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【或る高校教師の苦悩15】恐怖の中敷き

(前話「恐怖の手のひら」の続きです。) 朝礼後、教室の後ろに立てかけられた巨大なローファーの中敷きに気づいた俺。 その持ち主は、間違いなく岩倉だろう。 俺の心臓の鼓動は一気に高まった。 1限の授業は移動教室で、生徒たちが教室からどんどん退室していく。 教室に他の生徒がいなくなったことを確認すると、俺はゆっくりと教室の後ろ側へと向かう。 近づけば近づくほど、その中敷きの大きさを実感する。 縦55cm、幅17,8cmといったところだろうか? 形は普通の中敷きより縦長な印象だ。 おそらく革製で、ツルツルした素材で作られているのが分かる。 またよく見ると、ただの黒色ではなく、全体的に薄っすらと水玉模様が入っているようだ。 女子高生のローファーでよくあるやつだ。 このローファーは間違いなく特注品だろうが、そういうところは女の子なのだと実感する。 教室の後ろには、各生徒へと割り振られた棚が並んでいる。 また、それらの棚に扉はついていない。 だから、棚の中の生徒たちの私物は丸見えの状態だ。 それらと横並びになる岩倉の巨大な中敷き。 その対比は凄まじく、そこだけ時空がゆがんでいるようだ。 中敷きが立てかけられた横の棚は、高野という男子生徒の棚のようだ。 高野は、棚の中に教科書やエナメルバッグを入れている。 そして、彼は野球部だから奥に野球用具を入れているのが見える。 それら私物と岩倉の中敷きを比較すると、、 まず、野球用のエナメルバッグは明らかに彼女の中敷きよりも小さい。 「安川西高等学校 高野龍平」と威厳のある字体で刺繡されたエナメルバッグだが、女の子らしい水玉模様の巨大中敷きとの対比で、可哀そうなくらい貧相に見える。 これはつまり、エナメルバッグをもってしても、彼女のローファーは入りきらないということだ。 また、彼女はエナメルバッグを一踏みで踏みつぶしてしまえるということでもある。 改めて、恐ろしい。。 加えて、棚の中に並んで立てかけられたA4サイズの教科書は、中敷きの母指球の位置にも届いていない。 A4サイズはだいたい縦30cmだから、普通の人の足のサイズよりはるかに大きいだろう。 だが、岩倉にしてみれば土踏まずの中に収まってしまう小さな本に過ぎないのだ。 俺も最初、それらの本がA4サイズの教科書だとは思わなかった。 文庫本のような小さな本に見えたのだ。 俺が時空がゆがんでいると表現するのは、まさにこのことだ。 棚の奥に見える高野のスパイクシューズ、グローブ、帽子などの私物も、信じられないくらい小さく見える。 子ども用、いや小人の道具のようだ。 とはいえ、高野も身長180cm前後のがっちり体格で、足のサイズも28cmくらいあってもおかしくない。 俺がそれらシューズやグローブを身に着けると、相当ブカブカになってしまうはずだ。 だが、それらも彼女にとっては小人用同然なのだ。 おそらく彼女なら、それら野球道具一式を一踏みで踏みつぶしてしまえることだろう。 俺はさらに歩みを進め、中敷きから1mくらいの位置まで近づく。 改めてデカい。。 つま先部分は俺の膝上、いや股下辺りまで到達している。 俺の身長が154cmで極度の短足とはいえ、これは驚異的なことだ。 文字通り、俺の脚と彼女の足はほぼ同じ長さなのだ。 あり得ない話だが、彼女に足コキされる光景を妄想してみる。 彼女は地面に座り、俺は立ち上がった状態で足コキされるとする。 信じられないくらいに長くて太い彼女の足指が俺のマイクロペニスを弄ぶ。 恐らく彼女の足指は力も強いだろうから、俺のペニスは引きちぎられてしまうかもしれない。 そんな中、自分の足元に目をやると、彼女のかかとは地面についている。 そう、彼女は足を持ち上げることなく、俺のペニスを弄ぶことができるのだ! …そんなことがあり得てしまう。 いかに彼女の足が巨大かが分かるだろう。 俺「あっ、いけない、いけない。」 俺は妄想だけで自慰行為を始めそうな勢いだった。 だが、いつか絶対に彼女に足コキされてみたい。 そう思い直した瞬間であった。 再度その中敷きに目をやると、怖いくらいくっきりと彼女の足形が刻印されている。 ローファー用の中敷きということで、上履きなどと比べてクッション性のある素材で作られているのだろう。 