「ん♡・・う・・あ♡・・は・・♡」 大海原の中に存在する小さな島。 そんな島に存在する人気の無い森の中で、 潮風を帯びた暑気にあてられた淫靡な声が響いていた。 女の嬌声が響くと、呼応するように男の活力に満ちた息遣いが後を追う。 男は暖かな草むらに寝転がる女に覆いかぶさりながら、 鍛え上げられた赤銅色の身体を女に密着させ激しく揺らしていた。 男の陰部が激しく女に突き上げられる度、 どちらのものとも分からぬほど混ざり合った粘液の擦れる音が妖しく響く。 二人が腰を動かす度、粘液の音が聞こえる度、 心地よい快感の波が二人に押し寄せた。 麗奈は夫の逞しい肉体に抱かれながら、 必死な顔で自分を求め続ける夫をとても愛おしく感じていた。 そんな姿に溜まらず麗奈は、自身の両手を夫の固く強張った背中へと廻した。夫と同じく刺青を帯び、 浅黒く灼けた麗奈の柔らかな両手が夫の背中をがっちりと摑んだ。 「gkws!」 それに驚いたように、夫が部族の言葉で小さく呻き声を上げた。 幾度となく行為を繰り返してきた麗奈にとって、 それが夫の不意な快感からくるものだとよく理解できていた。 「・・あ♡・・あ・・ふ・・ふふ♡・・」 その反応に麗奈は嬉しくなりくすりと笑った。 そして一層の力で両手に力を込めて夫を求めた。 夫は愛する妻の反応を察知し、一層の動作を以て求めに応じた。 夫の動きが一層増すと秘所だけでなく触れた肌も含め、麗奈の全身に流水の如く快感の波が伝わっていくのが分かった。 麗奈はその快感に身を任せ、齎される快楽を一雫も逃すまいと夫の身体にしっかりとしがみついた。 すると次第に夫の口から上擦ったような声が漏れ始めた。 それを聞き、麗奈は夫が絶頂を迎えようとしているのを理解した。 そして夫の愛を最大限に享受すべく、自身の両足を夫の臀部へと廻し夫と自身を完全に固定した。 「xbレイナ!!」 それを合図と捉えたが如く、夫の身体が一層強張り動きを止めた。 それと同時に麗奈の下腹部内部へ、どくりどくりと熱いマグマのようなものが勢いよく流れ込む。そして爆発するような充足感と快感が麗奈の心身を焼き尽くした。 「んひぃぃぃぃぃ!!!」 麗奈は溜まらず夫の背中に爪を立て、甲高い声絶頂の声を上げた。 その声と共に麗奈の乳房から激しく母乳が噴き出した。 勢いよく噴き出した母乳は夫と麗奈の身体をしっとりと濡らした。 しかし二人ともそれに気付かぬように各々絶頂の痙攣を繰り返し、 ぐったりと力の抜けた身体をお互いに預けて暫しの余韻に浸った。 行為の疲れと余韻がある程度引くと、夫は妻に負担を掛けまいとゆっくり麗奈の身体から身を起こした。それに併せて、結合部から夫の陰茎がぬるりと引き抜かれた。 「ん・・♡」 麗奈の名残惜しそうな声が漏れると同時に、 麗奈の秘所からどろりと白濁とした液体が大量に漏出してきた。 麗奈はそんな様子を見遣るかの様に、 ゆっくりと痙攣が残る身体を起こした。 その両乳房からは未だにいくばくかの母乳が噴出し、 麗奈自身の身体を濡らし続けていた。 麗奈は未だどろりと流れ出続ける夫の愛をうっとり眺めた後、 同様の瞳で夫を見つめた。 そこにはがっしりとした肉体を持つ者に似つかわしくない、 照れ臭そうに顔を背ける夫の姿が有った。 そんな姿に、麗奈は無意識に大切な人の姿を思い浮かべていた。 高校時代、将来を見据え必死に打ち込んでいた吹奏楽。 その指導の合間に時折見せるあの優しい恩師の顔。 雑談の合間に見せる、少し照れ臭そうなあの笑顔。 顔や身体つきも何もかも違うのに、 麗奈は不思議と夫に安心感を覚えていた。 そんな自分に、麗奈は少しだけ合点がいったような気がした。 事故で島に流れ着き、生きていくために仕方なく島の掟に従った。 もう戻れない日々を顧みながら、この島で生きていくため必死に努力した。 二度と帰れない身体になってしまった自分。 夫はそんな自分をそっと支え続けてくれた。 絶望、希望、努力、安堵 麗奈の脳裏に、島で経験してきた様々な想いが溢れかえってきた。 色々な事があったが、今はこうして生きている。 色々なモノを失ったが、今はこうしてある種の幸せを見いだせた。 麗奈は自分を顧みながら、様々な想いに耽った。 そんな麗奈に、夫がそっと手を差し伸べてきた。 その姿に麗奈は我に返った。 早く村に戻らねばならない。 未開文明少数部族の村は各個の仕事が山積みだ。 我が子にも乳を与えなければならない。 麗奈は夫の手を取りながら、傍らに置かれた角笛を手に取り立ち上がった。 それは動物の角から出来た部族の神事に使う楽器で麗奈の宝物だった。 音楽は止めない。 この想いだけは捨てられず、部族の神事で数少ない楽器を扱う巫女の仕事を努力の末に得た。 嘗て使っていたトランペットにはほど遠いが、麗奈は努力と改良の末、角笛で或る程度の音階を出せるまでになっていた。 (今、すごくあの曲を吹きたい) 麗奈は夫と共に足早に村へと急いだ。 早く自分の仕事は終わらせて、少しでも楽器の練習をする。 麗奈の日課は今日も変わらない。 そして今日の曲はもう決まっている。 今の想いをあの曲に載せたい。 麗奈の口に、何気なく笑みが灯る。 「新世界より・・」 そう呟いた麗奈の心には、 嘗て奏でたトランペットの音色が心地よく響いていた。 合間合間にちょこちょこ描いていた落書き絵を急遽駄文付きで仕上げてみました。この子の話はもっと描きたいんですがどうですかねえ。 今回はあくまで落書きなのでいつもの差分は無いですが、御所望であればつくります。その際は感想欄にでも書いてください。