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スケベスキルで世界最強~やっぱ最強はちんぽっしょ~ その3の2

 ――――ジェルが下を脱いでいた。  はあああああああああぁぁぁ!!!!  ジェルの裸ああああああああああぁぁ!!  きれいな毛皮に包まれているにも関わらず屈強な筋肉がわかる太もも! 歩くたびに隆起して筋肉の筋をこれでもかと誇示するふくらはぎ! いつもは鎧やマントに隠れてわかりづらかったけど丸々とでかいお尻!  そしてなんといっても、綺麗なピンク色のちんぽ!!  思い人の下半身を見てしまい、一瞬で思考が蒸発してしまう。  つーっと鼻に熱いものが垂れるが、気にしてはいられない。まあ出るよね鼻血くらい。だってめっちゃエッチだもん。  できる事ならいつまででも見ていたいほど精巧な芸術品ではあるのだが、いかんせん今はそんなことを言っている場合ではない。  色からいって確実に童貞。間違いない。今までジェルと暮らしてきて女の気配一つなかったおれが言うんだ。 「ジェル様ぁ❤おれのおマンコでお相手させていただいてもよろしいですかぁ❤」  ヤードがザーメンを吹き出すケツマンコをぐいって見せつけながら媚びる。すでに粘液をごぷごぷ吐き出しているマンコは、次のちんぽを今か今かと待ちわびていた。  やめろと声を大にして言いたいが、ジェルにとっては訓練と同義なのだ。まさか訓練をやめろだなどと言うわけもいかず、困った。困った!  このままではジェルの大事な童貞ちんぽが使用済みになってしまう。  ジェルの大事な童貞ちんぽが! 「……あまり童貞童貞と言わないでほしいのだが」  ごめん、興奮のあまり声に出してた!  ジェルは恥ずかしそうにおれをにらんでおり、その可愛さ百億点。かっこいい狼の顔なのに、どうしてこうもかわいくできるのだろう。  とか何とか言っている場合ではもちろんなくて、でもジェルが童貞かどうかはとても気になることだったので。 「ジェルって、童貞?」考える前にセクハラしてた。 「うむ、まあ……使ったことがあるかと問われれば、ないと答えるしかないな」 「ありがとう」 「なぜそこで感謝するのかわからんが……」  ジェルの回答のおかげでやる気が湧き上がってきた。ジェルの童貞ちんぽを守るためにも、なんとかこの場を乗り切らなければ! 「ジェル様、早く早くぅ❤訓練で鍛えた鮫マンコに、どうかご指導くださいな❤」  ヤードがむっちむちな尻を左右に振って甘い音で誘ってくる。  やめて、おれのジェルを誘わないで。  こうなったらしょうがない。おれは大声を張り上げてジェルの気を引いた。 「ジェル! 向こうでランドが訓練を見てほしいって!」 「そうか、それならそちらに行くとしよう。すまないな、ヤード。私はまだ手合わせしていないやつのところに行こうと思う」 「はぁい❤それじゃあおマンコドロドロにしておまちしてまぁす❤」  おれが指さしたのはちんぽ二本差しをされて喜ぶ虎の雄。『ガバマン』のスキルをいかんなく発揮するあの太鼓腹巨漢大喰らい馬鹿虎は、ザーメンまみれでひどいことになっていた。  太ましい体をゆすってちんぽをねだり、結合部で愛液を泡立てる。騎士団の中でもムードメーカーである虎ではなく、ちんぽを咥えこむ淫乱虎がそこにいた。 「ふにゃあぁ❤にゃあぁん❤❤ちんぽおいひいいぃぃ❤❤おマンコとろけちゃってぇ❤もーっとひろがっちゃうなあぁ❤❤」  前後で虎を挟むのは牛のモウダンと獅子のリブラだ。霜降りむちむちのモウダンとがっちがちマッチョライオンのリブラは一心不乱にランドを犯している。 「ふんっ❤ふんっ❤ふんんんんっ❤❤❤見よぉ、おれの腰の動きぃいいぃぃ❤ちんぽ射精❤ちんぽ❤ちんぽ❤ちんぽはっしゃああああぁぁ❤❤❤」 「ふはーっはっはっはぁ❤❤❤相変わらずのがばがばマンコだなぁ❤❤でも気持ちいぞ❤せん別におれ様のザーメンをくれてやる❤❤❤」  暑苦しいモウダンは汗まみれになりながらランドを抱え上げて犯し続けていく。筋肉馬鹿なあいつにとって、駅弁はもっとも好きな体位だろう。  あれだけの巨体虎を抱えられる筋力を持つ牛と獅子。騎士団としては立派な彼らも、今は射精しか頭にない肉ディルドだ。  そんな彼らに犯されているランドはご自慢の緩マンから愛液をぼたぼたとこぼしているが、ザーメンは全くこぼれていない。『吸精』のスキルで注がれたザーメンをすべて魔力に変換し、貯蓄しているせいだ。 「ふおおおおぉぉ❤❤❤すっげえ魔力たまったぁっはぁぁ❤❤二人のザーメンおいひいよおぉ❤❤もっとちょうらい❤もっともっとぉ~❤❤」  駄猫は獅子のリブラに抱き着いて、喉を鳴らしてねだる。暑苦しい巨体二人が身を寄せ合い、そのまま舌を絡めてディープキス。肉食の頂点に君臨するケダモノたちがちんぽにドはまりしている光景を見ても、誰も何も言わない。ここではそれが普通だから。 「ランド、精が出るな」  当たり前のようにジェルが話しかけるけど、このシチュでその言い回しはぴったり過ぎてやばい。  巨漢の虎はジェルに気が付くと、牛と獅子もつられて縞模様の脚部を持ち上げた。駅弁の姿勢から足を広げると、結合部からちんぽにいたるまでの、雄として恥ずかしいところを何一つ隠すことなく見せつける形になった。  二本も咥えて愛液や泡をこぼし続ける雌マンコと、いきり立ち断続的に先走りを吐き出す虎ちんぽ。ガタイのいい雄がしていい体勢ではない。