◆殺取りサイド
「――ついたか」
異世屋敷。この首領を討伐しにきた俺に-
女達が立ち塞がった。
「ユギト様の所へはいかせないわ」
あらわれた美女達は、豊満な肉体を惜しげもなく晒し、色香を漂わせながら立ち塞がる。
挑発的な視線、蠱惑的な動き、身体の曲線は凶器のように男を惑わせる。
この異世屋敷を守る女護衛隊、蜜女組だ。
「私達を倒さないと……」
「我が主のところへはイケないわよ!!」
ムンムンと漂う雌のフェロモンに意識が溶けそうになる。しかし、その奥底にある主・ユギトへの絶対的な忠誠が揺ぎなく存在しているのがわかる。
感じる。
「引く気はないか?」
「ふふっ♥お前がユギト様に害を与えないのならね。でもお前がユギト様に害をなすなら、私達は――」
「死んでも引く事はないわ!」
蜜女達を倒さないと、ここを通る事はできないだろう。
これから先、このような女達を相手にするだろうが――
(まずはこいつらを)
「――ヤる」
(……だがいい女達だ。殺さない手というのも、この数なら)
その時だった。
「ふふっ、女の色香に目がないようね」
「では私達のカラダも、気に入っていただけるかしら」
艶やかな女の声が響いた。そして――
ザアァァァ!
ズラリと現れる豊満な黒い影。
「♥♥♥」
「見つけたわ♥」
「包囲せよ!」
「ユギト様のために!」
「ユギト様のために♥」
「ユギト様のために!」
「ユギト様のために!」
目の前に広がる美女の群れ。
――黒伽守・蜜女組。
黒ビキニを基調とした可変スーツを身に纏ったユギトの親衛隊だ。
予想を上回る数の美女達が俺のまわりを取り囲んでいた。
(全員でてきやがったぞ)
少しづつ投入してくると見ていたが、甘かった。
やつらはどうやら――
「絶対に逃がさないわ!」
ここで俺を絶対に殺すらしい。
あいつらが選んだ道。総力をかけて一気に潰す。
黒伽守の美女軍団全員を投入してきたのだ!!
「――ふふふ」
「私達――」
「ユギト様の親衛隊」
「黒伽守――」