【コラム】『トニカクカワイイ』第四巻について
Added 2019-01-17 03:36:34 +0000 UTCおはようございます。
いよいよ明日!トニカクカワイイの第四巻が発売されます。
今回のコラムは第四巻のネタバレが若干入っています。
なのでサンデーを読んでなくて続きを知らないという方は
四巻を読んでから…お楽しみください。
今週は更新しましたが、ハヤテの時のようにバックステージを更新しなくなって、作品のことを話す機会は激減しているかなと思っています。
まぁ、ハヤテの時は公式サイトで毎週作品の解説をするという行為自体が、他で見たことのない形だったため、続けておりました。
…で、トニカクカワイイでもそれをやろうとしていたのですが、まぁぶっちゃけアクセス数がね…バックステージ自体の…。
昔に比べるとTwitterやPixivといった、直接的に反応もあり、数字も持ってるメディアがあるので、どうしても優先順位が下がってしまい、更新が停滞することになりました。
で、そんな中、トニカクカワイイについてなのですが、おかげさまでちょっとずつ部数が伸びてきている感じです!
ありがとうございます。
それでここだけの話なのですが、トニカクカワイイとハヤテは、作品として大きく違う点が一つあります。
それは結末について。
ハヤテの場合は、始まった時点で想定していた終わりがありました。
「欲しいものがあるんじゃなくて、失いたくないものが、あるんですよ」
「この、なによりも広い星空の下で、君に、話したいことがあるんだ」
最後、どういう形であれ、ハヤテからナギへ、これを言わせる。
そういう物語に仕上げる。
これが最初からの目標であり、そして、ほぼその想定通りのラストを描くことが出来たと思っています。
西沢さんのラストも含めてね。
ですが、トニカクカワイイは違います。
トニカクカワイイは、全く結末を想定していません。
決めてあることは、ここに至った司の過去だけ。
未来については全て白紙にしてあります。
正直、こうやって作品を作ることは初めてで、ライフセイバーズにせよ、アド・アストラにせよ、究極、それが声優!でさえ、始まった段階で終わりは想定してあります(それが声優!のラストを想定したのは僕ではありませんが…)
今回のこれはある種の実験です。
一つのテーマを元に毎週お話を紡いでいったら、最終的にどんな作品になるのか見てみたいという、自分の好奇心です。
ちなみにそのテーマというのは『結婚』ということではなく『愛と命について』という割と重めのテーマです。
まぁ、作品の表面にそういう重さは出ていませんが(笑)ともかく毎週、新しい一ページを作っていくようにお話を作っています。
で、ここからが肝心なのですが、結末は想定していなくても、こういうシーンは描きたいというのはあるわけです。
三巻はわりとそれが多く入っておりました。
京都でのナサと千歳のシーンがそれです。
で、今回の四巻でも引き続きそれが入っていて、父親と司の朝のシーンがまず一つ。
ただ、これは正直上手く描けなかったというのが僕の素直な気持ち。
なぜうまく描けなかったかというと、僕が想像していたより、司の過去や秘密に読者の関心がないという部分。なのでかなりテイストを軽くせざるを得ない感じになってしまった。同じく、平城京跡をナサと見に行ったシーンも、ホントはここでもう少しやりたいシーンがあったのですが、あまりにも死の匂いが強く出てしまうということでカット。
一巻の冒頭を見てもらうと分かるのですが、この作品は当初、もっと死の匂いのする話になる予定でした。なんせ『愛と命について』の話ですから。
ですが、終わりを想定していないので、作品のテイストはドンドン明るくなり、四巻に至っては、その雰囲気は作品にそぐわなくなってきました。
面白いですよね。
このライブ感が、僕は週刊連載の醍醐味だと思っています。
さらにいうなら、想定したものと全く違う形になったのが綾の恋愛部分。
綾がバカなのは元からですが、もう少し、恋愛ドラマは真面目な形になると予想していました。
ですが……まさかこんな形になるとは…。
作者の想像を超えていくので、描くのがホント面白いです。
この先も一応、想定している流れはあるのですが
その通りになるかは謎です。
恐らくならない気がします(笑)
ですが終わりを想定してない物語が、最終的にどこに行きつくのか?
それを読者の皆さんと作っていきたいと考えています。
第四巻もよろしくお願いします。
Comments
自分は司の秘密に感心がある派です。それっぽい話が出てくるとああなのかな?こうなのかな?と考えています。今までの話で考えられるのは ・司は不老不死でかなり長く生きている ・月の石やかぐや姫の話から司はもとは月の住人だった。 ・不老不死は司が望んで手に入れた物ではない。 といったところでしょうか。間違っていたり気付いてないところもあると思いますがこれからも司の秘密を楽しみにしながら読みたいと思います。長文失礼しました。
ハル
2019-01-17 08:20:46 +0000 UTC