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(先行)愛玩仲介人〜魔族と少年たち その1〜


スルトは館の拡大図面を魔法で呼び出し、手元の紙の地図と照合しながら歩いている。


日々構造の変化する薄暗い廊下を行く。

館を知り尽くしたスルトとはいえ、石と鉄の巨大な迷路は、地図なしでは歩けないことが今回よくわかった。


館の中でも辺境地にあたるこの場所では、魔族の姿も滅多に見えない。

顧客の位置情報を追ってこそいるが、次々に現れる過去地図との相違を少しずつ潰しながらの骨の折れる旅路だった。


「あーめんどくさい、やっぱりここも変わってたんじゃん」

自分が道に迷った原因の辻にまで戻ってくると、独り言を呟く。

───であれば、正しい道はこっちだ。


自分の部屋から出発して丸2日北に歩き続けると比較的スムーズに「隠遁者の区画」に辿り着いた。

だが本当に大変なのはここからだった。何故か既存の地図が使えなくなっていたのだ。


道具屋に聞いても、その辺の通行人に尋ねても、どうやらここ最近、館の古い地図が全く使えなくなっているらしいことがわかる。

それは即ち、生きている廊下と死んでいる廊下の判別ができないことを意味する。


地図屋に何度も足を運んでその時点の紙地図を買ったり、抜け道を聞いたりしながら少しずつ目的地までのルートを確定させる。エレンシアは有名人であるためにあちこちで目撃情報があり、その事がスルトをかえって混乱させた。


───そしてスルトはとうとう目的地に辿り着いたことを知る。狭い廊下から繋がる階段通路に、エレンシアのものと思しき濃い魔力の残滓が残っている。

エレンシアの一団の部屋は1年前に訪れた時よりもさらに奥深く、簡単には見つからない場所に潜っていた。


樹根のようにグネグネ曲がった石造の階段を霊魂の灯で照らして降りていく。暗く湿った陰鬱な区画では、あちこちから勝手に住み着いた魔物や魔法生物の息遣いが聞こえ、スルトは足取りを速める。


