「ほら、早く舐めてよ」
浴室を埋め尽くすほどの大男の声が上から降ってくる。浴室の天井は彼には低すぎるようで、首を曲げても時折天井に後頭部が当たる音が響いている。俺はそんな男の前で膝立ちになり、目の前の、子供の腕ほどもありそうな巨根を見てごくりと唾をのんだ。
ああ、どうしてこんなことになったんだろう――
*
「ん~疲れたな~」
俺は大学の講義を終えてゆっくりと廊下を歩いていた。今日はもうこの後講義もバイトもないから帰るだけだ。四月に始まった大学生活もだいぶ慣れてきた。だからまあ、簡単に言えば油断していたのだ。まさか曲がり角で人にぶつかってしまうとは。
「っつ……! あ……」
廊下を曲がるとき何かにぶつかってよろけてしまった。何だと思いながらそのぶつかったものを見て――俺はやってしまった、と一瞬で悟った。俺がぶつかったのは、見上げるほど背の高くでかい男だったのだ。その男は俺がぶつかったのなど無であったかのようにその場に足をとどめている。
(うわ……)
体のでかさに驚いたが、その上についている顔にも驚いた。めちゃくちゃにイケメンなのだ。俳優や芸能人なんて目じゃないほどの顔の良さ。その整った顔がこちらを無表情で見下ろしているのだからもう怖いなんてもんじゃない。
「つっ……すいませんっ」
「あっ、ちょっと待て」
反転して急いで離れようとしたら大きな手で腕をつかまれる。がっちりと強く握られていて抜け出すどころか腕が動かせない。
(どどど、どうしよう……!!)
そのままぐるんと身体を回転させられ、両手が肩に置かれる。肩にかけられた筋肉のついた腕の重さに身がすくむ。怖くてぶつかった人の顔を見上げられない。このままカツアゲとかされるのだろうか。
「あっ、あの……っ」
その人の大きな手が俺の顎を包むように掴んで無理やり上に上げる。ぐっと上を向かされた先には、表情の読めないイケメンがずっと上からこちらを静かに見下ろしている。
(怖いけど……かっこいい……)
「もしかして、けーくんか?」
その低い声で呼ばれた名に、最初は反応できなかった。俺の名前は圭介で、確かにけーくんというあだ名もある。だがそれは小学生時代のことでここ五、六年ほどは一度も呼ばれたことのない呼び名だ。ぽかんとしているとそのイケメンは俺の方に置いていた手を離して自分を指さす。
「俺、横山正弘。覚えてない?」
覚えているも何も、こんなにでっかいイケメンの知り合いは……と思ったところで、ふと見上げているイケメンの顔に記憶の中の人物の顔が重なる。いやでもこんなに大きくは……でも、目とか確かに、似てるような……
「…………まーくん?」
記憶の人物の名前を呼ぶと、そのイケメンは、今までとうってかわってぱぁっと輝くような笑顔を見せる。そうだ小学生の頃はイケメンというよりかは美少年だったけど、確かにこんな笑い方をする奴だった。
「まじか!! けーくん!!」
「うわっ!……んーー!!」
俺は喜びの渦中にあるまーくんにものすごい力で引き寄せられて抱きしめられた。といってもまーくんの背の高さだと俺の頭はまーくんの胸に埋まってしまう。抜け出そうともがいたけれど喜びで興奮してまーくんは全然気づく様子がない。胸あたりにベルトの金具、腹のあたりにも何か当たっていて苦しい。汗と制汗剤の匂いを間近で吸い込む。息も絶え絶えに助けを請う。
「まーくん……くるし……」
「あっ、ごめんっ!!」
声に気づいたまーくんはようやく俺を解放してくれた。こほこほと咳き込みながら一歩下がって目の前の男を見上げる。……確かにこうやって見ると、背も体格も随分違うけれど、この尻尾をぶんぶん振って今にも興奮で飛び掛かってきそうな雰囲気は、大型犬と小型犬の違いがあれどやっぱり、小学生の時に転校していった友達の、まーくんだ。
「まーくん……大きくなったね……?」
とにかくどこかで話そうということで、俺のアパートに行くことになった。下宿しているアパートは近いし、この辺はいい感じのカフェもない。
「まさかけーくんと同じ大学だったとはな!」
「本当にびっくりだよ……」
