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やらかした少女【DID】


恥を承知でこれから私の失敗談を話すので皆さんも肝に命じておいてほしい。









「愛菜(あいな)、あんた拘束されるの好きでしょう?」


友達の話に度肝を抜かれた。


『私にそんな趣味はない』


キッパリ言い切ってしまうか

それとも開き直って肯定するか


コンマ1秒の決断を迫られた。


「あははっ!なんでわかったの〜」


何気ない会話の中でとんでも無い秘密が露呈してしまう、そんなことは物語の中だけの話だと思っていた。


「え、マジで...?」



"後悔"

私の17年の経験上だが、焦っている時に下した決断は大抵の場合、間違っているのだ。










「愛菜、これがボールギャグだよ...」

あの発言から引き返す事など出来るわけがない。できる頭を持ち合わせていない。つまり私は開き直って拘束されたい願望を持つえっちな女の子になってしまった。本当にそうなのだから仕方ないが...


ただしこれはシークレット

この娘だけが知る事になってしまった私の秘密。

「初めて見たよ...これで口塞ぐんでしょ...」

「涎も止められないから」

「それは大変だ...」

ぶっきらぼうな性格なので友達を家に招いたのは初めてだ。




"拘束されたい"

欲求こそあれど実践するには程遠い世界だった。しかしそれが目の前にある。

初めて招いた友達は赤いボールギャグと手錠を置いてすぐに帰ってしまった。









すぐに始めた。正直な話、我慢など出来なかった。カチャカチャと音を鳴らしながら手錠を左手に嵌める。

「うわぁ...」

捕らわれの女性とは今の私のような気持ちなのだろうか。

すかさずもう片方をベッドの隅の頑丈な柱にかけた。


「えいっ!」

そして手錠の鍵を目を瞑りながら思い切り投げた。窓はしまっているので鍵は部屋のどこかにある。しかし...


これでもう私はこの場から動く事は出来ない。

「んあぁ.......」

初めて手錠で拘束された私は妖艶な声を出してしまった。











"絶望的な状況"

ここまでで既に失敗談になっている?

私もそこまで間抜けではない。ベッドの上にスマホを用意してある。もちろん自由な右手が届くところに。

この後、ボールギャグを嵌めて楽しんだ後、例の友達に連絡すれば迎えにきてくれる算段だ。







(やらかしたなぁ...)

先にボールギャグを付けておくべきだった。初心者が片手で装着するのは難しい。

「んっ...んっ!」

なかなか頭の後ろでベルトをとめられない。

15分ほど経ってようやく口を塞ぐことに成功した。





「んむぅうううう!」

試しに声を出してみたが、この穴の空いた赤いボールが邪魔で舌が動かせない。

さらにあまりに情け無い自分のうめき声に興奮してしまう。

気がつけば自由な右手で秘部を慰めていた。

「んん...」

簡単にはイケないように調節する。

「んぅううう...」

焦らされているようでねだるような声を出してしまった。





「んんんんんんっっ...!!」


拘束されているという非日常は私を果てしなく甘い快楽に連れて行ってくれた。











顎が疲れてきた。

そろそろボールギャグを外そうとしていたその時、事件は起こった。

後頭部で止められたベルトを右手でいじっていると...

「んんぅ!?」


なんと私の右手はボールギャグに捕まってしまったのだ。

「んぐぅううう!?」

ベルトの穴だろうか、それとも金属の留め具だろうか、いずれにせよ親指が嵌って抜けなくなってしまった。

「むぅううう!!」

焦った私は思い切り指を引き抜こうとするも、捕まった親指はピクリともしない。


(あの娘にスマホで連絡すれば呻き声でもピンチが伝わるはず...!)

そう思った私は左手はベッドの隅に、右手は頭の後ろでボールギャグに固定されてしまっているので足でスマホを手繰り寄せ、そのまま電源をつけたが...


「んんんぅ!?(しまった)」

私のスマホは指紋認証で開くようにしてある。このスマホのロックを解除できるのは私の右手の親指だけだ。しかし唯一、スマホを開くことのできる親指はボールギャグのベルトに捕まっているので使えない。













「むぅゔゔゔゔ!!」

めちゃくちゃにもがき始めた。しかし手錠はもちろん、嵌ってしまった親指も抜けず、どうする事もできなかった。散々暴れて汗ビショだ。学校指定の制服も止められない涎でベトベトになっている。

「んんん...(誰か助けて...)」

鍵は部屋のどこかにある。親は明日まで帰ってこない。スマホの緊急連絡の機能はオフにしてしまっている私には脱出手段は残されていなかった。

「おぉえあああああ!!」











この後、私は連絡がない事を不審に思った例の友達に救出された。


その頃には髪は乱れ、息は上がり、着ていた制服は5時間分の汗と涎でずっしりと重くなっていた。

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