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藤柵かおる
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ふたなり剣道部部長がオナ禁トレーニングに挑戦する話

ふたなりが普通に存在する世界で、女子高のふたなり剣道部部長が

幼馴染でマネージャーの女子と一緒にオナニー禁止・射精我慢生活をするお話です。

『登場人物』

新藤夏鈴(しんどうかりん)

女子剣道部、副部長。17歳、ふたなり。

身長170センチ。クールで凛々しい顔立ちの中性的な美少女。

手足はすらりと長く、しなやかに鍛え抜かれている。

髪型は後ろで一つ結びにした黒のポニーテール。

ちんぽのサイズは勃起時で20センチ超え。先端は赤黒く、カリ首の段差も高い。オナニー大好き。


瀬川みさと(せがわみさと)

女子剣道部、マネージャー。17歳、女子。

身長148センチ。幼気を残した顔立ちのいたいけな少女。

目がぱっちりしていて、ほっぺたがもちもちしている。

髪型はうなじに届くくらいの黒髪を短いツインテール。


==============================

 稽古を終え、張り詰めた空気が弛緩しつつある道場。

 剣道具を脱いだ一人の女子部員が、内心の不満を吐き出すようなため息をついた。

 長身を包む紺色の道着と袴。

 半袖から伸びる細身ながら鍛えられた腕。

 後ろで一本にまとめられた長い黒髪。

 凛々しい女剣士を絵にかいたような少女は、美貌に影を差すようなため息を再びこぼし顔を伏せる。

 そこにふわりと、白いタオルがかぶせられた。


「お疲れ、夏鈴」


 憂いを払うような愛らしい声色。

 振り返ると、ジャージ姿のぱっちりとした大きな瞳の女子生徒と目が合う。

 剣道部のマネージャーにして幼馴染の瀬川みさとだ。


「みさと……ありがとう」


 新藤夏鈴がお礼を言うと、みさとは幼気を残した顔立ちに笑みを浮かべた。

 ふと、夏鈴は指を伸ばし、みさとのほっぺたを指で突っつく。

 みさとが一歩後ずさると、短いツインテールに結ばれた黒髪がふわりと揺れた。


「わっ、ちょっと何っ」

「ふふ、今日もいい手触りね」

「も~! わたしはおもちゃじゃないんだからね!」


 もちもちとしたほっぺたの感触に、内心のわだかまりが少しやわらぐ。


「ありがとう、みさと」


 もう一度お礼を言ったのち、夏鈴は道場の出口へ顔を向ける。

 親友の気遣いによって、一番上に乗っかってきていた重苦しさはひとまず振り払われた。

 だが、奥のほうのわだかまりは未だに残っている。


(こういう時は〝アレ〟と一緒に発散するのが一番ね)


 見れば、すでに夏鈴と同じ考えの部員たちが、足早に道場を後にしつつある。

 彼女たちは夏鈴と同じく、いつもの日課・休み時間のルーティン・物心ついた時からの常識――が身心に染みついている子達。夏鈴もその後に続いて袴ごしに存在を主張してくるもう一つのモヤモヤを解消しようとする。


「ちょっと待った夏鈴」


 その時、みさとの手が袴のすそを引っ張った。


「あ、ごめんなさい。話は用が終わってからでもいい?」

「用ってアレ? あっちのトイレ?」

「え……ええそうよ」

「じゃあ今日から使っちゃダメだからね?」

「へっ?」


 夏鈴は呆けた声とともに、みさとを見下ろす。


「とにかく説明するから、こっち来て」


 戸惑う間にも、みさとは夏鈴の手を掴んで歩き出す。


(早くトイレ行きたいのに……)


 その気になっていたのにお預けされてしまった膨らみが、抗議するように袴ごしにジリジリとした感覚を放つ。それをなだめながら、夏鈴は後ろ髪を引かれる思いで出口と反対側にある部室に向かっていった。


