あるダンジョンのうす暗い通路で、二人の女性冒険者が魔物と戦っている。
「やあっ!」
剣士シーラの一閃がローパーを捕らえた。
軟体動物のそれを思わせる触手が青い血をまき散らして切断され、床に落ちる。
だが、ローパーは痛覚もないのか平然として、今度はシーラの足元に触手を伸ばしてきた。
「くっ!」
「浄化の炎よ!」
後ろに控えていた僧侶メナが神聖魔法の呪文を唱えた。彼女のかざした杖から白い炎が吹き出す。
「ギイッ!」
ローパーは炎に包まれ、触手をバタつかせながら悶える。
「いまです!シーラ!とどめを!」
「はあっ!」
シーラはローパーに深々と剣を突き刺した。
ローパーはビクリと大きく痙攣し、動かなくなる。
「……やった」
シーラとメナは顔を見合わせて、ホッと息をつく。
そして二人は床に転がるローパーの死体を見つめた。
「見かけない魔物だったね。それに、浅層にしてはやけに強い」
「ええ。深層から迷い込んで来たのかもしれませんね。それとも、ダンジョンになにか異変が……?」
メナは不安げに首をかしげた。
ローパーの死体を横目に、シーラが剣を鞘に収める。
「まあなんにせよ、もうすこし潜ってみよう。なにが起きてるのかわかるかもしれない」
「そうですね。なにか掴めたら、すぐに帰ってギルドに報告しましょう」
「うん」
二人は互いの顔を見合って頷くと、再びダンジョンの探索に戻った。
さらに数体の魔物を倒したところで、広い空間に出る。
「ここは……見たことない構造だな」
シーラはあたりを見回す。
そこは、まるで神殿の祭壇のような場所だった。
中央には肉色の薔薇とでも言うべき禍々しいオブジェがそびえ立っていた。
ダンジョンはたびたびその形を変える。
しかし、基本的な構造パターンはそのダンジョンによって決まった様式や傾向があり、その差はあれど大きく変わることはない。
だからシーラとメナは、この祭壇がいままで潜ってきたこのダンジョンの様式と明らかに違うことにすぐに気がついた。
「あの薔薇……まさか……!」
「心当たりがあるの?」
目を見開き薔薇を見つめるシーラに、メナが尋ねた。
「ええ、教会の古い文献で見たことがあります。あれは淫情神と呼ばれる邪神のイコンです。淫情神は主に淫魔から信仰されているようですね。ローパーも淫情神の眷属として現れることがあると……」
「もしかして、ダンジョンの主が淫魔に変わったとか……?」
「その可能性が高いですね。ダンジョンの構造はその主に強く影響を受けますから」
「大変だ。いますぐギルドに報告を――」
そういって、シーラが振り返った瞬間、薔薇の上の中空に魔法陣が現れた。
魔力が高まり、一条の赤い閃光となってシーラの背中へと飛ぶ。
「危ないっ!シーラっ!」
メナはシーラを突き飛ばし、代わりに自らが閃光に貫かれた。
「ぐっ……くあっ!」
閃光がメナの下腹部を貫く。
メナは床に倒れ込み、悶えた。
「メナっ!」
シーラは倒れたメナを抱き起こす。
見た目には怪我はなさそうだが、尋常でないメナの苦しみようにシーラはうろたえる。
「なにこれ……♡ま、魔力が汚染されて……♡んひゃっ♡」
メナは腰を震わせながら、自らの身体を掻き抱いた。
顔を紅潮させ、目は潤み、吐き出す吐息は熱い。
「流れ込んでくる……教義が……快楽が……んああっ♡」
「しっかりして、メナ!」
シーラは叫びながらメナを揺さぶる。
「淫魔の魔力が……私の身体を浸食して……!んひっ♡身体が、燃えるように熱くて……気持ち良くてっ♡んんっ♡♡♡こ、これは淫魔化の兆候……!?♡早く離れて……シーラだけでも逃げてください……!このことを……ギルドにっ♡くひぃっ♡♡♡」
「メナを置いていけるわけないでしょっ!な、なにか方法が」
「シーラ、もう時間がありません。あなた一人なら……ぐっ♡きっとまだ間に合います。私を置いて逃げてくださいっ!お願い……!早くッ!!!」
メナは最後の力を振り絞り、シーラを突き飛ばした。
「メナっ!」
シーラは後方に吹き飛び、地面に倒れ込む。
視線を上げると、メナは全身を震わせながら立ち上がろうとしていた。
「んんぅ♡はーっ♡はーっ♡身体造り替えられて……気持ちいい……♡えへっ♡えへへっ♡淫情神さまの教え脳みそに刻まれてる……♡うひっ♡人間の価値観全部塗りつぶされていくの気持ちいいっ♡……ぐうっ!ダメっ♡私は聖職者っ♡魔物に堕ちるなんてこと、絶対に……でもぉ、こんなに気持ち良くてぇ……♡えへっ♡んんっ♡私はっ♡私はっ♡私は――……~~~ッ!♡♡♡」
苦し気なメナの表情が次第に愉悦の表情に変わっていく。
自分を抑えるかのように掻き抱いていた手は、いつのまにか胸と股間に伸び、法衣の上から敏感な箇所を擦っていた。
「ああ、きもちいい……♡シーラ……逃げてください……早く……!私はもう……ダメだからっ♡あなただけでも、早く……んひっ♡ひっ♡♡♡」