───パッ、と音でもするかのように、突如世界は開けた。暗い小径とはまるで異なる空間にスルトは面食らう。


階段の先に突如、午睡するような柔らかな日差しに照らされた美しい庭園が現れる。

陰惨とした暗い通路と対極にあるようなゴシック調の庭園だ。

野外のような眩しさで、明順応が起こるまで自分のいる場所を見失う程だった。がわからなかった。


こんなものは1年前にはなかったはずだが。と辺りを調べると、エレンシアの魔法が残留していて、どうやら直近無許可で造園されたもののようだ。

模造された青空と円形の噴水、色とりどりの花が季節も問わず咲き合っている。

その美しさにしばらく圧倒されてから。スルトは自分の仕事を思い出し、思わず「面倒くさい……」と溜息を吐き出し、そして今見たものを報告しないで済む方法を考える。

───ただでさえ忙しいのだ、これを処理している暇はない。

とにかく今はエレンシアに会いに行かなくては。


庭園の石畳に沿って歩くと、行く手に木扉が現れる。道の真ん中にポツンと直立するドアの戸枠から漏れ出すのは禍々しい魔力。

エレンシアの部屋に繋がる最後の敷居だとすぐにわかる。


スルトはネクタイを締め直すとノックもせずにドアを開ける───。


───。

──。


熱い。それにジメジメと不快だ。


室内に充満するのは熱気。その正体である酷い淫気はスルトの肌に纏わりついて、水滴となって滴るかのようだ。

エレンシアの根城は、10数畳ほどの広さの部屋で幅広のベッドとそれに向き合うように置かれたソファの調度だけがある。


不釣り合いに大きなベッドの上では今まさに「行為」の真っ最中であった。


じゅるぶっ♡ 

じゅるる……♡

んじゅぷるっ♪


犯されているのは少年だった。

精通したばかりの純粋無垢な子───それがエレンシアのいつものオーダーだった。

その通りにクラムが手配した少年が、サキュバスの不埒な舌肉で手厚く可愛がられている。


ベッドの上にはざっと10人程度のサキュバス。円座になって中央の少年の全身を舐め上げている。


目を閉じ静謐な口付けをする者、悶える反応を楽しむ者、強く吸い付いて少年の肌に跡を付ける者。


じゅぶぶ……♡

じゅぶぶ……♡じゅっぽ♡


「あっ// んあっ!いくって♡♡//」


商品がさっそく役立っているのは結構なことだが、その熱量に気圧されてしまう。

スルトが見繕ったあの日の少年が、女の舌肉の渦に玩弄されている景色を見て、ひとまず気に入って貰えたようだと胸を撫で下ろす。


商品には特別な思い入れは無いものの、徹底的に精気を吸われ続ける今後1年の生活を思うと、彼が見返りに得たものが果たしてそこまでの価値を持っているか、スルトにはわからない。


