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死蛸都内
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ホテル・サキュバスハムレット

 真夜中の繁華街は人工の光に満ちて、夜の闇すらも駆逐されているかのようだ。しかし、それでもビルの屋上から屋上へと飛び移る人影があるのを、人々の脳は認知しない。常識によって作られた認知の影は、如月シキミにとって都合の良い隠れ蓑だった。


 昼間、如月シキミはしがない会社員に過ぎないが、それは世を忍ぶ仮の姿だ。彼女の本当の姿は、斬魔荒天流忍術の伝承者にして、世に影ながら蔓延る妖魔の狩人――退魔忍者だ。仕事を終えたシキミはスーツを脱ぎ去り、忍者装束に身を包んで夜の街を駆ける。そして、街に潜む妖魔を切り捨てるのだ。


 脚に深くスリットが入り、さながら前垂れのようになったえんじ色の和装束は、脚の可動を妨げないようにするもの。その下に着た全身網タイツのように見えるものは、強靭なワイヤーの入った防刃用インナーだ。機能美に溢れた忍者装束は、シキミの豊満な身体を意図せずして彩っている。


 シキミはあるビルを目の前にして脚を止めた。後ろでポニーテールに結ばれた黒髪が、風に煽られて揺れている。向かいのビルに据えられた電光掲示板の光が、シキミの端正な顔立ちを照らし出す。昼間は野暮ったい黒縁眼鏡で誤魔化している切れ長の目と、整った鼻筋、ぽってりとした唇、それらがバランスよく配置された顔立ちは、見る者を魅了する美しさを持っていた。


「ここか」


 シキミの冷たい美貌が、ピンク色のネオンサインを見上げる。そこには『ホテル♡サキュバスハムレット』『ご宿泊・8000 休憩・4500~』と書かれている。一見して、どこにでもありそうなラブホテルではあるが、ここに入るのを最後に消息を経った人間が数多くいるという情報をシキミは得ていた。こうして実際に近づいてみると、建物の中から澱んだ妖気が漏れ出ているのを感じる。


「……」


 シキミは無言のまま飛翔し、ラブホテルの屋上の避難口前に着地した。そして、鍵開けの忍法を使い、中へと侵入する。


 ******


 中は一般的なラブホテルと同じだが、流れる空気はまるで違った。濃い妖気と共に熟れ過ぎた果実のような甘ったるい匂いが立ち込めている。


「淫魔が居るな……」


 シキミはホテルに充満する香りが、淫魔の催淫フェロモン交じりの媚香だと看破した。常人であれば、ひと嗅ぎしただけで発情し始め、一分もすれば理性が完全に蒸発した性欲の獣と化す強力なものだ。だが、シキミは訓練によって毒物全般に対して耐性があり、それは淫魔の媚毒に対しても例外ではない。とはいえ、長々と吸い込んでいると精神に影響が出始めてしまうため、シキミはこのホテルに巣食う淫魔を早々に始末することを決意した。


「もともと長居するつもりはない……!」


 シキミはひとり呟くと、音もなく廊下を歩き始めた。妖気の流れを逆に辿っていくと、ある部屋に辿り着く。その部屋の扉の向こうからからはより一層強い妖気が感じられる。シキミは扉を蹴破り、部屋に入った。


「これは……!」


 扉の向こう側を一目見て、シキミは驚愕の声を上げる。肉天井と肉床に覆われ、異様に広い空間に、数多の触手がのたくっている。所々にある触手の群生地帯には、全裸の人間の女性や淫魔が居て、甘い嬌声を上げ続けていた。触手に絡めとられ弄ばれている彼女らはみな一様に快楽に蕩けた表情を浮かべており、この世の天国を味わっているかのような幸せそうな顔をしている。