「メナ……!諦めないでっ!一緒に帰ろう。いつもみたいに……!メナぁっ!」
冒険者として時にはシビアな判断も迫られる。
シーラもそれは重々理解していたし、決断を躊躇うことが致命的な二次被害を生むことも知っている。
だが、実際に大切な相棒を見捨てる判断を迫られて初めて、その決断がどれほど難しいものであるか思い知らされた。
無意味と知って、シーラはメナへ手を伸ばす。
「……逃げてって言ってるのにぃ♡もう、抑えられられないのに……っ!♡♡♡ふーッ♡ふーッ♡♡♡我慢、できない……ッ♡んんくぅ♡ああっ♡も、もうダメっ♡くるっ♡きちゃうっ♡逃げてっ♡シーラっ♡逃げてくださいっ♡にげっ……逃げてぇぇッ!!!……あ゛ッ♡あああ゛ッ♡あ゛ぁぁああアアァ~~~~~~ッ♡♡♡♡♡」
メナは身体を弓なりに仰け反らせ、悲鳴のような喘ぎ声をあげた。
身体が反らされて突き出されたメナの胸。
黒い法衣に包まれたひかえめなふくらみが、ぐっ、ぐぐっと一回り、二回りと大きくなる。
「んひっ♡♡♡うああっ♡♡♡はひっ♡身体造り変えられてッ♡ああっ♡♡♡私が、私じゃなくなる……んああっ♡♡♡いやっ♡淫魔なんかに堕ちたくないのにっ♡なんで……なんでこんなに気持ちいいのぉお~~~~~~ッ!♡♡♡♡♡」
メナは髪を振り乱し、喘ぎ、苦悶する。
強烈な肉体変化の快楽。
淫魔への堕落の悦び。
メナの理性はその奔流にドロドロに溶かされていく。
「ダメッ♡ダメダメダメッ♡♡♡……うっ♡うう゛~っ♡♡♡ダメなのにぃ♡感じちゃうっ♡身体造り替えられるの気持ち良すぎてッ♡おかしくなる♡♡♡あ゛~~~ッ♡♡♡♡♡」
叫ぶメナの背中がボコリと盛り上がる。
胸のふくらみも成長を続け、胸と背中で存在感を増していく突起に引っ張られて、法衣の布地がパツパツに張り詰めていく。
法衣の裾が上へと持っていかれて、白い太ももが露わになった。
すっとした印象の太ももにも、徐々に肉がつきはじめ、むっちりと肉感的な太ももへと変わっていく。
「はぁッ♡♡♡はぁッ♡♡♡はぁッ♡♡♡ふぅーっ♡♡♡ふぅーっ♡♡♡ああ、かわるっ♡かわっちゃうっ♡んあ゛ぁア~~~っ♡♡♡」
ミチミチと悲鳴を上げていた法衣の布地が遂に限界を迎え、下着ごとビリビリと音を立てて裂ける。
戒めるものがなくなったメナの胸がぶるんと勢いよく飛び出してきた。
同時に、背中から生えたコウモリのような翼がバサリと広がる。
「あひっ♡♡♡えへへっ♡なにこれぇ……♡イイッ♡♡♡すごくイイっ♡いひひっ♡人間辞めるの気持ちいいっ♡♡♡こんなのぉ……♡こんなの初めてぇ♡♡♡」
メナの足元に裂けた法衣の残骸が落ちた。
露になるのは、豊満な胸にむっちりとした太ももが目につく扇情的な肢体。
滑らかな下腹部には、淫情神のイコンである薔薇が淫紋として浮き出て妖しい輝きを放っている。
片手ですっぽりと収まるほどのふくらみに過ぎなかったメナの胸は、とうてい片手では収まらない爆乳に成長し、小ぶりだったお尻も肉付いて、存在感のある桃尻に変貌していた。
ぷるんと張りのある尻たぶの上、尾てい骨のあたりから先端がハート形になった細長く黒い尻尾が生えている。
どちらかといえばスレンダーで線の細かったメナの姿はもはや見る影もない。
「こんなの知っちゃったらぁ♡もう戻れないっ♡♡♡うひっ♡もっと、もっと私を変えてくださいッ♡淫情神さまぁ♡」
天を仰ぎ見るメナは喜悦に歪んだ顔を覆うように手を当てた。
耳がじわじわと伸びていき、横に大きく張り出した尖った耳となる。
「あッ♡♡♡……あ、あ゛だまっ♡あたまっ♡割れっ♡またクるっ♡んひひっ♡♡♡くひぃっ♡♡♡
メキメキと骨が軋むような異音が響いたかと思うと、側頭部から尖ったものが飛び出してくる。
黒く硬質なそれは、螺旋を描いて伸び、羊のような巻き角に変貌した。
「あはぁ……♡♡♡」
心地よさそうな吐息を吐き、メナは顔から手を下ろした。
メナの瞳は赤く染まり、瞳孔が縦に裂けた、淫魔の魔眼と化していた。
「ありがとうございます♡淫情神さま♡こんなに素晴らしいカラダを与えてくださり、感謝いたしますっ♡♡♡淫魔にしていただいて、嬉しいですっ♡♡♡」
肉色の薔薇に向かって膝をつき、メナは祈りを捧げる。
そして、シーラに向き直った。
「シーラ……♡♡♡」
目を細め、口角をニヤリと吊り上げて妖艶に笑う。
そこにはもう、清廉な面持をした聖職者の面影はどこにもなかった。
「メ……ナ……」
メナがヒトを辞め、淫魔に堕ちていく様をただただ呆然と眺めていたシーラだったが、変わり果てた相棒の姿を目にしてようやく我を取り戻す。
「シーラ、なぜ逃げてくれなかったんですか?」
メナの瞳が赤く光る。
その瞬間、シーラは金縛りにあったかのように身動きが取れなくなった。
「あぁ……♡シーラ……♡シーラ……♡シーラ……♡可愛いシーラ」