駅まで一緒に歩くのだけれど、まーくんのでかさといったら! 真横を向いてもあるのは顔じゃなくて胸板なのだ。首をぐいっと曲げてようやく顔が見える。逆にまーくんはその整った顔をキラキラさせながらこっちを見下ろして話しかけてくる。ほぼ上から声が降ってくるようなものだ。
(てか、脚長……)
並ぶとよくわかるが、俺のヘソより上にまーくんのベルトが来る。股下一メートルぐらいあるんじゃないだろうか。こんだけ脚が長かったら歩く速度も相当早いだろうに、俺が普通に歩く速度でついていけている。多分、俺に合わせてゆっくり歩いてくれてるのだ。
「かっけえな……」
「ん? 何?」
「あ、いや、何でもない」
そうこうしているうちに駅に着いた。駅の構内だとまーくんのでかさがよりわかりやすいのか、すれ違う人皆がまーくんを見て驚き、さらに女性はその顔の良さに頬を染めている。だが本人はどこ吹く風といった様子だ。
(慣れてんのかな……)
この身長と顔なら注目されるのにも慣れているのかもしれない。周りを気にせぬまま腰の高さの自動改札を抜け、ホームへの階段を三段飛ばしで軽々と上っていく。ちょうど来た電車に乗り込むのだが、電車のドアがまーくんより圧倒的に低いのでまーくんはお辞儀するように背中を折り曲げながら電車の中に入っていく。元々電車にいた人は驚きながらマー君を見上げている。車内で体を起こすとまーくんの目の前にはつり広告がある。
「結構混んでるね」
「この時間はね」
座れなさそうなので座席のところにある適当なつり革をつかむが、まーくんの身長はつり革どころかそれがぶら下がっているパイプより高い。そしてそれが普通とでもいうように顔の位置にあるパイプをつかんだ。
「何駅ぐらい?」
「あ。……三駅だね」
「けっこう近いんだ」
「朝起きられなくて……」
俺は見上げて、まーくんは見下ろしてたわいのない話をする。三駅なんてあっという間に過ぎて電車を降りる。俺のアパートは駅から歩いてすぐだ。築年数は古めだがリノベされてて意外にきれいなワンルームが6部屋。1階の一番奥が俺の部屋だ。鍵を開けて先に入り振り向いてまーくんを招き入れようとすると……
(まーくんの顔が見えない……)
リノベされているとはいえ古いことには変わりないので玄関ドアは別に大きくない。それでも180cmはあるはずなのだがドア枠いっぱいに見えるのは体躯のいいマー君の首から下だけだ。ひょい、とまーくんが身体をかがめてそのきれいな顔をこちらに向ける。
「お邪魔しまーす」
もはや身体をねじ込むようにして玄関ドアを抜けると狭い玄関がまーくんで埋まってしまった。ミニキッチンとトイレと風呂のドアしかない廊下を抜けると10畳のワンルームだ。ベッドとローテーブルとちょっとした棚ぐらいしかないから意外に広い。
「へー、ワンルームってこんななんだ」
だが鴨居を逆手に掴んで大きく体を曲げて潜り抜けてきたまーくんが入ると一気に窮屈に見えてしまう。手を軽く伸ばせば天井のライトにも手が軽く届きそうだ。
「まーくんは今どこ住んでんの?」
「俺は実家! 一人暮らしうらやましいな~」
適当に座ってもらって途中コンビニで買った歌詞や飲み物をテーブルに広げる。そこからはもうめちゃくちゃ話しまくった。転校した後急に背が伸び始めたこと、バレーを始めたのをきっかけに筋トレをして筋肉もついてきたこと、今はバレーサークルに入ってること……
「まーくん昔は俺よりちっちゃかったのに……」
「逆にけーくんは変わらないね?」
「俺もちょっとは伸びたわ! お前がでっかすぎるだけ!」
あはは、と笑う笑顔は本当に昔のまーくんそのものだ。もう何年も会っていなかったのに昨日も顔を合わせていたかのように気やすく話せる。
「けーくん彼女とかいないの?」
「……いない。そっちは?」
「俺もいないよ」
「えっ、嘘だろ!?」
びっくりして思わず大きな声が出た。だってまずこの顔だ。イケメン俳優と比べても圧勝しそうな顔の良さにプロのアスリートのような体格。それでこんなに話しやすいのに彼女がいないとかあるか!?
