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(先行)邪教魔族シスターの大軍に神父補佐が全てを奪われる話 後編③

「ねぇ先生…♥ これで全員堕ちちゃいましたけど?」 アクリラが恍惚に呆けたクラムを覗き込み、語り掛ける。 乳肉に犯され、精を搾られた先刻の感触が体の奥深くに刻み込まれたままのクラムは、まだその余韻が抜けない。 仰向けの姿勢で、息細く天井へと視線を向けるクラムを覗き込みながらアクリラは勝利宣言を行う。 「おマンコで…♥手で♥尻尾で♥口で♥おっぱいで…♥ 子供達全員失っちゃいましたね…♥」 まるで昔話をするかのようにアクリラは懐かしみ、子供達のことを振り返る。 「えっと~、まずキリ君は3人のお姉ちゃんにこの部屋で『書き換え』されちゃったんだよね~♥ 今もまだ3人のおマンコで搾られて膣内射精の真っ最中♥」 それぞれの子供達の様子がアクリラにはリアルタイムで見えるのだろう。 未だ思考の焦点が合わないクラムにも届く抑えたトーンで、子供達の現在の様子を実況していく。 「次にセイル君は…2人のお姉ちゃんにお手々で可愛がってもらったみたいね♥ 優しい2人の息ピッタリの指の間でトロけちゃってる…♥もうすぐ本番セックスに移るみたいよ♥ うん…順調♥」 「3人目のジュン君は、まだ尻尾の肉筒で摘ままれちゃってるわね♥ 交代で挿れたり抜いたり…♥ もう鳥肌立ちっぱなしでちょっと可哀想かも…♥ でもジュン君がそれが良いって聞かなかったんだって♥」 「マクシ君はもっと可哀想♥ 何枚もの唇で延々とねぶられてる♥ 仰け反ってひっくり返って…♥ クラム先生が我慢できないからだよ♥」 「5人目…♥フレナ君は幸せそうね…♥ まだ始まったばかりだけど大好きなおっぱいに包まれてもう2回も甘々射精してしちゃってる…♥」 修道院の崩壊という現実をアクリラはまざまざと突きつけ「あ~あ♥」と言わんばかりに肩をすくめる。 傷口に塩を塗り込むような行いだ。 全てが失われてしまったと悟り、クラムはもう一筋の涙を流す。 「でも、まだ残ってるよね♥」 アクリラは右手の人差し指を真っ直ぐ伸ばした。 その示す方には自分。この修道院の神父補佐であったクラムが力なく倒れている。 朦朧とする意識の中でも、クラムはその意味をすぐに理解した。 「だってほら、クラム先生がまだいるじゃない…♥」 アクリラの目に爛爛と捕食者の灯が宿る。 「ねぇクラム先生…♥子供達すら守れない聖教なんか捨てちゃって、私達と一緒に魔族になろうよ♥」 蛇の如き縦長の双眸がクラムを誘う。 遂に勧誘の順番が子供達から自分に回ってきたという事だろう。 「…」クラムは何も言わない。 正直に言えば、それはもうどうにでもなれという自棄だった。 自責の念と悔悟の念に押し潰され、半ば壊れてしまった様なクラムの精神は新たな情報の入力を拒む。 彼の脳裏に浮かんだのはそれから「聖教」のこと。 生まれてすぐに修道院へと預けられたクラムの魂にはどうしようもなく聖教の理念が染みついている。 聖教の教義。聖典の解釈。聖職者であるという事。教えの実践・教育とは──。 クラムの短い人生の中で。それでも幾度となく立ち現れた根源的な問い。 その全ての問いに対してクラムは答えを持っていた。 確たる信念を構築していたと言ってもよい。 研ぎ澄まされ、洗練された思考は傍目には氷の結晶の様に強固で隙の無い完璧なものに見えた。 「聖教ねぇ…」 アクリラが口を開いた。 侮蔑のニュアンスを含んだ、吐き捨てるような響き。 「聖教に一生懸命身を捧げていたキミ達が得たものは何かしら 禁欲?奉仕の心?」 やめてくれ──。 「でも、その崇高な信仰心も簡単に打ち砕かれてしまう様な脆く儚いものだとしたら」 いやだ──聞きたくない。 すっかりと精神防御を剥がされたクラムの意識に飛び込んで来る、アクリラの邪な言葉。 それでなくてもクラムの脳内では無数の思考の束が錯綜し迷走している。 幼少期の記憶から神学的な問いまでが走馬灯のように次々と浮かんでは沈んで流れていく。 