メナはうっとりとした表情で、艶かしい舌なめずりをした。
そしてゆっくりとシーラに近づく。
歩みを進めるたび、豊満な乳房が揺れ、ムチムチした太もも同士が擦れ合う。
甘く媚びた吐息を吐きながら、腰を艶かしくくねらせて歩いてくるメナの姿は、それだけで他者を欲情させるような妖しさに溢れていた。
「逃げてって言ったのに……♡私……こうやってシーラを襲うようなことがないように、頑張って頑張って、気持ちいいの我慢して、淫魔になるのを必死に耐えてたのに……♡♡♡もう……無駄になっちゃったじゃないですか……♡」
メナはシータの目の前まで来て、顔を寄せる。
捕食者のソレを思わせる縦割れの瞳孔を持つ赤い眼がシーラを見下ろす。
かつての優しい眼差しはもうそこにはなく、シーラは相棒が完全に人でなくなってしまったことを悟った。
「ごめん、メナ。でも、私……君のこと見捨てられなくて……」
「そう言うと思ってました♡ああ、やっぱりシーラって優しいですよね……♡だから私も……♡そんなシーラだからこそ……♡」
メナは恍惚の表情でシーラを抱くと、そのまま押し倒した。
「シーラが悪いんですよ♡私は我慢しようとしたんですから♡」
言い訳じみたことを口走りながら、メナはシーラの唇に自分の唇を重ねた。
「んっ♡むちゅ♡あむっ♡んむ~っ♡♡♡」
「んんっ!んん~!」
突然のことに驚き、目を剥くシーラ。
その隙を突いて、メナの舌がシーラの唇を割り開いて侵入してくる。
「んちゅ……♡れろっ♡はむっ♡あむ……♡♡♡んんっ♡」
淫魔となったメナの舌は蛇のように長く、シーラの口内の口蓋や歯茎の裏まで余すところなく舐め回した。
同時に唾液を送り込み、喉の奥まで押し込んでいく。
甘く蕩けるような味と香りがシーラの口内に広がる。
「んうっ!?むぅ……!」
初めは抵抗しようと手足をバタつかせていたシーラだったが、徐々に抵抗が弱々しくなっていく。
舌で口内粘膜を嬲られ、唾液を飲み込むたびに、思考がぼやけていくような甘い酩酊感に襲われる。
「んあっ♡……はぁ……♡はぁ……♡」
しばらくメナは舌を這わせ続けていたが、やがて口を離し、シーラの顔を見下ろした。
唾液にまみれた唇は半開きになり、呆けた表情で浅い呼吸を繰り返している。
「ふふ……♡キスだけでトロトロになっちゃいましたね……♡淫魔の唾液は媚薬効果があるんですよ♡♡♡身体熱くてたまらないでしょう?いま楽にしてあげますからね♡♡♡」
そういうと、メナはシーラの鎧に手を掛けた。
淫魔の膂力に任せて鎧を力任せに剥ぎ取り、服も引き裂く。
「メナ……正気に……戻って……」
「私は正気ですよ。シーラ♡淫魔として、ですが♡」
あっという間に、シーラは一糸まとわぬ姿にされてしまった。
「はぁ……♡綺麗な身体ですね♡♡♡」
メナはうっとりとした表情でシーラの裸体を眺める。
均整の取れたスラリとした肢体。
胸やお尻は控えめだが、しっかりと筋肉のついた健康的な身体だ。
「やぁっ……みないで……」
「ふふ♡そんなこと言わないで。シーラの身体はとても魅力的ですよ。食べちゃいたいくらい……♡」
メナは舌なめずりをし、シーラの胸に頬ずりした。
「ああ、柔らかくて……暖かい♡ずっとこうしたかった……!」
恍惚とした表情を浮かべ、メナはシーラの胸にキスをする。
ちゅっ♡ちゅっ♡とついばむように胸全体にキスをしていく。
「んんっ♡やめてっ。君はこんなことする人じゃないはず……っ」
「そうでもありませんよ♡私はずっとシーラのこと好きだったんですから♡♡♡」
「えっ……?」
「隠してたんです。私は僧侶。個人を愛するなんてこと許されないことでしたから。……でも、たびたび空想することはありました。こうしてあなたと肌を重ねて、愛しあうことを。聖職者としてあるまじきことですが、沐浴で見たあなたの裸体をオカズに、隠れて自慰に耽ったこともあったんですよ♡♡♡ずっと我慢していました……でももういいですよね♡♡♡だって私は淫魔になったんですから♡♡♡」
「うそ……」
「驚くことですか?あなただって、うすうす私の好意に気づいていたでしょう?それに……まんざらでもないと思ってくれていましたよね?♡人間の頃はわかりませんでしたが……淫魔になったいまならわかります。あなたの視線には友情以外の感情があった……♡♡♡」
「そ、それは……ひゃんっ♡」
言い淀むシーラの胸の頂点にある小さな蕾にメナの指先が触れると、シーラは堪らず可愛らしい声を漏らした。
「淫情神さまは教えてくださいました……♡愛する人と愛し合い、快楽を分かち合うことの素晴らしさ♡♡♡そしてそれは、倫理や規範で縛るようなものではないと♡♡♡……まあ、難しいコトなんてもうどうでもいいですね♡何も考えず、気持ちよくなっちゃいましょう?んちゅっ♡」
メナはシーラの乳首にしゃぶりつく。
乳輪を舌先でなぞるように舐め回し、勃起した乳首を甘噛みして引っ張る。
