ロアリア王国の国教、オース教の総本山たる聖オース教会。
貴族用の聖堂へ続く廊下に、修道女に先導されながら歩く一人の女性がいた。
身にまとうのは華美でないことを旨とする教会の教えに従った、落ち着いた黒を基調に袖口を真っ白な布でふちどった礼服。
侯爵家令嬢という彼女の身分には似つかわしくない地味な恰好だが、結い上げられた鳶色の髪とぱっちりとした碧色の瞳が、隠し切れない気品を放っている。
エトナ・スピアル・アリアス。
先日、十六の成人を迎えたばかりの彼女はこれから『聖女様』と面会する。
本来、オース教で定められた祭日で行われる祝福の儀式の時を除いて、聖女様が人前に姿を現すことはないが、熱心な信者は多額の寄付を行うことで面会の機会を設けることがある。
聖女の威光を金銭で売買するような行為には、俗物的だと非難する聖職者もいるが、熱心な信者――特に高位貴族の機嫌の良し悪しはそのまま教会の運営につながる。何事もきれいごとばかりでは成り立たない。
「聖女様はこちらのお部屋でお待ちでございます」
聖堂の前にたどり着いた修道女は頭を下げ、その場を後にする。
たとえ教会に仕える修道女でも、聖女様とやすやすと顔を合わせることはできない。
室内に入ることができるのは、特別な許可を得たエトナただ一人だけ。
(主神オースよ……祝福の機会を与えてくださり感謝いたします……)
感謝の祈りを小さく呟いたのち、扉を開き聖堂へと足を踏み入れる。
貴族が神を湛えるためにしつらえた聖堂だけあって、室内は惜しみなくかけた金によって整えられている。
正面には巨大な宗教画が飾られ、天から舞い降りた主神オースが従属する女神たちとともに地上に住まう人々に祝福を授けている様子が描かれている。
その絵画を背後に一人の女性が立っていた。
シャニー・カロビスタ。
オース教の最高位である総主教の次席たる〝聖女〟の地位に立つ女性である。
キラキラと輝く銀色の髪に、澄みわたった青空のような瞳が作る慈愛に満ちた美貌。
身体の線を隠すように作られた修道服は、ほかの修道女が身に着けているものと同じデザインだが、彼女のものだけが純白の布と金糸で作られている。
まるで宗教画に描かれた女神がそのまま顕現したかのような美貌にくわえて、かつて主神より与えられ、歴代の聖女たちにより代々受け継がれてきた『祝福の魔法』を行使できる彼女は、神の力の片鱗を与える存在として信者たちから熱烈に信望されている。
もちろん、敬虔な信徒であるエトナも例外ではなく、憧れの人を前にした乙女もかくやと恍惚とした表情を浮かべている。
「お初にお目にかかります。エトナ・スピアル・アリアスと申します。本日は聖女様にご拝謁できること、心より感謝申し上げます」
「――どうぞ、お顔をあげてください」
足元に跪いたエトナにかけられる澄んだ言葉。
顔をあげると、穏やかなほほ笑みがこちらを見つめている。
息をするのも忘れそうなほどの感嘆の中、すっ、とシャニーの手が伸ばされる。
神から授けられたとされる『祝福の魔法』を聖女様の手から直々に受けることは、主神オースが人々に祝福を授けた神話の再現を意味する。
神話の一端に自分自身が入り込んだような得も言われぬ期待を胸に、エトナはうやうやしく聖女様の手に自分の手を重ねる。
直後、純白の袖口からにじみでた黒い質量が、重ねた手の上ににじりよってきた。
「えっ……ッ、な、なにこれ……ッ!?」
現れた質量はエトナの手を包み込み、みるみるうちに面積を増やしていく。
液体のようになめらかな質感にも関わらず、手に張り付いて離れない。もう片方の手で引きはがそうとするが、そちらも同じように飲み込まれ、浸食の速度を二倍にするだけだった。
「聖女様――ひっ……」
救いを求めるように見上げたところにあったのは、先ほどから何一つとして変わらない、慈愛に満ちたほほ笑み。だが、この期に及んで張り付いたように動かないほほ笑みは、さらなる困惑と恐怖を抱かせてくるだけだった。
