「よ、セクサロイドついたんだって?」
ある日、屋敷の廊下で突然声をかけられた。
「天音か」
好奇の目で僕の顔をのぞき込むのは中性的なアンドロイドの顔貌だった。
「どうだったぁ?大人の味はさ──笑」
ニヤニヤと笑みを浮かべ、赤い目をイタズラに細める。こいつは『天音(Amane)』というアンドロイドだ。僕と同じくらいの背丈で生意気そうな金髪のショートヘアをしている。
屋敷に住んでいながら、メイドでも執事でもない。かといって人間のように学校へ行くわけでもない。──天音は『チューター』というタイプの特別なアンドロイドだった。
古い時代のことは知らないが、少なくともここ100年程度、人間の子供は生まれた時にチューターという特別なアンドロイドを与えられる。僕の場合それが天音だった。
チューターの役割は一言でいえば「友人」だ。多感な少年時代に人間が孤独や疎外感を感じないよう、見た目の近いアンドロイドが親友として寄り添うのだ。
「別に普通だよ」
天音に瞳を読み取られないように顔を背け、ぶっきらぼうに返す。昨夜のコトを見透かされてはたまらない。
「心配しなくても性教育に関しては情報が取れないようになってんの」
悪友は肩を竦め、いかにも残念そうに腕を広げた。──のをそのまま僕にグルリと巻き付けて、絡んでくる。
正面から天音の腕が僕の首にしゅるりと回り、柔らかく抱きしめられる。
人肌シリコンの甘い匂いが天音から薫る。
細い手足を僕の体に巻き付けては、首筋に鼻を押し当てクンクンと匂いを嗅ぐ。
それと同時に首元に添えた指で僕の脈を測っている
「ねぇ───//、重い、離れろって」
天音を押し退けようとするが、くっついて離れない。昔はこうしてよく取っ組み合いの喧嘩をしたものだったが、最近はめっきりとそれも減っていた。
天音自身、性別を持たない汎性のアンドロイドとはいえ、その見た目は美少女にも見え、あっという間に間合いに入りこんでくる仕草には相変わらずドキリとさせられる。
脈拍、体温、匂い───。
天音は僕を五感全部でモニタリングすると、今度こそ本当につまらなそうに笑って離れた。
「ホント普通過ぎてつまんないな笑」
「───だから、なんもないって」
天音は極めて高精度の感情識別機能を持っている。鋭敏なセンサー群と感情の推察機能、それは通常のアンドロイドに搭載されるものより遥かにハイスペックで、僕の挙動におかしな点があればすぐに異変に気付く。
「あの2人もさ、ネットワークから切り離されてて中見られないんだよね」
トントンと自分のこめかみ辺りを叩き、不意に真面目な顔で天音が言う。その顔には同時に読み取れない色が差していた。
「なんだ安心したよ。てっきりもうお前に見られてるのかと思ってたからさ」
天音は屋敷内のアンドロイドネットワークから切り離されている。チューターである天音が奉仕するのは屋敷ではなく、僕そのものだからだ。
天音の話だとアリスとブレアも屋敷のネットワークからは独立しているようだ。
天音は屋敷内のアンドロイドのネットワークに侵入するのが得意だった。
例えばメイド長の夜の巡回ルートを盗み見て夜中2人で屋敷を抜け出したり、調理人のレシピデータベースからピーマンに関連するものを削除したり。
「くそ〜っ、シュンのエロい映像が取れると思ったんだけどな〜笑」
「お前には刺激が強すぎるよ、オーバーヒートしなくて良かったな笑」
「あはは───まぁいいや、今度エロい話でも聞かせてな」
ひらひらと手を振り、天音は廊下の奥へと歩いていった。
───。
──。
─。
2人のセクサロイドによる性教育が開始されて以来、僕は週に2回のペースで彼女達から指導を受けていた。
「性教育」カリキュラムはじっくりと長い年月をかけて行われる。
勉学に支障を来さない範囲で実行される性のイントロダクション。彼女達のしなやかな手指を用いた文字通りの「手ほどき」が初夜から数回に渡って行われていた。
───天音と会話したその夜も僕は「性教育」を受けていた。
「くすっ、シュン様、射精をされる直前のお顔がとってもかわいいです♥」
「快楽でトロトロになっている表情を見たら、どんな女性でもたちまち恋に落ちてしまいますわ……♡」
今日も。アリスとブレアの2人は部屋に入るなり、僕の寝間着をはぎ取って、ベッドの上に仰向けに寝かせた。
長身を横たえ僕の両サイドにぴたりと密着すると、左右から2人の体温が伝わってくる。