ましてや、ランドは『竜の爪』というこの国でもっとも武勇誉れ高い集団の一員だ。  へたすればこの国の名前に泥を塗ることにもなる。そういう行為があちこちで行われているんだ。 「ひゃぁ❤ジェル様ぁ❤おれ、次はジェル様のザーメン欲しいなぁ❤❤」  断固却下だ。そんな未来はおれが許さない。 「リブラ、モウダン。もっと激しくやれ」  簡単な命令を一つ与えてやると、獅子と牛は勢いよく腰を突き上げた。  全身の筋肉をばねにした腰使いにさすがのガバマンランドも耐えきれず、鼻水を吹き出しながら顔を空へと向ける。 「ふぉ、んほおぉおおおぉぉぉおおぉぉ❤❤❤」  嬌声が上がると同時に虎ちんぽからも射精が噴き出してくる。毛皮でフカフカしていた金玉も今では淫液でぐっちょり濡れており、揺れるたびに汚いしぶきをまき散らす。  牛と獅子の二人は歯を食いしばりながら汗まみれになっていた。いくら筋肉自慢の精鋭二人とはいえ、さすがに巨体を持ちながらの駅弁セックスは負担が大きいようだ。 「ふーっ❤ふーーっ❤❤❤」 「う、ぐお❤お❤おおぉん❤❤❤」 「ふにゃああぁあぁ❤❤マンコきもひいいいぃ❤❤ジェルさっま、おで、おマンコトレーニングがんばっでまぁす❤❤」  眼光をハートにした虎からのアピールを受けて、ジェルは満足そうに頷くだけ。違和感を覚えていないようで何より。これで通常運転だったら泡を吹いて卒倒してそう。 「そうかそうか。一生懸命で何よりだ…………」  と、そこでジェルの言葉が止まる。狼の顔を困惑に歪め、牙が並んだ口を開閉させる。 「はて、私は……何かを指導すべきなんだろうが……」  あ、まずい。童貞のジェルにセックスの指導なんてできるわけがない。でも、この組織の長として何かを言わねばならないという使命感が違和感を覚え始めているんだ。  まずいまずいまずい! このままだとジェルに感づかれる! 「私は、剣に生きた男だ。剣……?」  狼は頭痛を覚えてこめかみを押さえ始めた。耳を伏せ、まるでなくした何かを探すかのように、おれが敷いた常識に疑いを強めていく。  ジェルの意志力はよく知っている。催眠が解けるのは時間の問題だ。  あーっと、えーっと。どうしよう。このままだとジェルにばれる。  あわあわと右往左往するおれをよそに、ジェルはどんどん確信へと沈んでいく。  嫌われたくない。自分が最低だってわかっていても、超えられない一線があるんだ。  背に腹は代えられないから、腹をくくる。ごめんね、ジェル!  スキル『オナニー中毒』発動! 効果は単純明快。相手をオナ猿にする! これだけ! 「んぐお!?」  これでジェルはオナニーに忙しくなるから、違和感探しなんてできるはずもない。時間を稼げる! ついでに童貞も守れる!  その間におれは自分の持つスキルを閲覧し、必死に頭を回転させる。  何かないか、何かないか。この状況を丸く収めるスキル……。こんなことなら洗脳系統のスキルをもっと鍛えておけばよかった。あんまり好きじゃないからって後回しにしたつけが回ってきたな。  あー『催眠』ならあるぞ! 『洗脳』の下位互換みたいなスキルなら、ジェルの記憶を操作して封じておける! どうせ『淫紋催眠』の効果中に起こったことを覚えてないってことは前のヤードが証明済みだ。  この場さえ乗り切れば、いける!  そう思い勢いよく首をひねる。一刻も早くジェルを眠らせ、この空間から脱出させなければならない。  だが、だが、眼前の光景に脳みそのすべてがフリーズした。 「ふぅ……ふうぅ……」  ジェルが、ちんぽをいきり立たせている。  きれいなちんぽが体積を増し、血管を浮かべてひくついている。怒張は笠を広げ、えらの張った亀頭が鮮烈な赤を見せつける。 「こんな、こんな……」  上半身を鎧で固め、下半身をスケベにいきり立たせるジェルにおれは無事昇天した。正確に言うと、すべてのスキルを忘れた。  もはや自分が何をしようとしているのかもあいまいになって、ただただジェルに視線を注ぐだけのオブジェと化したのだ。  違和感のつないだ理性がまだ残っていたのだろう。ジェルは必死に耐えており、かみしめた牙から荒い息が漏れている。 「なにかが……おかしい……こんな……」  いつもは優しいジェルの顔がケダモノのように野性をむき出しになっていた。しわを寄せた狼の双眸は鋭く、しごこうとする手を理性によって押しとどめている。  ちんぽはひくつき蜜を垂らす。こんなにもオナニーしてほしいと訴えているのに、ジェルはそれを許容できない。 「ふぅー……!」  中途半端に曲げられた指は握ろうとする本能と拮抗している証。逆立った尻尾も毛皮も敵意を強める事で侵食から守ろうとしているかのようだ。  上背を屈め、両の手はちんぽの傍で震えるだけ。しごきたいという欲求をすんでのところで押しとどめている。  その様がとてもとてもエロくて。普段は性の匂いすら感じさせないジェルも雄だったんだと、今更のように思い知る。どんなに良き父親としての顔を持っていたとしても、性欲はみな等しく平等だ。  そして、おれはその性欲を操ることができるスキルホルダー。雄であるというだけで、おれに逆らうことなんて出来やしない。 「……ジェル」  乾いた喉から絞り出した声はか細かったけど、狼の耳はピクリと反応を示した。  何で声をかけたのか、おれにもわからない。やめてほしかったのか、落ちてほしかったのか。  