「皆川さん、ちょっと来て」
中原千代は資料を片手に皆川美奈子に呼びかけた。
眉間にしわが寄り、明らかに不機嫌な様子だ。
デスクに座っていた美奈子は慌てたように立ち上がり、千代の方へ急いだ。
「は、はい!」
千代と美奈子の二人がオフィスから出ていくと、同僚たちはひそひそと囁きはじめた。
「またお局の呼び出しだよ……」
「最近多くない?」
「もとから皆川さんは目を付けられてたけど、最近なんか、特にね」
お局様的な立ち位置の千代が、美奈子を呼び出すことは珍しくはない。
しかし、その頻度が最近増えているのだ。
同僚たちは、美奈子のことを憐れみつつ、自分に千代の矛先が向けられないことに感謝していた。
******
書庫に美奈子を連れ込んだ千代は、後ろ手にいそいそと鍵を閉めた。
「ふーっ♡ふーっ♡」
千代の息は荒く、目は血走っていた。
その様子を見て、美奈子は妖しい笑みを浮かべる。
「もう♡午前中シたばかりなのに、もう我慢できないんですか?さっきはビックリしましたよ。あんな剣幕で呼びつけられて……」
「申し訳ございません……ご主人様♡ふとご主人様のザーメンの味を思い出してしまって、仕事も手につかなくなってしまい……♡」
先ほどとは打って変わったしおらしい態度で、美奈子に媚びる千代。
淫魔である美奈子の性奴隷に堕ちた千代は、普段はいままでと変わらない態度で美奈子に接していた。
しかし、ひとたび二人きりになると、こうして美奈子への忠誠を示し、性奴隷として相応しい媚びた姿勢をとるのだ。
「どうか……どうかこの哀れなフェラチオ奴隷にぃ……♡ご主人様の濃ゆい淫魔ザーメンをお恵みください♡」
そう言って、千代はガニ股で床にしゃがみ込んだ。
そして、左手は頭の後ろにやり、右手は人差し指と親指で輪を作って、舌を出した口の前で前後させる。
見えない肉棒を、舌で舐め、手でシコシコと扱くような、下品な仕草。
オフィスでは絶対に見せないいやらしい本性をむき出しにしたジェスチャーだ。
一生懸命主人の情欲を煽り、慈悲を請う、卑しい下僕の姿に、美奈子の興奮の興奮も煽られる。
美奈子の制服のタイトスカートの股間部分が内側から押し上げられ、勃起したふたなりペニスのシルエットを浮かび上がらせた。
「ふふふ♡良いですよ、シてあげます♡しっかり気持ちよくしてくださいね♡」
美奈子はスカートをたくし上げ、ショーツを下ろす。
淫魔特有の巨大な肉槍が、千代の眼前に飛び出した。
千代の目の前に突きつけられた美奈子のペニスは、熱を持って脈打ち、先端から透明な先走り汁を滴らせている。
それはまるで獲物を目の前にした獣がよだれを垂らしているかのよう。
雄々しく、猛々しい肉棒を目の当たりにして、千代は感嘆する。
「はぁああああ……♡すんすんっ♡お゛ッ!!♡♡♡」
淫魔ペニスから漂う、目に染みるほど濃厚な淫臭。
催淫フェロモン混じりの媚香が鼻孔を直撃し、千代はぶるりと背筋を震わせた。
「あぁ……はぁ……やばぁ♡」
うっとりと目を蕩けさせて、千代は肉棒に顔を近付けた。
「スゥーーーーーッ♡♡♡……っはぁああああ♡♡♡お゛ほっ♡♡♡はぁ……♡はぁ……♡ご主人様のおちんぽぉ……♡本当に素敵ですぅ♡匂いだけでイっちゃいました♡」
恋する乙女が想い人へ向ける視線をいきり立つ肉棒に向けながら、繰り返し肺いっぱいに淫臭を吸い込む。
そんな様子の千代を見て、美奈子は微笑み、千代の頭を撫でた。
「そんなに私のチンポが好きなんですか?」
「はい♡ご主人様の極太ふたなりおちんぽ大好きなんですぅ♡匂いを嗅ぐのも……舐めるのも……咥えるのも……どれも最高……♡んちゅっ♡」
ビキビキと青筋立つ幹に、千代は唇を落とした。
愛しい人の唇にキスをするように竿にちゅっ♡ちゅっ♡と口づけながら、亀頭に指を這わせる。