香り高い肌、女の丸みを備えた完璧なプロポーションがシーツの上に降り立ち、長く伸びる二脚で僕の太腿を八の字に開かせたまま挟んで固定する。
───とろっ。
重たい液糸が直線を引いて落ちる。
2人は手のひらに乗せたローションの玉雫を固く隆起したペニスに這わせた。
「はぁぁ───んっ♡♡」
甘い刺激で体が反応する。
期待で膨らんだ固い肉茎を慈しみ、からかうように指先が降り立つと、手コキの時間が始まる。
にゅこ───♡♡
にゅゅ───♥♥
指を丸めて作った手筒で陰茎を捕まえて、一定ペースで上下往復させ始める。
くちゅ……♡くちゅ……♡
くちゅ……♥くちゅ……♥
「ふあ、……あっ//んあっ」
僕もその一連の流れにすっかりと慣れていた。なされるがまま彼女達を受け入れている。
性教育で教わるのは絶頂のコントロールと、それから正しいペニスの扱い方だ。
竿のどこをどう刺激すればどんな反応が得られるのか、僕に教えるように指を動かしていく。
ぐちゅ……♡ぐちゅ……♡
ぐちゅ……♥ぐちゅ……♥
「ん……♡んぁ……♡ぁ……♡」
「亀頭がだいぶエラを張るようになってきましたね……♡」
「パッツリと逞しい……♥ 海綿体に血流をしっかり送り込めている証拠ですね♪」
にゅこっ♡♡
ちゅこっ───♥♥
「んッ……!んんっ……♡♡♡」
2人は指輪でカリ首を虐めたり、裏スジに指の腹を這わせ鳥肌を立てさせたり、一々僕の反応を見ながら手を動かす。
「うふふ……♡尿道から透明なお汁が止まらなくなってしまいました……♡」
つー。と女指との間に糸橋を引くカウパーの延長が目に焼き付く。
「金玉も上に登ってきて、ぴゅっぴゅの準備をしているみたい……♥」
縮結したクルミのような睾丸が竿の根元に身を寄せていた。
アリスの指先がそれをカリッカリッと、いじらしく擽る。
「ん……んんっ───♡」
ねだるような声が漏れてしまう。
吸い付く手指の柔らかさ。精液を抜き取ろうとにわかに泡立つ水音の連奏。
くちゅ♡ くちゅっ♡
ぬぐちゅ♥ ぐちゆ♥
───『イキたいのですか?シュン様』
2人から漂う甘い芳香に包まれながら、僕の耳に吐息がかかる。
このまま手で僕を射精させることなどアリスとブレアにとって造作もないだろう。だが、まだイかせてもらえないことを僕はよくわかっていた。
「──でもまだまだ♡ だめですよ」
「今日もしっかり我慢していきましょうね……♥」
強い射精感を訴えるペニスから2人は手を放す。ローションの糸を引く指先がやけに綺麗だ。
「あ、、、ふぅ、、あ゜♡♡」
「そんな切ない顔をしないでください♪」
「今日はもっと性の世界を拡げて差し上げますわ♥」
そしてアリスとブレアは添い寝の体勢から身を起こした。
そして──仰向けに横たわる僕の目前に二人は顔を近づけると、ぱっくりと口腔を広げて見せた。
『くぱっ』
紅い口内粘膜が2組並んでその内部を詳らかにしている。とろけた舌肉の表面、柔らかそうな頬裏、そして深い喉奥まで。いずれも適量の唾液で濡れ輝いている。
シリコン製の作りものだとはわかっていても、蠱惑的な肉穴の蠕動と、そこから吹いてくる甘い吐息に僕の意識は釘付けとなる。
「んはぁ……♡今日は、お口とのセックス『フェラチオ』のお勉強をいたしましょう」
「いつものように、お手手でシュン様を導くのも楽しいのですが、今日からはお口も交えて、ね……♥」
『さぁシュン様……ベッドの端に座ってください── 』
2人は僕の手を取ってフォーメーションを変える。ベッドの長辺の淵に腰掛けると、ブレアは僕の足の間に腰を下ろした。
一方のアリスは後ろから体を密着させ、ぎゅっと抱き締めて支える。
自然と目の前のブレアと、目があう。
「では、このブレアが。うふふ♥フェラチオ筆おろしをさせていただきます……♥」
興奮から妖艶なブレアの瞳が一層爛々と揺れていた。まるで灯火のようだ。
「残念ですが、最初のフェラチオの権利はブレアのものになってしまったのです」
アリスが背後から耳元に吹き込む。
口惜しそうに、ぽつりと言い捨てる。
「まずは私の口をよく見て、そして目に焼き付けてください……♥」
──そう言うとブレアは舌を伸ばし、口を大きく開いた。
「んれぇ~っ……♥」
厚みのある長い舌肉が、まるで別の生き物のようにぬめり蠢く。
その舌には粘度の高い透明の唾液をたっぷりと纏っているのが見えた。