「んぐ、むングッ♡あ、だめッ!」


サキュバス達の体の動きに即応し、ソプラノの喉が音を上げている。


目の前の光景にスルトが思わず「うわ」と声を上げたのを、部屋の主であるエレンシアに気取られヒョイヒョイと手招きをされる。

本当はできるだけ静かに入室したかったのだが、彼女のテリトリーの中でそれも土台無理な話だ。


「こんにちは代理人さん♪ ここに掛けてくださる?」


臙脂色の幅広いソファに腰掛ける美しいサキュバス。この部屋の主のエレンシアである。

スルトは彼女の隣に腰を下ろす。


「ご無沙汰しています、エレンシア」


「仕事でしか来てくれないなんて、寂しいわね♡」


手にワイングラスを持ち、その顔は酒気を帯びて色っぽく赤い。

無類の酒好きで、彼女が酔っていないのをスルトは見たことがなかった。


「外、勝手に庭を増設したでしょう。ダメですよ館をいじくったら」


管理者として言うべきことを言う。

だが少女は「あぁ、あれね」と素っ気ない。


「あの庭はほら、お迎えする子が人間っていうから、異文化理解ってことみたいよ♪」


悪びれもせず部屋の主は言う。


「あれは勝手にこの娘達がやったの♡ こんなに大きいんだから少しくらい良いでしょう?」


クスリと笑うエレンシアと一瞬視線が交錯して、スルトはドキッとする。

長く尾を引く睫毛に守られた深緑の瞳を見てしまった。種族柄ただでさえ強い美少女の魅了はアルコールで駄々洩れになっていて、気を許すと仕事にならないと警戒した。


エレンシア───人間の美少女の形を取っている年齢不詳/種族不明のサキュバス。

彼女は翼や角といったサキュバス種に共通する多くの特徴を持たず、魔族かどうかと言った大前提までよくわからない。


腰まで垂らした昏い金の長髪を手櫛でふわりと払うと満足げにベッドの方を見遣り、ワインを傾ける。

クリーム色のネグリジェを纏う肢体はソファの上で悩ましくくねり、鎖骨から足元までが稠密な金細工のように調和している。


「それにしても、今回の子もとってもいいわ♡ さすが代理人さんね」


「喜んでいただき光栄です。1年間の長期でしたから、受け入れてくれる子を探すのが大変で」


「そう。人間にとっては1年さえ長いのね──」


エレンシアはスルトの顧客の一人だった。

スルトの仕事はこの館の魔族たちに人間をアテンドすること。人間と魔族のハーフである彼は両世界を自由に行き来できる数少ない者の一人だった。


「赤でいいかしら?」

エレンシアが手首を回すと、その指にはいつの間にかワイングラスが摘まれていた。


「いえ、まだ仕事中なので遠慮します」

「まぁまぁそう言わず───」


結局エレンシアにグラスを渡されてしまう。

なみなみ充填された赤ワインは高貴な香りを放ち、エレンシアの媚香と混ざり合ってクラクラするようだ。

スルトの予定では少年を見た後すぐに部屋を出ようと思っていたが、上客の饗応を無下にもできず、もう少しだけ留まることにした。


「んぁっ♡ ンんぐム───」


目の前のベッドからは絶えず悩ましい嬌声があがっている。

大の字に体を投げ出した少年の四肢に、体格で遥かに勝るサキュバスの娘たちが巻き付き、舌唇の味を覚えさせている。


ぢゅぽっ♡ じゅるれる♡ じゅぶっ♡


少年は、自分より数回り大きなサキュバス達に組み敷かれ、全身を舐め上げられる。

耳、唇、乳首に脇腹、臍や足指に至るまで、淫紋付の舌肉がキャンデーを舐め壊すように這いずり回っている。


少年の目は既に虚ろで、完全に脱力した体を投げ出して震えている。


「んあ゛──゛ぁだぁくっ……♡゛」


変声期前の声帯が楽器の様に震えて、悦楽の音を絞り出す。


青白く光るサキュバスの舌上の淫紋は、少年の表面にすーっと線を引くたび、その轍には粒高い鳥肌がゾワッと立ち上がる。