そんな自罰的なクラムの思考に混じって、魔法だろうか。アクリラの思考が流れ込んでくる。 聖教の理念に従って自分は、長年尽くしてきた──。 ──でも、負けた♥ それも一瞬で。 聖教こそが我々人間を導き──。 ──子供達すら守れないのに? そんな神様って何かしら? 全てが一夜にして終わってしまった。もう聖教に居場所はない──。 ──ええ、そうね。 クラム先生のキャリアもここで終わり♥ そこまで述べた後で「でも」とアクリラは主題を切り出す。 ──でも、キミ達が言う所の「邪教」にはまだキミの居場所があるの。「魔族の旦那」としてさ♥ 意外だろうけど、いま魔界には聖教の聖職者がいっぱいいるんだ♥ みんなクラム先生の様に勧誘で堕ちちゃった人達ですけど、結構楽しくやってるみたいですよ。 ………──。 ──それに、子供達とも一緒に過ごせますよ…♥ ………──。 クラムは何も言わなかった。 「ねぇ?どうです先生…♥ ここに残るのか。それとも魔界で魔族として生きていくのか…♥」 アクリラの最後の言葉は、実際に彼女の口から発せられたものだった。 「決めるお時間ですよ…♥」 暫しの沈黙──。 しかし、その沈黙こそがすべてを物語っていた。 全てをご覧になっているはずの偉大なる神は、修道院への襲撃さえも救おうとしない。 信徒を奪われ、邪淫の限りがその内部で繰り広げられようとも。である。 「神はいない──」 水面に垂らされた絵具のように急速にクラムへ侵入する不信は、もはやこれ以上ないほどに膨らんでいた。 信仰の防壁を溶かされたクラムは、存在意義にも等しかった聖教の拠り所を失った。 だがそんな彼にも手を差し伸べ、もとい、取り込もうとする者はいる。 「だから先生♥ 私と結婚してくださいよ♥」 アクリラは至極淡々と、涼しい顔で言った。 「私と結婚してよ。そうして一緒に暮らしましょ♥」 アクリラは半身を起こしたクラムに手を差し伸べ、取るように促す。 白くしなやかな掌がクラムに向けて開かれている。 まるで人間の男がするような正式なスタイルで、アクリラの魔眼と真っ直ぐ目が合う。 クラムは少し逡巡していたが、ツーと涙を流しながら目の前の少女の手を取った──。 ──瞬間。 アクリラとクラムの身体が紫色に光を放つ。 2人の全身を包む神秘光は、結ばれた手と手の隙間で特に強く発光している。 窓を通り抜け、修道院の外をも照らす光量は、闇夜を真っ直ぐに切り裂いた後10秒程で消えた。 魔法により契約が担保されたことを意味する光。 魔法を用いた契約は何人も背くことは出来ない。 これをもってクラム──アクリラの正式な契りが交わされた。 「う~ん… 嬉しい。♥」 顔を赤らめ真っ直ぐにクラムと見詰め合うアクリラの瞳からは、それまでの彼女とは異なり本心の様なものを感じ取れる。 クラムも妻の表情をどこか恥ずかしく見つめる。 そして2人は自然に目を閉じ、唇を重ねる。 クラムの仰向けの身体に覆いかぶさるように少女の身体が跨り、舌を絡ませ合う。 小さな舌、瑞々しい唇の感触を堪能しながら、クラムは口舌の主導権を彼女に握られる。 クラムの上唇をアクリラの2枚の唇で甘く食む軽いキスから舌同士の表面をぺったりと重ね合わせる様な深いキスまで。 幼い少女の外見からは想像もつかないような極上の舌遣いがあっという間にクラムを陥落させていく。 クラムも見よう見まねで舌を動かし応戦こそすれど、経験と地力が違い過ぎるためあっという間に舌を絡め取られてしまう。 そして結局は「う…んむ」と情けない呻き声をあげ、防戦一方となってしまう。 貪る様な濃厚キスの間、官能的で甘い唾液が同時にクラムの口内に送られてくる。 思考を溶かす香り高い、重めの液体が妻から旦那の口へと伝った。 『ちゅぽん…♥』と名残惜しそうに離別した2人の舌は唾液の糸で細長く繋がっている。 そのままアクリラはクラムの口を手で軽く塞いだ。 「そーそー。そのまま飲んで♥」 アクリラが含ませた透明な唾液をクラムは言われるがまま呑み込む。 