「お口とのセックスです♡ これからシュン様を食べてしまう『性器』をよく見てくださいね」
僕は目の前の穴をまじまじと見る。
桃色の唇でふちどられた粘膜穴。誘うように大きく開かれた口腔内に濃朱色の舌や頬や喉の構造がある。
その更に奥に程度進んだところで舌、頬、喉は絞られるように収束し、一点に纏まっている。
ごく。と鳴ったのは僕の喉。
女性の口内を真剣に観察するのは初めてだった。今からあそこに──、僕の心臓は鼓動を加速させた。
「では、失礼いたします……♥」
瑞々しい肉感たっぷりの口内をブレアはゆっくりペニスの先に添え、卑猥に───。
「あーむ♥……じゅっぷり♥♥」
次の呼吸の時には、ブレアの口が僕のペニスに吸い付いて、肉茎を口内に沈めていた。
── じゅる、じゅるるるるッ♥
じゅぼぼっ♥ じゅぬるプ♥じゅぽっ♥
初めは咀嚼と吸引を兼ねたバキューム。ストローを吸い上げるように、尿道に軽く陰圧をかけては竿を舐る。
「ううぁっ!」
思わず声を漏らした。
──まるで口内が独立した生き物のようにうごめいて、僕のモノに巻き付いてくる。
ジュる♥ じゅぶっ♥ ジュぼぼっ♥♥♥
ローションのぬめりを自分の唾液で置き換えようと、濡れた口内粘膜をまとわりつかせてくる。
「んふ……♥おいひぃ……♥ いかがれす?わらひの舌技は……♥」
ブレアが竿を吸いながら満足げに口角を持ち上げた。
んふぅ──♥
ち゛ゅぽっ……ぐっぽッ♥♥ ぶぢゅぢゅ♥゛
下品な水音を奏でながらのディープスロート。唇肉でカリ首を締め付け、舌を8の字に回し亀頭を舐め回す。ペニスを啜るたびにその頬がすぼみ、唇端から空気が抜ける『ぶぷっ♥』と下品な音がした。
じゅぼ──♥じゅ、じゅるる~~♥♥
「ぁっ♡ ぁいいっ//きもち、いぃ──♡」
端正な口のスキマから唾液が伝うのも厭わずに、女の口はペニスをしゃぶる。
「んぁ……あ //」
僕は情けない声をあげることしかできない。そんな僕の反応に気をよくしたのか、ブレアはさらに勢いを増してペニスを啜った。
──じゅぷぷっ♥ずろろっ♥♥ぐぽっ!♥ぐっぽっ♥♥
激しい水音とリズムを刻む口舌音、そして僕の喘ぎ声が重なり合って部屋に響く。
「ほら見てくださいシュン様、ブレアのあの卑猥な表情……♡おちんちんを美味しそうにほおばって、ほっぺが凹むくらいのバキュームをかけています……♡」
アリスは僕を後ろから抱きとめたまま、耳元で口淫の実況中継をする。
ジュぶっ♥ んぐっ♥ じゅぽっ♥
じゅっぽ♥じゅっぷ♥じゅぷっ♥
ブレアは集中している。亀頭を味わい、ピクと跳ねる竿の血管の脈を愉しんでいた。
先ほどの手コキで射精欲がある程度形作られていたこともあり、僕は間もなくして絶頂の予感を覚えた。
「あっ//気持ちいいっ、ですッ゜♡」
「そう、大人のお姉さんのお口はとっても気持ちよくて……怖いんです♡ 経験の乏しい男の子は亀頭も裏スジもカリ首も竿も、お口ひとつでぜんぶ弄んで──♡頭の中をピュッピュ一色で塗りつぶされちゃうんです」
煽情的な物言いのアリスの手は背後から僕の胸板をまさぐって、2つの突起を探し当てた。
「ここも少しずつ開発していきましょうね♪ 初めは少しくすぐったいかもしれませんけど」
固いグミのように硬結した乳首をアリスの指に柔らかく潰されながら、僕は股間に顔を埋める美女の絶景を眺める。
じゅっぽ♥ ……じゅぼっ……♥ じゅっ、ぽん♥
ブレアはギリギリ僕が絶頂しないくらいの速度で顔を上下させる。
上目遣いに僕の表情を観察し───『ジュぶっ♥』───顔を落とす。
「ふ、んああッ──♡//」
骨盤にとろけるような疼きがピリピリと起こり、射精前の律動が下半身を一直線に伸び切らせる。
すると次の瞬間には『ピタリ』とブレアは唇の上下動を止める。
「はぁっ──♡はぁっ♡ぁぁ」
「気が付きましたか。イかないギリギリを見極めてブレアがお口の微調整をしているんです♡ すぐに射精されては授業になりませんから」
「うぁ……ああッ……!ぁ゛──♡゛」
身体の奥に滞留した射精感は出口を求めて暴れ回る。腰骨をとろかす悦楽に悶えて、捩じれるその一連が落ち着くのをブレアは肉茎を口に含んだ姿勢のまま待っている。
「シュン様の射精感が引くのを待って、また一気にジュポジュポを再開して───」
じゅぼっ♥じゅっぼ♥じゅるぼっ♥じゅぶっ♥
「ン゛あっっ//ァ゛♡あ、はぁっ♡」