「それにしても、甘美な光景よね───。愛すべき人間の幼体が、その体を目いっぱい使って快楽を表現しているのは」


「えぇ皆様そうおっしゃいます。彼とは野球という人間界のスポーツの才能と引き換えに1年間の隷属を契っておりますので、期限まで存分にお楽しみいただけるかと」


エレンシアの元には年1回人間の子供を差し入れしている。


エレンシアは特殊な客で、自分で手を出すことはしない。ただ彼女の取り巻き達が勝手に少年を食べてしまうのを見て、酒を飲むのである。


「あ゜ ああっ゜//いくっ、いっくぅ……♡」


「またイきそう……♡ 今日はもう20回は絶頂しているわね」


じゅぶ……♡じゅぶっ♡じゅぶっ


少年が射精感を吐露すると、サキュバスの一人が股間に顔を深くうずめ、竿を丸のみにする。


裏スジに這わせた舌の表面がゾリっ、ゾリっ、と前後に滑るたびに、少年の目は硬く閉じられ腰骨が忙しなく痙攣する。


「いくッ! それ、イくからぁ゛♡」


ペニスを濡れた舌と口内粘膜でぴっちりと型取り頬をへこませる。そのまま自分勝手なペースで少年の芯を口内粘膜で舐り切る。


じゅっぷ───♡

じゅっぶ……♡じゅるる♡


「んあっ゜ いくっ!いく!ッ♡♡」


「あらあら、あんなにガッツかれて大変♡ イキそうになった時の声が可愛いのよね───♡」


エレンシアはうっとりとした表情を浮かべて半分ほど残っていたグラスを飲み干す。


じゅっぽ♡ じゅっぽ♡!じゅっぽ!♡


「ん゛♡あぁ゛……♡ イクうぅ……♡゛」


びゅるる───♡


少年の精液がサキュバスの口内に注がれる。舌に宿した淫紋を裏スジに強く押し当て引き抜いた瞬間、尿道が白く泡立った。

張り詰めた少年の肢体が、射精の脈に倣って律動する。


びゅくっ……♡びゅっく……♡


サキュバスはキスを受け入れるときの様に静かに目を閉じて、舌上でのたうつ竿を堪能する。


「あはぁ゛あぅぐ……♡ンむぅ//」


「あはっ、せーし出た~♡」

「射精中も全身舐め続けてあげるね~♡」


少年の絶頂に合わせて、サキュバスの宴は色めき立つ。乳首を舌先で練り潰し、耳奥に入り込む舌が絶頂中の少年に最高のオーガズムを押し付けているようだ。


じゅぶぶ♡ じゅるぷっ♡ じゅぶぽ♡


「ひぁ//あ゛♡ 吸っちゃらめ゛♡♡♡」


赤髪のサキュバスが口を尖らせたまま口中から竿を引きぬいていく。

ガクガクと少年の腰が上方につられて持ち上がってしまいそうになるのを、ほかのサキュバス達が押さえつける。


『じゅぽん───♡』


口内粘膜の沼からペニスを引き抜いたサキュバスは恍惚の表情で頬を染める。

舌舐めずりをして、一滴残らず胃に落としたサキュバスは、手を頬に添えて、馥郁たる風味を堪能している。


「あ~美味しかったぁ~♡ 生絞りした精液が一番新鮮でおいしいわね~♡」


「味もとってもいいって評判なんですよ♪」

横からエレンシアが補足して教えてくれる。


イったばかり、のけ反ったままヒクヒクと戦慄く少年の体には、既に舌肉が這いまわり、特に席の空いた股間には我先にと無数の口がたかっている。

尿道に残った精液や、射精直後の亀頭の味を吸い出し、奪い合う。


じゅるるっ♡ じゅるるぅ♡


「どーう? 薄くなってない~?」

「量はかなり薄くなってきたかもね~♡」


じゅぞぞ〜♡ じゅぞぞっ〜♡


あっ。あっ。あっ───。

目をトロトロに潤ませ、なされるがまま嬌声を上げる。

快楽で痺れた世界から少年はなかなか帰ってこれない。


「ああして、あの子がイクたびに体を隅々まで清めてあげているんです」


精液はもちろん、少年の全身に滲んだ汗や、涙まで一滴残らずサキュバスの舌は舐めとる。

淫紋の刻まれた舌肉が肢体を行ったり来たりして、少年に急ピッチの造精を強要する。