「あへぁああ~~~♡♡♡もっと、もっろちょうらいいぃ~~♡♡♡」


「あっ、あっ!んふぅううう♡おしりイイッ!これしゅきィッ!!♡♡」


「お゛お゛ぉおお♡♡♡しゅごいっ!♡♡♡こんなの初めてぇええッ!!♡♡♡」


「んひぃい♡♡♡おっぱい弄られてイクッ♡♡♡またイクっ♡♡♡イッぐぅう!!♡♡♡」


 まさに淫獄と呼ぶにふさわしい光景だ。部屋に響き渡る淫靡な叫びは、シキミの心をも揺るがせた。甘く幸せそうな喘ぎ声と蕩けた表情を見聞きするだけで、シキミは自分の下腹がずくん♡と疼くのを感じる。無自覚の内に、自分が媚香の影響を受けていることを悟って、シキミは歯噛みした。予想を遥かに超えた媚香の効き目だ。この部屋は空間拡張だけでなく、なにかしらの細工が施されているようだ。


(これは決着を早める必要があるな)


 シキミはそう判断すると、妖気の源へと駆け出した。妖気を辿った先、部屋の中央に一際強い妖力を纏う者がいる。


 全裸の淫魔が、触手で形作られた玉座に座っている。ピンク色の長髪に、褐色肌。爆乳という言葉ですら生易しいほどの大きさの乳房、内臓が入っているのか疑いたくなるほど細い腰、煮卵を思わせるぷりっとした巨尻。股間からは太く長大なふたなりペニスがそそり立っていた。ねじくれた山羊角は大きく、腰から生えた翼や尻尾には、竜のような鱗が生えている。人外の器官が肉感極まる淫靡な肉体を彩っていた。


「あら~?お客様、精算機に支払いをなさっていないようですね。困りますよ」


 淫魔は茶化すように言った。シキミは淫魔の問いかけにまったく興味を示さずに言う。


「このホテルに細工をしたのはお前だな?」


「ええ、私ですよ♡人間界でここまで高精度の空間改変を行えるのは、魔界広しと言えど、このフノン・バミューダくらいで――」


 フノンと名乗った淫魔が言い終わる前に、シキミは跳躍していた。そして、隠し持っていた忍者刀を抜き放ち、フノンの首を狙う。しかし、シキミの刃がフノンに届くことはなかった。


「おっと、危ないじゃないですか」


「――ッ!?」


 亜音速に達した電光石火の抜き打ちが虚しく宙を切る。シキミは驚愕していた。自分が距離の目測を誤ることなどあり得ない。余程高度な幻術を使ったか、あるいは……。一瞬の逡巡が、致命的な隙となった。次の瞬間、シキミは何本もの触手に身体を絡めとられていた。


(な、なにっ!触手の動きがまったく見えなかった……こ、これは!)


 即座に触手から逃れようともがくシキミだったが、拘束はびくともしない。シキミは周りを見渡してみて初めて、自分が他の女たちと同じように、触手の群生地に捕らえられていることに気づいた。触手が目に見えぬ速さで自分を拘束したのではなく、自分が触手の群生地に自ら飛び込んだのだ。


「気づいたようですね。空間転移であなたののカラダを強制的にちょっとだけ瞬間移動させました。だから、さっき言ったじゃないですか。私は高精度の空間改変を行えるって、他人の話は聞くものですよ♡♡♡」


 フノンはクスリと笑って、シキミのそばへ瞬間移動した。妖力を大量に消費する空間転移を、ここまで自在に扱える妖魔に、シキミは出会ったことがなかった。フノンの持つであろう莫大な妖力容量に、シキミは戦慄を覚える。


 身体を凍り付かせたシキミを、フノンは舐めるような目つきで眺めた。忍者装束越しにもわかる豊満な肉体に、思わず舌なめずりをする。


「ふぅむ……♡♡♡なかなか美味しそうですね、あなた♡では、さっそく♡♡♡」


 触手がシキミの前垂れの中に群がって防刃タイツを容易く引き裂き、秘所を露出させた。フノンの空間改変によって強靭な生地も紙切れ同然だ。凌辱の気配を感じ取って、シキミの表情が引きつる。