もう片方の乳首は指先で摘まんで転がしたり、指の腹で弾いたりして弄ぶ。
「んふ♡この可愛い乳首ぃ♡なんども空想の中で犯しました♡♡♡ずっと舐めてみたかった……♡ちゅっ♡」
「くうんっ♡だめっ♡♡♡ひゃあんっ♡♡♡」
シーラは顔を真っ赤にしてメナの胸責めに悶える。
淫魔の媚毒に侵された身体は、普段の数倍は感じやすく、快楽に従順になっている。
メナの舌や指先が乳首を嬲るたびに、ピリリとした刺激が走り抜け、腰の奥が疼いてくる。
「こんなに乳首ビンビンにして♡♡♡私を誘って……!んふ♡んんっ♡ぺろっ♡ぢゅるっ♡♡♡はむっ♡れろっ♡んんっ♡♡♡」
「くっ♡♡♡やぁ♡誘ってなんかぁっ♡んんっ♡むうっ♡ふうっ♡あっ♡んああっ♡♡♡」
いやいやをするように身を捩っても、メナはしつこく胸を責め続けてくる。
シーラはせめて声を出さないよう唇を噛んで堪えようとするも、すぐに喘ぎ声が口から洩れてしまう。
「我慢しないで……♡もっと聞かせてください、シーラの可愛い声……♡♡♡ちゅうっ♡れるれるっ♡♡♡」
メナは器用に舌先を動かしながら乳首を吸い上げ、もう一方の乳首をつねり上げる。
淫情神の薫陶を脳に直接刻まれたメナの指技は、熟練の淫魔と遜色ないほどに巧みで、シーラの性感はたちまち高められていく。
「んっ♡ちゅぷ♡♡♡シーラの身体……美味しくてたまりません♡♡♡あむっ♡ちゅうう~っ♡♡♡」
「んんん゛~~~っ♡♡♡」
メナは強く乳首を吸い上げながら、もう片方の乳首もきゅっと指先で抓り上げた。
鋭い快楽にシーラの身体はビクンと跳ね上がる。
腰が浮き上がり、愛液の飛沫をまき散らしながら震える。
「はぁ~っ♡はぁ……っ♡♡♡」
「胸いじられただけでイっちゃいましたね?♡♡♡あぁ♡かわいいですよ。シーラ♡でもまだまだこれからです♡もっともっと気持ち良くしてあげますからね♡♡♡」
メナは身体を下にずらしながら、シーラの身体にキスをする。
胸、みぞおち、へそ、下腹部。
そのたびに感じてしまうのか、んっ♡んっ♡とシーラが声を漏らす。
メナはその反応を楽しみながら、ついばむような口づけを落としていく。
やがて、口づけの雨はシーラの秘めたる場所に辿り着いた。
「もうこんなに濡れてる……♡♡♡」
「うう……メナぁ……そこは……!」
メナはシーラの股間に顔を寄せると、愛液が溢れ出る膣口にキスをする。
そして舌先で陰核を探り当てると、くりっと押し潰すように刺激した。
「ひああっ♡♡♡」
「ふふ♡クリトリス好きなんですね?♡♡♡いっぱい虐めてあげますからね♡♡♡」
メナは執拗にクリトリスを攻める。
舌で転がしたり、唇で挟んで引っ張ったりして、容赦なく性感帯を責め立てる。
シーラはたまらず腰を浮かせて悶えるが、メナは腰の後ろに手を回して押さえつけて離さない。
人間であったころは、メナはシーラに腕力でかなわなかったが、いまは違う。
人外の膂力を活かして、シーラの足を押さえつけ、逃れられないようにして責め立てていく。
「んっ♡くっ♡ダメッ♡ダメッ♡それ以上はダメッ♡♡♡」
「ダメじゃないでしょ?♡♡♡こんなに感じて……♡♡♡気持ちいいって言っていいんですよ?♡♡♡ほらっ♡♡♡」
メナはクリトリスを強く吸い上げながら、指先で膣内を弄り始める。
中指と薬指の二本の指を挿入し、ぐちゅぐちゅと掻き混ぜる。
「あっ♡んんっ♡あっ♡あっ♡あっ♡ああ゛ぁあ゛~~~っ♡♡♡」
容赦のないメナの責めに、シーラはあっけなく二度目の絶頂を迎えた。
背中を仰け反らせ、甲高い声で喘ぎながら激しく震える。
腰をカクカクと痙攣させ、潮を吹く。
「じゅるるっ♡んはぁっ♡おいしいですよ♡シーラの味……♡♡♡んふふ」
「はーっ♡はーっ♡はー……っ♡♡♡」
メナはシーラの潮を啜って満足げに微笑むと、唇についた愛液を舐めとった。
シーラは肩で息をしながら、茫洋と虚空を見つめている。
快楽で思考が蕩けて、なにも考えられない様子だ。
「ふふ……♡♡♡そろそろいい頃合でしょうか♡♡♡」
そういうと、メナは自身の股間に手をやり、クリトリスをつまんでグリグリと弄り始めた。
メナのクリトリスは見る見るうちに膨らみ始め、太く長いふたなりペニスへと変貌した。
「どうですか?淫魔は肉体変化にも長けた種。陰茎を生やすくらいは造作もない……立派なおチンポでしょう?これでひとつに繋がりましょう♡♡♡んひひっ♡」
「い……や…やめて……やめてメナ……メナぁ……」
そういいながら、シーラの視線はペニスにくぎ付けだった。
雄々しく反り返る、極太カリ高のふたなりペニス。
禍々しくも淫靡な肉槍を見て、シーラの下腹部がきゅんっと疼く。
(あんなモノが……中に入ったら……)
シーラはこれから自分の身に起きることを想像し、恐怖とともに期待に似た感情を抱いてしまっている自分に気づく。
(私は……なにを考えているの……!?)