亀頭のエラに唇を引っ掛け、ブレアが顔を高速で前後させる。頬が凹み、唇の内側の粘膜が竿に絡みつく様子がはっきりと分かるほどに熱烈な口淫だった。
じゅっぽ♥じゅっぽ♥じゅぷぅぅっ♥♥
「はぁっ♡はぁ゛ぁぁぅぅっ♡♡あっ!、あんっ、あ♡♡」
じゅぽぽっ♥♥──じゅぷぶ♥ ずちゅんっ♥♥
「バキューム強めながらの寸止めフェラ♡ たっぷり快楽を溜め込んでから搾り取る気満々ですわ……♡」
O字に開いた桃色のリップ。濡れたプルプルの唇が、直径をトレスしたカリ首をくっぽりと取り囲んでふやかす。
くぽっ♥ くっぽ♥ くぽむっ♥
「あ//これ、やばいかもぉ……♡」
「当然まだピュッピュは許しません。頑張ってお口に抗ってくださいね……♡」
ぬちゅん──♥
奥ゆかしく始まったピストンの最初の蠢動は、僕の亀頭に万遍内なく吸引圧を加え、エラの張った傘部分を映し取る。
ぬちゅん──♥
ぬ゜ちゅんっ──♥
くぽ。くぽ。
樹脂のように固くコリコリに滾ったカリ首を柔らかく締め上げて段差を往復する唇の悦楽。
口唇ピストンの抽迭がゆっくりであるが故、それは脊髄にまで浸み込む耐えがたいものとなる。
「んうぅッ───♡ふ───っ♡イ゛♡っひゃう!いっちゃう゛!!」
「シュン様、我慢ください♡ 大人になるためには、まだ『我慢』が必要です♡」
ねっとり重たいピストンフェラで竿をちゅぽちゅぽと犯されている間、アリスの手は僕の乳首をこねくり回す。
親指と人差し指の腹を使ったすり潰すような加圧。ビリビリとした刺激が全身に立ち上る。
感度を引き上げられた状態での寸止めフェラは、僕の思考力を奪い去るほどに凄まじい快感だった。
「ほらシュン様。こうして腰を突き出せば、ブレアは喉の奥まで使ってくれるんですよ……?♡」
アリスに後ろから抱きしめられ、僕は情けない姿勢でブレアの唇に勃起したモノを突き出す。そこにブレアの唇が嬉々として襲い掛かる
にゅっぷん──♥ にゅるっ゜ぷん──♥
ニュック゛……♥にゅっく──♥にゅっく♥にゅっく
深い喉奥。嗚咽の一つも漏らさずに、ブレアは最大長のディープスロートでペニスを喉で犯す。
「ふああ……♡ぁ……♡これすごい……♡ぁ……♡イキそう──♡!」
『ピタリ』
深い深いフェラピストンが止まる。
「シュン様ったらイケると思ってピュッピュの準備をなさっていたのですね……♡ ふふ恥ぁずかしい♡」
僕の乳首をまさぐりながら、耳たぶが湿気る程の近距離でアリスは僕の興奮を煽る。
「でも──♡ぴゅっぴゅは我慢です♡ 絶対がまんしてください」
ぐぽ──♥ ぬりゅん──♥ ぬっりゅぅ……♥
「あ゜//イっちゃ……♡ぁ゛──♡゛らめ゜」
「ダメです、我慢。イったらお仕置きですからね」
アリスの熱のこもった吐息、もとい命令が後ろから追いかける。
腰を淫らに浮かせて快楽に打ち震える僕の耳に、ぢゅぽっというブレアの吸引音が断続的に届く。
じゅぽっ──♥じゅっぽん──♥じゅぽっ──♥
唇の上下動が加速度を増していく。
亀頭を1回1回、唇の輪で剥き下ろすように。濡れた口肉の圧が亀頭に新鮮で鮮烈な快楽を押し込んでくる。
と、とろけるっ……♡
カクッカクッと腰は跳ね、白目がぐるりと上を向く。
「あぁ……♡゛もうっ、もう──♡゛」
「どうしたのですシュン様──。そんなに体を震わせて……♡ ブレアはただ一定のペースを保っているだけですのよ?」
僕の限界を見透かして意地悪くアリスが囁く。同時にアリスの指が乳首をクリクリと転がし、蓄積した射精感が落ち着いてしまわないように弄ぶ。
ぞわっ、ぞわわっ……ッと鋭敏な快感が乳首から勃起したペニスへと走り抜けていく。
じゅっぽん──♥じゅっぷん──♥ぐぷん──♥
じゅるぷッ──♥じゅっぽ──♥じゅぽん──♥
今度は直前で口を止めるようなことはしなかった。テストされているのだ、僕が刺激に耐えて射精を押しとどめられるのか──。
「イかない。イかないよ。イかない……♡」
快楽に折れそうな僕を咎めるアリスの呼気、だが僕はもう限界だった。
「ぁ──♡!゛いく──♡゛゛ぁぁ」
「あ~あ、我慢できませんでしたか……♡」
僕は弓なりにのけぞり背後のアリスに全身を預ける。そして腰の深い部分からせり上がって来る熱いものをブレアの口内粘膜に吐き出した。
びゅるる──♡びゅるるっ!!びゅるるっ!!♡♡♡
じゅぷっ♥!じゅっぽ♥! グポ──グポッ♥♥!!
