彼女は、テープでホグタイに縛り上げられた。 拘束は厳しく、前後へ身体を揺らすことしかできない。 『僕が欲しいのは金じゃないんだ。正確には、何かを実際に頂いて帰るわけでもない。』 智恵は上目遣いで男を睨む。言っていることの意味が理解できない。 『―ただ、見たいだけなんだ。最高に艶めかしい景色をさ。』 男はそういうと、縛られた智恵の足首を掴み、そっとその革靴を脱がせた。 蒸れた足裏が露わとなった。 羞恥と屈辱が入り混じった感情が込み上げてくる。 紅潮した頬で、彼女は抵抗する。テープが軋む音が空しく響く。 『やっぱり生で見るのは違うなぁ。最高にエロい。惚れ惚れするよ。』 抑揚のない声でそう言いつつ、男はしげしげとその一点だけを見つめている。その目は下品に笑っている。 『(な・・なんなの、このヘンタイ!?)』 拘束を解こうにも、男から離れようにも、テープで手首と足首を繋がれているため、それは叶わない。 『そうだねぇ・・。あと15分くらいで満足するから、そしたら僕は帰るよ。すぐに通報されたら面倒だから、そっからは頑張ってね』 『む、むぐぅ!?(う・・・うそぉ!?)』 足首から先をバタバタと動かし抵抗するその姿に、男は再び恍惚とするのであった。 ―完