居酒屋で夫の愚痴をスイミングクラブの主婦友と言ってたら 隣のテーブルの大学生がナンパしてきて 相席になりそれぞれカップルができた感じになっていた あぶれたというか私は手持ち無沙汰ですごいな皆と思ってたが 同じ感じのメガネくんが私に困っちゃいましたねと話しかけてきた この子は私よりひとつ下らしいけど他の人たちとちがって 女の子慣れしてない感じでどこか自分に似ているなと感じていた すると突然彼が あの…ちょっと先輩って言ってみてくれません? 先輩?年は私のが上だしどういうことかと思っていると ちょっとしたシチュが有名なゲームのヒロインと同じだと気づき ああそういうこと?と理解する そして同時に仲間意識というかこの人もオタクなのかな? と興味をもちはじめて語りかけていた 私たちはあの淫靡な飲み会からこっそり抜け出し ふたりでカラオケにいって共通の趣味の会話で盛り上がり アニソンを歌いあい同じゲームをやってるということで フレンド申請をして別れた それから数ヶ月新しくできた友達との日々は楽しく オタ趣味にも拍車がかかってきていたが それが夫であるヒロくんは気に入らなかったみたいだった 元々幼馴染で主導権を握りたがる彼は どちらかというと命令口調で私に言ってくることが多く ちょっとそういうところはアレだなとは思っていたけど 付き合いも長いしこんな体型で非モテな私を 唯一付き合ってくれた彼氏でもあったのでなんだかんだで 結婚した関係だった でも私のオタク趣味に関しては理解はなく 昔からずっといい加減卒業しろとかいい年なんだからとか 彼は彼で車とかにめちゃお金かけてたりそっち方面で 家計を圧迫してたのでパートのお金でやってることだし お互いそこは触れ合わないという約束だったのだが 私が実家に用事で出かけ泊まってから帰ると 大切にしていたグッズやゲーム、漫画などが 全部処分されていたのだ ショックという言葉では言い表せない感情 その瞬間今まで一度もヒロくんに対して逆らったりしなかった 自分の中で憎悪というか怒りというか この男は生理的に無理だなーという感情がわきあがり 怒りのまま家を出て離婚するむねを伝えた ヒロくんは大げさだとかこんなことでとか 言い訳しながらも一度も謝ることなく 私の親まで使って 懐柔しようとしてきたがその立ち振る舞いも 嫌悪感が増えるだけでもう人間として好きになれないということを 色々と理解してもらうために伝え 多少揉めはしたが離婚するはこびとなった そのとき色々と相談にのってくれたり励ましてくれた彼は 両親とも喧嘩になってる私に良かったらうちに来ない? と手を差し伸べてくれた 最初は全然手をだしてこないし単なる共同生活? みたいな風な態度だったりこんなバツイチ女が 彼の重荷になっちゃと思ったりもしたが 一週間後の夜にプロポーズされた 私は…断ろうかと思ったが彼の熱心な口説き文句が 私たちの大好きなアニメのオマージュだと気づいたとき ふふふとつい笑ってしまいなんかこういうのいいなと 申し出を受けたのだった きちんと婚約者となった夜 初めて結ばれる日 想像通りというか彼は童貞で女性経験は無いらしく 緊張してたみたいだったのでちょっと頑張って コスプレしたり淫紋シール張ったりして 姫魔女ユリの悪堕ちみたいにしたのだが 彼はノリノリになりライバルでのちの恋人であるダークを 演じ始めてお互いちょっと笑いながらも結ばれたのだった そのセックスはヒロくんとしてきたものと違い お互いがお互いを気持ちよくしようと愛を感じるもので ヒロ・・・前夫との間では一度も無かった満ち足りたセックスで 私はある意味初めて女としてアクメしていた 彼の精液が子宮に届く その瞬間感じる妊娠している感覚 女の直感みたいなものだったけど 相性の良さもあってか私たちは結婚してすぐに子供を授かった とても幸せな日々 彼はけっこう有名なイラストレータだったらしく 生活も安定してオタイベなど夫婦でコスプレして参加するなど 楽しい日々を過ごしている あの日・・・もし出会わなかったら そう思うときもあるけど 運命の縁はきっと決まっていたんだよ 姫魔女ユリにダークが言った台詞を夫が私に囁くたびに 私もそうだねと微笑んでキスを交わすのだった
さこ
2022-07-30 12:05:38 +0000 UTCスコール☆
2022-07-28 00:33:03 +0000 UTC