【全体公開版】エロ神さまのいうことにゃ
Added 2021-02-23 10:32:16 +0000 UTCおれの大学の友人、魚心 水心(うおごころ すいしん)は変な奴だ。
海沿いの漁村出身というだけあって立派な体は紫外線を多く浴びて、シャチ特有の艶やかな黒を少しくすませている。本人は肉体派じゃないとかぬかしているが、その筋肉を前にすると冗談かと突っ込まずにはいられない。
都会の荒波にもまれて少し丸みがついているものの、筋肉の盛り上がりが醸す威圧感を打ち消すだけの効果は当然ない。上背も肩幅も常人をはるかに上回るのだからそれも当然か。
そんな水心だが、なぜかおれに懐いている。
都会に出てきたばかりの入学時に席が隣だったことがきっかけだったか、授業の取り方などを教えていたのがきっかけだったか。名前が近かったからか。もううろ覚えだが、とにかくおれは水心と仲が良かった。
そのせいか、あいつの奇行を目の当たりにする機会も増えてきている。
「なあ水心」
「なんだぁ?」
「お前のすんでるところじゃ普通かもしれないけど、普通は友達相手にこんなにべたべたくっつかないもんだぜ」
頬をくっつけるのかと思うほどの近さにいるシャチが、首をかしげて頭に疑問符を浮かべる。いや、そろそろ都会の常識に慣れてくれ。暑苦しさがやばいんだが。
今日も今日とておれの部屋で課題をしようとしている水心は、おれの肩を抱き寄せて巨体を摺り寄せてくる。水心をよく知らない奴に一言で説明するとしたら、大型犬、これに尽きる。
「そうなのか。おれの村ではみんなこのくらいの距離で酒とか飲んでたんだが」
「まあ、田舎とか共同体意識が強いからそうかもしれないけど、ここじゃそんな事ねえんだ。パーソナルスペースは守ろうぜ」
「これでもだいぶ遠慮してるつもりなんだがなぁ。ほら、服着てるし」
「それを着てると言っていいのか疑問だが、これで遠慮してるつもりだったのお前」
基本的に服を着るという習慣が薄いせいか、水心が纏うものは紐パンだけ。丸々としたでか尻肉ははみ出すわ、豊満すぎる胸筋はほぼ露出しているわで、こんな体たらくで服を着ているなんてのたまっても社会が許してくれないだろう。
なんでも水心の育った村では常に全裸でOKだし、そのまま海に飛び込んで遊んでいたとのこと。田舎ってそういうもんなのか。
おかげでこんな露出狂に育ってしまい、服を着ているほうが落ち着かないのだとか。外に出るときはなんとか体裁を取り繕っているが、ひとたび部屋に入るとパージしてしまうのだ。常に全裸でこの距離感って未開の原住民っぽさあるな。とはさすがに本人には言わないけど。
「だってここまでくっつかせてくれるの天だけなんだもん。都会は冷たいって村のみんなに言われてきたけど、お前だけは違うよな……」
「うっ」
無垢な目に見つめられると言葉に詰まってしまう。ごつい大男がしていい顔じゃねえんだよなぁ。これに弱くて断れないおれもおれだけど。
しょうがないと折れると、シャチは尻尾をぶんぶんと振ってぎゅぅっと抱き着いて毛皮に顔をうずめてくる。押し付けられる柔らかおっぱいは本日も豊満ボリューミーで、これで未来の彼女が水心より貧乳だったら満足できなくなりそうで怖いわ。
「あ~❤天は優しいなぁ❤お゛っ❤」
「気色悪い声出すなら離れてもらうからなぁ」
甘えているのかわからないが、時々水心はこんなふうに濁った声を出す。ねばついた声音は正直怖いが、本人に聞いてみたら嬉しい時に出る癖なんだとか。犬かお前は。
「んっふぅ❤悪い❤ちょっと、トイレ借りるな❤大きい方だから、先に課題しててくれぇ❤」
「そうやっておれに課題をやらせておこうって魂胆だろ。ずる賢い奴め」