何らかの魔力が込められていることは容易に察したが、クラムは抵抗なく飲み干す。 効果はすぐに現れる。 通り抜けた食道が湯を飲まされたように熱を帯びていく。 口腔から喉を通り胃に落ちる。その軌跡は熱感として容易に察知できる。 「今のは性交の呪い…♥ 自分の意志で呑み込んじゃったね♥」 「性交」の呪いと言うだけあって、唾液の吸収に比例する形でクラムの全身はムラムラとした深い性衝動に支配されていく。 気が付けば、クラムの骨盤の上にはゼリーの塊に重たく粘っこい性衝動が居座っていた。 「なり振り構わない性交への欲」という向きとは異なり、それは穏やかで多幸感に満ちた性質のものであった。 目の前に寄り添う妻へ精液を捧げ、注ぎ込みたい。という純粋な性質のもの──、端的に「愛」としても差し支えない。 アクリラの姿を見る度に、触れる度に、言葉を掛けられる度、粘着質で一向に離れようとしない愛欲がクラムのペニスを硬く漲らせる。 「よいしょ…♥じゃ、エッチしよ…♥」 硬化したペニスを確認し、アクリラは照れくさそうにクラムの上に跨る。 アクリラの秘部は既にクラムと同様、潤滑の愛蜜を纏っていた。 濡れ溶けた淫猥な感触を獲得し、官能を目一杯発露させている。 『ぷちゅ…♥』 仰向けに横たわるクラムの先端がアクリラの入口に触れた。 「あ、ん…」とクラムの研ぎ澄まされた触覚がその温かさ、滑らかさを感じ取り、早くも嬌声を漏らす。 「最初は私が動くね…♥ その後はダーリンから動いてくれると嬉しいな♥」 そう言いながらニコリと微笑むアクリラは接地部分を下方に降ろし──『ずぷん♥』と呑み込んだ。 「あ…あぁ…♡」とクラムの吐息。 肺の空気が自ずから押し出される様な恍惚とした官能が喉からせり上がって来る。 『じゅじゅ、じゅぷ』 空気を押し出す様にゆっくりとアクリラの腰が降り、挿入の幸福をできるだけ長く堪能させていく。 それまで刻まれてきた、のたうち回る責め苦の如き快楽とは異なり、クラムの全身を幸福な悦楽が貫いていく。 アクリラの内部は狭く、『ぎゅむ。ぎゅむ。』とクラムのペニスを四方から押し返す。 温かくトロトロの淫肉は、クラムの亀頭を優しく包み込んだまま位置を下げる。 やがて、ペニス全体を呑んでしまう。 「よいしょ…♥ ん…ナカまで入っちゃたね」 骨盤の結合。 腰骨が痺れるような震えが、早くもクラムに表出してくる。 仰向けのクラムの腰部に跨り、アクリラがペタリと座っている。 2人はしばし、動くことなくその合一を堪能していた。 動かさずとも感ぜられる膣内の熱や凹凸などの情報は、クラムのペニスを通って脳にまで伝達される。 「手…♥にぎって♥」 子猫の様に体を擦り付けながら、アクリラはクラムに手を握らせる。 恋人の様に指を絡めあい、掌の奥深くまでしっかり握り込んだ。 「イキそうだったら、いつでもイッてね♥」 慈愛に満ちた表情のまま優しく言葉を掛けて、アクリラは腰を動かしていく。 『ぐ…ちゅん♥ ぐっちゅ…♥』 アクリラが手繋ぎのまま腰を浮かし。 ──落とす。 ペニスを包囲する淫靡な濡れ肉がペニスのカタチに沿ってその形状を変えながら亀頭を滑る。 包皮をズリ下げ、竿を舐め下ろした。 クラムの神経を膣肉で直接的に撫でるストローク。 『にゅるん…♥』 振り下ろしの後で、余韻を残しながらそれは次のストロークへと繋がる。 『にゅるん…♥にゅる』 『ぷちゅん…♥ぐにゅる♥』 やがて、アクリラとクラムの呼吸が一致していく。 腰の振り下ろしの際に「ふぅ」。 持ち上がるときに「ハァ」。 その運動に合わせ、呼吸が統一されたのだ。 結合部の幅が1拍ごとに伸びたり縮んだりを繰り返し、即ちペニスは膣壁の寵愛を受けて360度から取り囲まれながら擦れていく。 ペニスがとろけ、液体に還元されるかのような深い快感。 「んっ、あっ、とけるぅ♡」 「ん…♥ どう?気持ちい~い?」 グラインドを続けながらクラムの顔を覗き込むアクリラ。 それまでの嘲る様な、小馬鹿にする様な色は既に失われており、美しい少女の透き通るような表情だ。 