ないまぜになった感情は自分で理解不能で、でも、ジェルならどっちでも受け入れる覚悟があった。  茫然としたおれの顔がジェルの目にとらえられた。  どういうふうに見えたのか、狼の顔に愕然とした感情が走る。 「ち、違う……」  かみしめて、言い聞かせるような声。 「違う、私は……お前にこんな姿を見せたい、わけではないんだ」  おれの目に映る光景を、ジェルは認められない。認めたくない。 「スキルに悩むお前の力になりたくて……なにか、できることがないかと……剣を振るうしか能のない私でも……力に、なりたかったんだ……」  それをおれが壊してしまった。  ああ、ああ、なんておれは馬鹿なんだろう。ジェルはこんなにもおれのことを思ってくれていたのに。 「剣技でも魔法でも、なんでもいいんだ。お前が胸を張って言える特技が……見つかるのならば……。だから、こんな、こんな姿を見せたら……私は、お前の父親を名乗れない!」  自分の馬鹿さ加減が嫌になる。おれのスキルにも抗って、ジェルはおれを導こうとしてくれている。  胸いっぱいにあふれてくる感情が目から零れ落ちていく。どうしようもない愛しさが高まって、おれはジェルに向かって飛び込んでいった。 「そんなことない! ジェルは、ジェルは……おれの大好きな――――」  あれほど駄目だと誓っていたはずなのに。  触ったら終わってしまうとわかっていたのに。  おれは、ジェルに触れてしまった。 「んああああぁぁ❤」  途端にあがる声は甘く。反骨精神のかけらがとろかされた音。ジェルの中の何かが壊れた音。  ……駄目だってわかってたのに。おれの、馬鹿。 「あ、あ、あ、ああああぁあああぁああぁ!!」  少し触れただけ。でも、それだけでジェルの反抗は終わってしまった。  『愛撫』のスキルが与える快楽は駄目押しになって、ジェルの手がちんぽを握る。 「んぐうぅ! だ、駄目だ! 駄目なのに……!」  拒絶を投げかけるのは言葉先だけで、握った瞬間に体は屈しているのだ。分厚くなった手のひらが握るのは剣ではなく己の肉棒。握っただけで快楽が脳を犯し、流れるように動き出す。 「わた、しは……んぐぅ、あ、ああぁ……!」  しごく。しごく。  まるでせき止められたダムから放水するかのように、あふれ出した感情に翻弄されている。初めてオナニーを覚えた男児さながらの勢いで、ちんぽをこすり続けていく。  長大な一物を両手で包み、腰を振ってオナニーに興じる姿に父性はまったく見られない。手のひらで作った仮想の膣に射精することだけを考えた動きは、むき出しになった雄としての色香があった。   「はぁ……ぐるぅ……ううぅぅ……!」  唸る狂犬の咆哮は乏しい理性を削り、獣欲が牙の隙間から涎となって滴り落ちる。発汗した香が獣臭さを孕み、発情したケダモノがここにいるぞと周囲に吹聴するも同然。  今目の前にいるジェルは優しい父などではない。射精欲に支配されたケダモノだ。  そうしたのはおれなのだけど、その姿があまりに生々しくて見入ってしまう。普段は見えない雄としての部分が強調されて、それが青臭く吐き出されていく。 「っう! はぁっはぁっ……んううぅ!」  ジェルのちんぽで粘液がこすられていくたびに、泡立ってこぼれてしまう。割れ目からあふれる汁は粘度を増し、飛沫としてまき散らされる。  「おっおっおお……あ、っわ、たし……はぁ!」  高みへ上りつつあるというのに、ジェルの目に宿るわずかな拒絶の光。腰は子宮に種付けをすることしか考えていないというのに、事ここにいたってもなお、ジェルの理性はついえていなかったのか。  でも、オナニーが気持ちよすぎる。  粘液で滑らかになった包皮でこするのがたまらない。  笠の淵に指をひっかけるのがたまらない。  金玉は精子を作り続けている中で、拒絶の意志がどんどんと追いやられてしまう。 「ああっ、ああぁ! 見ないでくれ! 頼む! たの、むぅ! こんな私を! んああぁ! ふがいない父を、どうか!」  おれを見るジェルは自身を責め立てている。ジェルが悪いわけじゃないのに。悪いのは全部、おれなのに。 「どうか――――あぐぅっ!」  拒絶もむなしく、生理現象には逆らえなかった。びゅるりと、ジェルのちんぽからザーメンが噴き出した。  白くて濃い、始めて見るジェルの子種。こんなに雄の臭いがひしめいているのに、その青い香りは一直線におれの鼻腔をくすぐっていく。  ジェルが射精した。その事実に、思い人の性的絶頂を間近で見ることのできた現実に、おれの思考に一瞬の空白ができる。 「ふぅ! うぅ!」  牙を噛みしめ、射精の余韻を肉体全部で味わうジェル。家で見せる柔らかな雰囲気が雄性で上書きされていく。見てはいけないものを見てしまったような背徳感がありつつも、それでいて食い入るように脳裏に焼き付けようとする自分の矛盾。  狼ちんぽからつーっと滴る一筋の白線を、ジェルはさらにしごき上げて絞り出していく。玉になったザーメンが数回吐き出される頃になって、ジェルはまたオナニーを開始した。  そこでようやく我に返ることができた。オナニー狂いになったジェルは自分の意志で止められない。これ以上ジェルを落とす前に、この惨劇に終止符を打とう。  おれはようやく『催眠』のスキルを発動し、ジェルに命令を下そうと口を開く。  しかし、言葉が形になるより早く。  青い手がおれを抱きしめた。 「ごーしゅじんさまぁ❤❤❤」 「やっ、ヤード!」  