「やっ、やめろっ!」


 淫魔に犯されることは、すなわち自らも淫魔に堕とされることを意味する。それは、退魔忍者として生きてきたシキミにとって、死よりも恐ろしいことだった。


「やめるものですか♡あなたも、私が命乞いしたところで許してはくれないでしょう?」


 細い触手が、シキミの割れ目をなぞるように這う。媚薬粘液塗れの触手に、敏感な粘膜を優しく撫ぜられて、ゾクゾクとした快感が湧いてくる。


「くふぅ……♡♡♡んはぁあああ~~~♡♡♡」


「私の空間改変でこの空間に居るすべての生命の快感感度が上がっているとはいえ……いやらしいですねぇ。もうこんなに濡れてきましたよ♡」


「これは、ちが……あ゛ッ!!ひぃいいいっ♡♡♡」


 シキミが否定の言葉を紡ごうとしたところで、触手の一本がシキミのクリトリスを探り当てた。ゆっくりと包皮を剥いて、ピンク色の肉芽を露出させる。小さな肉芽に、触手の先が触れ、優しく媚毒粘液を塗り込むように愛撫する。


「はあっ♡♡♡やめろっ♡♡♡そこは、弱……くぅううううううんッ!!♡♡♡」


 フノンの空間改変の効果と共に、媚香もじわじわと効いてきて、シキミの感度はいや増している。昂った身体に、淫魔の熟錬の触手さばきが加われば、退魔忍者と言えどその快感を押しとどめることなどできはしない。


 シキミはフノンの責めに鼻にかかった甘い声を上げながら、シキミは反射的に腰をくねらせて快感を逃がそうとする。忍者装束がはだけ、防刃網タイツに包まれた裸体が露になる。高速戦闘を得意とするシキミは、余計な重み――下着すらも身に着けていない。さらなる快楽を求めるように勃起する乳首も、しとどに濡れた秘所も丸わかりである。全裸に全身網タイツという傍から見ると変態的な姿、自ら凌辱をねだるような淫らな腰のうねりに、フノンの興奮は高まっていく。


「ふふふ♡かわいい声ですね♡もっと聞かせてください♡」


「むぅんっ♡くぅうう♡♡♡なんのこれし……きひぃいっ!♡♡♡んぐぅうう♡♡♡」


 触手がクリトリスに巻き付き、シコシコと扱き始めた。シキミは歯を食いしばって耐えようとするも、敏感な肉芽をいじめ抜かれては、声を抑えきることができない。苦悶の表情を浮かべ、甘い声で鳴き続けるシキミの姿に、フノンはますます嗜虐心を煽られていく。


「くっ、くそぉ……!こ、こん……な……!おほおおおっ!?♡♡♡」


「我慢しなくていいんですよ♡♡♡もはや、あなたは籠の鳥♡♡♡どうせ脱出は不可能なんですから、思う存分快楽に浸ればいいんです♡♡♡」


 触手は人間には不可能な繊細な動きで、シキミの敏感な弱点を攻め立てていく。肉芽が蕩けるような快感に、シキミの腰が勝手に動いてしまう。カクッ♡カクッ♡と空腰を振るその姿は、自ら快楽を求めているようにしか見えない。


「あはっ♡♡♡腰振っちゃってますね♡気持ちよくなってきましたか?♡」


「き、気持ちよくなんか、ないっ♡♡♡んくっ♡♡♡おおっ♡♡♡」


「クリちゃん弄られて、腰ヘコヘコ動かしてるのに?嘘はいけません……よっ♡♡♡」


 フノンがそういうと、触手は一層強くクリトリスを締め付けた。急に与えられた強い刺激に、シキミの性感が一気に高まる。


「おぉっ♡♡♡おっほ♡♡♡んぐっ♡♡♡んぅうううううう~~~~っ!!!♡♡♡♡♡♡」


 ビクンっと背筋を仰け反らせながら、シキミは絶頂を迎えた。歯を食いしばり、必死に喘ぎを押し殺そうとしているが、それが精一杯だった。いかに鍛え上げられた忍者と言えど、身体の反応を抑えることはできなかった。絶頂に導かれた身体はその悦びを表現するように、繰り返し腰を跳ね上げ、そのたびにプシッ♡プシッ♡と勢い良く潮を噴き出した。噴き出した潮が前垂れに染み込み、淫猥なシミを作っていく。くぐもった嬌声を上げるシキミの姿に、フノンは満足げに微笑んだ。