『ぐちゅ…♥ぐちゅ…♥ぐちゅ…♥』 腰のグラインドは次第に等速のものへシフトし、包み込む膣肉は液体と固体の中間のような感触になる。 『ぐちゃあ♥…ぐちゅう♥』 「ん、イキそう…♥? いーよ♥ 」 射精が近いことを察し、アクリラの体がクラムの上に覆いかぶさってくる。 細く壊れ物の様な少女の上半身がクラムの胸板の上に接面し、しっとり重なりあう。 「んむ…♥」とアクリラの唇がクラムの唇を奪う。 なおも腰のピストンは続けられ、一歩一歩着実にゴールへと歩を進める。 『ぐちゅん…♥』 「んン…♡いく、いっちゃう」 『ぐちゅん…♥』 「♥…いいよ♥ きて♥」 『ぱちゅん…♥ぱちゅん…♥』 腰の振り下ろしが加速する。 熱っぽいゼリーのようなヒダが、亀頭の先端からカリ首までの部分をターゲットに、擦り取る様なストロークを集中させる。 クラムの血流は下半身に集中し、血管が浮き立った。 ペニスとそれに繋がる下半身は、小刻みに震え、官能を満たした振動を呈していく。 今にも沸騰しそうな精嚢の中身は行き場を求め、睾丸それ自体がペニスの根元にまで持ち上がり、その時を待っている。 「ふふ…♥」 射精の兆候を寸分の狂いもなく見抜くアクリラは、最後のトドメに──。 腰を目一杯持ち上げ──。 叩き下ろした。 『ばちゅん!!♥♥』 大仰な音を上げクラムとアクリラの腰肉が溶け合う。 クラムのペニスは先端から根本まで一呼吸でアクリラの膣内に呑み込まれ、癒合する。 『ずりゅり♥』 膣壁がペニスの細部までを巻き取る様な官能でもって、亀頭の膨らみ、カリ首の鰓、亀頭と竿の接合部を埋めた。 ダメ押しの刺激、ゾクゾクと全身を駆け抜ける悦楽の奔流に下半身に集まっていた靄のような欲求はようやくその解放を許される。 間髪無く痺れ始める腰の骨。 射精直前の焦れったいペニスは膨らみ、一段と嫁の膣内で硬くなる。 「…はい お終い♥」 吐き捨てるように零したその言葉には、従来の見下した嗜虐の色が少しだけ戻っていた。 「んンン!!イ…♡くぅぅ♡!」 『びゅるるうぅ!どびゅうう!ぶりゅりゅりゅ』 クラムは情けない喘ぎを喉奥から絞り、果てていく。 「あっ!はあっ!あはっ!」 『ビュグルル!どぷりゅ!どっぷん』 「そうそう…♥いっぱいトプトプ…♥って♥ 出せ、出せ♥」 アクリラは腰を練るように揺すり、ねっとりと射精中の官能をペニスに与える。 吐精の最中で、膨らむ亀頭を中心に押し込めるようきゅっと絞られる膣壁。 ペニスを握る程、精液が出る事を知る内部は少女のものとは思えない程のキツい膣圧となる。 「は♡ はぁぁ…♡」 甘い吐息に身捩りし、腰を浮かせ、引き。クラムはもがく。 その様子を観察しては、うっとりと頬を緩ませ──、アクリラは何度でも腰を打ち付ける。 『ぱちゅぱちゅ♥』 『ぶちゅぶちゅ…♥』とした淫靡な水音が再び室内に木霊し始める。 『ぶちゅぶちゅ…♥』 「全部注いでね…♥アナタの全てを飲み干したいから…♥」 『ぱっちゅ♥ ンぱっちゅ♥』 「亀頭をヒダでコリコリしててあげる♥ 絶対好きだよねコレ…♥」 ──。 ─。 ──クラムがありったけの精液を捧げきった頃。 腰の上で体を揺すっていたアクリラはようやくペニスを引き抜いた。 結合部からトロトロと流れ出す精液。屈服と契約の雫が太腿の表面を流れ落ちた。 「あぁ♥ エッチ…♥ ダーリンの白いの♥こんなに…♥」 アクリラは零れ落ちた白濁を指で掬い取るとランプの明かりにかざし、舌で舐めとる。 「んあ…むり、も、でない…」 長い長い射精は、出し切った後もクラムの体内でゼーハーと尾を引く。 「たっぷり膣内射精〈ナカダシ〉しちゃったね♥」 アクリラは子種を存分に受け止めた下腹部を撫でながら言う。 「ご馳走様…♥ じゃあ次は♥ベッドで…。♥ ね♥ダーリン♥」 その目は優しく、妻としての慈愛に満ちていた。 ───。 ──。 大部屋から場所を移り、クラムの居室。 「はッ…!はぁ…!ふっ…!」 体液が爆ぜる音とともに、部屋に響く交わりの音。 だがそれは、今夜聞こえたどの音よりも野太い。 