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あぜもち
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乳攫い

〇〇県〇〇市のとある森をご存知だろうか? 有名なホラースポットに比べるとマイナーもマイナーなんだが、寄せられる話がガチ過ぎて知る人ぞ知るって森だ。 その森にはド派手な話は一切無い。 やたら暗いだの、行方不明者が出るだの、一言感想ばかりでストーリーが何も無い。 一応、白い何かに同行者が連れて行かれたという話はあるが、それだって長々と綴られているわけじゃない。 そういうガセ系にはよくある謎の多さではあるんだが、俺がこの森をガチだと思っているのは、地元民は絶対に近づかないって情報だ。 「そんな場所、ホラースポットマニアが確かめないわけにはいかないよなぁ!」 そういうわけで、やって来たぜ〇〇市の森。 固有名詞が無いのが不便だが仕方無い。 地元住民だったり公民館だったりと調べたが、この森に名前は無かったんだ。 なんというか、名付けるのを避けている雰囲気すら感じた。 「うーわ、マジで暗いな」 事前情報からヤバさを感じたから昼間に来たんだが、それでも暗い。 生い茂ってる森は大抵暗いが、更にカーテンをかけたような薄暗さだ。 幸いにも懐中電灯は普通に機能するみたいで、手を伝う必要は無い。 「ん?」 前方に明らか現代人っぽい男がいる。 情報にあった白い何かとはとても思えないし、俺みたいな奴か? 「全然何も出ないじゃーん!つまんねぇ〜」 ........うん、同業だな。 気付いて無いみたいだし、軽く後をつけてみるかと思ったその矢先だった。 「んあ?」 「ん?」 ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ 喉を鳴らして連続で発声したような耳障りな音が聞こえてきた。 どうやら同業の男にも聞こえているらしく、2人揃って顰めっ面をしている。 そうして不快感を覚えてすぐの事だ。 ガサッ!どったぷぅううううう〜〜〜〜〜ん♥♥♥ 「〜〜〜〜〜〜ッッッ!??♥♥♥」 「!?」 唐突に上から降ってきた白い巨大な何かが、男を完全に押し潰すように包みこんだ! 何だあれ!?デッカい餅か?何だ? そのまま餅が上へとゆっくりと上がっていき、ジタバタしている男の足先が痙攣するだけになり連れ去られてしまった。 「あれが、白い何か、か?」 冗談じゃねぇ、幽霊とかじゃなく化物じゃねぇか! あれはヤバい、すぐにこの森から離れないと! 「しまった!」 化物の登場に衝撃を受けていた俺は、懐中電灯をその場に落としていた事に気付けず、暗くて探す事も出来ない。 「舐めんなよ......俺は無謀なだけの奴とは違うぞ」 方角ぐらい覚えてるし、木や地形も覚えてる。 細かい足元は見えないから走るには危ないが、脱出は充分に可能だ。 ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ この音!?来る! ガサッ!どったぷぅううううう〜〜〜〜〜ん♥♥♥ 俺はその場から飛び込むように動き、巨大な白い何かをギリギリで回避する。 その際、白い何かを確認すると、巨大だがピンク色の見覚えのある突起が目についた。 「乳首、なのか?」 そう認識すると、更に意味不明な事実が頭に浮かぶ。 つまり、これは巨大なおっぱいが降ってきてるのか!? 思考は一瞬、走り出す為に顔を上げると信じ難い光景が広がっていた。 「は?」 木々の上は枝葉では無く、ビッシリと、そうビッシリと巨大なおっぱいの大群で埋め尽くされていたのだ。 「嘘だろ......」 どどどどどったぷぷぷぅうううう〜〜〜ん♥ 「ッッッッッッ♥♥♥」 一気に視界がピンクと白で埋まったと思いきや、真っ暗になる。 いや、そんな事はどうでも良い。 何もかも、何もかもが柔らかさと圧と温かさで融けてしまいそうだ♥ まるで全身の毛穴から射精しているかのような快感が、真っ暗な世界でただ一つの刺激として存在している♥ だ、駄目だ、狂う♥狂ってしまう♥ おっぱいに包まれて全てが蕩かされていってしまう♥ お、俺の体が♥思い出が♥思考が♥全部持っていかれてしまうぅうううううう♥ あ♥あぴ♥ぱぴょ♥ぷりぷり♥ちょんわー♥ぴょぴぴぴぃ♥          ・・・ 「あー?森?森ってーと、あの森か」 「お前が誰だか知らんが、あの森には近づかない方が良い」 「名前なんて知らねーよ。とにかくあの森には近づかないって昔からの決まりだ。街の決まりでもあるし、自分の決まりでもある」 「街の子どもは一度は好奇心であの森に入る。そして、二度と入らないか入れなくなる。話題にも出さなくなる」 「........そういう森だ。分かったら帰んな」


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