溢れるカウパーを指先で亀頭全体に塗り広げるように弄び、裏筋を爪で軽くカリカリと引っ掻けば、肉棒が震えてさらにカウパーが噴き出してくる。
「っあ……!いいっ♡また上手くなって……♡」
思わず、美奈子が熱い吐息を漏らして腰を跳ね上げた。
精液中毒者となった千代は、自らの欲望を満たすため、主人を悦ばせる方法を急速に学んでいっている。
いままで社内政治や派閥争いに費やしていたエネルギーや脳細胞のリソースをすべて性奉仕技術の習得のために使った結果だ。
四六時中、主人を満足させるにはどうしたらよいのか、どう奉仕すればより多くのザーメンを貰えるのかを考え続け、実践を繰り返し続けた結果、千代は熟錬の娼婦顔負けの舌技・手技を身につけていた。
豊富な人生経験からくる洞察力も、千代の性技の向上に大きく役立っている。
かつて美奈子の上げ足を取りいびるために使われていた観察眼は、どこをどう責めれば主人がより喜ぶのかという場所を見抜くために使用されていた。
「嬉しいです……ご主人様♡はむ……んむ♡もっと気持ちよくなっていただけるよう……んぷ……頑張ります♡ちゅっ♡ぐぶっ♡ずるる……♡♡♡」
千代は大口を開けて美奈子の巨大な逸物を口に収めていく。
幾度も淫魔の媚薬精液を受けた千代の口内粘膜は、性器にも劣らない性感帯として調教されている。
肉棒が擦れる感覚にすら感じてしまい、その甘い刺激に千代は目を細める。
「ぐぶっ♡じゅぶっ♡ずろぉ……♡ずるるるる♡ぐっぼ♡ぐぼっ♡じゅぞぞぞぞ♡」
千代は下品な音を立てながら激しく頭を振った。
唇で竿を締め付けながら、口内で舌を絡ませる。
主から快楽を引き出し、また自分も悦楽を貪るための、激しい口淫。
健気で貪欲な口奉仕に、美奈子も高まっていく。
「あぁっ♡すっごい♡おちんぽ蕩けちゃいそう……♡興奮してきちゃうっ♡♡♡」
美奈子は嗜虐的に笑うと、千代の頭を掴み、喉奥まで一気に突き入れた。
「んぶぅっ!!♡♡♡」
美奈子の剛直が千代の喉奥を突き刺し、そのままピストン運動を始める。
その両手は千代の頭を押さえつけ、一切の逃げ道を塞いでいる。
千代の頭部をオナホールに見立てたような強引で乱暴な容赦のないイラマチオ。
喉奥を抉る強烈な圧迫感と窒息感に千代は苦し気に呻き、目に涙を滲ませた。
「♡んぶっ♡おぼっ♡んごぉっ♡んぎゅっ」
吐きそうになるほど深く挿入され、呼吸さえままならない状態。
喉を蹂躙される苦しさと、呼吸困難による酸欠状態の中、しかしそれでも、千代は恍惚とした表情で美奈子を見上げている。
「んぶっ♡んぐっ♡ぐぶっ♡ずろぉっ♡ぐぼっ♡じゅぶっ♡ずじゅるるる♡」
涙と鼻水で顔を汚しながら、千代は必死に舌を動かし、喉奥まで使って主人の肉槍に奉仕し続ける。
身勝手なピストン運動、苦しみの中にある暴力的な快楽に、自分の身体が主人の性具であると強く実感し、千代のマゾヒズムが強く刺激される。
千代は幸福感で満たされた蕩けた笑みを浮かべ、主人からぶつけられる性欲の律動をただ受け入れた。
「すっごい舌使い……♡気持ちよすぎて私もうイキそうです♡……射精しますよっ……全部飲み込んでくださいね♡」
健気な奉仕に、美奈子の射精欲も限界を迎える。
美奈子は思い切り腰を突き出し、千代の喉奥に肉棒をめり込ませて、欲望を解き放った。
どぴゅっ♡どびゅるるるるるっ!!♡♡♡びゅーっ♡びゅーっ♡ぶぴゅっ♡どぽぉっ♡
「んぶぅっ!?♡ごぶっ♡んんっ♡ごきゅ……ごきゅ……♡♡♡」
喉の一番奥に勢い良く発射された白濁液を千代は飲み込んでいく。
一滴もこぼさぬよう、千代はうっとりと瞳を潤ませながらごくごくと喉を鳴らし続けた。
「ごきゅ……♡んくっ……♡んっ……ぷはぁああ♡ふぅう……♡あぁ……おいひぃ……♡」
