ペニスから与えられる快楽だった。
「ちゅぷっ、むぐっ、むぅんっ♥」
いつしかヒルデは熱心にペニスにむしゃぶりついていた。竿をすぼめた唇ですすり、カウパーと唾液が混ざった液体を潤滑油に亀頭をねぶり倒した。
「んちゅっ♥ ふぅっ♥ ん、ぐうぅっ♥ あっ、そんな奥までっ!!♥」
ずぷずぷずぷっ!
ヒルデがフェラチオに勤しんでいる間にも、ピストンは絶頂へ向けてどんどんとその速度を早めていく。
腟内に埋もれた太ましいペニスは、膣壁をごりごり削りながら往復を繰り返す。その度にGスポットに先端が引っかかり、ヒルデは絶頂を迎えつつあった。
「んぷっ……あ、あぁあぁぁ♥ だめぇっ……! イク……♥ イッちゃう!!」
トロールたちの息遣いが荒くなる。射精の兆候だった。
(あぁああ……出される♥ トロールに出されて、赤ちゃんできちゃうっ)
ヒルデはトロールたちの射精する気配を感じ、一瞬ためらいを覚える。魔物の子供を孕む。それは魔と対極に位置するものとして、あってはならないことだ。
しかし受肉した彼女の本能は、それを求めていた。強き者の精液を受け子供を宿すこと――それがメスとしての定めなのだと。
ヒルデはそのことを認めてしまった。
「ちゅぴっ♥ ぢゅぷっ♥ ちゅううっ♥ ごくんっ♥」
ヒルデは引きずり出したカウパーをごくごくと飲み干していた。それは決意表明だった。自分が魔物の精を受け止めるメスであるということの。
そしてそれを裏付けるかのように、膣内はぎゅぎゅっとペニスを奥へと引きずり込み、ここへ出せとばかりに子宮口で先端に吸い付いた。
「ぐおぉぉぉっ!!」
「んっむううっ♥!? あ、むんぅぅっ!♥」
どびゅううううっ!! びゅっ! びゅーーっ!!!
二体のトロールが同時に白濁を噴出する。ヒルデの口と膣を、灼くような熱い奔流が満たしていく。
「むぐっ、あっ!!♥ あぁああーんっ!♥♥ いくぅっ……♥ イックうううぅぅ!!♥♥♥」
どくどくと脈打ち精子を吐き出すペニスに合わせ、ヒルデも絶頂を迎えた。
脳髄を駆け上ってくる多幸感でヒルデはビクンビクンと震え、下品なイき様を晒して果てた。
(あぁあ……♥ お腹の中……魔物の精子でいっぱい……♥)
トロールに中出しされれば、妊娠は免れ得ない。
ちゅくっ……。
「あん♥」
ヒルデは胎内で自分の卵子が精子を迎え入れたのを感じていた。天界の聖なる騎士が、汚らわしい魔獣に孕まされてしまったのだ。
胎内に満ちる魔物の精子を感じ、ヒルデは下腹部を撫でながら恍惚の表情を浮かべる。
「じゅるるるっ♥ ずぞぞぞっ!」
犯してくれてありがとう♥の気持ちを込めて、天界の処女騎士だったとは思えない下品な音を立てて口内射精後のペニスをしゃぶりあげる。
「ぐ、おおっ!」
反射的に腰を引くトロールのペニスを無理やり引き込んで、激しい手コキと舌使いで責め立てる。
びゅくんっ! びゅくっ……。
「んぐっ!?♥ んっ♥ んっ♥」
一回イッて小康状態だったペニスが否が応でも昂らされ、最後の最後まで精液を吐き出し、ヒルデの喉へと流し込む。ヒルデはそれを金玉の奥からも吸い上げ、喉を鳴らして嚥下する。
「おほぉぉう……♥」
心底気持ちよさそうにザーメンを出し切ったあと、トロールのペニスは今度こそへなって弛緩した。
「ぷはぁ♥ はーっ、はーっ♥」
お掃除フェラ+吸い出しを終え、ぬぽんと音を立ててペニスから口を離したヒルデは、淫蕩に染まった顔を覗かせた。
精液特有の青臭さが漂う呼吸を繰り返しながら、うっとりとしてトロールの腰にしがみついて体重を預けている。
(私、なんてことを……♥ トロールとセックスした上、赤ちゃんまで……)
後悔が襲ってくるが、もう遅い。新たな生命は、すでにヒルデの中に宿っているのだ。
種付けを終えたトロールたちはヒルデのスケベさにしばらく腰砕けにされていたが、ようやくしっかりと立ち上がると、ヒルデの身体を担ぎ上げた。
「い、いや、離して……!」
若干の理性を取り戻し、脱力した身体で懸命にトロールの腕を叩くが、当然解放する道理はない。せっかく手に入れた繁殖用の母体なのだ。
こうなってしまっては、ヒルデの運命は一つだ。トロールの苗床として、生きていくほかはない。
「いやぁああーーーっ!!」
天界から舞い降りし聖なる騎士の悲鳴が、いまだ白く吹きすさぶ吹雪の中に響き渡り、そして消えていった。
(来月のifルートはこの続きになる予定です。お楽しみに)