音のする方向へ眼を凝らすと、そこにはアクリラに跨り腰を振るクラムの姿があった。 クラムのベッドの上、少女のしなやかな体を下敷きに、クラムは旦那がそうするように、妻を犯していた。 男が上になるセックスなど、今日1日を通してあろうはずがないと思っていた。 クラムの下でいいように腰を掴まれているアクリラも素直に感じているようだ。 腰をくねらせ、奥を突かれる度に「んぅ…♥」と高く悩ましい喘ぎ声が漏れる。 その嬌声に昂ったクラムは動物の様に妻を犯した。 神聖な修道院内で繰り広げられるその光景ほど、彼の心が完全に堕ち切ったと確信させるものはない。 聖職者がその欲望のままに腰を動かしている様は、正に姦淫の罪が規定するところだ。 昨日までの清貧なクラムには考えもつかなかった行動だ。 無論クラムに深い性交の知識はなく、その指南は彼の下で股を開いて善がるアクリラによる。 クラムは「はッ…はぁッ」と荒い息を吐きながら会得したばかりのピストンを一心不乱に愛妻の腰に撃ち付けていた。 「あっ♥イイとこ…♥あたってる♥♥ んぅ♥ 意外とっ、上手♥、っだね♥」 クラムが大きく腰を撃ち付けると、アクリラの吐息も熱を帯びて来る。 「あ、気持ち良くなってきたァ♥ んクゥ!もっとぉ…//♥」 アクリラの心地よい嬌声を鼓膜に受けながら、クラムは愛する女性の奥底へ男根を沈み込め、腰を前後させる。 「あっ♥ あはぁ…♥ イイっ♥ いいかもぉ…♥」 コリコリとした入口付近のしこりを掠めるように突く度に、アクリラの細い肢体がベッドの上で捩れた。 金色の美しい長髪が女の背中とベッドシーツの間で軋み、きゅきゅと高い音を奏でる。 それでもクラムは腰同士を連結させるように前進する。 『ぐちゅ…♥ぐちゅん…♥』と荒削りな抽送で、腰に連なるペニスを奥へ、奥へと押し込んでいく。 やがてコツンと踏み込んだ彼女の底、それは実際のところ子宮の入口なのだが、その知識はクラムにはまだない。 だが、底を掻き混ぜるようにペニスを捻じ込むと、アクリラの両脚はピンと伸び切り「あ゛っ!あ゛♥」と余裕のない声が発せられるので、クラムは要領を得た。 何度も何度も最奥を突き崩してやる。 「ん、キスっ♥ してぇ♥」 深く犯されながらも、唇を突き出しキスをねだるアクリラ。 それまでの彼女からは考えられないような艶っぽく嫋やかな一面があることにクラムは驚く。 だが、ギゅッと両手でシーツを握りしめ、仰向けにクラムを受け入れる彼女の頬の紅潮は演技とは思えなかった。 クラムの強直が女性器入口のコブや膣壁、最奥のプリプリとした子宮口を潰し広げる刺激に、アクリラはガクガクと全身を揺すり、目頭には悦楽の涙を溜め喘ぎ続けている。 「んあぁっ!! ん゛ぅぅ…♥」 冷静さを失い、仰け反って喘ぐ肢体。 クラムはアクリラが求めるままに唇を重ねた。 クラムは乱れる妻の唇の間隙を自らの舌で塞ぐと、そのまま腰を奥まで強くゆっくりと沈めてやる。 アクリラは塞がれた唇の隙間から 「んっ♥」「んぁ…♥!」と押し込めた嬌声を漏らし、腰を暴れさせる。 だがクラムは逃がさない。 アクリラの骨盤をがっしり掴み、自らの腰に引き寄せ2・3回強くバウンドさせる。 「ん──ッ」と彼女はギュッと目を瞑りやがてビクビクと快楽に弾けた。 開かれた太腿を真っ直ぐハの字に伸ばし、バレエでも踊るかのように爪先を遠くに向ける。 同時にクラムを満たしたのは充足感 自分と言う存在がこうも他人を善がらせる。その事実が単純に嬉しかった。 はしゃぎたい心を抑えて、クラムはかつて自分がされたように、絶頂中の肢体を無慈悲に抱き腰を振る。 『ぶちゅん♥ぶちゅ♥!ぶちゅ!』 激しい水音を突き立て、クラム自身が気持ち良くなるための速いストロークを送り込んでいく。 「オ゛ッ♥ ァハ! イ゛!ックぅ゛」 喉を枯らしたような濁音がクラムの耳元で響くが、構わず腰を振ってやる。 オーガズムを上塗りする強い快感に、アクリラの両腕両脚は反射的にクラムの背面に回され、ぎゅうっと力の限り抱きしめる。 