「あはっ♡♡♡良いイキっぷりですね♡♡♡では、次は……本番に行きましょうか♡♡♡」


 フノンは触手に命じて、シキミに中空でM字開脚の姿勢をとらせた。恥丘や硬く勃起したクリトリスすら丸わかりだ。フノンはシキミの下腹の上に逸物を乗せるように、腰を突き出す。濡れた前垂れ越しにすらわかる肉棒の熱さと硬さに、シキミは思わず生唾を飲み込んだ。


「はぁ……♡はあっ♡こ、これを挿入する気……?」


 凶器と呼ぶにふさわしい逸物を感じて、無意識の内にシキミの喉がゴクリと鳴る。フノンの長大なふたなりペニスはシキミのへそすらも超えるほどの長さがある。硬く勃起して反り返る肉棒は、命の危険すら感じる大きさだ。亀頭は子どもの拳ほどもあり、高いカリ首の段差は、まるで鏃のかえしだ。血管が浮き出た太い幹は古木のようで、目に見えるほど脈動して、ドクンドクンと力強く血流を送っている。


「えぇ、もちろんです♡♡♡でも、大丈夫♡♡♡この空間は人間の身体を淫魔並みに柔軟かつ強靭なものに変えてくれますから♡♡♡ここでならあなたの膣穴も、どんなサイズのモノだろうと簡単に受け入れられるはずですよ♡本来、人間の身では味わえない快楽、楽しんでくださいね♡♡♡」


 フノンは一旦腰を引き、ふたなりペニスをシキミの秘所に押し当てた。シキミのそこは、本人の意図に反して、自分を埋めてくれるものを求めて、ひくり♡ひくり♡と痙攣し、蜜を垂らしていた。


「あら、期待してくれているみたいですね♡では、行きますよ♡」


「ま、まて!そんな大きいものを入れられたら壊れ――んっっっっっっお"っっっっっっっっ!?♡♡♡♡♡♡」


 制止の言葉を言い切る前に、フノンの巨根が挿入された。ミチィ……ッ♡という音を立てて、シキミの秘所が限界を超えて押し広げられる。


「おお゛っ……♡♡♡♡♡♡あ゛~~~~っ♡♡♡♡♡♡」


 殺人的快感に、シキミの口から無意味な声が漏れ出た。根元まで挿入された巨根を象るように、シキミの腹がボコォ♡と膨らんでいる。普段では内臓破裂での即死も不可避な突き込みだが、フノンの支配下にある空間では死に瀕するような痛みもすべて快感に変換されてしまう。


 凄まじい圧迫感と圧倒的な快感に、シキミの意識は白飛びする。完全に気をやってしまったシキミに、フノンは語り掛ける。


「ふふっ♡全部入ったでしょう?♡♡♡ここではどんなプレイをしても、大丈夫なんですよ♡♡♡じゃ、動きますね♡♡♡」


 次の瞬間には、容赦ないピストンが始まった。最奥を殴りつけるようなフノンのピストンの衝撃によって、シキミは強制的に覚醒させられる。


「……んぉっ!?♡♡♡んぉぉぉぉぉぉぉ♡♡♡♡♡♡んんっ♡♡♡おほぉぉぉっ♡♡♡♡♡♡」


 パンッ♡パァンッ♡と肉を打つ音が響くたび、シキミの口からは獣のような喘ぎ声が漏れる。淫魔の巨根を無理やり受け入れさせられるのは、まさに人外の快感だ。一突きごとに身体がバラバラにされそうなほどの激烈な悦楽を叩き込まれ、シキミの思考力は瞬く間に快楽一色に染め上げられていく。