へたり込んでいたペニスにいつの間にか血が通って膨らみ、気づけば硬く屹立している。


サキュバスの魔力の怖さだ。

限界を超えた21回目の射精後も竿はまだ舐ってほしくて、何事もなかったかのように勃起する。


「じゃあ、次イってみよっか~」


少年を取り囲むサキュバスが位置をローテーションする。お掃除フェラを終えた赤髪から、ペニスは桃色の髪をしたサキュバスのものとなる。

そして疼きの絶えない少年を目の前にして、何事も無かったかのようにフェラレイプを再会しようとする


「もう゛、もう今日は、きょうは無゛理です───♡」


全身を浸す官能の渦が正常な発話を妨げているようだ。少年はぐちゃぐちゃにトロけた喉で哀願を始める。


「ユウくん~、約束したよね~?今日は私たちが満足するまでおちんちんを貸してくれるって♡」


「まだ3周目が始まったばっかなんだから、たっぷり働いてもらうよ~♡」


「───でも、でもっ//、もうでなく゛てっ」

泣きじゃくる少年の哀願が室に響く。


「あーあ、またそーやってワガママいうんだ……♡」

「お姉さんたちの言うことが聞けない悪い子には~♡」


サキュバスの群れが目を爛々と光らせて、少年を咎める。


「違う、ちが゛う───♡゛」


「はい、オシオキですよ~♡こっち来てくださいね……♡」


サキュバス達はクスクスと含んだ笑い声を浮かべて、ふらつく少年の体を立たせる。

官能で飽和した表情筋が、恐怖に歪んでいた。


「こうやって泣き言をいうから、いつも躾してるの♪」

エレンシアはいつの間にか手に持つ酒を白ワインに替えていた。


「あっ、いやっ、やめてぇっ!」


───少年の体にサキュバスの尾が絡みついた。

細く強靭な艶々とした黒い尻尾か少年の手首に絡みつき、縄の様にぐるぐると巻きつく。

少年は手首を束ねられたまま、足のつかない高さまでヒョイと持ち上げられてしまう。


「ほらスゴイでしょ、体が簡単に持ち上げられて……♡ ジタバタしてもいいのよ♡」


少年は台詞通りに手足を大振りして暴れている。強靭な尻尾は奴隷が繋がれる鎖のように少年の体を戒める。

上に持ち上がった両手首に結束バンドのような黒い紐帯が巻き付く。太腿・足首にも尻尾がグルグルに絡んで、強制的に両脚を開脚させている。

あっという間に少年は「人」の字形に空中に吊り下げられてしまう。


「まるで地下牢に繋がれた罪人ね───これからお口で処刑される所までそっくり♡」


酒が進んで陽気になったエレンシアが言う。


手足の拘束を力では解けないことがわかり、少年の抵抗は弱まっていた。

観念し、怯えた様子の少年の前後をサキュバスが挟み込んで、膝をついた。


「うふふ♡ オシオキだからって、そんなに怖がらなくても大丈夫♡」

「前と後ろから挟み込んで、たっぷりお口で気持ちよくしてあげる♡」


その2人を合図として、空中に持ち上げられるように拘束された少年の周囲にサキュバスが集まって来る。


股間の前後にしゃがみ込む2人のほか、少年の縛られた肉体を舌で舐め上げる者、少年の指に吸い付き自らの舌の感触を覚えさせる者など、相変わらず少年の白い肌には複数の舌が這い回る。


「ここからがお楽しみなのよね……♡」

エレンシアはワインの水面と少年を交互に見ながら、機嫌よさそうにしている。


少年を消費するサキュバス。彼女たちの顔ぶれを見ると実に多様な面々がそろっている。

お尋ね者の掲示板で見覚えのあるサキュバスや、失踪者名簿に名前のある者、いずれも既に館から消えたと信じられている面子だった。


この場所は波長の合う者たちで構成された緩いサークルのようなものだ、と過去エレンシアは言っていた。彼女からすれば居着いた者が例え何者でも酒肴を提供してくれればそれでいいようだ。