頬に手を当て、幸せそうな笑みを浮かべる千代。
その様子を見て、美奈子は千代の頭を愛おし気に撫でる。
「これで満足できましたか?」
「はい♡ありがとうございます♡」
「それなら良かった。終業まで頑張りましょうね♡」
「はい、ご主人様♡」
二人は身なりを整え、資料室から出た。
ドアを開けた先には、ひとりの男性社員がいた。
「うわっ!」
男性社員は段ボールを持っており、ふいに開いたドアに驚いてよろめく。
ちょうど通りがかったと思しきその社員は佐々木といい、営業部の新入社員だった。
佐々木は目を見開いて美奈子と千代の二人を見た。
身なりは整えたとはいえ、二人の呼吸はまだ上がったままで、顔はほんのりと上気している。
まるで激しい運動を終えたあとのような二人の姿に、佐々木は怪訝な顔をする。
「お二人なにを――」
「見なかったことにして」
反射的に、美奈子はそう口にしていた。
瞬間、美奈子の瞳が赤く光った。
その赤い光を見た佐々木は、急にぼんやりとし始め……
「……はい。何も見てません……」
虚ろな目をしてそういい、そのまま何事もなかったように歩き去った。
「ご主人様……いまなにを?」
「暗示をかけた……みたい?」
不思議そうに尋ねる千代に、美奈子自身も自信がない口調で答える。
「催淫みたいな感じで、いまのも淫魔の力っぽい……。私も淫魔として成長してるってことかなぁ」
その言葉の通り、美奈子は千代と雪乃から幾度も精を吸い、淫魔として成長を遂げていた。
元から備わっていた体液や体臭を通した催淫だけでなく、淫魔の魔眼の力も使えるようになってきている。
警戒している相手には暗示をかけるのは難しいが、なにかしらの精神的間隙――驚きや動揺など――があるときを狙えば、ある程度自由に言うことを聞かせることができるようだ。
身に着けつつある新たな力を、美奈子は淫魔の本能で理解したのだった。
「ふふっ♡いいこと思いついたかも」
美奈子は楽しげに笑みを浮かべると、千代に耳打ちした。
千代はその言葉を聞いて、ニヤリと笑った。
******
「いやあ、千代くんから飲みのお誘いとは珍しいものがあるものだね。ガハハッ」
居酒屋で千代の肩を叩き、大笑いしているのは総務部の部長、大林だ。
年は50を越えており、やや生え際の怪しい頭と太鼓腹が特徴的。
妻子はいるが女好きで、部下へのセクハラ行為を日常的に行っていることから、女性社員からは特に嫌われている。
その大林が好意を持っているのが千代だった。
たびたび食事に誘ったり、外見を褒めたり、さりげなく太ももに触ったり――日々さまざまなモーションを掛けていたが、ことごとく千代に拒否され続けていた。
しかし、今日は千代の方から夕飯に誘われたのだ。
さらに二人の女性社員――美奈子と雪乃まで一緒である。
両手に花以上の豪華な取り合わせに、大林は有頂天になっていた。
「まったく、普段はツレないのにねぇ。どういう風の吹き回しかな?」
「部長にはいつもお世話になっておりますので……部下ともいっしょに御礼したいと思いまして」
「はははっ!嬉しいねぇ。社のマドンナの雪乃くんに、最近綺麗に磨きがかかった美奈子くん。美人三人に接待されるなんて私は幸せ者だなぁ!今日は奢りだからね!じゃんじゃん食べて飲んでくれ!」
そういって、大林は生ビールを勢いよく呷る。
その陰で、三人の女たちの目は妖しい色を宿していた。
******
「う、う~ん」
大林が目を覚ますと、見覚えのない天井が目に入った。
目を擦ろうとするも、思うように身体が動かない。
これはおかしいと動けないなりに見回すと、ベッドにあおむけの全裸の状態で、四肢が縛り付けられていることに気が付いた。
寝起きのぼやけた意識も、一気に覚醒する。
