気持ちのいい風の中を馬車が行く。その使者が向かう先はヒトの支配領域の中の国交がある国だ。
全裸に馬具だけを付けて勃起を揺らす馬たちの足取りは軽快。
手綱によって制御されることも。馬であることも。彼らは誇りに思っている。
故に当然、『馬』としてヒトの国に行くことに躊躇など無かった。
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疲れてきたか? もう一週間以上走ってるからな
だがもうすぐ街だ。
そうすれば俺も休めるし、お前らも休める。
後少しだから頑張れるだろう?
ゔぅ゛!
ぅお゛ゔ!
良い返事だ
さあ、走れ!
P2
……門が見えてきたな
ゔー……ッ!
はは、そう興奮するな
とはいえ、それは無理があるか
お前たちが『馬』になってもう何年も経つものな
久々のヒトの世界に興奮しても仕方がないか
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よ、ようこそおいでくださいました
ご苦労。事前に通してあると思うが、馬車を置く場所は整っているか?
その場所への案内を頼みたい
…………
ああ、『馬』が気になるのか
久々のヒトの支配領域に興奮してしまってな
もう何年もこうしているが、それでも故郷の空気は忘れないのだろう
では、よろしく頼む
……はい