屈強な鮫がおれに甘え、もはや何の汁かわからなくなったものを纏う隆々とした体躯を摺り寄せる。密度の強い香が鼻をくすぐり、情欲に油を注ぐ。 「ジェル様にばっかり構ってないで、おれとも遊んでくれよぉ❤」 「ごめんヤード、今はちょっと駄目だ!」 「駄目じゃねえだろぉ❤」  おれの訴えなんて耳も貸さずに、それどころか剛腕をもってがんじがらめにされる。巨躯が見下ろすさまは威圧感をともない、思わず気押されてしまった。  ヤードが浮かべた笑みは凄惨で、鋭い牙をむき出しにする捕食者の顔だ。淫靡に蕩けてこそいるが、浮かび上がっている感情が重くのしかかる錯覚さえ抱くほど。  鮫は涎の柱をかけながら喉を震わせる。喜色をちりばめたいびつな言葉を。 「これでようやくジェル様もおれと同じになるんだ❤みんなでご主人様のちんぽをねだろう❤そうしたら、もう誰も、誰も――」  どういう意味かと問いかける前に、おれの口はキスでふさがれてしまった。とっさのことでこの筋肉の塊をどうにかできるわけもなく、おれの体は綿のように軽々とふるまわされる。 「あはぁ❤」  とろける鮫の相貌がおれをとらえて離さない。気づいたら正常位でヤードに覆いかぶさっていた。 「なあなあご主人様ぁ❤ジェル様をオナネタに、おれのおマンコを使ってくれよぉ❤そうしたら、おれもジェル様もご主人様もみーんな気持ちいだろ❤❤❤」  視界の先にジェルを置いて、ヤードはこれこそが最適解だと笑う。『おちんぽ様こそ生涯の主』という催眠のせいで、おれのことを思って行った行動なのか。  目の前ではジェルが激しいオナニーを繰り返しており、断続的に先走りを泡と共に飛ばしている。あれだけ激しいオナニーだ、またすぐにでもいってしまうだろう。  視線を下にずらせば筋肉の床。分厚い体がマンコを広げておれを待っている。  ……おれはジェルを止めたい。でも、頭のどこかでこの状況に興奮している自分がいるのは確かだ。  だって、どうせ催眠中のことは覚えてないんだ。だったら、何をしたっていいじゃないか。わかりやしないじゃないか。 「……でも」  おれはジェルをこれ以上汚したくない。その葛藤がおれの体を縛り付ける。  だけどもそんな煩悶とした心情もちんぽに傾倒した鮫には関係のないことで、丸太のような足でおれを挟むと早く早くとマンコをこすりつける。  汁をこぼして熟れ切ったマンコは熱を伝播させて、おれの良心を焼き焦がす。唾液まみれの口で笑みを作るヤードはそそのかすようにささやいた。 「いい子ぶらなくたっていいじゃねえか❤どうせご主人様のちんぽだってもう限界なんだろぉ❤せっかくいいオナネタがあるんだ、使わなきゃもったいないぜ❤」  じくりと、良心がえぐられる。  おれは自分にとって都合のいい理由を迎合し、発破をかけるように鮫が両手を広げて誘ってくる。  全身を隆々とした筋肉の鎧で固め、四肢の一つがおれの数倍もある巨躯だ。誰の目から見ても勇猛とわかる騎士が、研鑽で培った凹凸を淫液できらめかせて言う。 「ごーしゅじんさまぁ❤もうおマンコ限界なんだよぉ❤早くその勃起ちんぽでおマンコしてしてぇ❤❤❤❤」  伸ばした手で足を抱えてマンコを高く掲げると、開閉する肉の孔が追従して汁を吐く。使い込まれスケベにレベルアップした性器は雄としての名残などない。  まさにちんぽのための穴として、その存在を主張するのみだ。 「ふへへ、『おマンコバキューム』発動❤❤」  マンコで吸引するスキルを発動すると、クパクパと蠢くマンコから卑猥な音があふれ出す。ぶぴゅぅぶぴゅぅとしゃぶりつくような下卑た音楽が武勇を貶め、その落差で雄を誘おうとする。  あれに入れたらどれだけ気持ちがいいかなんて嫌というほど知っている。ねっとりとしゃぶりつかれ、そこらのオナホなんかよりもずっと気持ちがいいんだ。    ああ、気が付くとおれはもうヤードを犯すことしか考えられなくなっていた。  目の前ではジェルがオナニーを強制されているというのに、助けるどころか興奮している自分がいる。  いきり立った下半身をさらけ出し、良心を裏切って。  ヤードを犯すのだ。 「はううぅうぅぅ❤❤ご主人様の生ちんぽさいっこおぉおぉっほおぉおぉぉ❤❤❤訓練の疲れもぶっとぶぅうぅ❤」  ぐちゅりという埋没の音と共に、鮫の相貌は人としてありえないほどに崩れた。  筋肉だるまは内部を犯されると電撃に打たれたかのような反応を示す。皮膚の下に詰め込んだはちきれんばかりの筋線維を震わせ、オナホ騎士としての幸せを歌う。 「オナホ騎士でよかったああああぁぁあ❤❤ちんぽぉ❤ちんぽちんぽぉおぉ❤❤❤❤」  おれがちんぽを突っ込んだとたんに、足は絡みつき、腕は頭の後ろへ。脇も胸も見せつけるこの体勢はヤードの雄々しさを存分に発露させ、むさくるしさを高めてくれる。 「あ゛っ❤やべぇ❤ご主人様のオナホにされてるっでがんがえだら゛ぁ、あはぁ❤もう、いきぞ、ううっふう゛う゛うぅぅうぅ❤❤❤」  血管を浮かべるヤードのちんぽから打ち上げられる白濁。白い内皮を雄臭い白で染め上げ、滴り落ちては空色の起伏を侵食していく。  さんざんいったにもかかわらず底なしの性欲だ。いまだガチガチのちんぽはまだいけるとアピールに余念がない。 「う゛っふぅ❤ほおぉ❤おおん❤❤ごりゅごりゅきてりゅぅう❤❤オナホ騎士になれでよがっだぁ❤❤ちんぽ一つでこんなにじあわぜになれるんだからよおぉおぉ❤❤❤」  ムチムチに実った胸筋を揺らして吼える鮫は確かにスケベの塊なのだろう。