「それで、話って何なの?」


 部室に入ったところで、夏鈴は単刀直入に話を切り出す。


「夏鈴、最近スランプ気味だって言ってたよね?」

「……? ええ、確かに相談したけれど」

「いい方法が見つかったから教えてあげようと思って」

「そう……ありがとうみさと。でも別にそんな急かす必要はなかったんじゃないの?」

「違うって! だってそのやり方は『オナニー禁止』っていうやつなんだから!」

「えっ……」


 夏鈴の眉がピクリと動いて、目が見開れる。


「禁止って……え、それ本当に?」

「うん。オナニーをやめると集中力が上がるって書いてあった。逆にオナニーをいっぱいすると、いっつもオナニーのことばっかり考えるようになって集中できなくなっちゃうんだって」

「そ、そうなの……」

「夏鈴っていっつもオナニーしてるよね?」


 ストレートな言葉に夏鈴はわたわたとたじろぐ。

 気の許せる幼馴染とはいえ、ここまで直球のことをいわれては面食らってしまう。


「ええと……調べてくれてありがとう。気持ちはうれしいけど……オナニーをやめるっていうのは……ちょっと……」

「ほら、来週、練習試合があるでしょ? 部長と本気でやれるチャンスだし、ここでスランプから脱出できたら一気に成長できると思うの。ね、一回試しにやってみない? わたしも協力するから!」


 力説してくるみさとを前に夏鈴は視線を巡らせる。

 みさとの言う通り、夏鈴はオナニーが大好きである。

 それは夏鈴が特段性欲の強い女子だから――というわけではない。


 夏鈴は女性でありながら男性器を有している『ふたなり』と呼ばれる存在。

 そしてふたなりは元々性欲が強いもの。

 ふたなりにとって暇ができたら、何はともあれまずオナニーというのが当たり前。

 オナニー禁止とは、断食とか徹夜に匹敵する〝できなくもないが、確実に体に負担がかかること〟であり、正直なところやりたくない。


「…………」


 夏鈴は、頭一つ以上低いところにあるみさとの顔を見下ろす。

 いたいけな表情を浮かべてじっと見上げてくるみさと。

 ――最近、スランプって感じなの。

 幼馴染のがこぼした悩みをどうにかしてあげたくて、いろいろ調べてくれたのは間違いない。


「……わかったわ。それじゃあ試しにやってみましょうか」

「オッケー! それじゃ今からオナニー禁止だからね! 約束だよ! 家でもやっちゃダメだよ? ちゃんとオナニーしてないかどうか毎日調べるからね?」

「あ……ええと、その前に最後の一回だけさせてもらうっていうのは――」

「だーめ、それじゃオナニー禁止にならないでしょ!」

「そ、そう……分かったわ……」


 申し出をバッサリと却下されてしまった夏鈴は仕方なく頷く。

 その間も股間の膨らみは「早く解放させてほしい」とばかりにピクピク痙攣し続けていた。


 ◆◆◆


 早朝。朝練のために登校してきた夏鈴は校門へと差しかかる。

 朝練の開始時刻よりもまだだいぶ早く、白みがかった通りに生徒の姿はない。

校舎に入り、しんと静まり返った廊下を歩いて体育館の隣の武道場へと向かう。


「あ……」


 角を曲がろうとしたところで廊下の一角にお手洗いが目に入り、はた、と足を止める。


(……トイレ行きたい)


 ふたなり生徒の入学を認めている学校には、性欲の強いふたなりのために射精用トイレを通常のトイレと併設して設置することが義務付けられている。

 射精用トイレを使うのはふたなり生徒にとって当たり前のことで恥ずかしいことでもなんでもない。昨日から一度もオナニーしていない夏鈴の本能が、下半身の疼きを解消しようと無意識に足を向けそうになる。


(ダメよ……せっかくみさとが協力してくれてるんだから……)