その思考を打ち消すように激しく首を振る。
「こんなことおかしい……!君は、君は……!いつものメナに戻ってよ……!」
「ふふっ。おかしくなんてないですよ。これが本当の私です。私はこうしたいんです。シーラと気持ちよくなりたいんです♡♡♡シーラこそ素直になってください♡♡♡」
メナはシーラの下腹に、指先を押し当てた。指先が赤く光ると、そこにはメナに刻まれたのと同じ、肉色の薔薇を模式化したような紋様が刻まれていた。
淫猥な刻印が刻まれた瞬間、シーラは燃えるように身体が熱くなり、強い疼きに襲われた。
「あ゛ぁぁあっ!?♡なに、これっ!?♡♡♡」
「それは淫紋♡抑圧された欲求を解放させ、欲望のままに肉体を変化させる堕落の刻印……♡♡♡あなたを正直にしてくれる呪い……いや、祝福ですよ♡」
メナは妖しく微笑み、淫紋を撫でた。
ゾクゾクとした快感がシーラの背中を駆け巡る。
「ああっ♡やだっ♡触らないでっ♡んん゛っ♡♡♡」
強烈な疼きと性衝動に耐えられず、シーラは股を擦り合わせるように悶える。
「ふふ♡淫紋の効果は抜群ですね♡感度も上がって、身体燃えちゃうくらい疼くでしょう?♡♡♡それはあなたが心の底で快楽を望んでいる証拠……♡いま、おチンポ挿れられたらきっと最高に気持ちいいでしょうね~♡♡♡」
メナは淫紋が刻まれたシーラの下腹部にふたなりペニスを押し付けた。
焼けた鉄を思わせるほどに熱く怒張した肉槍の感触。
メナの逸物が、自分のどこまで届いてしまうのかを感じてしまって、シーラは思わずごくりと唾を飲み込んだ。
「ああ、シーラすっごい顔してますよ♡挿入れて欲しいんでしょ?♡♡♡素直になってください♡♡♡」
「そっ……そんなことっ……ないっ……!」
「じゃあこれはなんですか?腰ヘコヘコ動かして、おチンポにおマンコこすり付けてるのは♡♡♡」
そういわれて、シーラは自分が無意識のうちに腰を振って、押し当てられた肉棒に割れ目を擦りつけていたことに気づいた。
「ちっ、違うっ!これはっ……違うからぁ……っ!」
シーラは慌てて動きを止めようとするも、腰の奥で燻り続ける欲望の炎がそれを許さない。
ヘコヘコとみっともなく腰を振り続けてしまい、肉棒に秘裂を擦り付けてしまう。
「止められないんですね……♡わかりますよ♡気持ちいいの我慢なんてできないですよね♡♡♡……そろそろ良いんじゃないですか?無理して快楽に抗わなくても……」
メナは妖しい笑みを浮かべるのをやめ、真剣な面持ちで囁くようにいった。
「規律だとか規範だとか……いままでの私たちはくだらないものに縛られすぎていたんですよ。私が淫魔になったのも運命だったんだと思います。いま私たちは、やりたいようにやりたいことだけシて生きていけるチャンスを与えられているんです。さあ、シーラもいっしょに淫魔に堕ちましょう♡そして、永遠に愛と快楽を……♡♡♡」
熱のこもった視線と吐息。
下腹部に押し当てられた逸物の灼熱。
愛と欲望の熱情に当てられて、風前の灯だったシーラの理性がついに焼き切れた。
「……して」
「え?♡」
「犯してっ♡♡♡もう限界だからぁッ♡♡♡」
そういって、シーラは自分の秘所に指を突っ込み、ぐちゅぐちゅと弄り始める。
「本当はシーラのおっ……おちんちん見たときから、お腹の奥が疼いてしょうがなくて……っ♡♡♡早く挿入れて欲しくて……っ♡♡♡いや、そのずっとまえから……♡♡♡ずっとメナと……っ♡♡♡メナのこと好きだった……っ♡ずっとずっと大好きだったのっ♡♡♡本当は触って欲しかったっ♡♡♡キスしたかった……っ♡♡♡エッチしたかった……っ♡♡♡だから……っ♡ああっ♡もうダメッ♡♡♡挿入れてっ♡♡♡早く入れてよぉっ♡♡♡気持ち良くしてぇっ♡♡♡」
胸の内に秘めた思いを叫びながら、シーラは尻を浮かし、ヘコヘコと振りたくる。
その痴態にメナはたまらなくなって、シーラの腰を掴むとふたなりペニスの先端を割れ目にあてがった。
「もちろんですっ♡シーラッ♡絶対に気持ちよくしてあげますからねっ♡えへへっ♡天国にぃ♡連れて行ってあげますっ♡♡♡」
メナはそう叫びながら腰を突き出し、ふたなりペニスをシーラの中へと押し込んだ。
エラの張った亀頭が入り口を押し広げ、ずぷぷぷぷぷと埋没していく。
「んん゛ッ♡♡♡きたっ♡ぶっといのきたっ♡これが欲しくて――んあ゛ぁぁあああ~~~~っ!?♡♡♡♡♡」