「ふお゛っ♡お゛っ♡♡♡これっ♡ヤバっ♡あ゛ぁ゛♡♡♡♡んぎぃいい♡♡♡♡♡♡」


(なにこれッ♡♡♡わたし、いま、どうなって♡♡♡お腹破裂しそうなのに……気持ちいい♡♡♡ありえない♡♡♡奥突かれてっ、カリがおマンコ引っ掻いて……んおおっ♡♡♡♡♡♡ダメっ♡♡♡気持ち良すぎてっ、頭おかしくなるっ♡♡♡♡♡脳みそ蕩けるぅうう♡♡♡♡このままじゃっ♡♡♡ダメっ♡♡♡このままじゃ、堕ちるっ♡♡♡堕とされるっ♡♡♡なんとかっ♡♡♡耐えないとぉ♡♡♡)


 最奥を殴打されるたびに、シキミの心は恐怖と悦びで満たされる。身体が変形するほどの強烈な責めへの恐れと脳に叩き込まれる悦びがごちゃ混ぜになり、シキミの身体を苛む。官能の大嵐に翻弄されながらも、シキミは快楽に屈しようとする本能を押さえつけ、必死に耐えようとした。歯を食いしばって、快楽に溺れまいと抵抗するが、フノンの責めは苛烈を極めていくばかりだ。


「ふふふっ♡抵抗しても無駄ですってば♡ほ~~ら♡♡♡クリちゃんと、乳首も弄ってあげましょう♡♡♡」


 何本かの細い触手が、フノンの言葉通りに、クリトリスと両方乳首に絡みつく。性感帯への三点責めが加わり、シキミの官能はさらに高まる。


「ふーっ♡♡♡ふーっ♡♡♡おほおっ♡♡♡おおっ♡♡♡ふぅぅ~~っ!♡♡♡ふお゛ぉぉおおっ♡♡♡♡♡♡やめろっ♡♡♡♡♡♡ちくびもクリトリスもきもちよすぎるからぁっ!♡♡♡♡♡♡」


(気持ちいいっ♡おマンコもクリトリスも乳首も全部気持ちいい♡♡♡ああっ♡クリトリスシコシコされながら、奥突かれるのすきぃ♡♡♡て、違うっ♡♡♡耐えないとっ♡♡♡でもっ、我慢できなくてぇ♡♡♡腰、勝手に動いてぇ♡♡♡おマンコきゅうきゅうしちゃうの止まらないぃ♡♡♡だめっ♡♡♡ダメだっ♡♡♡)


 シキミは心の中で理性にしがみつき、必死に快楽に抗おうとした。だが、その意志とは逆に、フノンの肉棒を膣全体で締め付け、自ら腰を振り、貪欲に快楽を求めてしまう。シキミの身体はすでにフノンが与えてくれる人外の快楽受け入れ始めていた。そして、精神も肉体の堕落に引きずられ、徐々にフノンに屈服しようとしていく。シキミの心が、快楽に塗りつぶされていく。


「ほっ♡♡♡ほっ♡♡♡お゛~~っ♡お゛お゛~~っ!♡♡こ、この私が……こんな……♡♡♡おほぉおおお~~~~っ!!♡♡♡♡♡♡」


(気持ち良くなっちゃいけないのにっ、淫魔チンポで奥ほじくられるたび、子宮悦んじゃって♡♡♡淫魔のふたなりペニスがこんなにすごいなんてっ♡♡♡こんな快楽知っちゃいけないやつだったぁ♡♡♡こんなの続けられたらぁ♡♡♡絶対壊れるっ♡♡♡負けるっ♡♡♡負けちゃうっ♡♡♡無理だっ♡♡♡こんなの耐えられないぃ♡♡♡♡♡♡)


 あまりにも激しい悦楽の奔流の中で、ぷつんと、シキミの中で決定的ななにかが切れる。苦悶の表情を浮かべていたはずのシキミの顔は、いつの間にか快楽に蕩けきっていた。


「んお゛お゛おぉおおっ♡♡♡もうムリっ♡イグっ♡♡♡イクぅっっ♡♡♡イッぐっっっっっうぅううう♡♡♡♡♡♡」


 シキミは盛大に果てた。瞳をぐるんと上向きにさせ、快楽に耐えるのではなく噛みしめるように歯を食いしばり、身体を仰け反らせて全身で絶頂を表現する。弓なりになったまま、ガクン♡ガクッ♡ビクビクッ♡と震えて、秘所からは大量の潮を吹き出す。