ひとかけらの官能さえ逃さぬよう、密着する2人の身体はお互いを隅まで求めあった。 そして、クラムが最後の力を振り絞って男根をアクリラの奥底に捻じ込むと、一拍遅れて精が迸った。 アクリラも全身に力を込め、ふるふると全身を戦慄かせる。 つんざくような絶叫が少女の喉から噴出し、肺の容量の限りに空気を震わせた。 『ビュル…ビュル…♡』 壊れたホースの様にペニスの先端から溢れる白濁が膣内を浸潤させていく。 肺の空気を出し切り、空にした2人は、射精の音が一音ずつ聞こえる程に静かに固く抱きしめ合った。 一瞬の静寂の時間が訪れる──。 先に動いたのはアクリラだった。 ある時点を境に少女の全身は弛緩し、ダランと手足からは力が失われた。 その後もビクビクと断続的な振動が全身を駆け抜けている。 次いで、精液を注ぎ切ったクラムの身体からも徐々に力が抜けていく。 白黒の明暗転を繰り返す視界のまま、全てを終えたクラムの身体は、アクリラにしなだれ、急ぎ酸素を取り込む息遣いが聞こえるようになった。 ──。 ─。 「ふぅ…♥すっごい良かったよ~ ダーリン♥」 それから数分後 ようやく会話ができるようになったアクリラは、手放しでクラムを褒め讃える。 自分に覆い被さる大型犬を撫でるように、頻りにクラムの頭を彼女の小さな手がヨシヨシとなぞる。 実際、アクリラが教えたのは精々基本のピストンくらいのもので、その先は教えていない。 だがクラムはアクリラを絶頂させ、求めていた以上の事をやってのけた。 思わぬ長所を見出されたクラムは、まだ思考をふわふわと浮かせていたが、内側は幸福な自信に満ちていた。 魔族と言えども人間と同じように感じ、果てる。 魔族>>人間という不等式の再考について、微かに希望のようなものを抱いていた。 だが、芽生えたクラムの希望は一瞬で打ち砕かれる。 「よいしょ♥」 ケロっとした態度でアクリラが身を起こし、クラムを引っくり返した。 あっという間に逆転する天地。 クラムの背中はベッドシーツの上に接面する。 「お疲れ様…♥最後は私が搾るからラクにしてていいよ♥」 アクリラのへその下に、何やら光るものが動いた。その光は室内をうっすらと照らしていく。 紫色の光の軌跡が徐々にボウっと浮かび上がり、やがてリボンを這わせたような紋様が伸びた。 見惚れてしまうような輝きと、匂い立つ淫靡な香りがクラムの意識を釘付けにする。 「これが淫紋…♥魔族を魔族たらしめる特別な魔法だよ」 ──淫紋。クラムにも知識はあった。 サキュバスが用いる魔法の中でも特に危険な部類に属するとされる。 その輝く帯状の光が、ゆっくりと筆を走らせるようなスピードで描かれていく。 その後のアクリラの動きは早かった。 「よしょ♥」 アクリラが、ペニスを女性器の入口に据えて、腰を落とす。 『ずぷんっ♥』 鳴る水音と共に、あっという間にアクリラの膣にペニスが騎乗位で呑み込まれてしまう。 「あぁ♡ ひぃ…♡」 瞬間。痺れるクラムの腰。 先程まで彼が思うがままに犯したその内部は、今や全くの別物に変貌していた。 内部のキメが段違いになっている。 それにとろける柔らかさ。 ペニスに吸い付く吸盤のような膣壁、快楽神経を直接なぞられるような粘膜表面の仕上がりにクラムは「はぁ♡」と肺の中身を全て吐き出す。 一方で際立った肉ヒダの一片がペニスの接触部分にゾクゾクするような強い官能を与え、クラムは同時に「ハッ♡」と息を呑んだ。 呼吸さえ忘れる程の膣肉。淫紋の描画と共にその完成は進む。 1秒ごとに甘美に、凶悪になっていく肉の筒。 「あっ…♡ んぐ♡ あは♡」 淫紋の始点と終点が結ばれ閉じたその途端、クラムの口からは幸せな呼気と早すぎる嬌声が漏れ出す。 「もう夜も明けちゃうからね♥ 最後急ぎになっちゃって、ダーリンには悪いんだけど、このまま意識飛ばしちゃうね♥」 無邪気に微笑むアクリラは、言うや否や、腰を大きく使ったストロークで上下のピストン運動を始める。 『…ぐっちゅん♥ ぐっちゅん♥』 蠢く膣内。 上下のピストンに合わせる形でグニグニとその内部をペニスを包み込む最適な形に変えていく。 