「なんだここは!?いったい誰がこんな……」
限られた視野の中でも、どうやらここがラブホテルの一室であることがわかる。
大林が混乱していると、
「お、ようやくお目覚めですか部長?あれだけ飲んだとはいえ、ずいぶんお寝坊さんですね。待ちくたびれましたよ」
足の方から声がする。
縛り付けられた四肢に力を入れ、なんとかわずかに身体を起こしてそちらの方をみると……
そこには、椅子にどっかりと座った美奈子と、彼女の下半身に顔を埋める千代と雪乃の姿があった。
三人とも、一糸まとわぬ姿である。
「れるれるっ♡ご主人様のおちんぽ、おいしいでふ♡ちゅぱっ♡」
「ほんと♡たくましくてかっこいい……じゅぞぞっ♡すごい匂い……♡ちゅぅ……♡」
千代と雪乃は大林など眼中にないようで、一心不乱に美奈子の肉棒にむしゃぶりついている。
異様な光景に、大林は一時自分が縛り付けられていることすら忘れて慄いた。
「な、なにをしているんだね?きみたち……?」
「なにって……ナニに決まってるじゃないですか♡中原さんと早乙女さん、奉仕奴隷のお二人に私のおちんぽ舐めて貰ってるんですよ♡」
不敵な笑みを浮かべ、美奈子は千代と雪乃の頭を撫でた。
それだけで軽くイってしまったのか、千代と雪乃はぶるりと背筋を震わせた。
「は……?君は男だったのか……?同僚になんてことをさせて……い、いや、その前に俺はどうして――」
「はいはい。もういいです。『とりあえず、なにも気にするな』」
混乱の極みにある大林にうんざりするような顔を見せながら美奈子が告げる。
美奈子の瞳に宿る赤い光を目にし、大林の瞳に灯っていた思考の炎が消えた。
「……はい、なにも気にしません」
大林は黙り込み、呆然と美奈子の顔を見る。
突然静かになった大林を見て、美奈子は笑った。
「素直に話を聞いてくれそうでなによりです♡さてと……」
美奈子がおもむろに立ち上がると、肉棒をしゃぶっていた千代と雪乃は不満げな声をあげる。
「ああ、ご主人様……待ってぇ♡」
「もっとおちんぽしゃぶらせてぇ♡」
「ふふ……すぐ戻りますから……♡ちゃんと後で可愛がってあげます♡」
美奈子は二人の髪をくしゃりと撫でると、大林の方へ歩いて行った。
勃起したままのふたなりペニスが、美奈子の歩みに合わせてぶるり、ぶるりと揺れる。
暗示を受けた大林は自分が縛られていることも、女性であるはずの美奈子がペニスをぶら下げていることも、なににも興味が持てず、ただただ大人しくしていた。
そんな大林の様子を見て美奈子は満足げに笑い、ベッドの上へあがった。
仁王立ちで、大林を見下ろす。
大の字に拘束された脂ぎった中年男性の裸体。
その中央には、萎えた男性器がでろんと垂れている。
「まずは……これをどうにかしましょうか♡『勃起しろ』」
美奈子が命令すると同時に、大林の陰茎が徐々に持ち上がっていった。
根元から血液が送り込まれていき、血管を浮かび上がらせながら固くなっていく。
完全に勃起したところで動きを止め、その存在を示すかのようにビクンと脈打った。
大林の男性器は美奈子の規格外のふたなりペニスと比べると、情けないほどに小さなものだった。
美奈子は鼻で笑い、足の裏で肉棒を踏みつけた。
痛みを感じるギリギリの強さでぐにぐにと肉棒を潰し、刺激する。
足蹴にされた大林の陰茎は、屈辱的ながら巧みな刺激に反応してさらにどんどん硬くなっていった。
「ぐ……ううっ」
「部長、私には野望があるんですよ」
嗜虐的に口角を釣り上げながら、美奈子は言う。
「会社を乗っ取って、私が四六時中えっちなことことしてずっと楽しく暮らせる楽園にするんです♡部長も私の野望を実現するための奴隷になって貰いますよ♡」
「うっ、ああっ!」