「誰か!」
大声をあげて助けを呼ぶが誰も現れない。
人払いはしているとはいえ、教会第二位の地位たる聖女様のそばに警備がいないなどありえないはずだ。
その間にも、黒い質量はそのままエトナの腕を通り過ぎ、体の方まで浸食しはじめる。
身にまとっていた礼服は浸食によって溶かし消され、裸体となった素肌の上に黒い物体がまとわりつく。
やがて身体のラインをピッチリと浮かべた、極薄の黒ラバースーツのような形となって覆いつくしてきた黒い物体は、エトナの体を〝動かし〟はじめる。
両手は頭の後ろで組まされ、膝は折れ曲がって中腰に、両足は大きく開かせられたあげく太ももの内側を見せつけるようにぐっ、と突き出させられた。
「い、嫌っ……こんな格好、いやぁあっ!」
年頃の娘にあるまじき下品なポーズを取らされた羞恥に悲鳴があがる。
一瞬で頬が真っ赤に染まり、ぶんぶんと激しく首を振って抵抗するが、硬くしなやかなスーツに包まれた体は一切思い通りにならず、恥ずかしい部分をこれでもかと見せつけているクセに恥ずかしがっているという滑稽な姿がつくられるばかり。
「せ、聖女様……ッ! 助けっ……助けてくださ――」
「お黙りなさい」
残された希望にすがるように上げた声が、ぴしゃりと遮られる。
強くない口調にも関わらず、口をつぐまずにはいられない迫力がそこにはあった。
「…………っ」
二の句が継げないエトナの目の前で、シャニーの身を包む純白の生地がどろり、と溶け、エトナと同じ黒い物体に変わっていく。
気が付いた時には、シャニーの体もまた漆黒のラバースーツ――それもエトナのものよりも100倍は卑猥なデザインのものに包まれていた。
肌を隠している面積は極めて少なく、股間の最際と胸の最頂点がギリギリ隠れているだけの恰好は、素肌をさらすことをよしとしない教会の教えに真っ向から逆らっている。
わずかに隠された股間部分にも、両手で抱えるほどの異様に大きなふくらみがあり、表面には鍵を模したような薄紫色に光る淫紋が浮かび上がっている。
「KUROMARU様、ご要望通り、身分の高い貴族の娘をご用意いたしました」
シャニーが虚空に向かって告げると、首元にギョロリと目玉が浮かび上がる。
寄生モンスター〝KUROMARU〟
寄生した女性にデカタマ化改造を施した上で、射精禁止魔法『キンタマロック』を使って射精を禁止し、勃起禁止魔法『チンポロック』を使って粗チン化封印を施す。
そこにあったのは、のちにロアリア王国を蹂躙する存在による寸止めと射精――アメとムチによって支配された聖女の姿であった。
「お誉め頂きありがとうございます。KUROMARU様――――それではこれよりこの者にKUROMARU様を崇拝する名誉を理解させるための儀式を行わせていただます。くだらない神などという物を信じているバカ雌がKUROMARU様が与えてくださったちんぽ快楽を理解し、射精するために生きるようになる様をどうぞお楽しみください――――必ずやKUROMARU様を崇拝する存在にしてみせますので、その暁にはどうかチンポロックとキンタマロックの解除というご慈悲を――――もったいなきお言葉ありがとうございます。今の私は聖女シャニー・カロビスタ改め、KUROMARU教性女シャセー・チンポビスタです。ちんぽのためならくだらない信仰も名誉も何もかもKUROMARU様に捧げさせていただきます。射精のために何でもする性女に今後ともKUROMARU様に支配される名誉をお与えください」
虚空を見ていたシャニーの目が、エトナに焦点を合わせる。
その視線に恐怖心を浮かべた直後、KUROMARUの肉体改造が発動する。
「う゛ッ!!? ぐぅう゛う゛ウ゛う゛う゛ッ!?!!???」
股間に響く、何かを吊り下げられたかのような、ずしり、と重い感覚。
