愛する夫との営みの末に無事二人の女の子を出産した灯織、 密かな悩みを抱えていた。 「このお腹・・元に戻るのかな・・」 産褥期の過程で徐々にお腹の張りは鎮まりつつあったが、 逆に腹部の弛みが顕著になりはじめた。 乳房と乳輪の肥大、脂肪増加、 外にも身体の各部は色々と変化していた。 母になるとはこういう事だと自分に言い聞かせてはいるが、 元アイドルとして体形維持に鎬を削っていた日々を思う度、 灯織はやるせない気持ちになった。 ともあれおかげで愛する夫との間に二人の子供を授かった事を嬉しく思う気持ちに偽りはない。 これからは母として生きていく。 自分は二の次、最優先は子供の事。 「ん・・妊娠線が出なかっただけでも善しとしよう」 そう灯織が思いを新たにすると、 思い出したかのように乳房から母乳が垂れ始めた。 「いけない、早くごはんあげなきゃ」 灯織は早々に水浴びをすませると、愛する我が子の下へ急いだ。 「お母さんすぐに戻るから、もうちょっとまっててね。マノ、メグル」
囚人六号
2022-01-23 13:30:12 +0000 UTC