「ちがうぅ❤って❤本当に❤おマンコ❤やばいんだって❤❤」
「お腹が? それなら早くいけよ。人んちで漏らしたらさすがに怒るからな」
「ん、わかったぁ❤❤恥ずかしいから、イヤホン❤しててな❤❤」
太すぎる腿を内またにしながら水心はよたよたと歩き出す。よく見ると太ももに汁が流れているが、我慢しすぎて冷や汗でもかいてたのか。それならもっと早くに言えばいいのに。
全身を筋肉で膨れ上がらせた巨体だ。少し動くだけでむちっと音が聞こえてきそう。都会の服屋で合う下着のサイズが無いとしょぼくれるだけはあって、紐パンがちぎれそうなほどに伸ばされている。尻も無駄にでかいなぁとぼんやり奥に引っ込む水心を眺めていた。
水心はトイレの音を聞かれるのを無性に恥ずかしがる性格をしているようで、トイレをしている間、イヤホンで曲を聞いててほしいと頼み込んでくる。
デリカシーの使い所はそこじゃねえだろってつっこみたいが、まあ嫌ならしょうがない。おれだって他人の排泄音を聞きたいわけじゃないんだから。
さて、それじゃあ課題を進めておくか。過去問を使えればよかったのになぁ。明日にはほかの友達と答えのすり合わせをする予定だし、少しはやってますアピールしておかないと立場がない。
そろそろ期末も近いし、夏休みをフルに謳歌するために単位を落とすなんてもってのほかだ。
「おおぉおぉ❤❤❤これすんごぉ❤おじさんがくれた新しいディルド❤いいところえぐっでぇ❤歩くだけでマン汁ぼたぼたでやんばぁ❤尻尾上げると盛りマンアナルが偽物ちんぽ咥えてて、天にばれるかと思ったぁ❤っほおぉ❤❤」
でもこれ思ったより難しいな……。ネットの文章丸写ししたいところだが、あの教授は許してくれないよなぁ。
「んぐおおぉぉん❤すごぉ❤引き抜くとおマンコめくれちゃう❤あっ❤早く済ませないと❤アナニーでザーメン出さないと勃起ちんぽ収まらなくってばれちゃう❤❤はううぅぅ~~❤❤❤引き抜くだけでおマンコぐちゅぐちゅいっでる❤おれの排泄アクメ音漏れちゃうぅ❤❤❤」
あ、この曲いいな。あとでMVないか調べておこっと。
「おほぉ❤おほぉぉ❤❤腰ふりアナニーどま゛らんぅ❤❤都会のひどが❤全然ちんぽくれから❤アナニーしかできてないのさみじぃよぉ❤生ちんぽずこずこじでぇ❤❤ばきばき雄ちんぽでまわされてぇ❤❤生ザーメンのみたいよぉ❤❤❤」
それにしても水心遅いな。よっぽどお腹の調子が悪いのか。
常備薬で胃腸薬あったはずだし、用意しとくか。
「んっほぉぉぉ❤❤乳首ぃぎゅっとするんのたまんねぇ❤❤スリットもマンコ汁でぐっちゅぐちゅぅ❤お゛❤いぐいぐぅ❤ディルドでおマンコぐちゅぐちゅしながら❤乳首とスリットマンコいじって❤人の家で射精する❤おおぉおぉぉ~~~~~~❤❤❤❤」
なんか家が揺れてる気がするな……。地震でもなさそうだし、なんかでかい車でも通ったかな。
「お、ひぃ……❤ひぃ❤いっちゃったぁ❤コンドーム持ってきててよかったぁ❤❤あはぁ❤でかい水風船ぷーらぷらしてる❤帰ったら飲もうっと❤あーあ、今度こそ我慢しようって思ったのに❤あいつの匂い嗅いだら我慢できなくて❤おれのことおマンコしてくれないかなぁ❤」
あまりにも遅いのでそろそろ水心の無事を確認しに行こうと思ったら、ようやくでかいシャチが出てきた。
よほど気張ってきたのだろう、黒と白で彩られた顔にはうっすらと朱が差している。艶やかな肌には光沢が増して、雄なのに色気を感じてしまう。
見た目は悪くないんだし、都会の常識を覚えたら普通にもてそうなんだよな。でも、こいつが先に彼女を作ったらおれはふて寝するぞ。
「ごめん、待たせちゃった❤ちょっと出すのに手間取っちゃって……❤❤」