メナの極太ふたなりペニスが子宮口をノックした瞬間、シーラは絶頂を迎えた。
電撃のような快感が脊髄を駆け抜け、脳天を突き上げる。
濁った絶叫を上げながら、背中を弓なりに反り返らせる。
絶頂の最中、シーラの淫紋が妖しく輝き出す。
絶頂により肉体と魂の抵抗力が損なわれる瞬間、淫紋から放出される魔力によってシーラの肉体は無意識の欲望のままに変容する。快楽を微細に感じ取り、深く味わうための、淫魔に近い身体へと。
「なんかっ、これっ♡♡♡おかし、いっ♡♡♡メナのカタチがはっきりわかって……♡♡♡んああッ♡♡♡はぁ……っ♡う゛ぅ~~~っ♡♡♡」
淫紋によって造り替えられたシーラの膣内は、意志を持っているかのように蠢いている。
柔らかな肉壁が根元から先端に向けて波打つように蠕動し、うねる肉ヒダがカリ首や裏筋をぞりぞりと逆撫でして、精液を搾り取ろうとする。
局所的に淫魔化した膣が行う貪欲な搾精運動はシーラにも凄まじい快感をもたらす。
膣内に受け入れたメナの肉棒の逞しさや脈動をよりダイレクトに感じてしまい、シーラは未知の感覚に翻弄されて喘ぎ続ける。
「んっ♡シーラのナカ……うねうね動いて……すっごい締め付け……っ♡♡♡んふふっ♡もうおマンコはだいぶ淫魔に近づいたみたいですね……♡♡♡淫魔のカラダに改造されるの最高でしょう?」
「これが、淫魔の……身体なのっ……?こんなの……♡気持ち良すぎて……っ♡♡♡んあっ♡あ゛っ♡あ゛っ♡あ゛ぁ~~っ♡♡♡」
「えへへっ♡気持ちいいでしょう?♡♡♡私は淫魔になったときすっごく気持ちよかったですからね♡♡♡シーラもたっぷり味わってくださいっ♡♡♡もっと、もっと感じて……堕ちていきましょうね♡♡♡」
メナはシーラの引き締まった腰を掴み、腰を動かし始めた。
初めは慣らすようにゆっくりと、徐々に速度を上げてピストンする。
肉棒が抜け落ちるギリギリまで引き抜き、一気に膣奥を突き上げる。
鏃のかえしのようになったカリ首が膣壁を引っ掻く快感と、膣をみっちりと満たしていた巨肉塊が引き抜かれる喪失感。
よく張った亀頭が子宮口を押しつぶす衝撃と、再び飢えた肉洞がみっちりとみたされていく充足感。
緩急のついた抽送運動によって、それらが交互に襲いかかる。
「んんっ♡これっ♡やばっ♡ふかいっ♡お腹突き上げられて……っ♡♡♡気持ちいいっ♡♡♡腰っ、動いちゃうっ♡♡♡」
メナの前後運動に合わせて、シーラの腰も勝手に動き始める。
力強い突き込みを一番いいところで受けられるように浮かして位置を微調整し、引き抜かれるときには追いかけるように腰を突き出す。
植え付けられ始めた淫魔の本能に従って、快楽を貪欲に求めて動くシーラの下半身。
シーラは自らの肉体が淫魔に堕ちつつあることを、さらに強く実感し、背徳感に酔いしれる。
「んあっ♡あっ♡あっ♡あっ♡♡♡メナぁっ♡♡♡気持ちいいっ♡♡♡気持ちいいよぉっ♡♡♡メナのおちんちん気持ちいいっ♡♡♡もっとぉ♡♡♡もっと突いてぇ♡♡♡」
「シーラっ♡私も気持ちいいですっ♡♡♡んっ♡んっ♡シーラのナカ、うねうねしてっ♡♡♡搾り取ろうとしてきてぇ……っ♡♡♡私の淫魔ザーメン、欲しいんですねっ♡嬉しいですっ♡♡♡」
「うんっ♡欲しいっ♡メナの精子♡欲しいのっ♡♡♡ちょうだいっ♡♡♡メナの淫魔ザーメンっ♡♡♡子宮にいっぱい射精してっ♡♡♡私も淫魔に堕としてぇっ♡♡♡」
シーラは歓喜に涙を浮かべ、メナを求めた。
メナの腰に脚を絡めて結合をより深める。
愛しい人の射精懇願に応えるようにメナもピストンを加速する。
「ああ、シーラっ♡♡♡可愛いシーラっ!♡♡♡出してあげますっ♡私の、特濃ザーメンっ♡♡♡シーラの子宮に中出しっ♡♡♡中出ししてっ♡シーラも淫魔にぃ♡♡♡」
パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡
肉と肉がぶつかり合う音が響く。
シーラとメナは欲望のままに腰を動かし、互いを貪り合う。
二人の奏でる淫靡な律動は、加速度的にテンポを上げる。
同時に二人の官能も昂り、頂きへと昇り詰めていく。
「あ゛っ♡んう゛ぅっ♡♡♡私、もうダメッ♡♡♡また……イキそうっ♡♡♡メナっ♡メナっ♡いっしょにっ♡♡♡イってぇっ♡♡♡」
