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自動社会奉仕装置

記者の男は『世界の秘密に近づく』という罪を犯した事で捕縛された。

そうして変革の希望は潰え、世界には自動社会奉仕装置がまた一つ増える。

一つの装置に一人の生体バッテリー。壊れた中枢AIが罪人と断じた男の数は、もはや数え切れない。












P1


『囚人番号九六八一一。

貴方はこれに入り外界に帰還します』


P2


『不要市民の再資源化処理を開始します』

「お゛……ッ♥」

『感度は良好。生体バッテリーの適正は特級。

バッテリーとしての動作も良好です。

おめでとうございます。貴方は素晴らしい資源だと認められました』


P3


『社会奉仕中に発声機能は不要です』

『社会奉仕中の許可なき勃起は禁止です』

『社会奉仕中に自らの意思で体を動かす事は禁止です』

『社会奉仕中は生体バッテリーとしての効率を上げるため、発情が推奨されています』

『社会奉仕中の個体が――』『社会奉仕中に行う――』『社会奉仕中における――』


P4


『身体を利用する対価を計算します。

市民スコア……ゼロ。対価の支払いは行われません』

『対価が存在しない下位個体であるため、射精機能を施錠します』

『社会奉仕刑を開始します。

以後、貴方は社会の資源として扱われます』


P5


『第九六五三四七二九八号

自動社会奉仕装置の施錠が完全に完了しました』

『解放期限が設定されていないため、解錠機能を全て廃棄します』

『廃棄が完了しました。

では、よい社会奉仕を』

「…………」

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