 夏鈴はみさとのことを思いながら、足早に道場へと歩き出す。

 冷え冷えとした剣道場を横切って部室へと入ると、そこにはもうみさとの姿があった。


「おはよう夏鈴」

「おはよう……ずいぶん早いのね」

「いろいろ準備しなくちゃいけないからね」


 言いながらみさとは机の上を指さす。

 置かれているのは円形の皿が乗ったアナログはかりやメジャーなどの測定具。

 これを使って夏鈴がちゃんとオナ禁しているかどうか調べるらしい。


「それじゃ、誰か来ちゃう前に測ろっか」

「……本当にやるの?」

「え、だってやるって決めたでしょ?」

「そうだけれど……その……」

「大丈夫だって! 夏鈴のおちんちん見るのなんて全然気にしないから!」


 みさとと夏鈴は家が近いこともあり、小さいころにはお互いの家にお泊りして一緒にお風呂にはいったりしたこともある。

 お互いにはだかともなれば、身体つきの違いについて注目するのは当然であり、夏鈴のちんちんを見たみさとがあーだこーだと騒いでいたことは今でも覚えている。


 だが、それはまだ性欲の概念すらなかった子どものころの話。


(ほ、ホントにみさとの前でちんぽ出していいの……?)


 夏鈴は羞恥と困惑に揺れつつスカートの下に手を入れ、下着を足から引き抜く。布に包まれ守られた部分が空気にさらされ、ひんやりとした感覚を感じる中、すそをつまんで胸元まで引き上げる。


「うわっ……」


 ノーパンスカートの下から現れたモノを前にみさとが声をあげた。


「な、なに……?」

「あ、ごめん……」


 凛々しい出で立ちの夏鈴の股間から突き立つ、ふたなりちんぽ。

 包皮は根元まで降りたズル剥けで、先端で赤黒い亀頭がテカテカと光る。色素が沈着して薄黒くなった太い肉竿の表面にはビキビキと浮き上がった血管が這いまわっている。

 大きく反り立ち出っ張ったカリ首や、根元からぶら下がった二つのタマを包んだ陰嚢もまた精強で、ふたなりの性欲の強さを象徴するような猛々しい雄の存在感を知らしめていた。


(な、なんか……覚えてるのと全然違うんだけど……)


 記憶にあるぴょこんと飛び出ているだけの突起とはまるで違うモノの登場に、みさとは一瞬気おされそうになったが、動揺を振り払うようにメジャーに手を伸ばし、テープを引っ張り出す。


