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一心寺四天王プロジェクトに参加させていただきました(2)

それでは改めまして「広目天」そして『一心寺四天王プロジェクト』にて私が描かせていただいた広目天【彌見(やみ)】についてお話いたします。


広目天は梵名(サンスクリット語)で「ヴィルパークシャ」と言い、「尋常ではない眼」「不格好な眼」「種々の眼」など特殊な眼を持つ者というような意味を持っています。

そういった理由から広目天は千里眼などのような遠くを見渡す目や人や物の本質を見通す目を持つとされています。全部お見通しだ!(°д°)クワッ

なので彌見にもそのような能力が備わってます。


なんかちょっと怖いですね…

相手の弱点を的確に突いて圧倒する、そんな戦い方をしそうな御方です。

さらに彌見は配下の眷属たちの目を通して物を見たりも出来るそうなのでまさに死角なしです。これは逆らえません(((°ω°))) ※実際の広目天にはこういった記述はないです。


ただそんな怖い面ばかりではなく、広目天は様々な物事を見通す目を持つことから「智慧の神」とされており、その智慧で人々を教え導いたりご利益を授けるといった役割もあります。インテリジェンスな神様ですね!

彌見もそんな頭脳派な感じにしたくて、服装も甲冑等ではなくローブのような着物のような服にしました。


そしてその情報収集能力の高さから、上司である帝釈天へ様々なことを報告する御役目もあるのです。

四天王は基本的に勇ましい武器や甲冑を身に着けて表されることが多いのですが、この広目天だけは武器ではなく筆と巻物を持った姿で描かれることがあります。(武器を持っているパターンもあるよ)

この筆と巻物を使って報告書を作成していると言われていたり言われてなかったり。

「外敵からの守護」「情報を集め上司へ報告」「両方」やらなくっちゃあならないってのが「広目天」のつらいところですね( ˘ω˘)


まあほんとにつらいと思ってるかはわかりませんが、そんな他の四天王とは一味違う特性を持つ広目天。四天王の中で描くなら絶対広目天がいいなと思ってましたので、実際に担当させていただけることになって本当に嬉しかったです…!


ちなみに「彌見」という名前ですが、「彌」という字には「遠い」「遍く」「広く行き渡る」などの意味があるそうなので、[広く遠くを見通し、見守る]という意味を込めて名付けさせていただきました。(考えつくまで二ヶ月くらいかかった)


それではお次は広目天の眷属たちをご紹介します。

四天王にはそれぞれ共に守護をする配下「眷属」と呼ばれる存在がいます。

広目天には「龍王」と「富単那(ふたんな)」という眷属がいます。

こちらが【龍王】

元々はナーガといってインドの蛇の神だったのですが、中国に渡り龍とされるようになったとかなんとか。

なので龍の姿にするか蛇の姿か、ナーガは半人半蛇で描かれることもあるからそれもありだなとか色々案はあったのですが、最終的には龍にしました。龍が好きだからです。龍かっこいいもん。(手足が無いのは申し訳程度の蛇要素です。面倒だから描かなかったとかではないです断じて)

そしてこちらが【富単那(ふたんな)】

富単那…聞き慣れない名前ですね。ぶっちゃけ調べるまで全く知りませんでした。

この富単那という眷属、「ブータ」「ブータナ」とも呼ばれ、元は事故や自殺、死刑などで亡くなった人がしっかり供養されなかった場合になるとされるインドに伝わる悪霊の一種だそうです。

その性格は「傲慢で人の話を聞かず墓地で排泄物や腸を食べて身体からは腐臭がして人間を襲い熱病等を与える悪鬼」とのこと。…嫌すぎる。

それでも悪鬼の中では最も福の優れている存在だと言われることもあるとか。…いやどうゆうことなの。

そんな富単那、情報も少なく見た目の資料もほとんど見つからなかったので、どんな姿にしようかかな~り悩みました。

あくまでもお寺のキャラクターデザインなので、あんまり醜い姿にするのも良くないかなと思い、不気味さもありつつ柔らかさも取り入れたデザインにしてみました。ずっと見てるとちょっと可愛く見えてきませんか?そうでもないか…