見下ろしたところにあったのは、ガニ股を描く太ももの隙間を埋め尽くさんばかりにポッコリ♡ と膨らんだ二つのデカタマ。球体の表面には、鍵マークを模した紫色に光る紋様が一つずつピカピカと光っている。
張り付いたスーツの下で瞬時に形成された二つのキンタマは、さっそくその巨大さに見合った増精力を持ってズクズクと精子をつくり、キンタマの上に作られたクリトリスと見まがわんばかりの極小粗チンの根元から射精欲をフツフツと沸き上がらせる。
「お、重いぃい……゛ッ……な、なにっ……コレぇ……ッ!??」
まだ射精を理解していないエトナは、違和感という形でそれを受け止める。
そんなエトナを、シャニーは変わらぬ微笑を浮かべたまま見つめる。
その内心にあるのは、KUROMARU様よりデカタマを賜った同士に対する親近感か、あるいは、KUROMARU様が与えてくださったデカタマのすばらしさを理解していない無知さに対する哀れみか。
「それでは、儀式を開始します」
――ぎゅうぅ゛うううっ♡♡♡
「お゛ッぴょぉ゛お゛お゛お゛ぉ゛ぉ゛オ゛ォ゛オ゛お゛お゛ぉ゛お゛お゛ッッッ!????」
シャニーがエトナのキンタマを両手でぎゅぅっ♡ と握りしめる。
その瞬間、エトナの頭の中に、脳みそがおかしくなりそうな、今までの自分がすべて消えてなくなってしまいそうなほどの強烈な快楽電流が走り抜けた。
「や、やめっ、聖女様ッ、やめ――ほぇ゛え゛エ゛ひ゛ゃあ゛ぁ゛あ゛ア゛あ゛あ゛ッ♡♡♡」
「すばらしいでしょう。これが愚かな存在の上に立つことを運命づけられたKUROMARU様のお力です。今までの自分の愚かさを知るとともにKUROMARU様が与えてくださった新たな喜びを全身全霊で享受しなさい」
シャニーの張り付いたように変わらない表情には一切の感情は見られない。
KUROMARUに寄生されたシャニーは、肉体と精神の隅々にまでちんぽ欲求を植え付けられたうえで精神を支配され、KUROMARUの命令を忠実に実行する手先となっている。
――新たに従順な手先となる信者を作り出せ。
――それに成功すれば、報酬として射精を与える。
今のシャニーを突き動かすのは、脳内に直接告げられるKUROMARUからの命令。
人として終わりを迎える新たな被害者に対する哀れみなど一切抱くことはない。
かつての聖女様は、デカタマが疼かせてくるちんぽ欲求に従うがまま射精という対価を得るため、どんな行為でも即座に服従する性欲第一主義の脳よりもちんぽを優先する存在となり果てている。
「ほぎょぉおオ゛ぉッ♡ あひッあピっ♡ ゥ゛ぴぃ゛ぎひい゛い゛い゛い゛!!!」
ブラさがったデブキンタマがそれぞれ下から支えられ、握りしめるようにもみもみと揉みしだかれる。
指先がパツパツと張り詰めた陰嚢を押しつぶすように沈み込む動き一つ一つに、エトナは喉を枯らさんばかりの絶叫を放つ。
肥大化した雄性欲の根源たる器官は、つい先ほどまで純度100パーセントだった女としての精神に、即座にちんぽのためになんでもしてしまう雄性欲の快感を刻み込んでいく。
「あぉ゛お゛たま゛ァ゛あ゛ッ♡♡♡ タマタマにぎにぎやめ゛ぇええええ゛え゛ッ♡♡♡ ヘンッ゛あた゛まヘンになる゛うぅうう゛ッ♡♡♡ もどして゛ッ! 戻してキンタマとってとってどってェぇッあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛イヤいやいやぁぁぁっっあ!!!」
「理解しなさい。これがキ ン タ マです。KUROMARU様が与えてくださった素晴らしきモノに感謝しなさい。心と体の隅々でUROMARU様が与えてくださったモノの存在を感じ、素晴らしいモノを受け取った喜びに打ち震えなさい――理解できるまでタマ揉みの儀式は決して終わりません」