デカ乳首は真っ赤に腫れあがり、最近では服もまともに着れないほど感度が高い。  割れて膨れた腹筋は今やただの音響装置でしかなくて、高らかに快楽を歌うことにしか役立たない。  外壁こそ屈強な筋肉だが、内部は感度が高すぎるオナホ騎士だ。  ちんぽ一つですぐにアヘって顔中を汁まみれにしてしまう。  それでもやはりおれの目を引いてやまないのは眼前の狼だった。  懸命にオナニーにふけるおれの思い人が何度も何度も射精する光景は非現実的な性的倒錯を抱かせる。 「うああぁ……! でるっ! でるぞおぉ!」  こすりすぎて真っ赤になったちんぽから噴きあがるザーメン。『オナニー中毒』のスキルに性欲増強効果でもあったのか、いまだに萎える気配がない。  よく見るとジェルの前ではフォグが寝転がっており、犬がよくするちんちんの体勢になって全身でザーメンを浴びていた。 「あは、ははぁ❤❤ジェル様のザーメン❤ザーメンおいひいぃ❤❤❤❤」  ……あれはもう放っておいたほうがいいだろう。鮫マンコに搾り取られながらおれは考えるのをやめる。  狼は全身の毛皮を汗で湿らせ、へたらせている。模擬試合でもかかなかった汗をオナニーで大量に生産し、鎧の中で雄臭さを凝縮させていた。  胸元で空いた部分に顔を突っ込めたならどんなにいいだろう。それがオナネタになって、腰使いが加速する。 「ぐぅ、はっはっは……うぅ! んっ!」  牙からこぼれる吐息がつややかで、嬌声を高らかに叫ぶオナホ騎士たちとは違った趣がある。堪えようと噛みしめた牙からどうしようもない快楽の汚濁が空気を震わせた。  快楽神経を刺激することは生理的なことであるはずなのに、恥ずかしさが抜けない。狼の耳が弱々しくふせっていく様は敵がい心のしぼみと同義だろう。 「ぐうるるるぅ……!」  ケダモノのように唸り声をあげるジェルはとても精悍で。普段のまあるい性格を獣の欲望でとがらせている。  夜半に優しく語り掛けてくれたジェルはいない。眼前にいるのはただただ高みを目指してちんぽをしごき続けるオナニー中毒者だけ。  罪悪感はとうに薄まっていた。鮫マンコが気持ちよすぎて、感情がちんぽに直結していくから。  腰を突き出せば柔らかいマンコがちんぽを締め付ける。  視線を上げれば思い人のオナニーショーが見える。  これで興奮するなというほうが無理だ。ちんぽに毒されたおれらの脳髄はすべて白濁に染まっている。 「また、いくっ!」  狼ちんぽから薄まらない白濁が噴き出し、フォグに降り注ぐ。ヨーグルトのような濃さをひりだす射精は圧倒的な快楽を送るのだろう。ジェルの足腰は震え、今にも崩れてしまいそうだ。  しかし、それでもオナニーをやめられない。  またちんぽを握り始めると上下運動を再開する。もう泡やらなにやらで汚れきった赤い肉棒は、それでも怒張を広げていた。  ポンプのように下から上へ。しこしこと快楽を追求する動きはジェルから羞恥心を奪っていく。  食い入るようにジェルを見ていたら、ヤードの嬌声が割り入った。意識を下へずらすと、白目をむいた鮫が筋肉を痙攣させている。 「おおおぉおぉん❤❤❤いぐうぅ❤❤おちんぽにご奉仕しての射精は、っはぁ❤❤オナホ騎士の本懐でぇす❤❤❤感謝の気持ちを、ぉ、ザーメンにっ、のせってぇ❤発射あああぁああぁ❤❤❤❤」  無我夢中で腰を振っていると、鮫から射精宣言が飛ぶ。そのままどろっとしたザーメンがぶちまけられ、鮫の青を汚した。  やはりおれによるレベルアップのせいか、一回の射精時間がジェルよりもかなり長い。コップ一杯分くらいは出してるんじゃないかな。  そんなものが何度も漏れていくものだから、ヤードの体の上ではいくつものゼリーが斑点のようにまだらを作っていた。それを凹凸たくましい裸体に塗り広げると、太陽の光を浴びてぬらぬらと輝いていく。  雄臭くを追求するオナホ騎士は自身を汚すことにためらいがない。  そこがジェルとの違いだろう。狼はいまだに射精することに抵抗がある。  それはそれでどちらも趣深く、おれの性欲を刺激する。ただ、おれはもうジェルに触らないようにしたいから、その鬱憤をヤードの雌マンコに全部ぶつけてやるんだ。  鮫マンコはうごめく柔肉が淫液で満たされ、ちんぽの動きに合わせて奥へと吸い込もうとする。ドロドロに蕩けた肉壁がしっかりとした締め付けでしごいてくれて、ちんぽの凹凸を隙間なく埋めてくれた。 「おおほぉおっおぉ❤❤おマンコいいぃ❤いいっひぃい❤❤激しくおぐぅ、ごりっでぇされりゅのすきぃ、しゅぅきいぃい❤❤」 「ここだろっ! ここっ!」 「んっはああぁぁ❤❤❤そごおぉ❤❤そこがマンコ騎士の弱点でずぅう❤ご主人様の、ビンビン勃起ちんぽでっへぇ❤弱点マンコ、たっくざんぎだえでぐだざあぁいぃぃ❤」  ひときわ弱いところをえぐり取ると、腸壁だけでなく筋肉の鎧も激しく震えだす。狂った喜色を張り付けた鮫はブシャァと潮を噴きながら背筋をそり返してわめき続けた。  マンコ肉はすっかり熟れ切って、ひょっとこ口のような隆起でちんぽに追いすがっている。注がれていたザーメンと腸液を泡立てた淫乱汁を潤滑油にすると、ちんぽの幹がきつくぬめらかにしごかれてたまらない。  太ももを持ち上げるために触れば、みっちりと詰まった筋肉がわかる。表皮もぼこぼに浮かび上がるほどの起伏を持ち、まさに雄々しい肉体を支える大黒柱だ。  しかし、そんな柱も今はケツを広げるためのレバーでしかなくて、非力な手に合わせて奥へと押しやられている。