「ん……それじゃ、測っていくね」


 張り詰めた勃起ちんぽの中ほど、一番太い部分にメジャーのテープが当たる。

 刺激を受けたPC筋が縮こまり、竿体がぐぐっ、と鋭角を描いて反り返った。


「あっ、ちょっと動かさないでよ」


 逃げるような動きをしたちんぽに、みさとの手が伸びる。


「はぁ゛ッふぅう゛……ッ♡?!」


 瞬間、夏鈴の喉から嬌声が絞り出された。

 熱い竿体に触れていた細く小さな指先が慌てて引っ込められる。


「な、何っ? どうしたのっ?!」

「そこっ……♡ そこ、すごい敏感だからっ、もっとやさしく触って……っ」

「あっ、ご、ごめんね……?」


 いつもとはまるで違う怯えた様子の夏鈴に合わせるように小声となったみさとは、改めてテープの目盛りをしずかに当てる。

 メジャーテープの冷たい感覚が竿に当たり、夏鈴はまたびくんと竿を跳ねさせそうになったが、みさとをびっくりさせないよう努めてこらえる。


「ええと……太さが4.5センチで……長さが……20.7センチと……」

「は、あぁあ……」


 テープが離れたところで、夏鈴は欲望を吐きだすように大きく息をこぼした。


「それじゃあ次は……重さをはかるから、乗っけてもらってもいい?」

「乗っけるって……こ、ここに?」

「そう、その袋の部分だけをはかりの上にね」


 いったい自分は何をさせられているのか。

 密かにそう思いつつ、夏鈴は言われるがまま、はかりの上に玉袋をぽてん、と乗せる。


「0. 33グラム……と――はい、オッケー。もういいよ」

「う、うん……ッ♡」


 竿の根元で響く欲望に震えるちんぽがはかりの上から降ろされる。

 その時、ひときわ大きな衝動が奥底で沸き上がり、肉棒の先端から半透明の汁がゴボ……♡ と吹きこぼれ、裏筋の上を流れていった。


「う゛ぅ゛ん゛ッ、きゅ゛うッ♡」


 粘度のある液体が尿道の中を通り抜ける感覚に、夏鈴の体がこわばる。

 下腹部の筋肉に力がこもり、竿がビクンビクン、と反りかえって熱を放つ。

 脳裏に焼けつくような「射精したい」という感覚が描き出される。


「み、みさとぉ……♡」


 スカートをぎゅっ、と握りしめ、顔を赤らめた夏鈴が切なそうに視線を向ける。


「と、トイレっ……トイレ行きたい……っ♡ 射精させてぇ……ッ♡」

「ふふっ、ダメだよ? オナニー我慢するって約束したでしょ?」

「そ、そんなぁ……」


 夏鈴は目をトロンとさせた、いじらしい乙女のような表情を浮かべながら、発散されない衝動がおりなす欲求不満を懸命に堪えていた。


 ◆◆◆


「一同――礼! 解散!」


 さらに二日後。

 稽古を終えた夏鈴は、道場から出ていくふたなり女子部員たちのグループを見て身もだえするような気分を胸中に抱いた。


(トイレいけていいな……私も、いきたいのに……ああ、オナニーしたいオナニーしたい……射精トイレのオナホ穴に突っ込んで、オナ禁ちんぽ思いっきり腰フリしたい……今なら絶対スゴいのが出せるのに……ううぅ……想像しただけでちんぽ震えてツラいぃ……)