(ああ……これ、ヤバい……逆らえない……♡♡♡気持ちいのが……全然、終わらない……♡♡♡ああ、もうどうでもいいや♡♡♡このまま……快楽だけを……♡♡♡♡♡♡)


 淫魔の誘惑に屈したシキミの瞳が、どろりと妖しく濁る。法悦を極めながらも、シキミはすぐに腰の動きを再開した。


「あへっ♡♡♡あひぃ♡♡♡もっどぉ♡♡♡もっと犯して♡♡♡壊れちゃうくらい激しく突いて♡♡♡おマンコイキまくりたいのぉ♡♡♡♡♡♡」


 完全に理性を手放したシキミが、淫らな懇願を口にする。触手に絡めとられ、自らの敗北を認め、忍者としての意地も、ヒトとしての矜持も忘れ去って、フノンが与えてくれる人外の快楽を乞いながら、満足に動けない身体で、ヘコヘコと腰を動かして、必死に快楽を貪ろうとする。堕落したシキミを見て、フノンは笑みを浮かべた。


「ふふっ♡♡♡良いんですか?これ以上シたら、私ももう我慢できません♡♡♡イっちゃいますよ?あなたのナカに淫魔ザーメンびゅーびゅー♡したら、あなたも淫魔になっちゃいますけどぉ、良いんですか?♡♡♡♡♡♡」


 フノンの問いかけに、シキミは迷わず答えた。


「いいっ♡♡♡どうでもいい♡♡♡もういいのぉ♡♡♡わたし、人間やめるからぁ♡♡♡♡♡♡もっと、もっと気持ち良くしてぇ♡♡♡イキ狂わせてぇえええええっ♡♡♡♡♡♡」


 恥も外聞もなく、シキミはポニーテールの髪を振り乱し、快楽を求める。そんなシキミの痴態に、フノンも興奮を抑えきれない。


「あはっ♡いい堕ちっぷりですね♡じゃ、望み通りにしますねっ♡♡♡素直になれたご褒美に私の淫魔精液をたっぷり注いであげましょう♡♡♡」


 フノンはラストスパートをかけるように、さらにピストンの速度を上げた。子宮口をこじ開けるような勢いの抽挿によって、シキミは再び意識を失いそうになる。


「お゛っ♡♡♡お゛っ♡♡♡イイッ♡♡♡おマンコほじられるの最高ぉっ♡♡♡淫魔の本気ピストンしゅごいっ♡♡♡んほおおおっ♡♡♡おほっおほおおおっ♡♡♡」


 シキミはだらしないアヘ顔のまま、獣のような喘ぎ声を上げ続ける。その様子はまさに人外の快楽の虜となった人間の末路、誇り高い女傑の面影はもはやなかった。


「んぉおおおお♡♡♡気持ちいい♡♡♡お腹変形するくらい突かれるのキクぅうっ♡♡♡おっほおおっ♡♡♡んぐぅうう♡♡♡」


(おマンコ、気持ち良すぎておかしくなるっ♡♡♡こんなの覚えちゃったら、もう戻れないっ♡♡♡最初からこうすれば良かったぁあ♡♡♡こんなに気持ちいいのに、なんで我慢しなくちゃいけないって思ってたんだろうっ♡♡♡♡♡♡こんな快楽に抗えるはずないっ♡♡♡こんなの、絶対に勝てるわけなかったのにぃいい♡♡♡♡♡♡)


 己の愚かさを悔いながら、シキミは快楽に耽溺していく。快楽を求めるだけの本能を剥き出しに、フノンの肉棒を求めて腰を振る。フノンが与える圧倒的な悦楽に、ただ溺れることだけがいまのシキミのすべてだった。フノンも限界が近いのか、肉棒がひと回り大きく膨張し、ピストンのペースも上がっていく。