彼女の足の形に沿って、1cm近く生地が沈み込んでいる。 そして沈み込んだ部分は、摩擦によってツルツルになっており、不気味に黒光りしている。 すごい迫力だ。。 もちろん、俺の靴の中敷きはどんなに使い込んでもこんな風にはならない。 彼女の巨大な足、重い体重でローファーを酷使しているからこそ、このような見た目になるのだ。 ただの中敷きなのに、感心してしまう。 夢中で彼女の中敷きを観賞する俺。 だがその時、なんだか鼻に違和感を感じた。 酢を匂った時のような、ツンとした感覚だ。 俺「なんだろう??」 そう思った俺は、無意識に思いっきり息を吸い込んだ。 すると、、 俺「く、くさい!!」 俺は思わず声を上げてしまった。 納豆と酢が交じり合ったような強烈な匂いが鼻孔に突き刺さったのだ。 まさに「ザ・足の匂い」といった匂いだ。 俺はひるんでしまい、鼻を押さえて後ずさりをする。 勘のいい皆さんなら、もうお気づきだろう。 そう。俺は気が付かない間に、彼女の巨大中敷きから発せられる強烈な匂いに包みこまれていたのだ。 足の匂いまですごいなんて。。 本当に、何から何まで規格外だ。 以前どこかで、岩倉の足が臭いみたいな話を聞いたことがあった。 (思わぬ幸運② https://nao-tall.fanbox.cc/posts/6753991 を参照。) だが、正直本当なのか半信半疑な部分があった。 それを、この場でまじまじと実感させられたのだ。 前話で説明したように、この日の天気はとんでもない土砂降りだった。 おそらく彼女は、通学でローファーが濡れてしまい、中敷きをここに干したのだろう。 その過程で彼女の汗と雨が混ざり合い熟成され、この強烈な匂いが発生したに違いない。 誇張ではなく、本当に意識が薄れていくような強烈な匂いだった。 だがそれと同時に、その匂いにめちゃくちゃ興奮している自分もいる。 それは、疑いようのない事実だった。 それにしても、ここまで中敷きって臭くなるものだろうか? これまでの人生で足の臭い人にはたくさん出会ってきたが、こんな強烈な足の匂いを嗅いだのは初めてだ。 以前本人も言っていたように、足が大きい分匂いも増幅されるのかもしれない。 まあ、これだけ広い足の裏なら、常人の何倍もの量の汗をかくのだろうから、その仮説もあながち間違っていないかもしれない。 (思わぬ幸運② https://nao-tall.fanbox.cc/posts/6753991 を参照。) また、あんな可愛らしい女の子が、こんな代物を堂々と人前にさらしていることもビックリだ。 ここまで岩倉のことを何か化け物のような表現をしてきたが、彼女は体の大きさ以外、ごく普通の女の子だ。 というか、乃木坂46にいてもおかしくないくらいの清楚系の少女なのだ。 そんな彼女が、こんな巨大で臭い中敷きを恥ずかしがりもせずに人前にさらしている。 俺にとっては、この上なく有難いことだが、こんなことが普通あり得るだろうか? 自分の体の大きさによほどの自信があり、見せびらかしたいのだろうか? そうだったとしても、こんな形で見せびらかす必要はないと思うが。 いや、待てよ。。 俺みたいな長身フェチ、デカ足フェチをはめるための罠という説はないか? 以前、彼女はちょっとしたストーカー被害にあったことがあると言っていた。 (思わぬ幸運 https://nao-tall.fanbox.cc/posts/6658585 を参照。) もちろん俺が彼女のストーカーであることに間違いないが、俺以外にも彼女のストーカーをする男がいるようだ。 そいつをおびき寄せる罠だったりして。。 根っからの心配性の俺は、そんないらぬことまで考察し始めた。 その時だった。 廊下に人の気配を感じた。 もう授業が始まっている時間だから、この教室に誰も来るはずはないのだ。 本能的にヤバいと感じた俺は、とっさに振り向く。 だが、振り向いた時にはその人影はいなくなっていた。 俺「誰かに見られたか、、?」 そう思った俺は、恐る恐る廊下に顔を出す。 すると、なにやら足早に立ち去る男子生徒の後ろ姿が見えた。 そして、その生徒には見覚えがあった。 俺「ん?あいつは高野?」 これが何を意味するのか。 その時の俺は知る由もなかった。 つづく…


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