皮が厚い足も指先を丸めて、快楽に喜んでいるのがわかる。 「特訓さいこおぉ❤ご主人様としゅるおマンコ訓練っ、お゛ぉ、たまんね゛❤❤❤おでのおまんこ、もっどスケベになっちまうなああぁぁ❤❤」  手のひらでつかみきれないほど肉厚な尻肉の奥に、淫乱極まりないマンコ肉が鎮座している。今だって十分スケベでちんぽのことしか考えられないくせに、さらにレベルを上げてしまったらどうなってしまうんだろう。  それはわからないが、行くところまで行ってみよう。快楽に屈した脳みそはそれを是とした。 「足っ、自分で持って! 触ってあげるからさ!」 「はひぃ❤❤おれのスケベ筋肉ぅ、たーくさんさわってくださぁい❤❤❤」  空色の支柱を本体へと返せば、おれの両手が自由になる。触るだけで雄を気持ちよくする『愛撫』のスキルを持った手で腹筋の筋をなぞれば、鮫の背筋をぞわりとした快楽が駆け抜けた。 「ふほぉ❤❤❤」  筋肉の布団はおれの体重ごときではびくともしない。覆いかぶさるようにしたいけど、横幅がでかすぎて腕を広げなきゃいけないから、どうしたって肉体の上に置いてしまう。  あいにくこちとらエロスキルしか能のない脆弱男子なので、そんなレベルの高い腕立て伏せみたいな体勢は無理。  遠慮なく筋肉布団を圧しても、ヤードにこたえた様子はない。それどころか嬉しそうに壊れた顔をさらに破顔させるだけ。 「ごしゅっ、さまの手、からぁ❤❤きもちいのがすっげえきちゃう❤❤もっど、なでてぇええぇ❤❤❤」  汗やら何やらでぬるぬるした筋肉布団は喜色をわめき続け、親愛をマンコの締め付けで表現する。腸壁自体を性器としてレベルアップしたおマンコはまさに触手を敷き詰めたようだ。無数の触手につめよられているような、マンコ自体が意志を持ったような動き。  きゅっと乳首をつねれば、ヤードの顔がパンチを喰らったように後ろにぶっ飛んだ。 「おっごおぉおぉおおぉぉっ❤❤❤❤」  快楽の電気信号でマンコがきゅうっと締まり、びっしりと柔肉が絡みつく。ヤードが気持ちよければそれにマンコは応えてくれる。  おれの親指より大きいデカ乳首。いくら図体がでかいとはいえ、元の世界でだってこんなものを持ってたらただの変態だ。どんな服を着ても浮かび上がる存在感は、自身を淫乱と主張するだけ。  それをくりくりと、淫液で滑らかな突起をこねくりまわす。完全に勃起して硬くなった淫乱乳首をねじると、鮫の豊満おっぱいがびくびくと震えた。 「んほおおぉおぉ❤❤乳首っ、乳首だべ❤乳首よずぎぃい❤❤自分でいじるより゛、ぎもぢよ゛、はひぃ❤❤❤」 「んっ! ちょっと足が下がってきて腰が振りづらいからもうちょっと……」 「あっひゃぁ! もうじわけございまぜんっ❤❤あまりに、きもぢよずぎで、腕に力がぁ、はぁ、ひゃいらなくっでぇ❤❤」  これだけの筋肉を持ってるのに、気持ちよすぎて力が入らないと鮫は言う。  しょうがないなあとおれは身を倒し、両手で乳首をつまんでやる。あまりに反応がよすぎて、もっと気持ちよくしてやろうという感情がおれを悪行に走らせる。  左右にそびえたつ肉突起を同時につねった瞬間。  ヤードがぶっ飛んだ。 「あひゃひおっほおぉおおおおおおぉぉおぉ❤❤❤❤❤❤❤」  もはや意味不明な言葉を唾液まみれに飛ばし、瞳をぐるんと裏返す。足を支えていた腕は役目を放棄し、たくましい太ももでカニばさみされてしまった。両手は顔を覆い、まるで理性をつなぎとめようと必死になっているように見える。  それでも理性なんてしょせんは手のひらの水。とどめる事なんてできずにこぼれていくだけ。 「ひひゃああぁあぁあ❤❤ちぐびぃ、すんごぉ❤すご、はひぃ、ぉ、ふひゅうぅう❤❤狂っちゃう❤こ、んなのぉ❤」 「相変わらずでっかい乳首だな、ん、これをほら、伸ばして……!」 「くおおおぉおぉっほおおぉおぉ❤❤❤❤ダメダメ、だめ、でずうぅっひゃあぁ❤❤乳首、あ、だべ、だめだ……❤狂っちまうよおほおぉおぉ❤❤❤❤おちんぽぉさいっごおぉ❤❤ちんぽにお仕え出来て幸せ❤最高❤ふへへへ❤❤」  快楽機関として発達した大胸筋の突起は、ヤードの知能指数を下げるための淫部。こりこりともてあそぶだけで、白濁が飛ぶ。  気持ちよすぎて頭がぱーになってしまっているのだろう。すでに淫紋に犯された脳みそではあったが、より洗脳が染み込んでいるように見える。  ちんぽを主として、おれに使えるオナホ騎士。そこに憂いもなく、ただ快楽のために吼える豪傑がそこにいた。  そして、その精神性に呼応するかのように鮫の体躯に書かれた淫紋がきらめきを増す。眼球から思考に突き刺さるような光に、おれは嫌な予感を喚起させられた。  ……まさか、淫紋催眠の強さは感染源の堕落に比例する……とか?  おれの嫌な予感が的中したようで、ヤードを中心とした輝きはすぐに隊員の頭を犯す。もともとぶっ飛んでいた脳みそがさらにゆだってしまったようで、ちんぽが主だという思考回路に寸分の狂いもなくなっていく。 「おちんぽ様❤おちんぽ様❤」 「ああ、我らがおちんぽ様❤敗北マンコをたくさん教育じでくださぁい❤❤」 「おちんぽ様に忠誠を誓う証として、無駄うちザーメンを大量噴射します❤❤」  いたるところで聞こえてくる賞賛の狂騒。快楽にゆだってそうろうとしているくせに、宣言だけは高らかだ。騎士という職業もあるだろう、彼らが忠誠を上げる音はいつだって硬いのだ。  腰が止まらない。