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ある少女の逃走【DID】


「んんぅ!(解いてー!)」

通りすがる人達は誰一人として私を縛る縄を解こうとしない。







あまりに唐突な話なので"前回"は無いのだけれども


前回までのあらすじ


私は日本で誘拐されて海外に売り飛ばされる途中、隙を見て逃げ出しました。




こんな大事をたった数文字で処理されてしまうのは悲しいのですが、全てを語っていては時間が勿体ないので私の話はエピソード2だと思って聞いて欲しい。1よりも2の方が面白いというのはよくある話なのだ。









「んぅうう!」



船が港についてゴタゴタしている隙に私は逃げ出した。足も縛られているのでピョンピョンと跳ねるように身体を使いながら転ばないように気をつけて。


この逃走劇を可能にしたのは私の高い身体能力だ。体操部の私はバランス感覚に優れていた。


他にも逃げようとする女の子達がいたが、転んでしまったり、逃げるスピードが遅くて捕まってしまった。可哀想だとは思うが私には彼女達に手を差し伸べる余裕はなかった。











「んぅうううう!(助けて!)」


何処かの国の公園、というか広場で私は呻き声を上げながら助けを求めていた。


しかし道ゆく人は私を見ても縄を解こうとはしない。


(くっそぅ...この張り紙のせいだ...)



私の胸元に貼られた紙に書かれている文字


"Don’t untie me (解かないで)"



あの男達は私達に逃げられる事も想定していたのだ。この紙のせいで私は野外で緊縛プレイを楽しむ女性という風に見られている事だろう。



「んぐぅうう!」

口は塞がれている。英語が喋れるわけではないのだがせめて口が使えれば


ジャパニーズ ピチピチ ムチムチ ガール


くらいの事は言えたのに

悔しい!


「えぅうひぃー(ヘルプミー!)」

元から発音がめちゃくちゃな上に猿轡をされていては聞き取れる人はいない。


周りの視線が気になる。ジロジロと見られているのだ。

当たり前だ、私だって日本で"解かないで"と紙の貼られた女性が野外で緊縛されてもがいていたらそういう目で見てしまう。



恥ずかしいけど...どうしよう....

などと考えていたその時、なんと女の子の急所に刺激が走った。


「んんっ!?」

あまりに突然の事だったので身構える事もできず、その場に座り込んでしまった。


(胸と股間が...っっ!!)




男達に捕まった時のことを思い出した。


船の中で


『おい、コイツにもコレ付けておけ』

『おうよ!』










私は胸と股間にローターをセットされてしまったのだ。どうやら遠隔の操作で起動するものだったらしい。


まずい!!



つまりあの男達はローターのリモコンが届く範囲にいるという事だ。







縛られたままの内股の変な体勢になっている事は自分でも分かっていたがこの際そんな事は言ってられない。


「はふへへ!(助けて!)」

私はそばにいた男性に身体を投げ出して助けを求めた。


あぁ日本語じゃあ通じないか...それともこれは猿轡語か...



「姉ちゃん、やっと見つけたぜ」

「!?」

















「んんぅ...」

「ふぅぅ...」

「んぐぅ...」






もう逃げ出す事はできない。私達は3人1組で縛られてしまった。誰かがもがくと連動する縄が他の2人を苦しめてしまう。


しかし動かずにはいられない。いまだに下着の中でローターが暴れているのだ。私の敏感なところとは少しだけズレているがそれでも小刻みに動いてしまう。他の2人も同じようにもがいている。






「てこずらせやがって、お仕置きだ」


「んんっ!!」


私の後ろで見知らぬ女の子が甲高い声を上げる。何をされているのか分からないが良い事ではないだろう。



「ふぅっ!!」


続いてもう1人...次は私の番だろう




船の中で外は見えないが潮の香りがしてきた。港の近くなのか、それとも既に沖に出ているのかもしれない。





「お前もだ」

「んぐぅ!!」














私のエピソード2はここで終わる。次回があることを祈りながら目を瞑った。

ある少女の逃走【DID】 ある少女の逃走【DID】

Comments

ピョンピョン跳ねる様子は確かに描きたいですね...٩( 'ω' )و

ぷよ

良いシチュですね、必死に脱走を試み、そして助けの希望を見出す、最後は絶望の現実…。ところで脱走を試みの時の挿し絵も見たいです。

FeiYue


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