カリ首の周囲を濡れた淫肉で取り囲み、上下のピストンに遅れる形でズリ上がり、包み落ちる。 「あ゛あ゛! イッ! あ゛ぐっ♡」 その度にピンク色の吐息が漏れ、脳内には多量の快楽物質が漏れ出す。 クラムの精神は幸福こそ感じれど、キャパシティーを超える量の快楽に理性はストップをかける。 『ぐちゅん♥ ぐちゅん♥』 「とめっ、と゛めっ、て! 」 強すぎる刺激にクラムの脳は、これが快楽か苦痛かを瞬時に判断できない。 快楽神経を炭酸水に浸されたようにパチパチと弾ける電流が脊髄を伝って大脳に伝達される。 『ぐちゅん♥ グチュぐちゅぐちゅ♥』 「あ゛ア゛!!イ゛ック゛!!ぅぅ!!」 経験の殆どないクラムにも一瞬でわかる。これはイカせるためのピストンだ。 ──と言うよりもピストンに限らず、魔族が持ち前のリソースを全て自分の射精に向けている状態だというのが正しい。 「一瞬だね…♥はいイケ…♥」 射精を把握したアクリラの言葉通りに、クラムは絶頂に上り詰める。 「──ん゛ン゛!!」 『びゅびゅる♡ ビュグッビュグ♡』 アクリラが攻守を交代したその途端にクラムのペニスは屈服の証を存分に注ぎ込む。 「ん、射精してるね♥もっかい搾るよ」 アクリラが意識を臍下に集中させると、淫紋は紫色の光を発する。 蛍光色。まるでオーロラを下ろしたような神秘的な闇夜の光が下腹部に集まる。 ストン、ストンと等間隔で落ちて来る腰のその内側。 ブリンブリンに際立つ膣壁が、哀れに閉じ込められた亀頭をしゃぶり尽くしていく。 「はい…♥射精♥」 「だ゛ッメ!それッ、ダメェ!!」 『ぶっりゅ…♥ぶりゅりゅ…♥』 「ダーリンは聞き分けいいね…♥もう1回イケ♥」 「トぉっ、とめて゛!!とめでェ゛!!!」 『ぶりゅりゅりゅ…♥ ぶびゅうう…♥』 クラムとの先程のまぐわいなど、ままごと遊びの様に、軽々とパートナーを絶頂させていくアクリラ。 ロクにピストンすらしていないにも関わらず、精巣はあり得ない程の速度で精液を作り出し、放つ。 「そろそろホンキで動いてあげよっかな…♥」 アクリラが指を振る。 するとクラムの首や背中は、その下にまるでクッションが敷かれたかのように起こされる。 実際には体の下には何もなく魔法で浮き上がっているに過ぎない。 クラムの下半身はM字に開いた状態で固定され、もっともアクリラが得意とする姿勢にされてしまう。 リクライニングのような状態で固定されたクラムの視線は一段高い角度に据えられ、結合部が良く見える角度に持ち上げられる。 「ん、ダーリンいいカッコ~♥ じゃあ最後メチャメチャ犯すね…♥」 磔のクラムを見下ろす彼女の瞳は、元のとおり魔族の嗜虐性に滲んでいた。 その瞳と処理できない程の快楽の渦に怯えたクラムは懇願する。無意味だとわかっていても。 「も゛う無゛理゛! ゆるじて゛!」 「ううん、ダメ。失神するまで腰振るよ♥ 起きたら魔界に着いてるから安心してね♥」 『ぶちゅ…♥ブチュン♥』 『ぶちゅん…♥どちゅん♥』 『どっちゅ♥どっちゅ♥』 「はい、イク♥」 「そう、もう一回♥」 「はい、出す♥」 手拍子のように、アクリラがリズミカルに腰を叩き付け、その度にクラムは激烈に果てた。 狂ったように身をくねらせながら、腰を突き上げ、それもアクリラの騎乗位の振り下ろしに下半身ごと沈められる。 淫紋は精を抜き取る度に鈍く輝き、同時に悲鳴のような嗚咽がクラムから振り絞られる。 快楽刺激の飽和で真っ白になった脳内は、射精の命令をエンドレスで下半身に送り続ける。 『どぷりゅりゅ! ぶりゅりゅう…』 『ぴゅっぴゅ♡ ビュチチ…♡』 「ん、上手~♥ 次はおマンコ硬く締めるね…♥ はい♥そしたらまた出す…♥」 「う、き゛ゃ、ああぁ──!! ひ゛あああ!!」 『ぶびゅっ! ぶびゅるっ!!』 まるで武術の稽古を付けるかのように、端的にそして容赦なくクラムを追い込む。 先刻までベッドに組み敷かれ乱れていた彼女は、クラムに花を持たせる為の気回しかと思う程に豹変──と言うよりも元通りの彼女に戻っている。 