「お前こんなにかっこいいのに……?」
「あ~……いやまあ、告白されて付き合ったことはあるけど、すぐ別れちゃって……」
「え~なんで?」
こんなイケメン手放すわけないのになんでだろう。と思うもまーくんはなぜか歯切れが悪い。が、途中で何かを思いついたかのような顔をした後こちらを見る。イケメンの顔圧が強い
「……知りたい?」
「え、いや、まあ無理にとは言わないけど……」
俺の答えを聞いたまーくんが床に手をついて腰を上げ、その場で立ち上がった。背の高いまーくんが立ち上がると天井の照明をほとんど隠してしまい、逆光でまーくんの顔が影になる。上から覆いかぶさられているようで少しだけ圧倒されてしまう。
「立って」
「え?」
「まあまあ、いいから」
まーくんがテーブルを横によけて大きな手で俺の腕をつかむ。すると体が浮くぐらいものすごい力で引っ張り上げられた。
「えっ、あっ」
「やっぱこう見るとちっちゃいな~」
立ち上がってもマー君の顔はまだずっと上にある。目の前にあるのはTシャツをピッチリさせている厚い胸板。会ったなつかしさで気にしてこなかったが、ちゃんと見ればまーくんは腕も足も俺より全然太い190cm越えのマッチョなのだ。
「え、何、ちょっと怖い……」
「ねぇ、チンコ勝負って覚えてる?」
チンコ勝負。普通の人からは何それと言われそうだが、俺には聞き覚えがあった。昔まーくんと二人で遊んでいた時には、足の速さや手の大きさ等、いろんなことで勝負をした。その際どちらから言ったかはわからないけど、チンコの大きさの勝負をしたのだ。普段見せないところで背徳的な雰囲気もあったのか気に入って、二人きりの時何回かやった覚えがある。その時は俺の方が身体が大きかったので、確かチンコの勝負も俺の方が勝っていた……はず、だ。
「……覚えてるけど」
「懐かしいよね。あれ、もう一回やろうよ」
「今!?」
まーくんってこんなやつだったか!? 子供のころならまだしも、大学生になってまでチンコ見せ合って勝負とか普通するか!? 酔ってでもいないと……
(あ)
ちらっと横によけられたテーブルの上の菓子を見る。見覚えのあるチョコのパッケージはアルコールが入っている奴だ。まーくんはさっきそれを結構食べていた気がする。再びまーくんを見上げると、なんとなく頬が赤いような……
(え、でもチョコで酔うか!?)
「今だよ、今。いいじゃん減るもんじゃないしさ」
「え~………………わかった……」
ものすごーく、ものすごーく悩んだが、相手が幼馴染のまーくんだというのと、勝負をすればまーくんのチンコが見れる。こんな超高身長超絶イケメンのチンコがどんななのか、気にならない訳がない。男なら絶対気になるはずだ。俺が承諾するとまーくんはよしっと喜んで、おもむろにTシャツを脱ぎだした。
「なっ、なんでぬ……ぐ……」
上は脱がなくてよくない? と突っ込もうとしたのに、Tシャツを脱いだまーくんの身体を見たら言葉が出てこなかった。いや、Tシャツの上からでもガタイがいいのはわかってたけど、上半身裸になったまーくんの身体はもうプロのアスリートかと思うぐらいバッキバキだったのだ。
「……き、筋肉すごいね……」
肩幅は広いし、目の前の胸板は張り出るようにでかい。腹筋は当たり前のようにぼこぼこに割れているし、シャツを持つ腕は太い血管が浮き出ている。
「ん? いや~高校時代バレーのために筋トレしたからなあ~」
ほらほらけーくんも脱いで、と言われ、俺も仕方なく服を脱いでいく。俺だって中高は運動部だったからヒョロヒョロなわけじゃないけど、目の前の身体と比べたらガリガリみたいなもんだ。パンツを残して服を脱ぎ、前を見るとまーくんはもうパンツ一枚になっていた。
「――え?」
ぽかん、と開いた口がふさがらなかった。目の前の身体はもうギリシャ彫刻科と見間違うぐらいにマッチョで今にも輝きだしそうなほど美しい身体だったのだが、その中心俺でもわかるブランド物の派手なオレンジのボクサーパンツが、なんかこう、異様にもっこりとしているのだ。
「けーくん? どうした?」
「……あの、もう勃ってる?」
そういうとまーくんは笑ってまだだよ、と言いながらパンツ越しに自分のチンコを揉んだ。確かにその柔らかさからすると勃起はしてないみたいだけど、今の状態でもやっとまーくんの大きな手に収まるぐらいのでかさだ。
(え、これ俺が思ってるよりずっとでかいんじゃない!?)