「やめて゛ッキンタマもみもみやめて゛ぇ゛え゛え゛ッ♡♡♡ 奥がッ奥の方でナンかクるぅぅっ♡ ちんぽッ♡ ちんぽのことしか考えられなくなっちゃうぅぅっ♡♡♡ いやぁ゛ッ♡ 負けないッ♡ 私はぁッ♡ キンタマで喜ぶなんてェ絶対し゛ない゛ぃ゛い゛い゛い゛ッッッ♡♡」
必死に抵抗しているエトナであったが、その言動の節々には確実にKUROMARUによる精神汚染の影響が垣間見えつつあった。
敬虔な信者であるエトナは、たとえ身の危険を感じたとしても〝ちんぽ〟〝キンタマ〟などというみだらな言葉をいうことなどありえない。
改造デカタマが生みだす強すぎる快感が生みだすは、精神支配によるみだらなオスちんぽ付き雌としての新たな思考を着実に形成しつつあった。
「あ゛っあぁ゛ッ♡ クるっ゛♡ なんかクるぅ゛う゛う゛ぅ゛ッ♡」
その快感は、やがて行き着く先にある一つの頂点へと上り詰めていく。
「それが 射 精 です。KUROMARU様が我々に与えてくださった最上級の喜び。この世のすべての雌はKUROMARU様に支配され、射精という褒美を賜る為に生まれてきた事実を、理解しなさい」
「あっ゛あ゛ッ♡ イクッ♡ アクメクる゛ッ♡ アガるアガる玉アガるッ、あお゛おお゛ッ♡ いぐっ♡ いぐっ♡ ちんぽイグキンタマいぐイクイクイクイク でぇッッッるぅぅ~~~~~~~~ッ♡♡♡」
一瞬で理解した射精感のおもむくがままエトナが絶頂の叫びをあげる。
それに呼応するように、シャニーに支えられていたデカタマが、ずっしりとした重みが嘘のようにどぐんッ♡♡♡ と跳ねて飛び上がる。その跳躍に合わせて、デカタマの中に詰め込まれていた巨大なギトギトの奔流が濁流のごとく尿道をせりあがる。
だが――――、
「ひギィい゛ッ?!?!?? ぃぃいい゛ぃ゛い゛い゛い゛い゛????!」
デカタマの表面に浮かんだ鍵マーク――射精禁止魔法『キンタマロック』がピカピカ光った瞬間、噴きあがりそうになっていた感覚がせき止められてしまう。
短小ちんぽの内側からは休むことなく圧力がかかり、1センチ未満の尿道に多大な負荷がかかっているのに、キンタマの中にある容量は一切外に溜まったものを出そうとはしない。
「でッ、でないぃぃい゛い゛ィ゛!?!? なんでなんでなんでなんでェぇえエ゛え゛え゛ぇ゛え゛ッッッ??!?!?」
苦しみ悶えるエトナは、答えを求めるように目の前のシャニーに視線を向ける。
そこにあったのは、冷徹な表情と無慈悲な答え。
「なぜ? まさかあなたはKUROMARU様に忠誠も誓っていないのに射精できるとでも思っていたのですか? この私でさえ、全身全霊でお仕えしてKUROMARU様のご期待にそう働きをしたのち、最大級のお慈悲の元にようやく射精することが許されるというのに??? あなた程度の存在がたかがタマ揉みをされた程度で射精できるなどと思うなどなんという意地汚さ。恥を知りなさい」
「ひっ……ぅ……」
辛辣な言葉に、エトナの目にじんわりと熱がにじむ。
そんなエトナに向かってシャニーはにこり、と笑みを浮かべる。
「それではKUROMARU様に対する心からの忠誠心が生まれるまで、儀式を続けていきます」
ひゅっ、と喉が鳴っただけの小さな悲鳴は、すぐにキンタマを揉まれることによって生まれた品のない下品なケモノのようなによって覆い隠されていった。
◆◆◆
一時間後。
「いかがですか? KUROMARU様の偉大さを理解できましたか?」
「イッ、ごっ、いぎゅェ……ッ♡ おごッ……ェッ……♡」
微動だにしないガニ股の上に乗っている頭は、すっかりのけ反り、顎の先からでろんとまろび出た舌は狂ったようにべろんべろんと振り回されている。
絶え間ないタマ揉みにさらされ、数えきれないほどの寸止めを繰り返されたエトナの顔は性欲にまみれたオホ顔となり、アヘアヘと声にならないダミ声を漏らすばかりの見るも無残な姿となり果てている。
「聞いていますか?」
――ぎゅうう゛ッ!