あと、なんか変な匂いがするというか、うっすら潮の匂いがしてる気がする。水心がトイレから帰ると多いんだよな。海の匂いって本人が言ってるし、漁村の出身者ってみんなこんな匂いがするもんなのかね。
まあ、さすがに人の家で変なことしないだろうし、そうなんだろう。それに水心はなんか、うぶそうだし。
ぶっとい体でもじもじし始めたシャチはまだお腹の調子が悪いのかもしれない。おれが薬を取って振り向くと、自分のカバンに手を入れているようだった。
「自前の薬でもあったか?」
「え? あ? いや、なかった……」
「じゃあこれでも飲んでろ。人の部屋で漏らされたらたまったもんじゃねえ」
「天……ありがと……」
なぜそこで感極まって頬を赤らめる。人のやさしさに飢えすぎだぞ。
「あのさ、天」
「ん、なに」
なぜか居住まいを正してシャチは声をあげる。正座で腕を前に出すと、押しつぶされたおっぱいが窮屈そうに形をゆがめた。
「今度の夏休みさ。おれの村にこない? そろそろ祭りの時期だから、天を案内したいんだ」
「水心の村? 漁村だったな」
「そうそう、おれの村ってちょっと変わってて……なんていうのかな、土着神ってのがいて、それに感謝をささげるお祭りをするんだ。絶対楽しいから、来てくれよ」
水心の顔はいたって真面目だ。そんなに気張ることかと言いたいが、田舎に誰かを呼ぶのが恥ずかしいのかもしれない。
こいつの出身かぁ。おれが知ってるのはみんな全裸で異常に距離が近い漁村ってくらいで、その実態を全くと言っていいほど把握していない。
どうすればこんな距離感バグった露出狂が生まれるのかは興味があるし、どうせ大学の休みなんて無駄に長いんだし行ってもいいだろ。
それを伝えるとシャチの顔がぱぁっと華やいだ。そして思いっきり抱き着かれた。
「ありがとーー! 精一杯おもてなしするからぜひ楽しんでくれよ! 家もおじさんの空き家を使っていいから、遠慮とかしなくていいぞ!」
「それは助かるな。旅費を考えたらバイト増やしたほうがいいかもって思ってたし」
「大丈夫大丈夫。祭りの時期だしみんな奢ってくれるぞ。んうぅ~❤」
何故か腰をへこへこ動かすシャチはまた濁った甘え声を出す。マウンティングする犬か。これを紐パンでやられてると考えると変な状況だよな。
「じゃあさっそくおじさんに伝えとく。天は魚好きだったよな」
「おう。なんなら肉類も好きだぞ」
「あいよ。おじさんにいいやつ取っておいてもらわないと。天~❤ごめんちょっと興奮してトイレが近くなっちゃった❤また行ってきていいか?」
「えぇ……そんなに具合が悪いならもう帰ったほうがいいぞ。課題はおれが進めてあいつらに言っといてやるから」
「優しい……ならお言葉に甘えさせてもらおうかな❤もうたくさん出さないと満足できそうにないんだ❤」
「なんだ、便秘だったのか。ちゃんと野菜もとれよ」
そんなに喜ぶことなのか意味わからんが、水心は鼻面をおれの首筋に当てて荒い息を吹きかけている。まじでどういう環境で育てばこんな犬みたいなやつができるんだ。
ようやく満足したのか、何故だかむわっと雄の臭気を漂わせるシャチは立ち上がり、家を出ていこうとする。
――――紐パンのままで。
「水心ーーーー! お前、服を着ろ! 服をぉ!」
スリットの線すらくっきり浮かび上がらせる痴女みたいな恰好で外に出るな。一発で逮捕されるぞ。逮捕されたらお前とは他人の振りをするからあしからず。
……こうして、おれは水心の村とやらに遊びに行くことになった。
軽い気持ちで了承したが、まさかあんなことになるなんて全く思わなかった。
水心の生まれ故郷、おれらが今から遊びに行くその村は。
――――幸水村といった。
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