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【或る高校教師の苦悩4】蛇に睨まれた虫けら

(前話「手提げ」の続きです。) 忘れ物をしたのか、岩倉が教室に戻ってきた。 建付けの悪い教室の扉をゴトゴト開けようとしている。 教室の扉は190cm近い高さがあるはずだが、胸にも届いていない。 扉を開けた時点ではとんでもなく長くて太い脚と、お腹あたりが見えるだけだ。 そこから大きくかがんで、というかほぼしゃがんで教室に入ってきた。 教室に入るとゆっくりと背を伸ばす。 280~300cmあるはずの天井も、岩倉の頭からほとんど距離が無いように見えた。 それを見た俺は圧倒されてしまい、岩倉にお構いなく所作の一つ一つをガン見していた。 だが、岩倉は俺に気づいているのか気づいていないのかガン無視だ。 岩倉の目線からは、俺みたいなチビが見えないのかもしれない。 今俺は教卓の前に立っているが、身長154cmなんて岩倉のへそ、いや下腹部あたりの高さだろう。 そんな小人に目をくれないのも当然だ。 岩倉の様子に話を戻すと、机のあたりで何やらゴソゴソ探している。 机に何かを忘れたのだろう。 俺には胸あたりにあった机の天板も、岩倉の太ももの真ん中あたりに来ており、ちょうどいいサイズ感に見えた。 それだけ岩倉の体が大きいということだ。 改めて、岩倉の顔を眺めてみる。 ホントに清楚で可愛らしい顔だ。 ロングの黒髪もとんでもなくサラサラで、乃〇坂46にいてもおかしくないレベルの清楚さだ。 ただ、前も書いたように目つきは少し鋭く、それが岩倉を気の強そうな印象にしていた。 男が近寄りがたい雰囲気だ。 もっとも、この体格ならどんな力自慢の男も簡単に倒してしまうと思うが、、 俺「かわいい、、」 俺は声が漏れてしまった。 岩倉は俺のタイプど真ん中だった。 俺は、背が高くて、清楚で、強い女性を遺伝子レベルで求めているのだ。 岩倉は机の前で膝まづき、机から本を何冊か取り出してカバンに入れ始めた。 それが、岩倉の目当てのものなのだろう。 そして、俺が先ほどまさぐっていた手提げにも手を掛けた。 ジッパーを開けて中身を確認しているようだ。 俺は一瞬ドキっとした。 しかし、まだこの時はまさか気付かれないだろうという気持ちだ。 手提げの奥に大きな手を突っ込み、ゴソゴソやっている。 しかしその瞬間、岩倉の動きがピタっと止まった。 俺の心臓もドキっと脈打つ。 そして、岩倉はゆっくりと立ち上がった。 岩倉の清楚な顔が、目線あたりの高さから天井近くまで持ち上がる。 俺もそれに合わせて大きく顔を見上げる。 すると、岩倉はギロっと俺の方を睨んできた。 ただこっちを見ただけかもしれないが、目つきの鋭さも相まって、俺は睨まれているように感じた。 真実を見抜き、そして虫けらを軽蔑するかのような目つきだ。 そこから、3秒ほど目が合ってしまったのだが、俺は全身の筋肉が硬直してしまった。 さっきのことを咎められるかもしれないという気持ちではなく、生物学的に絶対にかなわない相手に睨まれて恐れおののいたというのが本当のところだ。 本当に蛇に睨まれた蛙という感じだった。 243cm,192kg(今はもっと大きいはずだ)の岩倉がその気になれば、154cm,43kgの俺なんて一瞬で引き裂くことができるはずだ。 そんな化け物、いや女の子に俺は睨まれてしまい、身動きがとれなくなったのだ。 しかし、しばらくすると岩倉は目をそらして教室から出て行ってしまった。 その様子も教師である俺を軽蔑するような目であった。 俺が岩倉の手提げをまさぐっていたことに気づいたのだろうか、それとも何も気にせずに俺の方を見ただけだろうか? 俺は思考を巡らす。 ただ、何はともあれ、俺はホッとしていた。 修羅場を乗り越えたような気持ちになった。 一気に冷汗が引く感覚だ。 それと同時に岩倉にあんな風に睨まれたことに対して性的な興奮を覚えていた。 今思い返すと本当に虫けらを見るような目だった。 もしかすると、俺の体の小ささを心から軽蔑していたのかもしれない。 俺をどう料理してやろうと思いを巡らせていたのかもしれない。 そんな風に、俺のM心に火がついていた。 俺は、さっきの様子を思い出しながらオ〇ニーをしたくなっていた。 実を言うと、街中で身長の高い女性を見た後に、それを思い出しながらオ〇ニーするのが日課になっていた。 電車や駅で背の高い女性を見つけると、後を追って目に焼き付け、公衆トイレでオ〇ニーするのだ。 多分俺は、ストーカー予備軍なのだろう。 職場でこんな気持ちになったのは初めてだが、この際致し方無い。 俺は、職員室近くの職員用トイレに向かった。 そこは生徒が使わないので、人も少なく比較的安心だ。 荷物もいったん教室に置きっぱなしにして、急いでトイレへと向かう。 しかし、その途中でまた絶好のおかずを発見してしまう。 生徒たちの靴箱だ。 ここには岩倉の巨大な上履きが確実に置かれているはずだ。 その匂いを嗅ぎながら、、 俺は想像しながらめちゃめちゃ興奮していた。 気付くと、俺は職員室横の靴箱へと進路を変えていた。 つづく…


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