「おビびゃへ゛゛ぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛♡♡♡ でるでるでるでる!!! ちんぽでるちんぽでるキンタマいぐいぐ射精るでるでるぅぅぅううぅッ――――あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ごお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!! すみませんすみませんす゛びまぜんッ!!! 聞いてます聞いてますき゛いてますぅう゛ッ!!! きいてます゛からキンタマお許しをぉお゛お゛お゛お゛ッ!!! 出ないのにキンタマアガるのもういや゛なんでず゛うぅ゛う゛う゛ッ!!! どうかお許しをお゛ッ! キンタマッ楽にさせて゛ください゛ッッ! ちんぽおねがい゛じまずッ!!! どうかちんぼお許し゛くださいぃ゛い゛い゛い゛ッ!!!」
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔を、精一杯キリッ♡ と引きしめ、揉みしだかれるキンタマをピカピカと光らせながら、エトナは必死の懇願を叫ぶ。
もはやその態度は、KUROMARUによるちんぽ改造に強制寸止め調教に敗北し、射精をエサにすればあらゆる命令にも従うであろうことが十分に見て取れたが、
「お許しを? まだそのような不遜な態度でしか答えられないのですか?」
「ひ゛ッひ゛……ッ、も、申し訳ありません申し訳ありません! 訂正ッ、発言を訂正されていただきます! わたくしエトナ・スピアル・アリアスはッKUROMARU様の御威光を眼前にしていながら不遜な態度を取ってしまいましたッ! 申し訳ありませんッ 重ねて謝罪させていただきますッ!」
「それで、どうするのですか?」
「KUROMARU様ッ! 愚かな私めを支配して頂き感謝したしますッ! オースとかいうどうでもいい宗教にうつつを抜かしていた私に、KUROMARU様という偉大にして唯一の神の存在を理解させていただきありがとうございますッ! どうかこの私にさらなる感謝の言葉と、KUROMARU様にお仕えするという至高の名誉をお与えくださいませぇえっッ!!!」
エトナは思考を全力で働かせて考え出した称賛の言葉を並べ立てていく。
その様子を前にシャニーの首元に浮かんでいた目玉がぎょろり、と動いた。
「――かしこまりました。KUROMARU様」
そこから何かのメッセージを受け取ったらしいシャニーがエトナに告げる。
「その宣言を持って、KUROMARU様はあなたをKUROMARU教徒第一号として正式に認められました。つきまして、KUROMARU様はあなたに褒美を取らせるとのことです。多大なる感謝を持って受け取りなさい」
そう告げられた直後。
股間に鎮座するデカキンタマの膨らみの上で、勃起禁止魔法『チンポロック』によって強制的に粗チンへ圧縮されていたふたなりちんぽが一瞬にして本来の姿を取り戻していった。
「んオ゛オ゛ォ゛オ゛オ゛オ゛オ゛っ!?!? ぎゅうう゛う゛う゛う゛゛ッ!?!?! エぇ゛ェ゛え゛あ゛ああ゛ァオ゛オ゛ーーーーッ♡♡♡」
巨大な棍棒のごとき姿を見せるふたなりちんぽの鋭角を描く勃起全長は、テカテカ光る亀頭の先端がみぞおちを超えて胸元まで届くほど。
「ぅう゛ンんぎぃひ゛ぃ゛い゛い゛い゛い゛!!!! ちんぽッ♡ ちんぽコきたい゛ィ゛い゛ッ!!! 射精゛ッ射精させて゛ぇッ♡ ちんぽコかせてぇ゛ッ!!! イグッイグッ! もうイグッもおイグ゛ぅ゛がら゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」
壊れた蛇口のように、ごぶごぷ♡ と噴き出す先走り汁が、射精を求めてウジウジ痙攣する尿道を通り抜ける衝撃に、エトナの頭の中でパチパチとフラッシュがはじける。
もし身体が自由になっていたならば、即座に本能のおもむくままちんぽに手を伸ばし、全身全霊でのセンズリ行為に没頭していたことだろう。
だが、未だに黒ラバースーツによる強制ガニ股拘束はそのままであり、両手は頭の後ろで組まれたまま固定されている。
「なんですか? KUROMARU様のご慈悲に何か不満でも?」