「じゃあパンツ脱ぐね」
まーくんが屈みボクサーのゴムに手をかける。屈んだまーくんの顔が近くに来てドキッとする。いやまあこんなイケメンの顔が近くに来たら誰だってドキッとすると思う。顔を見てたら下からびたっ、と音がした。つられて下を見ると――
「……でっけぇ……」
思わず声が出てしまうぐらい、パンツから出てきたまーくんのチンコはでかかった。俺の勃起時よりずっとでかいのが筋肉質な股の間にぶらんぶらんと重々しく垂れ下がっている。え、萎えてるときで普通の巨根ぐらいありそうじゃないか?
「……勃ってないんだよな?」
「それさっきも言ったよ」
ふふっと笑いながらまーくんが腰を振ると、長大なチンコが重量感たっぷりに揺れてべちん、べちんと太ももを打つ。俺はそれを見てあっけにとられるしかなかった。
「ほら、けーくんも早くパンツ脱いでよ」
そういわれても、こんなの比べる前から勝負はついている。もたもたしてるとまーくんが俺に覆いかぶさってパンツを脱がせようとしてくる。
「わ、わかった! 脱ぐから!」
観念して俺も自分の紺のボクサーを脱いでいく。出てきた自分のチンコは別に小さいというわけではないが、目の前のこん棒のようなものと比べれば大人と子供程にも違う。そのどでかいモノをぶら下げているまーくんがはるか上から見下ろしている。
「けーくんの……かわいい」
「うっさい! お前のがでかすぎなの!」
「ほら、比べようよ」
まーくんが一歩近づいてくると香水のような香りがした。比べるまでもないのだが、比べるにもそもそも腰の位置が全然違う。まーくんのチンコの根元は俺のヘソぐらいの位置なのに、俺のチンコはでっかいまーくんの亀頭の下にある。
「んー、ちょっとしゃがむか」
ゆっくりまーくんが膝を曲げると萎えた巨根が降りてきて、俺のチンコとぴとっと触れた。結果は――見るまでもない。まーくんのチンコは、太さも長さも、俺の倍以上ある。
「俺の勝ち……かな?」
「いやもう、これに勝てる男そういないだろ……でかすぎだよ……」
「じゃあ、勃たせてやろっか」
え? と言う間もなくまーくんが体を起こして俺を見下ろす。いや、まだやるのか?
「いや、俺勃起しても多分今のお前のに勝てないよ」
「まあまあ、せっかくだしさ」
こんな強引な奴だったかな……と思いながらも、こんな顔も体も最高峰な男の、萎えた状態でさえ巨根サイズのチンコが勃起したらどうなるか、純粋に興味がある。俺のしがないチンコを勃起させてそれが見られるなら、まあ……いいか……流されてる気がしないでもないけどいいよな?
「つっても、すぐに勃つかな……」
「あ、じゃあ俺が勃たせてあげるよ」
俺はまーくんに肩をつかまれくるんと逆を向かされた。その早業に振り向く間もなく太い腕ががしっと俺の腰を固定する。
「おい、ちょっとまーくん……」
「いいから」
背中越しに覆いかぶさってきたまーくんの声が耳元で響いてゾクゾクする。マー君が俺のチンコに手を伸ばす。そのでっかい右手は簡単に俺のチンコを包み込んでしまった。手のひらの温かさがチンコに移っていく。まーくんはそのままぐにぐにと俺のチンコを握ったり小刻みに動かしたりしてチンコに刺激をあたえていく。
「ふふっ……膨らんできたね……」
「まー……くん、ちょ、自分で……」
ついでに反対の手で乳首をいじられて変な気持ちよさが体中を駆け巡る。身体をよじってもまーくんが押さえつけているため全然外れそうもない。そのうちチンコがガチガチになってくる。
「まーくん! 勃った! 勃ったから!」
「えっ……ホントに?」
そのマジっぽい声やめてほしい。いや、確かにまーくんの握る手からようやく亀頭が出るぐらいのサイズだけどさ、一応平均以上はあるんだぞ!