 彼女たちは今から練習中に溜まった性欲をスッキリと発散するに違いない。

 そう思うだけで、無性に地団太を踏みたくなるような衝動に襲われる。


「夏鈴」

「ひゃッ!?」

「わっ、ちょっと、どうしたの……」

「い、いえ……なんでもないわ……」


 自分でも驚くような声を出てしまい、夏鈴は慌てて取り繕う。

 射精管理が始まってからというもの、夏鈴は以前のような冷静沈着な雰囲気の中から、ときおり浮ついた乙女っぽい仕草を見せるようになりつつあった。


「それじゃ、検査をするからこっちきて」

「ええ……」


 みさとの後に続いて夏鈴は部室へと入っていく。

 下着を下ろしてスカートをたくし上げ、目の前で勃起ちんぽを露出させる。

 未だに慣れない行為にドキマギしつつ、はかりを覗くみさとを見ていると、


「0.32グラム……あれー、おかしいなぁ」


 はかりに乗ったキンタマの重さを見ていたみさとがつぶやく。


「3日目なのに重さが変わってない……まさか夏鈴。隠れてオナニーしてないよね?」

「なっ、してないわよ……ッ!」

「ホントに?」

「ホントよっ! こっちはオナニーしたいのを必死に我慢してるんだからっ!」

「うーん……じゃあなんで変わらないのかなぁ……」


 みさとはスマホを取り出し検索し始める。


「えっ……重さは変わらない……? やばい完全に見落としてた……じゃ、どうやって溜まってるかどうか確認すれば…………えっ!?」


 ひときわ大きな声を上げたみさとは、しばらく黙り込んでしまう。


「どうかしたの?」


 やがてかすかに目を伏せつつ呟いた。


「えーっとね……なんか出てくるヤツを調べればいいんだって……」

「は……?」


 夏鈴が首を傾げるのをよそにしゃがみこんだみさとは、ちんぽの前に顔を寄せる。


「え、ちょっと何――ひぃうん゛ッ♡」


 ほとんど顔と触れ合いそうなほどの距離感に驚いたのもつかの間、ちんぽがきゅっ、と握られる。極まっていた尿道の奥底から先走り汁がびゅぐっ、と飛び出し、竿を濡らした。


「おっと……」


 みさとはすぐ目の前ではじけた飛沫へと舌を伸ばし、ペロリと舐めあげる。


「え、あ、お゛ッ……?!?!」


 ムズムズとした射精感すら吹き飛ばされてしまいそうな、ネットリと熱い舌粘膜の感触。何をされたのか理解する間もないうちに、夏鈴の頭は快楽にのけ反った。


「うーん……ちょっとしょっぱいような……」


 確かめるように小さく開け閉めされる唇の間で、ねっとりと糸を引くチン汁。

 ようやく事態を把握した夏鈴があわあわと声をあげる。


「な、何やってるのみさとっ?!!」

「だって出てきたモノの味で判断すればいいって書いてあるし……」

「あ、味って……」


 いったい何を調べてその結論に至ったのか。

 というかそうだったとしてもいきなりそんなことするなんて。

 斜め上過ぎる幼馴染の行動に、夏鈴は目を白黒させるばかり。


「もうちょっと調べるね」


 その間に、みさとの唇は再び先端を咥えこむ。

 小さな唇を少しだけ開いて、こぼれててくるものに吸い付くようないじらしい動き。

 たとえ小さな動きでも、刺激を受けたちんぽは快楽信号を発し、先走り汁をあふれさせる。


(みさとが、ちんぽ舐めてぇ……ッ♡)


 ぬらりと熱い温度に目を血走らせながら、股間から走る動きに身もだえする夏鈴。


「ちょっと……しょっぱいかも……」


 咥内に入り込んだ粘液の味わいにかすかに眉をひそめるが、にじみ出てくる液体を吸い取るのをやめることはなく、夏鈴のちんぽからあふれた液体は確実に口内へ浸透していく。


「はぁあ……」


 ちゅっちゅ、と先端をついばんでいた唇からこぼれる吐息が亀頭をくすぐる。

 ふるふる動く亀頭がちんぽの具合を確かめるように見つめられ、イキかけの様子を間近で見られた海綿体がずくんっ♡ と震え、陰茎がいきり立つ。


(み、見てる……ッ、みさとが私のちんぽ見てる……ッ♡)


 すぐ目の前にある美少女幼馴染の顔面。

 ついさっきまで肉棒の先端を咥えこんでいた唇を見下ろした夏鈴が一瞬我を忘れる。


「はぁーッ……♡ はぁーッ……♡ はぁあ゛ーッ……♡」


 小さな頭を両側からがっちりと押さえつけ、肉棒を押し込みたい衝動にかられた夏鈴の 両手がゆっくりとみさとの頭へ伸びる――その刹那。


「夏鈴、大丈夫?」

「あ、え゛……ッ、え、ええ……大丈夫、よ」


 みさとの声で意志を取り戻した夏鈴は、口をぎゅっと真一文字に結び、尿道を引き締める。解放感を真っ向から否定するような動きに、抗議するように暴れまわる射精欲。


(あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛射精したい射精したい射精したいぃ゛い゛い゛い゛!!!!!)


 幼馴染の献身を糧に、夏鈴は根性で下半身の猛獣を押さえつける。


「それじゃ、明日も頑張ろうね」


 笑みをこぼすみさとは、夏鈴の衝動にまるで気が付いていない。

 純粋な瞳の中にあるのは、ただ夏鈴に尽くそうという思い。

 それを欲望のままいきり立ったちんぽの衝動で穢してはならない。

 ただその一心だけを胸に、今にも噴火しそうな肉棒の奔流に強引に蓋をした。


 ◆◆◆


 オナ禁開始から一週間。練習試合当日。

 早朝の部室に夏鈴とみさとの姿があった。

 みさとは椅子に座って足を開いた夏鈴の間にしゃがみこみ、顔を寄せている。


 足の間で突き立つちんぽは、さらに限界に近づき、周囲に存在感をみせつけんばかり。まさにそれは射精我慢の限界を迎えたふたなりちんぽの有様だった。


「んちゅ、ちゅぷ……♡ ぷちゅ♡」


 そんなちんぽの上をみさとの舌が這いまわる。

 ネットで上手なやり方を調べたというみさとの口腔奉仕はただ先端を咥えるだけだった時から明らかに上達し、ねっとりと伸ばした舌が裏筋の根元を舐め上げ、ぶらさがったキンタマは手のひらでころころ転がされている。