ヤードの鮫マンコが気持ちよすぎて、射精まで止まってくれないんだろう。  だから、おれは見るだけ。鮫に書かれた洗脳が思い人を犯す光景を、腰を振ったまま。 「なんだこれは! 違う! 違う違うチガうっ!」  騎士たる根幹、主の差し替えをジェルは拒絶したい。たとえオナニーには屈したとしても、忠誠をささげた相手を裏切ることだけはしたくないのか。 「う゛っ!」  またザーメンを飛ばしながら、それでもジェルは抗っていた。  周りの騎士たちはみんなおれを主と仰ぎ、ちんぽこそ至高と歌い上げているというのに。  その姿があまりにも痛ましくて。目を背けてしまいたいのに。  どうしようもなく、興奮してしまうんだ。  その興奮が快楽に直結して、ついにマグマが噴火する。湧き上がる性欲に突き動かされるまま鮫マンコを犯し、奥へと種付けを開始する。 『『淫紋催眠』のレベルが上がりました。『淫紋催眠』のレベルが上がりました。『淫紋催眠』のレベルが上がりました』  何度も何度も頭の中でリフレインする雑音がおれの罪悪感を駆り立てているようだ。射精前にかすんでいく音響が、心に引っかき傷を作っていく。 『『淫紋催眠』のレベルが上がりました。一定以上のレベルを獲得したため、新たにスキル『淫紋作成』の対象を生物以外に拡大できます』  そもそも淫紋を無生物に使えなかったことすら知らなかったけど、どうやら範囲が拡大したようだ。これで無駄に使い道が広がってしまった。 「ごっしゅぅうじんしゃまぁ❤❤も゛、もう゛ぅうぅ❤❤とんじゃうっ❤おでえぇ❤❤お゛ぅおおぉっ❤ほおぉおぉ❤❤」 「うぐうぅう! やめろっ! 私が忠誠をちがうのは……っ!」 「おちんぽ様ばんざーーいっ❤❤❤きもちいぃいぃ❤❤❤」  まさにここは阿鼻叫喚の淫獄。だれもがちんぽの奴隷になり、快楽を押し付けられる場所と化した。  止まらない地獄に終止符を打てるとしたら、それはおれが満足した時だけ。  高まっていく射精感に期待をあおられつつ、おれは冷めたようにそう考える。 「ヤードっ! 出す、出すから!」 「うおおおおぉおぉお❤❤❤❤ご主人様の新鮮ざーめんんんんんっ!!❤❤❤❤くらしゃい、おでにぃ、雄くっぜぇ子種おおっほおおぉぉおおぉ❤❤❤❤❤」  おれの射精宣言にマンコとして湧き立ったのか、腸壁が勢いよく締め付けてくる。柔らかいのに硬い。淫液でコーティングされたオナホは快楽を与える事に特化していた。  どうやら『おマンコバキューム』を使うことなんてすっかり脳から落ちているようだ。だけどそれはおれも同じで、射精することしか考えられなくなっている。  快楽と親愛が結びついたのか、ヤードは手を伸ばしおれを抱きしめてくる。汚れた筋肉にくっつけられても、嫌な気分はしなかった。 「ご主人様❤好き❤しゅきぃ❤ちんぽ❤おほぉ❤ん゛っ、っへえぇ❤たぐざん、きもぢいいのぉ❤おっおっ~~❤❤なかだじいぃ~ほじいのおぉお❤❤」  顔中汁まみれの顔で裂かんばかりの笑みを浮かべる鮫。忠誠を混ぜ込んだ親愛を注がれ、その顔をかわいいと思ってしまった。  そして、腰を奥へ奥へ。筋肉マンコを孕ませるように。 「お゛のおおぉおぉおぉ❤❤❤❤」  そして、視線を前へ前へ。思い人を目に焼き付けるように。 「んぐうぅう! わだ、しはぁ!」  罪悪感と背徳感をスパイスにした快楽はとても甘美で、こらえきれずにおれは射精する。  目の前で拒否反応をしながらオナニーするジェルがエッチで、大好きアピールを繰り返す鮫マンコがエッチで。  ああもう、我慢なんてできるわけがないじゃないか! 「――――いくっ!」  ほとばしる精液は思ったより多くて、尿道を駆け上がる快楽に頭が真っ白になっていく。  息を荒げながらヤードにしがみつき、凹凸の激しい巨体に体を押し付けた。 「やっだあああぁあぁぁきたきたぎいぃだあああぁぁ❤❤❤❤ご主人様の特濃ザーメン❤❤❤オナホきじでよがっだあああぁ~~~~❤❤❤種付けさいごぉ❤好き、すきいぃい❤❤❤」  牙を見せつけるように大口を開け、何本もの涎をかけながら鮫は笑う。種付けしてくれる主への忠誠がとどまることを知らずに上がり続けた。 「おっほぉ❤おでも、いぐっ❤いぐうぅ~~~~❤❤❤……おひぃ」  おれの体に挟まれた鮫ちんぽから白濁が飛ぶ。うれションならぬうれ射精か。  膣内を満たすおれのザーメンは過剰な経験値でヤードの頭を沸騰させているようだ。圧倒的な情報量にオーバーヒートしたのか、たくましい巨体から力が抜けていく。  射精の快楽も相まって、すでに許容量をはるかに超えていたのか。まるで電源を落としたかのようにヤードはがくりと倒れ伏す。  白目をむいたまま時折意味のない声を出す姿は完全に壊れてしまったようだ。 「……ひは、お、んお……❤」  膨れた筋肉を痙攣させ意識を飛ばすヤードに、やりすぎたと反省の言葉を残す。  マンコからちんぽを引き抜くと、泡やらで汚れた淫液がちんぽとの間で何本も糸を引く。ゆっくりと白濁がこぼれ、鮫マンコから流れるザーメンはけつを滴り水たまりを作る。我ながらどんだけ出したんだと問いたい。  そして、いったん射精すると急に冷静になってきた。  死にたい。ジェルを助けることもせず、おかずに射精してしまうとは。  すさまじい自己嫌悪の波がおれを襲う!  あ、もう無理。全部忘れさせよう。 『『催眠』のレベルが上がりました。催眠中の記憶を消去するかどうか選べるようになりました』  いや選ばねえよ! 