昨年度の作品ではあるが、今更ながらに掲載する。 秋の味覚といえばキノコである。しかし、やはりニスが思い浮かべることといえば、キノコは男性期のメタファーとして用いられるという点である。 例に漏れずそういった意味で利用しようと思案していた際、キノコの胞子が頭をよぎった。単純に言えば、キノコの胞子を吸い込んでしまうと、キノコが生えてくるというものだ。発想としては単純かつ王道であるが、王道が何故王道たるかということではある。この王道は永遠に追いかけるべきである。 今回は差分を作ることでその過程をも表現しようとした。とはいえ、かなりコミカルタッチな画面になり、情報としては伝わりにくいものになってしまったと反省している。幻覚的な要素も取り入れてみた。あまりに欲張りすぎていたのではないかと今では思っている。 常に実験である。