怒張する亀頭の脈に合わせてブレアのフェラが加速し、精液を根こそぎ吸い上げるかのような強烈なバキュームが僕の男根を襲う。
じゅっぼぼぼ♥♥♥──じゅるるる♥♥じゅぶぶぶ──♥♥
びゅううっ♡♡♡びゅくっ♡♡♡どぴゅっ、どぷっ……♡♡♡
「ん/゛!!ぅぅ──ッ♡あ゛ッ、ぁぁ♡」
絶世の美女であるブレアの口元が激しく伸び縮みしてペニスをシゴく。
整った美貌、その口端がまるでひょっとこのように伸びて台無しになるのも厭わず、ブレアは一心不乱に精液を吸い出す。
ぢゅ~~~っ!!♥ぢゅるる~~♥!!ぢゅ~~ぅ!!♥
喉奥でザーメンを受け止めるブレアは心の底から愉しそうに竿に吸い付く。
僕に快感を覚え込ませるように唇の圧を強く締め上げ、何度も前後にピストンする。
「あぁ゛ダメ──♡ 腰ッぬけちゃうッ!!──♡゛」
ガクガクと腰は痙攣し、濃く重たい精液は腰の奥から女の口へと無尽蔵に押し出される。
「ッ!!♡゛ぁああ゛っ───♡」
びゅるぅ゜──♡びゅるぅ──♡゜!!
「んくッんく♥ッ──♥」
流美な喉を何度も動かして、ブレアは僕の精液を嚥下する。
「ごくっ♥ごくっ♥ゴクッ──♥ ぷはぁ──♥ ご馳走様でした……♥」
一滴も残さず白濁を飲み干し、ブレアが陰茎から口を離した。
「はぁ……♡ぁ……♡オ゛ぉ……♡ぁ……♡」
ペニスはくったりと芯を失い、磨かれた亀頭には汚れ一つない。
「んふ~……♥ご主人様のザーメン、とってもおいしい……♥」
ケーキをほおばった少女のように、満面の笑みで頬に手を添え、ブレアはたった今飲み落としたもののフレーバーを反芻している。
「はぁ……♡はぁ……♡」
絶頂の余韻が体内を反響している。腰がすっかり抜けてしまい、起きあがれない。
その時聞こえたのは、アリスの声。
「あーあ……あれだけガマンするように言ったのに、結局お漏らししてしまったんですね」
満足げなブレアとは対照的に抑揚のない声でつぶやいた。
楽しんでいるようにも怒っているようにも感じられた。
「では、不甲斐ないシュン様には、宣言通りにオシオキをいたしましょうか」
僕の本能は恐れを成した。
「さあブレア、少し場所を代わってくれるかしら」
「はい♥ じゃあ次はアリスの番ですね~♥ がんばれご主人様~♪」
僕の背後で立ち上がったアリスはブレアと位置を交代する。
「お……オシオキって、何をするの……?」
「うふふ♡ 射精の我慢できないシュン様に女の口の怖さをわからせるための特別なオシオキですのよ……♡
これからシュン様を私のお口マンコで徹底的に搾り取って差し上げます。一回の射精なんかじゃ許しませんのでお覚悟を……♡」
「や……やめて……」
アリスの嗜虐的な目、それが何を意味するのか嫌でも理解させられてしまう。
「ブレアは、シュン様が気絶しないように、しっかりと補助して下さいね」
「はぁ~い♥ 一緒に頑張りましょう~♥」
背後に回ったブレアが僕の体をがっちりとホールドして抱き締める。
先ほどと姿勢は同じだがその強度はまるで違う。両腕をしっかりとロックして、僕の体を正面で抱き留める。まるで僕が逃げ出すとでもいわんばかりの念の入れようだ。
「両足も、閉じられないように失礼いたします……♥」
後ろからしゅるりと伸びてきた長い脚が僕の股の間に割り込み、脚を強制的にグイッと広げる。そして開脚した正面にはアリスの顔が来る。
アリスはニッコリと目を細め───
「この『性教育』において、射精のコントロールは必ず習得すべき重要な素養でございます。なぜかわかりますか?」
質問の形で尋ねる。
こんな時でさえ、アリスのその圧倒的な美形に僕は緊張をしてしまう。
「なぜなら、城山家の次期家長となるシュン様の子種を狙っている下賤な女達がうようよいるからです。彼女たちは隙あらばシュン様を篭絡しようと策を練っているでしょうね。色仕掛け、或いは逆レイプ──そんな実力行使で、シュン様の子を孕もうとしているかもしれません。」
アリスがスンスンと竿の匂いを確かめている。濡れた竿に空気の流動を感じて涼しい。
主人のペニスを前にして、彼女の瞳に興奮が蓄積していくのがわかる。
「ですからシュン様。いつ何時襲われても、子種を漏らさないような、強い快楽への耐性が必要となります」
スンスン──♡スンスン──♡
精液の残り香を纏う竿の匂いを肺いっぱいに取り込んで、アリスの嗜虐的な雰囲気は増長していく。