「はいっ♡私もっ♡もう限界ですからっ♡♡♡一緒に……っ♡♡♡イキましょうっ♡♡♡ふぅっ♡ふぅっ♡んんっ♡♡♡」
メナは上体を屈めると、シーラの口を塞いだ。
淫魔特有の長い舌を差し込み、口内を蹂躙する。
「んっ♡ちゅっ♡ちゅぱっ♡♡♡メナぁっ♡♡♡すきっ♡すきぃっ♡♡♡んんんっ♡♡♡」
「ちゅっ♡シーラっ♡私もっ♡大好きですっ♡♡♡んっ♡ちゅううっ♡♡♡」
熱烈な口づけを交わしながら、二人は快感を共有し合う。
全身で体温を感じ、幸福感に包まれながら絶頂へと向かう。
やがてその瞬間はやってきた。
「んんっ♡あっ♡イクっ♡♡♡イっちゃうっ♡♡♡あ゛っ♡あ゛っ♡あ゛っ♡あ゛ぁぁあああ~~~っ♡♡♡♡♡」
「淫魔ザーメンっ♡♡♡シーラのナカにっ♡♡♡中出ししてあげますっ♡ぜんぶっ、ぜんぶうけとめてぇっ♡♡♡あっ♡でるっ♡だしますっ♡んん゛ぅう゛~~~っ♡♡♡♡♡」
どびゅるるっ♡どびゅっ♡びゅるる~~~っ♡♡♡
二人は同時に達した。
深々と突き込まれたふたなりペニスから精液が噴出する。
子宮口にぴったりと押しつけられた鈴口から吐き出される精液は、そのまま子宮に直接注がれる。
濃厚な淫魔の精はシーラの子宮をたちまち満たし、内側から染め上げていく。
「あ゛ぁぁぁああっ♡♡♡熱いのっ♡♡♡来てるっ♡♡♡子宮にいっぱいっ♡♡♡んん゛っ♡♡♡イクっ♡♡♡イキながらっ♡またイクっ♡♡♡メナの精液でっ♡♡♡イっっっくう゛ぅぅうう~~っ♡♡♡♡♡」
濃厚な淫魔の精液で満たされる胎内。
子宮の隅々まで精液でマーキングされるかのような感覚にシーラは酔いしれた。
子宮口が鈴口に吸い付き、一滴残らず飲み干そうとちゅうっ♡とキスをする。細い子宮口を通る灼熱の粘液の感覚。
熱くて、甘い。
淫魔のものに変わりつつあるシーラの性器は、濃厚な精液を極上の甘露のように感じていた。
「ああ……っ♡シーラのナカ……♡射精の間もうねうね動いて、キスして……♡♡♡すっごく気持ちいい……♡♡♡気持ち良すぎて……♡♡♡まだ出ますっ♡♡♡搾り取られるっ♡♡♡」
メナは恍惚の表情を浮かべる。
シーラの淫魔化した膣肉がうねり、波打ち、射精中の肉棒を舐めしゃぶり、射精を更に引き伸ばしていく。
メナは、その心地よい搾精運動に身を委ねて、大量のザーメンを吐き出し続けた。
「ふう……♡♡♡」
最後の一滴まで余すことなく射精し尽くし、深いため息とともにメナはシーラの膣内から己の肉棒を引き抜く。
「んっ♡あっ♡……♡」
ずるりと肉棒が抜ける感覚にシーラは小さく喘ぐ。
栓を失った蜜壺から、ごぽりと白濁が溢れ出した。
「はぁ……♡はぁ……♡」
シーラは中出し絶頂の余韻に浸り、恍惚とした表情で荒い呼吸を繰り返した。
胎内に注ぎ込まれた精液の熱さすらも心地良い。
そうして、シーラが夢見心地に浸っていると、彼女の下腹部に刻まれた淫紋が一際強く輝きを放つ。
「んっ……!?♡」
身体の奥深くから湧き上がる熱は、やがて燃えるような灼熱と化した。
「なに……これ……っ♡熱いっ♡けど……っ♡」
だが、不快ではない。
灼熱は快楽を伴い、シーラの全身に行き渡っていく。
シーラはこの快楽の炎が自分の人間性を燃やし尽くし、新たななにかへと生まれ変らせようとしているのを直感した。
「はぁ……♡はぁ……♡メナっ♡わたしっ♡わたしっ♡」
「ああ、シーラ♡淫魔への転生が始まったのですね♡」
メナが嬉しそうに言った。
「大丈夫ですよ♡痛みはありませんから♡むしろすごく気持ち良くて、幸せになれます♡安心して、人間辞めてくださいね♡♡♡」
メナはシーラの手を握り、優しく語り掛けた。
自分の存在が根底から書き換えられることに本能的な恐怖を無意識のうちに感じていたシーラも、その言葉を受け止めて少し安堵する。
「うん……♡私……メナといっしょに……♡」
シーラは瞳を閉じて意識を集中し、体内で渦巻く灼熱の奔流に身を任せた。
抵抗が失われ、シーラの肉体変化が始まった。
「んんッ……♡胸が……熱く……っ♡」
ひかえめなシーラの胸のふくらみ。
転生の快楽で荒くなった呼吸に上下するのに合わせて、その丘陵が徐々に大きくなっていく。
「はぁ……♡あぁ……♡おっきくなる……っ♡おっぱい大きくなっていく……♡」
小ぶりだった双丘はみるみるうちに豊かな巨峰となり、メナと遜色ないほどに成長した。
目に見えて造り替えられていく自分の身体に、シーラの背筋にゾクゾクと背徳的な悦びが走る。