「あ――ひ、ひ゛ッ……す、すびまッ……すびませ……!!!」
「反論は結構です――安心しなさい。寛大なKUROMARU様は、あなたがどれほどまでの渇望を抱いているのかをすべて見通しています――んっ……」
シャニーの表情にわずかばかりの変化が浮かんだかと思うと、エトナと同じようにして粗チンが膨らみ、デカ勃起ちんぽとなって二人の間に突き立った。
ビキビキとうなりをあげる竿体から、途方もない射精欲求が立ち上っているにもかかわらず平然としたままのシャニーは、ガニ股のポーズをとると、ちんぽの先端をエトナのちんぽの延長線上に置いていく。
「慈悲深いKUROMARU様からの褒美を感謝して受け取りなさい」
腰を動かしたことで二人の亀頭のちゅっ♡ とキスを交わした。
「お゛っほ゛ぉおおお゛お゛ッ♡♡♡ キタぁあ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ッ♡♡♡」
ようやく与えられたちんぽに対する直接の刺激に、感激の声があがる。
滂沱の先走り汁が先端から噴き出して肉竿の間に絡みつき、滑りがよくなった亀頭が裏筋の上をすべり、鈴口裏の弱点をピンポイントで攻め上げる。
「いぐいぐいぐぅうう゛ぅ゛う゛う゛う゛♡♡♡ ちんぽきぼちぴぃ゛い゛い゛い゛ヒひひひぃ゛い゛い゛い゛い゛――ッ♡♡♡」
エトナが生まれて初めて感じるちんぽへの直接の感覚。
もはやそこに困惑や恐れといったものはない。ちんぽに触れられることもなく寸止めだけを延々と詰め込まれた上で与えられたちんぽへの直接の刺激は、エトナの脳内に、完膚なきまでに、ち ん ぽ、という存在を植え付けることとなった。
「ありがとうございますありがとうございますKUROMARU様ありがとうございますぅう゛う゛ッ♡♡♡ ちんぽありがとうございますちんぽ最高ですッ♡ ちんぽご褒美嬉しいですぅうう゛ぅう゛ッ♡♡♡」
「見事な感謝の言葉です。KUROMARU様もお喜びになっていますよ」
「うれしいですうれしいですちんぽ頂けてうれしいですぅうっ♡ 崇拝いたしますッ♡ KUROMARU様を永久に崇拝いたしますぅう゛っ♡ ですからもっとちんぽっ♡ もっとちんぽのご慈悲をどうかお願いいたしますぅぅっ♡♡♡」
快感に震える声色は、ふたちんぽ兜合わせが強くなるのに合わせて一層高まっていく。
そしてそれによるちんぽ快楽を味わっているのはエトナだけではない。
責め側であるシャニーもまた同じようにちんぽの快感に歓喜している。
「おっおっ、ちんぽぶつけあいっこめっちゃ気持ちいい。これこれっ裏筋射精ポイントこすりつけるとキンタマアガるめっちゃタマタマ持ちあがるっ。KUROMARU様ちんぽ快楽のご褒美まことに感謝したします。ちんぽ気持ちよくさせてくださりありがとうございます。ザーメンせりあがってきてます尿道ジリジリしすぎて狂いそうなほど気持ちいいです」
精神支配されたままのシャニーは、淡々とした口調を維持したまま。
淡々としたまま、無様なポーズで腰をふり、ちんぽをうならせつつ、先走り汁をどばどばと噴き出しながら受けている快楽を解説するさまは、異様さと無様さを同時に感じさせてくる光景であった。
「おぉ゛ッきた゛ぁッ♡ ちんぽき゛だあぁぁあ゛あ゛あ゛ッッッ♡♡♡ イグイクいけるイケるいぐいぐイぐぅ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛♡♡♡ おあ゛ぁ゛あ゛アッ♡♡♡ でるッでる゛っ♡ でるでるでるちんぽでるぅう゛ぅ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛――――ッッッ♡♡♡」
「あーイキますイキますちんぽイキます。デカタマの中身めちゃくちゃギュルってきてますこれでますマジでますスッゴいの昇ってきます。射精の期待感で頭おかしくなりそうです。あーイク、マジイク。イクイクいく、出る出る射精る射精でる~~~~っ」
対照的な二人の声が重なり、兜あわせをしている二つのちんぽの根元に、ボコぉ♡ と尿道が拡張してできた膨らみが同時に生まれる。
奥から上り詰めてくるギトギトの精液の通り道を導くように、尿道内壁がぐっぱぁっ♡ と押し広がり、精子の通り道を完全に構築する。