「ふぅ……このぐらいでいいかな……?」


 もはや、気力と根性だけで我慢し続けるなど不可能なのは火を見るより明らかだった。


「……ちょっと、待って」


 夏鈴は、立ち上がろうとするみさとの肩に手をおいて押しとどめる。


「どうかしたの?」

「最後に、もうちょっとだけ、やってほしいのだけど」

「そう? わかった」


 みさとは頷き、口を開いて慣れた様子で先端をぱくり、と咥えこむ。

 その瞬間、夏鈴は肩に置いた手をみさとの短いツインテールへと伸ばす。

 ハンドル代わりになった髪束に力をこめ、一気に手前まで引き寄せる。


「んぶぐぇッ?!?」


 喉の奥まで一気にちんぽが押し込まれ、みさとの口からくぐもった声が漏れる。


「おほ゛ぉえへ゛ぇっ♡♡♡」


 一方、夏鈴の喉からも、同じく低いうなるような声が響いた。

 そもそもとしてふたなりがここまで射精を我慢するなどとうてい無理な話。

 ここまで我慢し続けていられた方が不思議な方。

 その均衡がついに破られた今、もはや性欲を満たす以外のすべてgz思考から消え去る。


「まっ……ご、ほ゛ッ♡ ぉぇえ゛ッ♡」


 完全に器官をふさがれたみさとが、せき込んで喉を震わせる。

 気管から生まれた微振動は、夏鈴の快楽をさらに加速させていく。


「うあ゛ぁ゛あ゛っ♡ ご、ごめんっむりっもう我慢ムリぃっ♡ ああ゛あっすっご……ぬるぬる熱ッつぅ……ッ♡ こんなの我慢できるワケないっ♡ はあ゛ッ♡ あ゛あ゛あ゛っいいッ♡♡♡」


 性欲に促されるがまま、両手で持ったハンドル付きオナホを引っ張り腰を打ち付ける。

 気管がふさがれ、えづきせき込むみさとだが、ぴったりとハメられたイチモツが抜けることはない。苦しさから目元から涙が、口元から涎が流れる。


「ごめんっ♡ ごめんねみさとっ♡ とまらないっちんぽ止まらないのっ♡ もうでるっもうでるからっ♡ あとちょっとだから我慢してっ♡ 私だって我慢してたんだからぁっ♡♡♡」


 かわいそうな有様となったみさとを見下ろし、夏鈴の腰ふりは一層力強くなる。


「ぉごッ♡ んぐぇっ♡ は、ァ゛ッ……♡」


 窒息しそうなほどに喉を侵され、目に涙をいっぱいに溜めたみさとがこくこくと頷く。

 その瞬間、脳から股間に向かって強烈なスパークが走った。


「あ゛あ゛あ゛あ゛ッ♡ おは゛ぁあ゛ッ♡ でるっ♡ ぶっ濃いのでるッ♡ ブッ溜まりまくったぶっ濃いのでるぅうっ♡ あ゛~出るっでるっ射精る゛ッ♡♡♡ うおお゛あ゛ひ゛い゛い゛い゛い゛い゛~~~~ッ♡♡♡」


 限界ギリギリまで突っ込まれていた竿がさらにめりこみ、喉がボコォ♡ と膨らむ。咥内にため込まれていた唾液が、圧力に負けて竿と唇の隙間に流れ込み、竿の表面がさらにぬるぬるになって摩擦を減らす。