この富単那にせよ龍王にせよ随分と邪悪な印象が強いですが、それもそのはず、彼の者たちは元々は仏に仇なす悪の存在なのです。

四天王はそういった魔物や悪鬼を調伏、説き伏せて配下としているのです。

私がデザインした龍王と富単那の身体にある紋様は、改心させ眷属となった証に彌見が施したものです。富単那の悪臭とかもこれで抑えてるんじゃないかな。また、この紋様がある限り彌見の命令には逆らえません。(調伏とは…)


ちなみにこの龍王と富単那、実際はそれぞれかなりの数がいます。描いたのは複数いるうちの二体なので固有の名前も特に決めてません。


では広目天、そして眷属について一通り説明が終わったのでここからはちょっと恥ずかしいですが、彌見の制作過程のラフを貼り付けていきます( 'ω')/

大まかなキャライメージの初期段階、プロトタイプってやつでしょうか。ここから色々と要素を肉付けしていきます。

まだこの段階では寺子屋の子供かな?ってレベルですね。

ただ見た目はともかく性格や性質なんかはわりと最初からイメージが定まっていました。

第二形態。まだまだ完成には程遠いです。役場のお役人くらいのレベル。

広目天は身体や顔の色が赤で表されることもあるみたいなので、服の色を赤メインでいくことに。

第三形態。眷属はともかく、彌見の服装はだいぶ完成形に近づいてきました。フードってかわいいですよね。赤ずきんちゃ(ry

そして第四形態。一気に完成形に近づきましたね。ご依頼主である御住職に提出したのもこのラフです。

たぶん皆さん彌見を最初に見たとき思ったと思います。これほんとにお寺のキャラ?完全にモンスターじゃん。ちょっとダークすぎじゃね?大丈夫なのこれ?って。

ええ、わかってます。いいんですよ。私も思ったもん。

ただ自分的には良い感じに描けたと思ってましたので、不安を感じつつも意を決してラフを提出したところ、あっさりとOKしてくださいました。御住職、器が広すぎます…!

余談ですが、龍王の色はラフを提出する直前まで黒にしてました。

さすがに闇のオーラ強すぎるかな!!

と思い、白に変更しました(´-`)


というわけで無事、ご依頼主の許可も下りたのでラフを描き進めて…

完成!!!(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチパチ

はい、といった流れで彌見さまはご誕生あそばされました。

先述したようにお寺のキャラクターにしては結構ダークな感じですので、皆様に受け入れていただけるかはちょっと不安ではあるのですが、かなり気合を入れて自分なりに強そうな四天王をイメージしてデザインしましたので、少しでも気に入っていただけましたら幸甚の至りです。


さて、珍しくブログ形式で長々と語ってしまいましたが…ほんとに長くなりすぎてしまったので今回はこのへんで。

ここまでお付き合いくださった方、誠にありがとうございましたm(_ _)m

また、このような素晴らしい企画にお声がけくださった一心寺御住職今宮さまにも最大限の感謝を。


あ、最後に宣伝させてくだしあ

なんと、彌見の紹介動画を作っていただきました!(゚ロ゚)

セリフの台本も作っていただき、素敵すぎるお声まで当てていただいて感無量です…!ぜひご覧くださいませ!


それでは~ノシ


[参考にさせていただいたサイト]

(frame embed)



embed: www.infonet.co.jp


(frame embed)




おまけ

彌見さま眼鏡無しver.です。

描いてる最中はずっとメガネ無しの状態だったので、実は自分的にはこっちのほうが馴染み深かったり( ˘ω˘)

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Comments

ハルいちさんありがとうございます!! 基本的には美少女でありつつも、普段描く人間の子たちとはまた違った威厳だったり強さみたいなものを感じていただけたら嬉しいです! 呪術◯戦は気になってはいるけどまだ見たときないんですよね(;´∀`)

ナツ

呪〇廻戦を彷彿とさせるような模様... 格好いいとナツ先生の可愛らしいイラストが混じりあって新鮮ですね!!

ハルいち


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