「さぁ、そろそろ出しますよ♡♡♡全部受け止めてくださいね♡♡♡」


「きてっ♡♡♡出してっ♡♡♡いっぱい射精してくれっ♡♡♡淫魔ザーメン欲しいっ♡♡♡♡♡♡私のおマンコにあっついのぶっかけてぇ♡♡♡♡♡♡」


 シキミはフノンの腰に足を絡ませ、離れないようにホールドする。膣内が物欲しげに激しく痙攣しているのを感じて、フノンは微笑んだ。


「ふふっ♡それじゃあ、望み通りぶちまけてあげましょう♡♡♡んっ♡♡♡でるぅ♡♡♡」


 どぴゅるるるるるる♡♡♡びゅーーっ♡♡♡びゅーーっ♡♡♡どくっどくんっ♡♡♡


 フノンの肉棒が脈打ち、大量の白濁がシキミの膣内に吐き出される。熱い奔流が膣奥を叩く感覚に、シキミもまた絶頂を迎えた。


「んほおおおっ♡♡♡あちゅいのきたっ♡♡♡んぉおっ♡♡♡やけるぅうう♡♡♡イグっ♡♡♡イグゥウウウウウ~~~~っ!!!♡♡♡♡♡♡♡」


 身体を仰け反らせ、絶叫しながら、シキミは盛大に潮を噴き出した。強烈な絶頂感に、シキミはガクンガクンと身体を震わせる。


(気持ち良すぎるっ♡♡♡イクの止まらないっ♡♡♡イってるのにまだイクッ♡イキっぱなしになるっ♡♡♡イキ死ぬぅううっ♡♡♡♡♡♡)


 絶頂に次ぐ絶頂。シキミの視界にパチパチと火花が散る。シキミは、もはや快感以外の感覚を失っていた。いままで感じてきたどんな絶頂よりも深く激しい絶頂に、シキミの脳は蕩けきっていた。


「おへぇ♡♡♡しゅごひぃ♡♡♡しゃせーすごすぎっ♡♡♡んほぉおお♡♡♡おほっおほぉおおっ!♡♡♡♡♡♡」


 フノンの精液が注がれている間も、シキミは絶頂を続けていた。意識が、魂が、人間の限界を超えた悦楽に引き裂かれ、その間隙に淫魔の妖気が入り込んで、如月シキミという存在を再構築する。退魔忍者としての人格が上書きされ、人間だった頃の名残りを残しつつも、淫蕩な淫魔へと人格へと書き換えられる。


 耳の先が尖り、瞳孔は縦に割れ、鳶色の虹彩が赤く染まっていく。自らの存在が根本から作り替えられ、別の存在へ変質していく感覚。淫らな存在への堕落、淫魔への再誕は、シキミに背徳的な興奮と堪らない悦楽をもたらした。


「んお゛~~~~っ♡♡♡ああ、イイっ♡♡♡身体作り変えられるの、気持ちいいっ♡♡♡人間辞めるのさいこぉおぉおぉぉぉっ♡♡♡んぉ……お゛お゛っ!!!♡♡♡」


 メキメキと音を立て、骨格の改変が始まる。身体の中で作られ始めた異形の器官が、皮膚の下で蠢いて、ぐにぐにと肌を押し上げる。やがて、皮膚を裂くようにして、異形の器官が姿を現した。ねじくれた山羊角、コウモリのような翼手、先端がハート型になっている尻尾。それはフノンにも備わっている淫魔特有の器官だった。


「ああっ♡♡♡かわるっ♡♡♡かわるぅうう♡♡♡あっはぁあアアア~~~~っ!!!♡♡♡♡♡♡」


 異形の器官の芽生えに、一際強い快感の波がシキミを襲う。シキミは思い切り背を仰け反らせた。その瞬間、シキミの瞳が完全に赤に塗りつぶされ、妖しく輝いた。その瞬間、シキミは自分が完全に淫魔に堕ちたことを自覚した。歓喜の声が、淫魔としての産声となる。ここに、退魔忍者としてのシキミは死を向かえ、淫魔シキミが誕生したのだ。