今それを選んだら地獄だよ!  よく分からないアナウンスの声相手につっこみをいれて悶えていたが、ふと気づく。  ああ、おれは世界を狂わせるんだ。唐突に、理解した。  きっとジェルがいなかったらおれは世界を白濁に染めていたかもしれない。  だから、ジェルだけは……!  スキルを発動。ジェルにとってこの出来事が夢になるように、おれが持てる全力の催眠スキルを。 「……ジェル」 「また、ああ! いく! とま、らんっ!」  謝罪の色を強めて名を呼んでも、返事はない。  それでもおれはジェルから目を離せない。憔悴しているが、ジェルのなんときれいなことか。灰色の毛並みは柔らかくそよいでいるが、その下の筋肉を隠しきれていない。下半身だけでも相当な肉体だ。ヤードにだって劣らない。  さらにふてぶてしく垂れ下がるちんぽは散々オナニーして満足したのか、もう勃起していないのにもかかわらず、圧倒的な威圧感をもって雌を魅了する。  おれがしたいのはジェルといちゃいちゃであって、オナホ騎士を量産することではないんだ。それに、ご主人様ってジェルに言われたら寂しくなって死にそう。 「ジェル、ごめんね」  おれの称号『調教師』のおかげで、命令時に対象の渇望にボーナスが入る。隷属してないジェルに対しては効果が薄いけど、まったくないわけじゃないんだ。  さらに『催眠』のスキルも上乗せ。これでさすがに大丈夫だろう。 「――――おやすみ」  ジェルの状態異常耐性がいくつあるか知らないけど、さすがに不意を打ってのおれの全力命令だ。効果があってくれないと困る。  気をもんだものの、ジェルの瞼が落ちていくのを見て思わず安心してしまった。崩れ落ちていくジェルを支えたかったけど、鎧を含めた巨体の重さはちょっと無理だった。 「フォグ!」 「お任せを❤」  熊の剛腕でジェルを支えてもらって……ってこいつジェルのザーメンまみれだった。  心底幸せそうな顔でジェルを抱きしめる熊を見て、ため息を一つ。これで何とか収まった気がする。いろいろ、本当にいろいろやらかした気がするけど、丸く収まっていてと願うばかりだ。  おれはのびをして一区切りついた感情を体で表した。肺に雄臭い空気が入り込んでくるが、そんなことは気にならなくなっている。  さてと、匂いとかどうしようかなぁ。 **** 「ジェル、大丈夫?」  わざとらしくならないように、おれは狼に問いかける。  いつもの夜半にいつもの部屋。ソファに座っているジェルは申し訳なさそうな笑みでこう返してくれた。 「ああ、もう大丈夫だ。情けないところを見せてしまったな」 「そんなことないよ。戦ってるときのジェルはすごくかっこよかったから」 「そう言ってもらえて、助かる。まさか私が疲労で倒れるとは……疲れている気はしなかったがわからないものだ」  そういうことに、した。ジェルの記憶の空白をそういう虚偽で埋めて、こうしてまた温かい夜を過ごすことができる。  目の前の狼は不思議そうに首をひねりながらも、あの惨劇を覚えている様子はない。覚えてもらってたら困る。  でも、心なしかすっきりした顔をしているのは見間違いだろうか。出すものをたくさん出したから。いくらジェルだって男なんだし、たまるものはたまるのだ。  いかん、ちょっとむらっと来てしまった。こんなに優しい顔をしているのにおれと同じように性欲があるって、そういうギャップ、結構そそるんだな。 「まあさ、いい休憩になったんじゃない? 最近ジェルは忙しそうだったから」  これ以上欲情するのは体に毒と判断して、話題の転換を図る。別に嘘じゃないし、心配してたのも本当だけど。 「そうか? ふむ、そうか……私としてはなすべきことを為しているだけだと思うのだが、ふむ」 「……なにその、考え込んだ顔」  あれ、ひょっとしてばれた? そんなはずはないのに、胸がどきりとしてしまう。 「ふふっ」  少しだけ口角を上げて、ジェルはおれに近寄ってきた。隣に座って距離を詰めると、なんだか恋人みたい。  まあ、ジェルはおれのこと息子だと思ってるんだけど。 「……どうしたの急に?」 「いやなに、確かに考えてみればお前とこうしてゆっくりする時間が減ったかもしれんと思い、埋め合わせを、な」  あー死にそう。  でもこれおれが寂しかったとかそういうことを思ってそう。完全に子ども扱いしてる。  それにしても距離が近い。大きなジェルの毛皮が肌にくっついているくらいだ。 「なぜだろうな」  ぽつりと、ジェルが言う。 「お前にこうやって近づかないと駄目な気がして。お前の価値はスキルなんかじゃ決まらないと、言うべきなんだと。……なぜだろうな」 「ジェル……」  きっと少しだけ覚えているんだろう。おれが胸に秘めたわだかまりを、隠してしまいたいあれこれを。  それを優しさで包み込んでくれるジェルがとても嬉しくて、同時に申し訳なくて。  おれは隣のジェルの体重を預けて、小さな声で謝るのだ。 「ごめんね、ジェル」 「謝ることはない。スキルの習得も、異世界に慣れるのだって、急ぐ必要なんかないんだ」  そうじゃないんだと、言うことはしなかった。隣から来る熱があまりに優しくて、つい口を噤んでしまう。  おれがこんなスキルを持っている以上、いつかはばれてしまうのだろうけど。  今だけは。  この優しさに寄りかかっていよう。


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