「ふふ……♡ さっきよりカチカチだ〜♡ 縛られてコーフンしちゃったのかな?」


前に突き出た少年のペニスを鼻先ですんすんと嗅ぎながら、次の口唇が薄暗い洞をぽっかり構える。


「いやっ、だめっ……」


少年は首を横に震わせて、拒絶のカタチを作った。

その反応を待ちわびていたとばかりに、ペニスの前に膝を着く桃色短髪のサキュバスが、少年の竿を咥える。


『じゅっぽ♡』

唾液の泡立つ音があがる。

少年を根元まで丸呑みにするような貪欲な口淫が始まる。


じゅっぽ♡ じゅっぽ♡ じゅっぽ───


「はぁ゛うう//っ♡゛」

善がり声があがり、少年は口から逃れるため小さな腰を後ろに引く。


「はーい、こっちもダメ〜♡」


すかさず少年の背後に構えた青髪のサキュバスが少年の腰を鷲掴みにして、舌を臀部の割れ目に押し当てる。


「あっ!だめっ!そこっ、汚いから!//」


飛び上がるような悲鳴をあげ、ピンっと肉体は緊張する。


ンれる……♡ んぷちゅっ♡

少年に構わず、青髪のサキュバスは舌先でアナルの皺をなぞって押し広げる。


ぴちゃっ、ぴちゃっ───♡


腰を引いたことでクッキリ見やすくなった不浄の性感帯。その窄まりを舌でふやかす様に。


ぴちゃっ♡ れるっ♡ れるぅ♡


「んぁっ゜、何これ// なんか変……」


少年は抵抗のさなか、自分の中にジンジンと熱い官能が沸き起こるのを感じ取った。


───だがその感覚にのみ集中することも許されない。


「ほ〜ら、おねーさんのお口マンコに集中しなさい」


ぷるぷるの口肉がペニスに密着し、スライムのように流動する。ストローのように亀頭の先っぽに吸い付いて綺麗な顔を啄むように前後させる。


じゅるるる♡ぢゅぽっ♡ ぢゅぶっ♡

「───うぁ、んぁ//、それダメっ゛♡」


少年の体が忙しくなる。

体を捩って拘束から逃げようとする。


「逃げられないよ〜♡ ユウくんの腕も足も私達のシッポでグルグル巻きにされて、ピクリともうごかないでしょ♡」


ぢゅっぽ♡ ぢゅっぽ♡ ぢゅっぽ♡

開脚の状態で宙に浮く磔の少年の竿に唇の肉圧が襲いかかる。亀頭を躾する首輪のように密度濃い唇の輪がカリ首を練り潰す。


あぉ゛んぁっ゛ん───♡゛


痺れるような快楽が全身を駆け上がり、吊られた少年の肢体を震わせる。天井からぶら下がるシャンデリアのように軋んで揺れた。


じゅる♡ じゅぶぶ……♡ ぴちゃ♡

背後からアナルを舐る舌は先程よりもずっと大胆に少年の内側にまで入り込もうとしている。


ぷつ。と舌の先端が少年のアナルを押し広げ、ずるり。中に侵入する。

滑りの良くなった舌肉は少年の狭隘を確かめながら、進んでは止まりを繰り返す。


ずりゅぅ……♡ずりゅぅ……♡ ぴちゃ♡


───あっ。ああぅっ。

舌肉の挙動に合わせて少年は短く喘ぎ、最奥部から沸き起こる快楽に翻弄されていく。


「んぁぐぅ、何これッ あ、あん//」


「わー♡体ピクピクしてる〜♡」

「前立腺見つかっちゃったね~♡ これでまた沢山イけますからね~♡」


ぴちゃっ───♡ びちゅ♡

ピンク髪のサキュバスは静かに目を閉じて、舌の間隔に集中している。

ぐい。ぐい。と胡桃大の少年の急所を舌先で押して凹ませる。

その挙動ごとに少年は不安そうに喘いだ。


「男の子のお尻の中には『前立腺』っていうエッチな弱点があるの♡ 」

「そこを舌でぎゅ〜ってされると勝手にザー汁漏れちゃうんです…♪」


じゅっぽ♡じゅっぽ♡

じゅっぽ♡じゅっぽ♡

凹ませた頬でペニスを舐り取る前の口。


ぴちゃっ♡じゅぷ……♡

ぴちゃっ♡じゅる……♡

尖らせた舌先でアナルを啄む後ろの口。


少年はピリピリ痺れるような快楽に挟み撃ちにされ、抵抗する力も失われていく。


「おちんちんとおしりを同時にお口でお世話されるのどうかしら?ここに来た子はみんなこれ大好きになっちゃうの♪」

「ユウ君もすぐに自分からおねだりするようになっちゃうからね~♡」


じゅるるっ……♡じゅっぷじゅぷ……♡

びちゃ、じゅぶる、じゅぞぞ……♡

少年の芯に快楽を被せ合う2つの舌。その動きはより激しくダイナミックなものに変化している。


「んぁぐっ//んむぅ……♡いっちゃう、いっちゃう♡───」


「そろそろザーメン出そうになってきたね~♡」


「お口マンコが気持ちよくって、腰引いちゃうと〜」