「雑でごめんね~♥ 失神まで一直線で追い込むから逆レイプっぽくなっちゃうけど…♥」 クラムの心中を案じたのか、アクリラは優しく語り掛ける。 「ゆるして…ね!」 『ぱちゅん♥!』 アクリラの腰がクラムの上で大振りに跳ねる。 『ぶびゅ…ぶびゅるぅ…♥』当然のように白濁が膣奥に解放された。 もはやクラムの視界はチカチカと瞬き、言葉も出ない。 「魔界でいっぱいエッチしようね~♥ ん、じゃ次イこ♥ はい出して♥」 『どっぷ…どっぷ♡』 「はい出す♥」 『びゅり…ぴゅぴゅ♡』 終盤、射精時の官能の大波が訪れる度、乳首はアクリラに『かぷ』と甘噛みされる。 オーガズムにより硬く張った乳首を食まれ、ピンと伸ばすように引っ張る感覚がクラムの意識を辛うじて現世に留め置く。 『ビュグルル!ビュルグッ!ドピュッドピュッ!』 「いっぱい出てるね〜♥ 意識飛ばしてくよ〜♥」 アクリラの激しい腰の上下ピストンは、精嚢の精液残量に応じ、また一層激しくなる。 結合部からは大量の泡立った白濁が『ぶちゅ…♡ブリュ♡』と淫靡な音を上げ続ける。 アクリラはその後何度もクラムを求め、旦那の身体に官能という形で婚姻を刻んでいく。 最終的に意識も覚束ないクラムに、アクリラは腰を押し付け練り込み続ける。 そして、夜明けと共にクラムの意識の限界は訪れた。 最後、アクリラは逆正常位のままクラムの腰を鷲掴みにし、パチュンパチュンと軽快に腰を撃ち付けていた。 想像以上の悦楽に、目頭に涙を溜めながら放心状態で弛緩するクラムは、絶えず喉の奥からこと切れそうな吐息を上げている。 そして日が昇る直前、最も夜の深いその時に、クラムは意識を無意識の深底に沈めた。 室内には「ぜー、はー」と荒い呼吸音のみが聞こえる。 アクリラの女性器は尚もクラムを離さず、ヒクヒクとその内部を蠢かせてはストローを吸うように尿道に残存した精液を吸い上げる。 『ビュグッ』と短い水音を発したクラムの意識は既にない。 クラムにその後の記憶はない。 一度何者かに揺り起こされた気がしたが、ホワイトアウトした頭では応答が出来ない。 最終的には見かねた誰かにお姫様の様な格好で抱きかかえられ、どこかへ連れていかれるような感覚を覚えた。 だが、不安などカケラもなかった。 むしろ、これからの魔族としての生活に、意識の奥底で胸を躍らせていた。 全てを失い、そして全てを与えられるのだ。 後悔などない。 ───。 ──。 ─。 空は東方より少しずつ白んでいく。 漆黒の夜闇が様々な色彩を含んだ色水で中和されていくように少しトーンを明るく、 いつも通りの時刻に、いつも通りの太陽が上る。 町並みが曙光を受ける頃になると、起き抜けの人々が通りに顔を出し今日一日の支度を始める。 いつもこの時間になると、修道院の前を掃除するクラムの姿が見られるのだが、今日は見当たらない。 不思議に思う人もいたが、彼らも今日が聖教の「祝祭の日」であったことを思い出し、いつもとは違うのだと納得した。 町外れの修道院も夏の強い日差しを浴び始め、漆喰の外観は美しい白色に輝いていく。 だが、その壮健な美しさとは対照的に内部は伽藍洞だった。 子供たちの声が絶えなかった講堂はシンと静まり返り、ステンドグラスが鮮やかな光を透過しているのでさえ空しく映る。 2階の子供たちの居室では、乱れたベッドと散乱した衣服が物言わず放置されている。 1階の神父補佐の部屋も同様。 館は病的な静けさで満ちていた。死のような沈黙だ。 聞こえるものと言えば、時計の秒針が時を刻むコチコチとした音くらいだ。 みずみずしい初夏の空気を纏って、今日は一段と暑くなるという。 木々は青く、鳥や虫は慌ただしく飛び回り、繁栄の季節の到来を喜んでいる。 だが、その背後で、修道院はまるで時が止まってしまったかの様に静まり返っている。 ───。 ──。 ─。 (終)

(先行)邪教魔族シスターの大軍に神父補佐が全てを奪われる話 後編③

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