「もちろん、ただでとは言いません。こうやって、たまにおちんぽで遊んであげます♡」
ぐりっ、ぐりぐり……
美奈子は大林のペニスを何度も何度も足で擦り上げていく。
足で男性器を責める経験など、美奈子にはなかったが淫魔の本能が教えてくれる。
相手に苦痛ギリギリの快楽を与え、それでいて絶頂には至らせない刺激で焦らす。
見事にコントロールされた力加減と巧みなテクニックに、大林はもどかしい快感を感じ、苦悶の表情で喘いだ。
「あははっ♡私に足でいじめられて興奮してるんですか?変態♡」
大の大人が――それも、一回り以上うえの上司が自分の足先ひとつに翻弄されて悶える様を見て、美奈子はゾクゾクとした快感を感じた。
嗜虐的な笑みを浮かべながら、なおも美奈子は責め立てる。
大林は何度も呻きながらペニスを震わせた。
「あっ……!くっ……ううっ!!」
「あら♡もうイキそうですか?♡『勝手にイくな』……っと」
一際大きくペニスが跳ねあがったところで、美奈子は素早く命令する。
あと一息というところで放出を禁じられた大林のペニスは切なげに脈打った。
「あっ!ううっ!ふっ……うぐぅ……」
行き場を失った快感が、体内に渦巻く。
尿道の辺りで溜まったままの精液が疼いて辛い。
カクカクと無様に腰を振るも、射精への欲望を解き放つことはできない。
「イキたいですか?イキたいですよね?でも、まだダメです♡」
美奈子はいじわるく笑い、再び足を動かし始めた。
大林の肉竿を足裏で包み込み、左右に擦るようにして弄ぶ。
暗示によって射精を封じられた大林は、性感を限界を超えて高められながらも、決して射精することはできず、狂ったように首を振った。
「あ゛あ゛っ!ぐっ……!!」
拷問に近い責め苦を与えながら、楽し気に美奈子は言う。
「部長、社史編纂室つくって、私をそこに配属してくださいよ。まあ、名前はなんでも良いです。とにかく、私が資料室で一日中えっちなことしてても怪しまれないようにしてください。あ、ついでに仮眠室とかも欲しいですね」
「そ、そんなこと俺の一存じゃ……」
「やってください。さもないと、一生射精できない身体にしちゃいますよ?」
そう言いながら、美奈子は足先をずらし、睾丸を優しく踏んだ。
大林の顔が青くなる。
「なに、私も協力しますから。部長が機会さえつくってくれれば、役員だろうが社長だろうが、いま部長にやってるみたいに私の言うこと聞かせることはできますからね」
美奈子はニヤリと微笑む。
その目には肉食獣めいた捕食者の輝きがあった。
本能的な恐怖を感じ、大林のゆるく潰れた陰嚢がきゅっと縮みあがった。
「わ、わかった……わかりましたっ!やります!やらせていただきます!」
恐怖と快感で大林の感情はグチャグチャになり、知らず涙があふれていた。
みっともなく泣きじゃくりながら大林は承諾する。
それを聞き届けた美奈子は嬉しそうに笑った。
「いい返事ですね♡じゃあ、ご褒美に……『射精しろ』」
そういうと同時に、美奈子は竿をくにと押しつぶした。
暗示と足技の両方が、大林の射精を促す。
次の瞬間、噴水の如く白い液体が鈴口から迸った。
「ぐぅっ~~~!!?」
すさまじい大量射精。
五十余年の人生で一度も感じたことのない壮絶な快感と開放感に、大林は悲鳴のような嬌声を上げる。
「お……あ……」
長い射精を終えたあと、大林は放心したように脱力した。
精魂尽きたといった様子の大林に、美奈子は顔を近づけて囁いた。
「これで『あなたは私の奴隷』です♡無条件で『皆川美奈子の言うことを聞き、決して逆らわない』良いですね?」
「……はい。皆川……様」
激しい絶頂によって生まれた精神的間隙に美奈子の暗示が深く深く刻まれていく。
大林は美奈子に忠実なしもべと成り果て――意識を飛ばした。