「ふふ♡シュン様が悪いのです──♡ 子種を本気で搾りに来る女の怖さをよく理解していないようですので、今日から教えこんでさしあげますわ……♡」
「い、嫌だ……やめて」
「それじゃあ始めましょうか、フェラチオ逆レイプ──♡ 女の口の貪欲さを身をもって体感していただきます」
アリスの唇が僕の亀頭に触れる。
「んふぅ~……♡」
温かい吐息がふぅー♡と鈴口に吹きかけられ、ゾクゾクと腰から甘い痺れが走る。
そして次の瞬間にはアリスの口内が僕を容赦なく包み込んでいた。
ちゅぽ♡……じゅぷッ──♡ ぬっぽぉ──♡♡♡
「おッ♡ぉおお♡♡♡」
亀頭が生暖かい粘膜に包み込まれる。アリスの口内は唾液でどろどろにぬかるんでいて、その感触が恐ろしいほど気持ちいい。そしてなにより、その温かさとぬめりが僕の性感を容赦なく引き上げた。
ちゅ~っぽ♡ちゅっぱぁ……♡♡じゅっぷっ♡♡にゅっぷぅ~~ぅ……♡♡
「わぁスゴイですねシュン様♥ おちんちんの先っぽにぶちゅと熱いキスをしたかと思えば、唇を開かないまま根元まで……一息に♥♥ 『ずりゅ〜〜り』と沈めて呑み込んでしまいました♥♥」
ブレアが眼前の光景を実況していく。セクサロイドはその役割を交代し、僕の聴覚を休みなくマウントし、思考を誘導する。そのための2人組なのだと、ようやく気が付いた。
ビクビクと背筋から震えが起こる。射精直後のペニスを迎えに来た次の口唇に全身の快楽神経は逆撫でされる。
「あ//゛゛♡♡痺れる──♡ぁ゛──♡゛痺れちゃう゛♡♡ッ」
僕はアリスのフェラチオに、ただ情けない声を上げることしかできなかった。
ちゅぽ──♡ にゅっぽぉ~~ん……♡じゅるぅぅ~~っ♡♡♡♡
特徴的なのは口内粘膜の「密度」だった。
ざらざらと苛烈な舌や頬裏の粘膜表面を隆起させて、ペニスをむっちりと包んでストロークは為される。
「ん゛ぁぅ゛゛ ざらざらするっ、つら゜イッ!!」
「これがセクサロイドのフェラチオ逆レイプでございます♥ ご主人様をひゃんひゃん鳴かせて何時間でもご奉仕のできる、サディスティックなモードです♥ マゾのご主人様に評判がすこぶる良いとか何とか♥」
れるじゅ──♡゛♡じゅるるぅ……♡じゅぷん♡ レロじゅる──♡♡
口唇がカリ首に密着して、その状態でペニス全体を揺すられると、じゅわ~♡と快楽の痺れが腰に広がる。
かと思えば、その状態でアリスの舌が僕の鈴口を小刻みにくすぐるように舐め回す。
舌の腹でくるくると尿道口をなぞられると、腰が抜けてしまうほどの快感が突き抜ける。
「あ゛ぁ……♡♡気持ちい、ひぃ──ッ♡♡♡」
「ふふ♥シュン様ったら、そんな甘くて悲しい声をあげてしまって、甘えんぼさんですね……♥」
ペニスが蕩かされる。完全に勃起したはずのペニスがぐずぐずに溶けてしまうような感覚に陥る。
そんな僕の悶えっぷりに搭載したセンサー群全てを満足させながら、アリスはさらに僕を責め立てる。
じゅっっぽ♡♡♡じゅっぷ♡♡♡♡ずっぷぅ♡♡♡♡♡♡♡♡
より速いストロークで顔を前後に振られる。口内粘膜のぬかるみが絶え間なく僕を搾り、射精感を容赦なく高めてくる。
「ぁ゛♡、んあ゛♡そんなっ、にぃ、されたらまた──♡♡」
「いいのですよ♥今回は寸止めではございません──、私たちはシュン様の子種を絞りに来た極悪2人組なのですから……♥」
じゅるるるるっっ♡♡!!!!!
「ん゛おぉぉ♡♡♡」
突然に吸引力が強まる。亀頭を根元までくわえ込んだままアリスが僕の腰に手を回し、強く抱きしめてきた。
僕の両手を後ろから拘束していたブレアも密着度を上げ、前後で僕を二重に拘束する形になる。
「ほ~ら、イケ♥──イケ♥ くすっ♥♥抗えますか?」
すかさず射精を煽る後ろの口。何をどうあがいても逃げられないのだと
じゅぶッ♡♡ じゅぶっ──♡゛♡ じゅぶるッ──♡゛♡
「あ……♡あッ♡♡ぁ゛ぁぁ♡♡♡♡」
アリスのピストンが一段と速さを増す。
「ふふっ♥ 暴れても無駄ですよ……♥ 絶対に逃がしませんから……♥♥」
アリスの口内、頬裏の粘膜がカリ首に密着する。
そのまま、じゅっぷじゅっぽと顔を前後に振られ、否応なしに僕のペニスは強制的に快楽を味わされる。
「や゛♡やだっ♡♡無理っ♡だめだめだめ♡♡♡」
射精感がグツグツと高められていくのがわかる。