ぐりゅ♡ ぐりゅぅ……♡ぐりゅん♡


「おしりの中をベロで掻き回されてホラたいへーん♡」


───んひぁっ!!♡

少年が飛び上がるような悲鳴を上げて、腰から上を後ろに反らす。


「じゃぁ……♡そろそろイおっか……♪」


ぐりゅん♡ ぐりゅぅ……♡

じゅっぷ♡ じゅぷ……♡


前後2つの口は少年を挟み込み絶頂に向けて協働する。細腰を抱き締め、唇と性感帯を強く密着させる。


フェラはより速く、前立腺に張り付く舌肉は面で押し上げるような圧力を掛ける。


「ん゛///イク!いく!!゛」


びゅるっ♡ぶびゅぅっ♡───


少年のペニスが口内で爆発するように弾ける。その瞬間、舌の表面が亀頭の裏側をゾリゾリと舐め上げる。


「う゛うぁぐ……♡!んぐぅ……♡」


少年の体は大きく痙攣し、カクついた腰を押さえつけて前後のサキュバスがひり出すような射精をリードする。

少年の尻の割れ目に舌を強く押し当てて、前立腺をきゅうきゅうと押し込む。


電流が体の奥を流れる感覚とともに、少年は精子を吐き出している。


ぶぴゅっ♡ ぶぴゅっ♡゛ビュルっ♡


「おちんちんを柔らかい前のベロにぎゅ~って押し付けて、たっぷり精子だそうね……♡」

「後ろからベロが入ってきて、おちんちんの裏側をぎゅーぎゅーって押されて、頭まっしろになっちゃうよね〜♡」


「イってるぅ!、刺激、つよい!、あ゛──゛」


少年は首に青スジを立て天を仰ぐ。

過去類を見ない、溺れるような痙攣で尻尾の拘束の内側で藻掻く。


じゅるるる♡ じゅっぽ♡ ぐっぽ♡

ぐゅりゅ♡ ぢゅる♡ぢゅぱ♡


まるで追い込み漁のように、サキュバスの口はペニスと前立腺を支配していく。


「精子ビュルビュルしてるのにお口離れてくれないね〜♡」

「ユウくんの腰を抱きしめたままベロが亀さんとおしりの中をネリネリ犯してくれてるんだぁ……♡」


びゅく……♡ びゅっく♡♡

びゅる……♡ びゅぷ……♡


「うふふ……♡まだイってる……♡ 視界チカチカさせながら、最高の射精をあじわってるのね♪」


「ん゛♡//んぁぁ゛ぁぐ♡♡゛」


喉をすすぐ様な濁音が室内に充満して、少年の長い絶頂を部屋にいる全員が見守っていた。

1分、2分と時間が流れ、ようやく少年の体から力が抜け落ちた。


顔を赤く紅潮させて、半開きにトロけた目には涙を貯めている。

起きているのか寝ているのか、スルトには判別がつかない。

吊られた手首を始点とする震えが全身に広がっている。

白濁液を引く口は名残惜しく少年を手放し、生き物のように少年の深部を犯していた舌先はようやく臀の割れ目から離脱した。


「はーいお疲れ様みんな~♡とってもいいお酒になったわ……♡」


エレンシアはソファから徐に立ちあがると、少年の頬にグラスの淵を当てる。

力の抜け落ちた表情筋。官能に押しつぶされた後の抜け殻のような頬。そこを伝う涙をワインに溶かした。


それをそのまま飲み干すと、傍目にもわかるほどの鳥肌が美少女の全身をブルブルと駆け抜ける。

エレンシアの下腹部に刻印された淫紋が薄く光っているのが、ネグリジェの上からでも見えた。


「じゃあ〜、次もお願い……♡ ふふふっ♡」


エレンシアが呟くと、彼女のルームメイトたちは搾精を再開した。


───じゅぶっ♡じゅぶっ♡

───ぬりゅ♡ねりゅっ♡


少年を縛り上げ取り囲むサキュバスは時計回りにローテーションし、ウズウズと待ちきれない次の口が少年を襲い始める。


「んぐっ、んあむっ、んんっ゛」

放心状態だった少年は急に現実世界に引き戻され、身捩りした喘ぎ声を漏らす。


「では私はこれで失礼します」

スルトは面倒なことになる前に、エレンシアの部屋を後にする。


「えー、もー行っちゃうの~、 あはは♡、ふふふふ♡」


エレンシアはすっかりと出来上がっていて、ふにゃふにゃ柔らかく笑っている。


「また1年後に来ます、今度はこの子の引き取りと次の子を連れてきますから」


ここで時間を使っている訳にはいかないのだ。足下に絡みついてくるエレンシアの体ををなんとか引き剥がし、スルトは次の客の所へと向かう。


今回の回覧は残り3件───。


(その1 終わり)

(先行)愛玩仲介人〜魔族と少年たち その1〜

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