「う゛ぉ゛お゛お゛あ゛゛――ッ♡♡♡ でるっ、でるでるでるでるぅう゛ッ♡♡♡」


 絶頂の間際。夏鈴は頭をのけぞらせ、末端から噴き出す瞬間を待ち構える。

 そして裏筋の上に駆け上がってきた精子がおりなす尿道の膨らみがぼこっ♡ と浮き上がった瞬間、


「いッ……ぎゅく゛うお゛オ゛ッ♡」


 一週間射精を我慢して熟成された激濃ザーメンが食道へ直に放たれた。


「ん゛ぎゅう゛お゛ぁ゛あ゛ッ♡ は゛ア゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛――――ッ♡♡♡」


 一週間ぶりの射精――快感を噛みしめるような絶叫が夏鈴の喉からほとばしる。

ために溜めた精子は一度の収縮では出し切れず、波打つ蠕動運動のように尿道壁を伸展させながら奥の奥から精子を搾り上げる。


「うう゛ぅ゛ッ♡ くくく゛ッ♡ ぎっひ゛ぃい゛いッ♡♡♡」


 それでもまだ射精感が足りないとばかりに腰が喉オナホへちんぽを叩きつける。

 喉粘膜が竿を扱く動きがザーメンの射出を加速させ、さらに背筋を震わせる。


「はふぅう~~♡」


 ようやくキンタマに溜まっていたモノを出し終わったところで、小刻みに腰を震わせながらちんぽが引き抜かれた。スッキリとした感覚の中で、一息ついた夏鈴はようやくみさとの様子に気がつく。


「あ、ああっみさとっ!」


 見下ろしたところに見えたのは、口をちんぽを突っ込まれた時の形にしたまま、ぽかんとしてしまっているみさとの姿。

 喉の奥に直接精子を叩きつけられるという暴力的にも等しい行為は、身も心も手放してしまうには十分すぎる威力を持っていたらしかった。


 ◆◆◆


「神藤夏鈴、一本!」


 夏鈴の竹刀の一閃が決まると同時に、剣道場にどよめきが走った。

 対戦相手は剣道部の現部長。

 部長は頭一つとびぬけた強さを持っており、かなう部員は今までいなかった。

 部長が入部してから始めての敗北。

 部員たちは、初めて白星を着けた相手――いつもと以上に冷酷に研ぎ澄まされた夏鈴に敬服めいた視線を送っていた。


「あ、夏鈴、おめでとう!」

「あ、ああ……」


 剣道具を外した夏鈴に向かってみさとが駆け寄ってくる。

 数時間前まではすっかりへばってしまっていたみさとは、とりあえずなんともなさそうなところまで回復したのち、練習試合を観戦していた。結果として、当初の目的である勝利を目の前で届けられたできたことになる。


「すごいね、ほんとに部長に勝っちゃったよ!」

「せっかく手伝ってくれたのに無駄にしてしまったと思ったのだけれど……」

「……もしかして失敗したのが逆によかったんじゃない?」


 夏鈴は確かにそうかもしれない、と思う。

 いつもはもう少しで勝てそう、と思うと、邪念が邪魔をしてしまっていた。

 それに比べて今回は、いつも以上に頭がスッキリしていた。

 結果としてそれがうまくいったのかもしれない。


(つまりオナ禁するんじゃなくて……オナ禁した後、思いっきり出すことが……)


 夏鈴が考えていると、みさとがふいに言った。


「じゃあ次もまたオナニー禁止しよっか?」

「えっ?」


 夏鈴は喉元まででかかっていた否定の言葉をぐっと飲み込む。


「いや、でも……もしかしたらまた……その、今日みたいなことを……」

「でもそれがよかったのかもしれないでしょ?」

「でも……」

「それに、あれ、結構嫌いじゃなかったし」

「えっ」


 みさとの言葉に夏鈴は再び驚く。

 よく見ると、顔色がほのかに赤らんでいるようにも見える――。


「そ、それじゃあその……お願いしても、いいかしら……?」


 申し訳さなさとともに、確かな期待感を込めた夏鈴の返事。

 のちに『氷の太刀筋』と称される太刀筋。

 寸止めオナ禁解放射精後賢者タイムとなった夏鈴の剣術が生まれた瞬間であった。



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