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【支援者様限定SS】国を救った女騎士が村娘に敗北した話

いつもご支援ありがとうございます。

ファンタジーな世界観で女の子同士が戦うショートショートを執筆いたしました。

楽しんで頂けますと幸いです。


【登場人物】



【本編】


リスティア王国西部の農村を荒らしていた大狼の群れを見事討伐した王国騎士団のニシュヴァーナ隊。 王都までもう数日かかるため、途中ロプリーズという商業の盛んな大きい村で3日ほど体を休めることにした。 ロプリーズも大狼に悩まされていた村の一つであり、英雄達の凱旋に村は祝福ムードだった。 その晩、ニシュヴァーナ隊の騎士達は、村の中でも最も大きい宿屋の食事場で任務の緊張から解放され、酔いつぶれるまで食べて飲んだ。 その中でただ一人、隊長のヘレナ=ニシュヴァーナは起きてワインを楽しんでいた。 22歳という若さで隊長に就任した金髪の乙女。 強さと美しさを兼ね備えた貴族階級の娘だ。 そんな彼女のもとに、この食事場で働いているまだ15歳ほどの少女がやってきた。 「ワイン、お注ぎします」 「ああ、すまないね」 ヘレナはふと何かを思い出したように少女に聞いた。 「そうだ。明日この村を観光していこうと思うのだが、何かおすすめはあるかい?」 すると少女は、村の闘技場について話した。 なんでもここロプリーズでは年に一度、村の東にある闘技場で腕自慢の女たちが生身の肌と肌をぶつけ合って闘う武闘会が開かれるようで、明日がちょうどその日なのだという。 「ありがとう、おもしろそうだ。では明日は武闘会を観戦させてもらうとするよ。」 ☆ 夜が明け、武闘会当日。 武闘会の運営者達は頭を悩ませていた。 32名の女たちによるトーナメント形式の武闘会。 その一回戦目を突破した者の中で1名、一回戦目で負った負傷が大きく、二回戦目を闘えなくなった者が出たのだ。 そのことを知ったヘレナは運営者にかけあい、空いた枠に急遽参戦することになった。 村を救った英雄の電撃参戦を聞いた村人が詰めかけ、闘技場は超満員。 そして迎えた二回戦、第8試合。 東口より入場したヘレナ=ニシュヴァーナの入場に観客達は割れんばかりの歓声をあげる。 闘技場では武器を隠し持たないように着衣は最小限しか許されないため、下着姿のヘレナ。 対戦相手の名前が呼ばれた。 「西、ミルク=ノーア!」 西口より入場してきたのは、なんと昨日の食事場の少女だった。 こんな形での再会にお互いに驚きつつも、正々堂々と全力で闘うことを誓い合った。 試合が始まると、ヘレナ優勢で進んでいった。 武の道に生き、戦場では猛獣や男を相手に戦う騎士なのだから、当然だ。 ヘレナの投げ技や蹴りの連撃の前に、少女ミルクは防戦一方を強いられる。 このままハイキックでミルクの顎を撃ち抜けば、その一撃でヘレナは勝てる。しかし、ヘレナはその勝ち方に納得できなかった。 人体の弱点をついて相手の意識を刈り取ることは、技術さえあれば、誰に対してでもできる。 事実、王宮の御前試合では、自分の倍はあろうかという大男にその方法で勝ってきた。 しかし、今目の前にいるのは一人の村娘。 自分と同じ体格、いや、むしろ背丈で言えばヘレナよりも10cmほど低い。 技術よりも力で勝負し、お互いの技を受け切った上で立っていた者こそが強者なのではないかと考えた。 ヘレナは攻撃の手を止めると、腰を落とし、ミルクを手招きした。 急に攻撃が止み一瞬困惑の表情を浮かべるミルクだが、意を決したようにヘレナの目の前に立つと、二人は互いに抱き合うように組み合った。 くにゅっ ヘレナとミルクの乳房が形を変えてぴったりとくっつく。 乳房には多くの神経が通っており、胸を潰される激痛と肺の圧迫による呼吸苦の2つを我慢しなければならない。 そしてこの勝負に先に音を上げたのは、なんとヘレナの方であった。 「......っ...くっ......はぁ、はぁ、はぁ......いやぁんっ!」 ヘレナはミルクを抱きしめた腕を解いて、ミルクの両肩を押し、このホールドから抜け出そうとする。 しかしミルクの腕の絞め付けが予想外に強く、なかなか抜け出せない。 「はぁ、はぁ......き、騎士様の方から仕掛けた勝負ですよ?...っはぁ、はぁ...負けを、認めるんですか?」 「くっ...!こんなものっ!」 ヘレナは腕を振り上げると、ミルクの首にエルボーを打ち込んだ。 「ガハっ!!!」 突然の首への激痛にミルクはヘレナをホールドから解放してしまう。 なんとかミルクの強力な絞め付けから抜け出したヘレナだが、自ら仕掛けた絞め合いに、真っ向から負けてしまったヘレナ。 騎士となり、隊長となってから、武術や剣術で誰にも負けたことがなかっただけに、この屈辱感と戸惑いは大きかった。 その後も肘の打ち合いや力比べの勝負をするが、全体としてヘレナの方が少し押されているような印象であった。 (私が、騎士である私が、負けてしまうのか...?) それだけはどうしてもプライドが許さないヘレナは、右腕をミルクの首もとに回し、左手でミルクの股間を掴むと投げ技の体勢。 しかし、ミルクも全く同じ投げ技の体勢になる。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ...」 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ...」 ここまでの攻防で互いに息を切らしている。 「ふんっ!」 先に仕掛けたのはヘレナの方であった。 一旦腰を落としミルクを自身の体に引き寄せると、力を込めてミルクの体を持ち上げようとする。 「んっ!!」 しかし、ミルクは足を踏ん張りなんとか耐える。 投げ技に失敗し、ヘレナの力が一瞬抜けたタイミングで今度はミルクが力を込める。 ヘレナの体は宙に高く持ち上げられ、ミルクは渾身の力でヘレナを背中から叩き落とした。 ズシンっ!! 「かはぁっ!!」 地面からの衝撃で肺から一気に空気を吐き出すヘレナ。 そしてその状態のヘレナにミルクはすぐさま覆い被さると、その大きく柔らかな乳房をヘレナの顔面に押し付ける。 お互いに最小限の衣服しか身に着けていないため、ミルクの乳房はヘレナの顔の凹凸にあわせて形を変えて隙間なく埋め尽くす。 「!?!!!?」