「くすっ♥♥ 出しちゃうのですか? 子種を狙う悪いお口の策略どおりに、びゅるびゅる無責任にイってしまうのでしょうか?」
ブレアの問いを、僕は首を振って否定する。
「嘘──ホントは出したいのです。綺麗なお姉さんに亀頭を吸い尽くされて、とても耐えられる子の表情ではありませんもの♪」
「ぁ、ああぁ゛ッ♡♡♡」
強烈なピストンの快楽の前に、僕は情けない声しか上げられない。
アリスもトドメを刺すべく、ピンク色の髪を振り乱して激しく深いストロークで僕を追い込む。
ずっぷぅ♡♡♡ぐっぽぉ──♡♡♡♡!じゅっるるう!♡♡♡♡♡
「あぁぁぁ!!!いく!゛♡♡いくぅぅ──♡゛♡」
「さぁ出しなさい──イケ。出せ♥ お口マンコに負けちゃう時の悔しい顔を見せてください♥♥」
ブレアが僕の顎をクイッと持ち上げる。ペニスを追い込むアリスと目が合った。
そして───。
どぴゅるる──♡♡!どぷっっ♡♡♡♡びゅるっ♡♡♡
僕はアリスの口内で盛大に吐精した。
びりゅりゅ──♡゛♡びゅーっびゅーっ──♡゛♡
魚のようにアリスの口中で跳ねまわり、精液を吐き散らすペニス。
だがアリスは口中に吐き出された精液を、直ぐに飲み下すことはしなかった。
口を受け皿として、青苦い僕のモノを愛おしそうに頬張る。
「ん、むはぁ……♡」
口いっぱいに貯めた白濁の水溜まり。アリスの口が開いてその中が開帳された。
それをわざわざ僕の方へ見せつける。きめ細かい肌、紅い粘膜に白が映えて───ゴクリ♡とアリスは飲み下す。
「頑張りましたねシュン様♥ お口マンコを使ったおちんちんのレイプ、しっかりと堪能されましたか?」
──「まず1回ですわね……♥」
ブレアは僕の頬にキスをすると、そのまま僕の脚の間に割り込ませた足をさらに一段外に広げる。
嫌な予感を感じて太ももを閉じようとしたまさにその瞬間のことだった。
えっ、とか、あっ、とか言う暇もなく。アリスは2回目の搾精に取り掛かる。
「や、やだッ♡やら゜ぁぁ──♡♡」
じゅっぷ♡♡!!じゅっぷじゅっぽ♡♡!!
じゅるじゅぶぶ♡!!じゅぶぶるる~~♡!!じゅぶぅぅ──♡゛♡
射精直後の肉棒は敏感で、そんなペニスにアリスの責めは強烈すぎる。
「あっ゛あ!!ストップ!!ストップ!!゛♡♡♡」
僕は情けない声で喉を張り上げながら、アリスのフェラチオによがり狂う。
「まだまだ序の口でございますわ♥」
アリスは舌を使って亀頭を舐め回す。今度は亀頭全体を舐めまわすだけでなく、舌の腹で鈴口を丹念に舐め回していく。さらにはカリ首を絶妙な力加減で唇ではむはむと責め立てる。
「イったばかりなのにまた責められる絶望感はなかなかでしょう……♥ 子種を絞りに来る賊達は男の都合に関係なく、精液を何度も根こそぎ枯らしに来るでしょうから♥、これ以上ぴゅっぴゅしないよう頑張ってくださいね──♥」
「むり゛ぃッ♡♡もうでないっ♡ 休、や!ずませてぇ゛♡♡」
「セクサロイドは大食いですから……♥ 効率よくスペルマを搾り取れるよう、弱点を見つけると、それだけをネチネチ繰り出してくるのです。これは大変ですよ♥」
ブレアが僕にだけ聞こえるように耳打ちしてくれる。アリスはペニスに走る快楽系の全応答を丹念に調べなおすように、舌のあちこちを使い性感帯をほじくり回す。
「尿道……♥ 固くした舌先でほじほじされています」
「ん、いや!ア゛♡// 刺激イ゛ッ、強いっ゛♡♡!♡」
「次は、カリ首です♥ 唇マンコを固めに絞ってクポクポ小刻みに……♥ さっき私がシュン様をイかせたのもこのフェラチオでしたね……♥」
脳裏に蘇る、鮮烈な射精の記憶。
「そう、カリ首の溝底……♥ ここを固くした舌先で細かく擦られるの、シュン様も大好きでしょう……♥♥」
「やだ♡やら、もっ♡あっ゛ぁっ♡♡♡またイきそっ!♡♡」
「くす♥お次は裏筋です……♥♥」
ぬろぉぉぉ──♡゛♡♡♡♡ 今度は舌が裏筋を這いまわる。
舌腹がゾリゾリと生々しい刺激で責めてくる。
「最後に、亀頭をすっぽりと口全体で包まれてしまいました……♥♥とどめの亀頭責めです♥♥♥」
アリスは亀頭に唇を寄せると、そのまま激しく舐め回す。
射精感がぶくぶくと煮立っていくのが分かる。
喉奥までペニスを全てくわえ込み、アリスは頭を上下させる。
ぐっぽぉ──♡♡♡♡ずっぷぅ~~~~~♡♡♡゛♡♡♡♡ じゅぶじゅぶずっぽぉぉ~~♡♡♡♡!