「あはっ♡♡♡人間卒業おめでとうございます♡♡♡♡」


 フノンはシキミの変化に満足げに微笑み、腰を引いた。シキミの秘所は、引き抜かれる肉棒に名残り惜げに最後まで吸い付いて、ちゅぽん♡と音を立てた。シキミの膣が貪欲な搾精器官に変貌していることを感じ取り、フノンは笑みを深める。


「どうですか?生まれ変わったカラダの具合は?」


 フノンがそういうと、触手が動き、シキミをそっと立たせる。戒めから解放されたシキミは変貌した自分の身体を見下ろした。満月のごとく白く丸い豊満な爆乳に、引き絞られた腰、より肉付いて存在感を増した巨尻。人の領域を超えて艶めく肌は、しっとりとした光沢を放っている。防刃網タイツは、もともとそのようであったかのように、異形の器官や秘所への挿入に邪魔にならないよう形を変え、より肉感的に変わったシキミの身体にぴったりと張り付いてその美しさを際立てていた。


 自分で見るだけで思わず発情してしまうような濃艶な色気を放つ肉感極まる裸体に、シキミは陶然と息を吐く。


「すごい……これが、新しい私なのか♡♡♡」


 淫靡に作り変えられた肉体の感触を確かめるように、シキミは自らの身体を抱きしめて、身を捩った。身体を苛む快感に、びくんっ♡と肩を震わせる。


「んっ……♡イイ♡♡♡これ凄いっ♡♡♡このカラダ最高だっ♡♡♡」


 シキミは自らの身体の変化を確かめるように、両胸に実った果実を揉む。柔らかく指の間からはみ出るほどのボリュームを誇る乳房は、感度も抜群で、乳肉を揉みしだき、先端を弄るだけで、シキミはビクビクと感じてしまう。


 両胸で快楽を貪っているシキミの尻尾が動き出す。尻尾は股の下をくぐり、先端のハートの部分で秘所を撫ぜ始めた。さっそく異形の器官すら使って自らを慰めるシキミの性欲の強さに、フノンは子の成長を喜ぶ母のような優しい笑みを浮かべる。


「そうでしょう、そうでしょう♡淫魔のカラダは最高でしょう?」


「ああ、最高だ♡♡♡こんなに気持ち良くなれるなんて知らなかった♡♡♡こんな素晴らしいものを否定していたなんて……私はなんという愚か者だったんだろう♡♡♡」


「わかっていただけて嬉しいですよ♡♡♡私は人間の人々にこの淫魔の生の素晴らしさを知ってもらいたくて、ここに居を構えたのです♡これからは、あなたにも私の手伝いをして貰えませんか?元退魔忍者のあなたの手助けがあれば、とても心強いです♡」


「もちろんだとも♡♡♡ふふふっ♡♡♡同僚たちに堕落の悦びを教えるときのことを考えるだけで、イってしまいそうだ……♡♡♡んんっ♡♡♡」


 シキミは先ほどまでなによりも大切に思っていた退魔忍者の同僚たちのことを裏切る様を想像し、暗い愉悦に口の端を吊り上げた。しかし、家族同然に思っている人々を罠に陥れ、淫魔に変えることは、シキミの中で矛盾しない。なぜならば、淫魔と化したシキミにとって、淫魔になるということは、究極の快楽を伴う、最高の祝福だからだ。シキミは淫魔となる悦びを大切な人に伝えることこそがいまの自分の使命であると、心の底から感じていた。


「では、これからよろしくお願いしますね♡♡♡」


 フノンはそういって、シキミに正面から抱き付き、キスをした。二人の爆乳がぐにゅり♡と柔らかく歪む。舌を差し込んでくるフノンにシキミも応え、二人は淫魔らしい長い舌を絡ませて、互いの唾液を交換し合う。シキミはキスの快感に淫蕩に笑いながら、新たな人生の始まりの期待に震えるのだった。

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