ここまできたらあとはそこを通るだけ、完全に準備の整った射精筋が、前立腺を収縮させ、クソデカキンタマの中に詰まった精子を、ぎゅっぐうっ♡ と全力で押しあげていって――――。
「んぎあ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ァ゛ァ゛ァ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ア゛ア゛ア゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛!!!?!?!?!!!??」
エトナのデカタマの表面に浮かぶ淫紋が光り、そこから噴き出そうとしていたモノの圧力を、尿道口の出口ギリギリのところで強制停止させた。
「あ~~~~、出る出るでる~~~~」
瀬戸際で制止されたちんぽのすぐ目の前で、もう一つのちんぽに、約束された未来が舞い降りる。
ネトネトのとろろ汁めいたぶっ濃い精液が、粘っこい濃度でぞりぞりと尿道壁を逆剃りしながらぶりゅぶりゅとちんぽからヒリ出る。我慢にガマンを重ねたぶんだけ気持ちよくなれる、苦しみの分だけ倍増した快楽。
「イくイく、いくぅうう~~。気持ちよすぎて脳みそぶっとびます。心と体のぜんぶが 射 精 一色になっていますKUROMARU様ありがとうございます生きる意味を噛みしめるとはまさにこのことです。精神支配してくださっていなかったら絶頂が強すぎて感謝の言葉を述べることができませんでした。重ねてお礼申し上げます」
すべてのちんぽを持つものが求める至福にして栄光の感覚。
一切変わらない無表情からは快楽の様子は1ミリも感じられないが、狂ったように動くちんぽと、中に生き物が入っているのかと思うほどに収縮して暴れまわるキンタマ――そして精神支配をもってしても抑えきれない感情が織りなす、ガクガクビクビクと痙攣するガニ股を支える両足の痙攣が受けている至高の快楽のレベルを示している。
「なんでなんでなんでえ゛ぇっ!?! でないッんぎっぁいあいああっ!!! イッて゛る゛ッ!!! イキたいイキたいイってるのにイげないぃぃッ!!!! ちんぽぉおおぉぉおぉぉおぉぉっ!!! イギたいぃいぃいぃいぃッ!!!! イ゛ケ゛ないィィィぃぃィィィぃぃィィィ!!!!!!」
目の前にある自分と同じちんぽが射精しているのに、自分は射精できない。
その間にも、重なりあったちんぽは躍動して、温い白濁汁を自分の竿に塗り付けてくる。
「図に乗るのもいい加減にしなさい、信者第一号」
そこに、現在進行形でぶりゅぶりゅと精子をヒリ出しているシャニーが言う。
同時に、寸止めに震えていたエトナの勃起ちんぽが、一気に収縮した。
勃起禁止魔法『チンポロック』の再発動である。
「おぎゃああ゛ああ゛ああ゛あア゛あ゛ァ゛ア゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
「黙りなさい」
「お゛ッ……ごっがッ……?!」
極小ちんぽに一気に圧縮された寸止めの苦痛にあがった悲鳴が、シャニーの一声とともにピタリと鳴りやむ。
全身を包むKUROMARUのの細胞から作られた黒ラバースーツが発した精神支配が強めにかけられたことにより、エトナの感情が強制的に奥にしまい込まれたのである。
しかし、感覚はそのまま一切変わっていないので、押し込められた奥底でエトナはキツいままもだえ苦しんだままなのは変わらない。
「KUROMARU様に従うのはこの世の常識。常識を正しく理解した程度で射精という褒美を賜ろうなどとは厚かましいにもほどがあります。射精したければ自分の手で信者を増やしKUROMARU様の役に立ちなさいカス野郎」
その言葉と、身に沁み込んだ精神支配、そしてここまで行われた寸止め調教。
それらを持ってエトナはすべてを理解する。
完全に落ち切った心と体は、KUROMARU様のために生きることを心に決め、射精するためにKUROMARU様を湛える存在を一人でもこの世に増やさなくては、という使命が心に刻まれる。
こうしてKUROMARU様への崇拝――『KUROMARU教』の信者第一号となったエトナは、寄生モンスター〝KUROMARU〟のロアリア王国侵略のコマの一つとして、オース教という巨大なコミュニティーを浸食する先兵となったのであった――――。