今回は、前の記事で紹介したグリッド模写に少し条件を変えてチャレンジしてみようというものです。前回あまり上手く描けなかった…という方は、今回のグリッド模写で前よりも良い結果を得られるかも…?是非挑戦してみてください。
さて、今回模写するイラストですが、こちらになります。
先にお伝えしておきますが、貼り方をミスっているわけではありません。
この向きのまま模写をするのです。なので編集とかで向きを変えたりしてはいけませんよ!
これを前にもお伝えしたように、誰かを描いていると意識せず、線や図形の集まりだと思って慎重に写していきましょう。
詳しくは前回記事を見ていただけると助かります。

絵を上達させるのには何が良いのかと質問すると返ってくるのが、 「模写!デッサン!クロッキー!」 ということは誰もが経験したことでしょう。 ですが実際のところ、それらも絵の上達の一助になるのは確かです。しかしいざ 模写をしてみると、実物と自分の描いたものを見比べて愕然としたことでしょう。 実際自分もそう...
なぜ逆さまの状態で模写させるのかについてなのですが…人は人物や物を見た時、無意識に目の前の対象よりも、自分の頭の引き出しの中から自分が覚えている「手」や「脚」の情報を引っ張り出してきて使おうとします。
自分の記憶から引き出してきたそれは目の前の情報とは少なからず差異が生じるため、自分の引き出しの情報を頼りに描いた結果、見たままの対象とはズレた絵ができてしまうのです。
そこで絵を逆さまにしてみると、パッと見では何が描かれているか分かりづらい状態になります。そこが鍵なのです。自分の脳を騙し、引き出しにある自分の情報を当てにせず、目の前の線の流れや空間だけに意識をフォーカスさせます。
線の長さ、線の流れ、角度、曲がり具合、線と線が交わるところ、線とグリッド線が交わるところ、線と線で囲まれた空間…全てが目の前のものを写すためのヒントとなり得るのです。それは一つずつピースを埋めるパズルをしているような感覚になります。いきなり複雑なところから写そうとせず、手がかりとなるところから写していきましょう。時間がかかっても大丈夫です。その試行錯誤の過程が「絵を描く」ための目を鍛える大事な時間なのです。
今回も模写用のイラストを用意しました。役に立てていただけると幸いです。
模写用イラストの素材ページ↓
https://aji-aji-nori.fanbox.cc/posts/10615070