戦場や王宮の御前試合でも極稀に女騎士と闘うことはあるが、このような技は食らったことが無く、何が起きているのかわからない。 ヘレナは足をバタバタとさせてなんとか脱出を試みるも、すぐさまミルクの両足でロックされ、足まで封じられてしまった。 (...息が...くるしいっ!) 先ほどの投げ技で肺の空気を失った状態で、ミルクの胸に呼吸を封じられ、かなりまずい状況のヘレナ。 力も思うように入らない。 「はぁ、はぁ、はぁ...騎士様。そんな力じゃ返せないですよ!」 リスティア王国への進軍を企てる隣国の将軍を討ち取り、国民を悩ます猛獣を討伐してきた英雄。 肉体を鍛え上げ、武術を磨き、これまで幾度となく国民を守ってきたヘレナ。 しかし今その守ってきた国民の、たった一人の少女に組み敷かれてしまっている。 (くっ...なぜ、この私が。こんな村娘ごときにっ...!) 暴れ藻掻くが、呼吸を失った今のヘレナの力にミルクの肉体はびくともしない。 「騎士様!反撃です!」 「騎士様、負けるなぁ!」 試合序盤は歓声に湧いていた観客席からもヘレナが敗北寸前となった今はヘレナを鼓舞する声が増えてきた。 しかし、ミルクの押さえ込みが強く、客席の声に応えることができない。 (くっ...嫌だっ......!負けたくない!負けたく...な...) そしてついにヘレナの両腕が地面に落ち、体が痙攣し始め、股間にはジワジワと水たまりができ始める。 ヘレナのその様子に審判は慌ててミルクを引き剥がすと、勝ち名乗りを上げた。 「勝者、ミルク=ノーア!!」 客席からは歓声がまばらに上がる。 自分達を守ってきた騎士、それも一つの隊の隊長が少女一人に力負けし、敗北したのだ。当然ショックは大きかった。 失禁し、白目を剥いて気を失うヘレナは担架で運ばれ、闘技場から姿を消した。 ☆ 3日後、リスティア王都では、ニシュヴァーナ隊の凱旋に湧いていた。 王都民達は隊長ヘレナ=ニシュヴァーナの西部地方での"活躍"に彼女の姿を一目見ようと大通りに詰めかけていた。『騎士ニシュヴァーナ、村娘に失神敗北』と書かれた号外を手に...。


【おわり】

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Comments

ありがとうございます! 今まで自分が守っていたはずの存在に負ける騎士の屈辱感、そこに確かに存在するエロスを感じとって頂けて嬉しいです。

ニカ

ありがとうございます!! 屈辱感を感じ取って頂けたのが何より嬉しいです!

ニカ

ありがとうございます!!

ニカ

最高です!負けるはずのない勝負を負ける…エロすぎ!

Analogfireball

ショートですが女騎士様の屈辱が詰まっていて最高でした

chitoki

めっちゃよかったです!!

アレン・デッカー

Thank you ! I'm glad to hear you say that. I'd like to turn my novel into a manga someday, but I'm busy with my daily life, so I don't have any plans to do so yet, and even if I do, it'll be until a long time from now.

ニカ

This looks fantastic! Is it possible for you to adapt it into a manga?

mixed_f


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