こみ上げる射精感。
前倒しを求められ続ける快感が行き場を求めて暴れ狂う。
「ん//゛ いっひゃう!あ゛♡♡いっく!イクっ゛!」
「もう我慢なんて到底できませんね……♥ このままだと次の精液もたっぷり搾り取られてしまいますよ、ホラ……♥」
「また……クる!あぁぁ゛──!!」
どぴゅるるる──♡♡♡ びゅるるっ♡♡♡
僕はあえなく女の口にまた精液を絞り出されてしまった
「んふ……♡ ヂュッ♡ ぢぢゅぅ♡」
アリスが射精後の亀頭に唇圧をかけて包み込み、尿道に残った精液を全て吸い上げる。
その勢いに腰ががくがくと震え、口内粘膜が命令するままにアリスの口内で竿を爆ぜさせる。
びゅびゅっ♡♡
びゅぐっ!♡♡ びゅびゅっ!びゅぐっ♡
「あは、ぴゅっぴゅを我慢しないといけないのにまた負けちゃいました~♪まだ2回目ですよ♥」
その響きに薄ら寒いものを感じていながら、僕には口内搾精され続ける以外の選択肢はなかった。
アリスとブレアはその後も淡々と子種を搾り取っていく───。
──。
─。
「せーの……♥ ぴゅっぴゅ〜♥ ふふアリスのノドにザーメン待ち構えられてますね~、はい、びゅるる〜♥」
「あ゜はっ//♡ っ♡んおっ゛♡♡」
言うまでもない口の快楽と、聴覚に襲いかかるねっとり鼓膜に絡むような淫語が協奏して精液を濃しとっていく。
「またびゅー。びゅー。ですよ〜♥ カリ首の出っ張った部分にぷるんぷるんの唇が襲いかかってきてます、頑張って耐えられるでしょうか♥♥」
ぐぽん──♡゛ぐぽん──♡゛
「ぁ゛♡♡!!、イヤ゛♡♡ぁ、グ゛♡♡!!//たすけ゜──♡゛」
びゅるるっ♡♡ びゅるる──♡゛ びゅるっ──♡゛
「意識が朦朧としてきています……♥、でも大丈夫ですよ~♥ 私の腕の中でしっかりホールドしていればフェラチオ搾精は続けられますから……♥」
──「安心して堕ちていいですよ」
じゅぽっ──♡゛じゅぽっ♡♡じゅぷっ──♡゛
「……♡ぁ……♡やだ……♡ぁ……♡誰か……♡ぁ……♡」
じゅぶ──♡゛じじゅぶぶぶ──♡゛じゅぼっ──♡゛
じゅぶ♡♡ぶじゅりゅ♡♡゜じゅぶぶ──♡゛
「ぁ、また゜//、でる……♡ぁ、ぁ゛♡♡いや──♡゛」
唇の柔らかな肉感。ざらつく舌のテクスチャ。急峻な絶頂の感覚。そしてそれら全てを女の口に吸い上げられる時の暴力的な快楽。
意識と無意識の狭間、瑞々しい口内粘膜の海に白濁液を吐き出した感触だけで短期記憶が塗りつぶされてしまう。
じゅぽ──♡゛じゅっぽじゅぽ♡♡
じゅぽ──♡゛じゅっぽじゅぽ──♡゛
じゅっぷ──♡゛──♡゛じゅぷ──♡゛
───。
──。
──いつしか気絶していたらしい。
誰かに呼ばれる声で、深い官能の底から僕はゆっくりと浮上し、意識を取り戻した。
目を開けるとそこに人影が立っていた。
アリスでもブレアでもない。そこにいたのは天音だった。心配そうに僕を見下ろしている。
「おいっ大丈夫か──?」
どうして天音がここに──その驚きと、叫びすぎてしわがれた喉で、とっさに言葉が出せない。
「なぁ、シュンあの2人に酷いことされたんだろ……」
今にも泣きそうに、天音は表情を歪めた。
「ぁ天音……」
部屋は徹底的に整頓されていた。恐らく性教育後の時間で2人が片付けたのだろう。
あれだけ濃く漂っていた精液の匂いも、快楽のままに乱れたシーツの撚れに至るまで、何事もなかったかのように痕跡は消えていた。
だが、チューターの天音にはわかる。
ベッドに残された「教育」の残滓を隅々まで読み取ってしまう。隠しきれない蹂躙のあとを。身体に刻まれた劇薬レベルの快楽と苦痛の轍を。
「こんなの、おかしくないか?性教育だか何だかしらないけどさ!」
天音の語気が強くなる。不安そうでもある。そして切り出す。
「あの2人、製造記録がないんだ──どこにも」
一瞬、シンと部屋が静まる。
意味が分からなかった。アンドロイドは厳格な管理に基づいて、製造ラインが監視されている。
たとえどれほどありふれた旧式でも、そしてどれほど特別な1点物であっても、ID、すなわち製造記録は残されることが例外なく義務付けられている。
「え、それってどういう……」
「わからない──」天音はきっぱりそう言った。
IDがない、その事実が示すのは2人は正規の手続きで作られたアンドロイドではないということだ。
だが、2人は天下のシロヤマ製の最新モデルだと聞いている。その製造過程であえてIDを登録しない理由も根拠も理解できなかった。
「もう少し調べてみるけど、何かとてもいやな予感がする。用心しろよ」
最後にそう言い残して天音は部屋をでた。
(第2パート終わり)