人間を辞める。
破滅的にも思える変化が与える快楽は、シーラに強烈な陶酔感をもたらし、昂らせていく。
「ふーっ♡ふーっ♡これっ♡すごいっ♡身体造り替えられるのきもちいいッ♡♡♡最高っ♡もっと、もっと変えてぇェええッッ!!♡♡♡」
シーラの叫びに呼応するように、肉体変化が加速していく。
胸と同じく控えめだったお尻もサイズアップしていき、太もももムッチリと肉付く。
剣士として鍛えられ、すらりとしたシーラの身体は肉感的で官能的な豊満ボディへと変わっていく。
「はぁ~っ♡はぁ~っ♡やばっ♡これっ♡あたまおかしくなるっ♡♡♡ああっ♡あっ♡んん゛んっ♡♡♡んぎぎっ♡♡♡」
肉体改変の悦びに耽溺していたシーラは、頭部に強烈な違和感を感じ、頭を押さえた。
ミシミシと骨が軋む音が頭の中から聞こえる。
シーラが苦悶しているうちに、耳が徐々に伸びていき、横に大きく張り出して尖った人外の耳となった。
「あっ♡なんかでるッ♡くるっ♡きちゃうっ♡すごいのがっ♡♡♡ああぁぁああ゛あ゛~~っ♡♡♡」
濁った咆哮をあげた瞬間、シーラの側頭部から羊のような巻き角が飛び出してきた。
それとほぼ同時に、背中からはコウモリのような羽根が、腰からは先がハート型に尖った細長い尻尾が飛び出してきた。
「あはぁ……♡♡♡」
心地よさそうな吐息を吐き出しながら、シーラは頭を押さえていた手をどけた。
手の下から現れたシーラの瞳は、血のように赤く染まり縦に裂けた淫魔の魔眼へと変わっていた。
「ああっ♡シーラっ♡ついに淫魔に生まれ変われましたね……っ♡♡♡ふふっ♡とっても素敵ですよ♡」
完全に淫魔と化したシーラの姿を見て、メナは歓喜の声をあげた。
艶めかしい曲線美を持つ豊満な肢体。
それを彩る、異形の器官。
メナは思わず飛びついた。
「うわっ♡メナったら……♡子どもみたいに抱きついてくるなんて……♡」
「だって……シーラが私と同じ淫魔に堕ちてくれたのが嬉しくて……♡これで永遠に一緒ですからね……♡シーラ、愛しています♡」
「私も愛してる、メナ♡ずっと一緒に……♡♡♡」
メナとシーラは熱い抱擁を交わす。
お互いの体温を感じ合いながら、唇を重ねた。
「んっ♡ちゅっ♡れろぉっ♡」
「はむっ♡じゅぷっ♡ずるるっ♡」
シーラは舌を差し込み、メナの舌と絡ませる。
メナはそれに応えるように舌をくねらせる。
淫魔となって蛇のように長く伸びた二人の舌は螺旋状に絡み合う。
「ぷはぁ……♡メナのキス……好きっ♡気持ち良すぎて……頭クラクラする……♡」
「私も、シーラとのキス好きですっ♡もっと……しましょう……♡」
二人は互いの唇を求めあい、貪る。
「んんっ♡メナぁ……♡はむっ♡んんっ♡」
「ああ……♡シーラ……っ♡れろぉっ♡はぷっ♡」
淫魔化したことでさらに増大した性欲に突き動かされながら、メナとシーラは夢中でキスをした。
二人は満足するまで存分に愛を確かめ合ったあと、どちらともなく唇を離した。
銀糸が垂れ落ちてすぐに途切れ、二人はお互いの瞳を見つめあった。
「ねえ、メナ……♡♡♡」
「ええ、わかっていますよ♡♡♡」
恋人の欲しがりな視線に、メナは妖し気に微笑み、ふたなりペニスを一層怒張させた。
濡れそぼったシーラの女性器に肉棒を宛がうと、一気に貫く。
「きたあっ♡メナのおちんぽ、やっぱり最高だよぉッ♡♡♡んん゛っ♡あ゛っ♡あ゛ぁぁああ~っ♡♡♡」
「はあっ♡シーラのおまんこ、うねって吸い付いてきてっ♡♡♡気持ちいいっ♡♡♡こんなのすぐ出ちゃいますっ♡♡♡」
淫魔に堕ち、搾精器官として完成したシーラの膣の貪欲さに舌を巻きつつ、メナはがっつくように腰を振る。
卑猥な水音を立てながら二人の腰使いは激しくなっていく。
「淫情神さまぁっ♡感謝しますっ♡私たちを人間の軛から解放し、愛する人と永遠に愛し合うためのカラダを授けてくださってありがとうございますッ♡♡♡この奇跡に対する感謝と忠誠を示すために……これからもたくさんえっちをいたしますのでっ♡見守っていてくださいませっ♡♡♡」
「私も誓いますっ♡私たちの大好きな人とっ♡毎日セックスしてっ♡幸せな日々を過ごすことをっ♡♡♡」
二人は快楽の果てへと登りつめていくなか、淫情神に感謝を捧げた。
熱心な二人の信徒を新たに得て、肉色の薔薇は満足そうに赤い燐光を散らした。