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バイオ脱糞 ジル編①

ジル・バレンタイン…ラクーン市警から派遣された特殊部隊S.T.A.R.S.、アルファチームに所属する彼女は、所属や立場を変え時には敵勢力からの投薬による狂暴化によって仲間と敵対する経験も乗り越えながら、生物兵器による危機から幾度となく世界を救ってきた。

彼女より大きく強い身体を持つ屈強な男達であっても、人間という種族の枠を遥かに超える戦闘能力を持った生物兵器達を相手に勇敢に戦う事も、数え切れないほどの死線をかいくぐって無事に生き残ることは容易では無いだろう。

それでは、そんな奇跡のような功績を残して来たジルもまた、人間離れした能力を持って生まれたのであろうか?答えはノーである。

若くして部隊の厳しい訓練を修了したジルではあるが、彼女の身体能力は一生懸命に体を鍛えたという程度のものであり、とても並み居る怪物達と対等に渡り合えるようなものではない。そして更に、彼女が戦いに巻き込まれてきたのは常に物資や協力の不足した厳しい状況の中であり、時に少ない材料から創意工夫をこらし道具を作ったり、そして窮地の際には敢えて身を隠し敵の群れをやり過ごす必要もあった。


もちろん、ジルはS.T.A.R.S.に所属してから時として過酷な状況での任務にあたる可能性を憂慮していたし、部隊としての初めての任務に就いた際もその内容や現況を甘く見ていたわけではなかった。むしろ誰よりも緊張していたし、命からがら迷い込んだ洋館の醸し出す雰囲気に恐怖を感じていた。ただ、それと同時に厳しい訓練を乗り越えてきた自分ならきっとこの任務を達成できるという自信も隠しきれずにいた。


振り返ってみれば、異常な程に凶暴化した犬に追い掛けられて洋館に逃げ込み、更には初めて不死の怪物をバリーと共に発見し処理した時も、どこか彼女は心に余裕があった。それは仲間に守られているという現状を当たり前のように感じていたからだろう。


しかし、単独で館の捜索を余儀なくされた時、ジルの心拍数は大きく跳ね上がった。

緊張で身体は震え喉が一気に渇く…ただでさえ周りに男性ばかりがいたからか、ジルは洋館の中にたどり着いた時に既に限界近く溜め込んていた尿意と今回の任務に招集されてからプレッシャーによる体調の変化で何日もずっと溜め込んでいた便意を打ち明けることが出来なかったにも関わらず、我慢していたにも関わらず携帯していた水を飲み干してしまった。


単独での調査が始まってから、最初のタスクが個人的な事情によるトイレの探索になってしまった事をジルは恥ずかしく思っていたが、任務開始早々に万が一にでもお漏らしをして衣服を濡らしたり汚したりしたらと考えると、行動の優先順位を変えることを躊躇う事は出来なかった。


そして、彼女の長い戦いにおける運命的に不幸な出来事…放っておいても漏らしてしまいそうな状態で彼女はこの場所に巣食う敵に出会ってしまった。異形のクリーチャーがはっきりと自分に向ける殺意。そしてそのおぞましい敵がじわじわと迫ってくる中単独でこの状況を打破しなければいけないというこれまでの人生で一度も味わったことのない恐怖…。この時にジルは自分が女性でありながらも銃を持ち勇敢に、そして華麗に戦うという理想やプライドを捨て、その場で小便を漏らしながら逃げ出した。ブーツを掴まれた時には、半ば発狂しながら足を振り払い、その時に下腹部に込めた力が強すぎたのと、恐怖で括約筋が機能しなくなっていた事が重なり、便秘でずっと溜め込んで出口でガチガチに固まっていたはずの一本糞が面白いようにスルスルと肛門を飛び抜け下着の中に溜まってお尻を盛り上げ、逃げ惑う姿をより一層みっともなくさせた。


ゾンビから逃げおおせ、どうにか危機を脱した後にはもはや一切の排泄物の漏出を止めることは出来なかったし、ジルもそんな無駄な事をするつもりは一切なかった。

最初に小便を垂らした時点で彼女の心は折れていたし、むしろ下半身を濡らす温かい尿や漏らした糞の強烈な臭いが自分が五体満足で生き延びていることを実感させ、安堵の表情すら浮かべるほどであったからだ。



初めての接敵で思いっきり漏らしてから洋館を脱出するまで、どれだけ粗相をしたか思い返しても数え切ることは出来ないだろう。

弾を探し、回復用のハーブを調合する…その過程と並行して汚してしまった下着やパンツの洗浄も繰り返した。熾烈を極めるクリーチャーとの戦いで、ジルはほぼ垂れ流し状態になっていたのだから…。

そして、洋館事件の解決後からも何年と続いていく生物兵器研究に魅せられた悪魔たちと戦い、その野望を阻止していく女、英雄ジル・バレンタインの戦いの裏には、これからもずっとこの悪癖が付き纏う事になる…。




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