「ほんと! これでマックス!」
「いや、でも……」
再びくるんと身体を半回転させられてまーくんと向かい合う。今度は腰の位置を合わせる必要はなかった。でろりと垂れ下がるまーくんのチンコの先とぴょこんとそそり立つ俺のチンコの根元がほぼ同じ高さだったからだ。もちろん、それでもまーくんの萎えたチンコの方が圧倒的にでかい。まーくんも俺も黙ってしまう。
「……俺まだ勃ってないのに……」
「だから言ったろ! お前のがでかすぎんの!」
「じゃあ、けーくん俺のも勃たせてよ」
「え? いやもう勝負は……」
まーくんが有無を言わさずでかい手で俺の手をつかみ、そのでっかいチンコに持っていく。手のひらに触れた温かさと――これは本当に自分についているものと同じなのか疑うという重量感。何か美術品に触れているような感覚だ。
(ま、まあ、そもそも勃起したとこを見たかったわけだし……)
ごくりと喉を鳴らして膝をつき、そのチンコに手を添える。……親指と中指がくっつかない太さ。握ると肉がぎっちぎちに詰まったような弾力が指を押し返してくる。片手じゃ無理だと両手を使って、揉んだり擦ったりしていく。すると俺の手を押し広げるようにしてチンコが巨大化し、勃ちあがっていく。もう両手ですら収まらない。自然と手が離れていく。
「……けーくんに触られたから、すぐ勃っちゃったな……」
「すげ……」
もう圧巻、というしかなかった。まーくんの股間から伸び上がるそれはもう子供の腕ほどもある太さと長さだった。20cmなんて軽く超えて、25、いや、30㎝ぐらいあるんじゃないか……?腹筋に擦りつくほど天を向くチンコは、その亀頭がヘソなど軽く超えてそびえている。まーくんがそのでっかい手で自分のチンコをさするが、チンコがでかすぎて逆に手が小さく見えてくる。
「彼女とかさ、みんなぐいぐい迫ってくるから付き合うんだけど、これ見るとみんな逃げ出すんだよね」
「そりゃ……」
そうだろう、と思う。もうこんなの凶器を通り越して兵器だ。どんなに優しくしたとしてもこれが人間の体に突っ込まれることを考えたら怖い。膝をついたまま巨大なチンコを見上げていると、まーくんが屈んで俺のわきに手を入れて、ひょいと持ち上げる。
「わっ!? 何!?」
足をバタバタさせるけどつま先が床につかない。まーくんは俺を持ち上げて、チンコの位置を合わせたのだ。ぐいと腰を押し付けるとガッチガチに固くてでかいペットボトルのような巨根が俺のチンコを押しつぶすような迫力で擦りつけられる。
「勃っても俺の勝ち、だね」
「わ、わかったから、下ろして……」
「けーくん」
手足を振ってもがいてみるが、まーくんの太い腕はびくともしない。チンコの位置を合わせると俺とまーくんの顔の位置はだいぶ近くなる。下を見ていた顔を上げるとほぼ目の前でまーくんの綺麗な顔が頬を赤くしてこちらを見つめている。
「まー……くん……?」
「ねえ、勝負に負けた方は勝った方の言うことをなんでも一つ聞くって約束、覚えてる?」
「………それ、は……」
覚えている。確かに小さい頃そんなルールを決めたはずだ。まさかそれ目当てでこんな勝負を持ちかけてきたのだろうか。覚えてないで押し通せないか、と思ったけれどまーくんは俺の反応を見て覚えているとわかってしまったらしい。まーくんは俺を床に降ろしたが、俺が離れられないようにがっちりと背中をホールドしている。そのまま反対の手で自分のチンコに手を添えた。
「これ、けーくんが抜いてよ」